3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

アークナイツ攻略日記:2-10スカルシュレッダー戦

 2章の最終ステージ2-10をクリアしました。難易度が一気に上がって苦労しました。まだ星3クリアはできていません。 編成はこちら。

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1.リスカム配置

 右側への防衛線。最後までここに置きます。回復エリアに置かない理由はあとで説明します。

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2.メランサ配置

 右上から出てくる上級術師を倒します。回復エリアの上なので最後までここに居座ります。レベル25で十分なので、もっとレベルを上げた先鋒キャラでコストを回復した方がお得だなと思いつつ、そこまで育っているキャラがいませんでした。

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3.アンジェリーナ配置

 左側をぐるっと回るように攻めてくる重装兵と軽装兵を倒す用です。術ダメージが良く効くので頑張ってもらいます。

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4.オーキッド配置

 アンジェリーナと同じ役割です。スピードダウンを二人がかりでかけて、術師だけで左側を防御していきます。

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5.レッド配置

 右側のリスカムの防衛線がこのタイミングで一瞬キャパオーバーになってしまうので、レッドを援護に回します。レッドはあとで戻します。

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6.ニアール配置、レッド撤収

 ニアールを回復エリアの上に置きます。ニアールは接している味方を回復するスキルがあるので、リスカムを回復できます。これで右側の防衛線は最後までヒーラー不要で守り抜けます。ニアールは2体までしかブロックできないので、リスカムからのスタートにしています。ニアールがくれば右側は安定するので、レッドはこのタイミングで撤収しておきます。

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7.フェン配置、すぐに撤収

 術師が左から出てきます。術耐性が高く、先に置いていた魔術師の2人が削られていくので、物理攻撃を加えるために先鋒キャラを置きます。重装兵が来たらやられてしまうので、出すタイミングを見計らって、術師だけ倒してすぐに撤退します。

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8.レッド配置、すぐに撤退

 もう一人術師が来るので、レッドで対応します。ここも術師を倒したらすぐに撤退させます。

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9.マッターホルン配置

 敵の数が多く撃ち漏らすので抑えとしてマッターホルンを置きます。

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10.オーキッド撤退、シャイニング配置

 ボスのスカルシュレッダーが登場します。範囲攻撃がキツイのでオーキッドは撤退させ、アンジェリーナとマッターホルンを回復させるためにシャイニングを置きます。

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11.プラチナ配置

 左上からくるドローンを攻撃するためにプラチナを置きます。他の敵にはあまり効果を発揮しないので、ドローンを撃墜したら撤退させます。

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12.ジェシカ配置

 右上からくるドローンを撃墜するためにジェシカを配置します。右のドローンは2体出てくるので最後まで置いておきます。右側の防衛線の援護射撃もしてもらいます。

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13.プラチナ撤退

 左のドローンを撃破後は、スカルシュレッダーの範囲攻撃に巻き込まれるだけになってしまうのでプラチナを撤退させます。

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14.伐採者が自陣到達

 スカルシュレッダーにくっついて攻め込んでくる伐採者は止めきれないので諦めます。

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15.シルバーアッシュ配置

 スカルシュレッダーから離れた重装兵は倒します。シルバーアッシュで止めつつ、アンジェリーナと一緒に削って倒します。スカルシュレッダーはずっと攻撃を続けてくるので、その後ろの伐採者までは体力が持たないので諦めます。

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16.スカルシュレッダーをみんなで足止め

 最後スカルシュレッダーひとりになるので、細かく前衛キャラを出し入れして足止めをしつつ、アンジェリーナでダメージを蓄積していきます。右側のキャラはお仕事完了です。

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 というわけで星2勝利です。相当レベルをあげないと、スカルシュレッダーと一緒に出てくる伐採者を倒しきれないような気がしています。 

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【アズレン】イベントストーリー考察:翳りし満ちる影の華 編【アズールレーン】

 2019年12月27日に開始した期間限定イベント「翳りし満ちる影の華」で展開されたストーリーを考察していきます。いくつものイベントにまたがって繰り広げられる重桜の歴史がまた1つ進むことになりました。
 重桜の物語は組織の内部対立のお話です。指導的立場にある赤城・加賀の暗躍を、瑞鶴・翔鶴・三笠・長門が追っていきます。

イベントの時系列

↑【時系列的に古い】
・縹映る深緋の残響(2018/12/27)
・通常海域
・紅染の来訪(2017/10/27)
・軍神の帰還(2017/11/23)
・墨染まりし鋼の桜(2018/05/31)
・開かれし紺碧の砂箱(2019/07/31)
・翳りし満ちる影の華(2019/12/26)
↓【時系列的に新しい】

大まかな流れ

 【縹映る】一航戦である赤城と加賀の誕生秘話。メインストーリーの前日譚です。赤城と加賀の姉のような存在である天城を巡る物語。今回のイベントでも赤城が口にする「天城姉さま」とはどのような人物かはこのイベントで描かれています。

 【通常海域】赤城と加賀が率いる重桜がアズールレーンの基地(真珠湾)を奇襲したところから始まる、アズールレーンと重桜の全面戦争の物語です。

 【紅染】メインストーリー中のAF決戦(ミッドウェー海戦)で沈んだかに思われた赤城と加賀の暗躍を、瑞鶴の目線で追いかけるお話。

 【軍神】かつてのセイレーンとの大戦で活躍した英雄、三笠が重桜の基地に復帰するという物語。

 【鋼の桜】真珠湾攻撃を止められなかった自責の念で重桜の大樹に自らを封印していた長門を、瑞鶴・翔鶴・三笠が起こしにいく物語。

 【紺碧の砂箱】このイベントは重桜に直接関係ありませんが、時系列的に「影の華」よりも前に起きた出来事です。下の画像は「影の華」の#13の一幕ですが、「彼女がこの世界の艦船たちを指揮しる存在と出会った」は「紺碧の砂箱」で起きたコードGと指揮官の邂逅を示しているからですね。

 【影の華】そして今回の物語です。#1の瑞鶴の一人語り。鏡面海域に迷い込んだのは「紅染」、三笠と出会ったのは「軍神」、長門を目覚めさせたのは「鋼の桜」ですね。



ではここからは「影の華」から読み取れるストーリー上のポイントを見ていきます。

タツミとは何か

 今回行われた祭儀は重桜に長年伝わる重要な儀式だと言われています。カンレキ的に存在しない船も呼び起こせるものがワタツミだと言われています。

 しかしワタツミはそもそもこの世界のものではないと余燼(ダーク高雄)は言います。

 余燼はかつて「高雄」として、ワタツミの復活を目撃しています。余燼が生まれた世界にあったワタツミが指揮官のいる世界に移動してきたのでしょうか。

 ワタツミの正体は異形なるもの。強力な兵器。おそらく余燼の世界の重桜が呼び起こしてしまった化け物。
 カンレキの存在しない船を呼び起こせる宝器としてのワタツミと、余燼の世界を崩壊させたワタツミはいまひとつ一致しないように見えるのですが、実態はいかに。



 三笠や長門、余燼たちの前に運ばれてきたワタツミは偽物でしたが、本物は赤城が隠し持っているようでしたね。

余燼の正体

 余燼は「紺碧の砂箱」で初登場した、高雄に似た姿を持つ艦船です。オブザーバーが言うには、「紺碧の砂箱」で指揮官に遭遇した後、余燼はコードGに変わってセイレーンの作る鏡面海域を破壊して回っているとのことです。

 一方のコードGは指揮官と出会ってから、活動を休止している様子。これは次のユニオンイベントへの布石でしょうか。

 見た目からバレバレなのですが、コードGがかつてエンタープライズであったことは実は明言されていませんでした。一方で、余燼が高雄だったことは今回のイベントではっきりと描かれました。回想中の姿は高雄であり、高雄という名前にも反応をします。

 高雄という船の名前は、人の想いだと言います。これはアニメアズールレーンで繰り返し語られた、船の名前に込められた人の想いというキーワードに繋がりますね。

 そしてこちらのセリフで、オブザーバーは余燼のことを同郷だと言います。当たり前のことではありますが、余燼が生まれた世界とセイレーンが生まれた世界はイコールで繋がります。

赤城・加賀と重桜の上層部

 赤城が自分たちの企みについて三笠に説明をするシーンがありました。当たり障りのないことしか言っていませんが...。

 他のイベントでもそうですが、赤城たちは重桜の上層部を敵視しているような発言が相次ぎます。ここでいう上層部というのは、戦時の日本軍の偉い人たちをイメージしているのかなと思います。

 上層部は「決戦計画」というのを立案していて、それが上手くいかないだろうと赤城は考えています。「決戦」という言葉から連想するなら、本土決戦のことでしょうか。赤城が言うにはその計画にはただ寝ているだけの船、おそらく信濃が絡んでいる様子なので、ちょっと本土決戦には結びつかなさそうですかね。

信濃とは?

 上で出てきたのでこちらにも触れておきましょう。重桜の今後のカギを握るであろう船、航空母艦信濃についてです。
 大和型戦艦3番艦として建造が始まった船を、戦況に合わせて空母に作り替えたのが信濃です。第二次世界大戦における世界最大の空母でした。未完成の状態で港を移すために航行していた際、アメリカ海軍の潜水艦「アーチャーフィッシュ」に雷撃され、出撃することなく沈んでしまいました。
 実装されれば重桜の最強クラスの空母になるに違いありません。逆に言えば、史実的にこの子より上位の重桜空母は考えにくいので、実装は相当先になるのかなとも思います。
 このゲームでの重桜の信濃は、祭儀を取り仕切る存在であるのにも関わらず、今までずっと眠っていたようです。

 最後の最後#27で、眠りから覚めたところで物語が終わります。

鉄血の企み

 他陣営とは切り離されたイベントがずっと続いていた重桜ですが、今回のイベントには鉄血陣営も絡んできました。鉄血は赤城の計画を事前に知っていて、探りを入れにきたご様子。「彼女」とはビスマルクのことだと思われるので、この世界ではビスマルク追撃戦で沈まずにU-556に助けられているようですね。

 プリンツ・オイゲンは単にこの祭儀の調査をするだけでなく、赤城と交渉のテーブルにつく任務を言いつけられていたようでした。重桜に対する要求として、「Z計画の支援」と「ワタツミの貸与」を要求しました。


 イベントの騒動のあと、#27で赤城は返答として「艦船とセイレーン技術の研究成果を公開すること」の見返りとして「ワタツミの貸与」を認めるような発言をします。ワタツミが鉄血に渡るとなると、今度はロイヤルが傍観できない事態になるので、戦乱がヨーロッパへと広がっていきますね。


何かありましたらTwitterにてご連絡ください。
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今までのイベント。
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こういうものも書いてます。
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【原作勢目線】アニメアズレン10話感想-【残響】漂白されし紅の記憶

ネタバレします!!


 物語が一気に動いた10話でした。オロチが加賀とエンタープライズに干渉してくるのですが、その対応は明暗分かれることになります。2話ぐらいからなんとなく予感はありましたが、加賀は圧倒的な可哀そうヒロインですね。

重桜の分裂

 長門の判断でオロチ計画が一時中断されました。加賀は断固反対といった感じでしたが長門は全く取り合いません。この世界の長門は威厳がすごい。加賀が逆にタメ口なのが気になりますね。
 謎の海域から帰ってきたわけですが、日向曰く量産型セイレーンは動かないままなのだとか。オロチと接続すれば動くのでは?なんで動かないのでしょう。
 飛龍が「鉄血にも弱みを見せられない」と言っていますが本当に重桜は辛い状況に追い込まれてしまいましたね。

加賀の見た夢

 加賀の目の前に、突然赤城と天城が現れます。最初は単なる夢を見ているのかと思ったのですが、意図的に加賀の精神に干渉しているように見えるので、オロチの仕業と考えてよいのかなと思いました。黒箱には赤城の想いが取り込まれているので、赤城の記憶をベースに加賀に幻覚を見せているのでしょう。
 天城は病弱キャラです。史実では、関東大震災で竜骨にヒビが入ってしまい、空母に改装する予定がそのまま破棄されてしまいました。その変わりに、戦艦として建造途中だった加賀が空母として建造されました。「代用品にすらなれない」と加賀が言っていたのはこのことですね。天城の代わりなのです、加賀は。
 オブザーバーが出てくる回想シーンは、一番最初にセイレーンが重桜に接触してきたシーンでしょうか。天城のことを引きずっている赤城が、一番落としやすいと判断されたのでしょう。「どんなものでも生み出せるわ。たとえそれが死せるものだったとしても」とオブザーバーは赤城に揺さぶりをかけるのですが、赤城は「戯言ね」と全く相手にしていません。しかし、結局は誘惑に負けてしまった。
 「形も中身も寸分たがわず同じなら、それはすでにホンモノよ」とテセウスの船のパラドックスを用いてオブザーバーは再度問いかけます。今回の場合、オロチとして復活するのだから少なくとも外見は別物なのではと思ってしまいますが。
 加賀に幻覚を見せることで、オロチは加賀を思うがままに操っていきます。

エンタープライズの見た夢

 加賀の回想シーンの直後にエンタープライズにも幻覚が襲い掛かります。同じ時間帯にオロチが活動しているということでしょうか。
 オープニング前にもコードGが登場し、エンタープライズに語り掛けていました。あれもオロチの仕業ということでしょうか。コードGそのものはこの世界線には関係がなく、黒いメンタルキューブに貯め込まれたデータをオロチが使っているだけ。そういう解釈もできそうです。
 オープニング前でコードGは、「時を巡り、海を越え」と言っていたので、ゲーム版と同じく世界線を飛び越える力を有しているようです。目は赤色。覚醒したエンタープライズが黄色でしたが別物のようですね。「紅に染められた航路」というのが10話の副題に繋がります。ちなみに副題の話でいうと、「残響」というのは天城が実装されたイベント「縹映る深緋の残響」と繋がっていますね。
 廊下のシーンでは、1話のモノローグと同じようなことをコードGは喋っていました。「冒険心を胸に大海原に乗り出した人類は...」にはわざとらしく冒険心(エンタープライズ)という言葉が使われていますね。名前に込められた意味を理解できる日は来るでしょうか。
 「海の戦いは戦いの歴史だ。闘争、これこそが人が求めたモノ。これが人の望んでいるロマン」ここはゲームとアニメのキャッチコピーに引っかけたセリフなので、最初から意図的に設計されているのだと思います。キャッチコピーは「これがキミの望んでいるロマン(海戦)」。人とは我々のことでもあるので、なんだかメタ的ですね。
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https://play.google.com/store/apps/details?id=com.YoStarJP.AzurLane&hl=jaより
 最初はコードGなのかなと思ったのですが、天城に変化したあたりでオロチとしての本性を現しました。膨大なデータを取り込んだオロチは、「人の想いを映し出す鏡」「人の想いにより生まれた、人柱の怪物」。これはだいぶ強敵ですね。

ベルファストのブレーキ

 オロチの干渉によって加賀は壊れてしまいました。エンタープライズも危ういところだったのですが、ベルファストが寸前のところで踏みとどまらせてくれました。ここが加賀とエンタープライズの決定的な分かれ目になりましたね。
 海が怖いのになぜ戦い続けたかという問いに、「私は戦うための存在だ」とエンタープライズが答えると、「安易な答えに逃げないでください。あなたはもう、答えを知っているはずです。いまはただ、見失っているだけ」と叱るベルファスト。視聴者ならだれでもわかる単純な話なんですけどね。暗闇にいる本人にとってはそれに気づくのが意外と難しいのかもしれません。
 アニメを通してずっとベルファストだけが、兵器として生まれたKAN-SENに心がある意味を問い続けているような気がしています。こういう葛藤はすごく好きなので、他のキャラが他の角度からも考えてくれていたらもっと深みが出た気がするのが残念なところです。

ピュリファイアーvsアズールレーン

 黒いメンタルキューブを奪い返すために、ピュリファイアーが基地に単独で乗り込んできました。一機だけだったので哨戒も見落としてしまい、臨戦態勢に入るまえに多数のKAN-SENが被弾してしまったようです。いきいきとしているピュリファイアーがとてもかわいいですね。
 追ってきたロイヤルメイド隊に対して、「遊んでほしいの?」と迎撃をするピュリファイアー。量産型セイレーンを呼び出して基地に襲い掛かります。たぶん目的は黒いメンタルキューブを奪うことなので、さっさと帰るのが良いはずなんですが。。。わざわざ相手をしてあげるのははピュリファイアーらしいところですね。
 綾波を含めて初期艦が3人で出撃するのは胸熱でした。空中からジャベリンが発射した弾道は、ゲーム内の全段発射スキルののものでしたね。最初は正面に向いた弾道が、徐々に横に広がっていきます。

 エンタープライズベルファストの問いかけの答えが分からぬまま、結局戦いに赴いてしまいます。たぶんアニメを通じてほとんどがの出撃が、仲間を助けるためのものなはずなんですよね。ピュリファイアーはエンタープライズを見つけてさらに嬉しそうにしていました。

オロチ出撃

 重桜では加賀が一人でオロチの本体を起動させ、出撃させてしまいました。蛇型の船首をもち、島と比較しても明らかに巨大なフネ。このままアズールレーン基地に進撃するのでしょうか。アズールレーンを攻撃する意味はない気がしますが。。

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【原作勢目線】アニメアズレン9話感想-【希望】暗闇に光が差し込み

ネタバレ有です!!



 9話は日常回でした。残り話数が少なくなってきたので、緩いお話はこれでラストでしょうか?満を持してアークロイヤルさんが登場して盛り上げてくれました。

捕虜になった綾波(前編)

 綾波アズールレーン基地で目覚めるシーンからスタート。覚醒エンタープライズに吹き飛ばされたあの謎の海域からは脱出できたようですね。あの海域が一体何だったのかは説明してくれないのでしょうね。
 アークロイヤルが満を持して登場します。アズレンでも1,2を争うネタキャラなのに、いままで画面の端にしかいなかったこの人がついにセリフをもらいました。もったいぶり方が上手いですよね。画面の端にいるだけでインパクトがあるので、わざわざ喋らせなくても良かったということですよね。

 クリーブランドが「捕虜は丁寧に扱うのが決まりだからね」と言っていました。1864年に締結されたジュネーブ条約ですね。綾波アズールレーンの捕虜になりましたが、ラフィーとジャベリンが名ばかりの監視役になっただけで、ほとんど何の拘束もなく基地にいることになりました。
 リトルビーバーズとの絡みのあと、ラフィーが「誰も綾波のことを悪く思ってない」と言っていますが、コイツら本当に戦争をしているのかとツッコミたくなるぐらい平和です。ある意味、我々の世界で起きた大戦とは違うのでしょう。

ボロボロの重桜

 瑞鶴、時雨、夕立、雪風が捕虜となった綾波を思うシーン。綾波は捕まったのに、瑞鶴と翔鶴はあの状態から逃げることができたんですね。ちょっと信じられません。エンタープライズの覚醒が切れたとはいえ、相当な戦力があの場に集まっていたのに。
 瑞鶴は松葉づえをつき、翔鶴は腕を吊っていました。ボロボロですね。エンタープライズは艤装と船が傷だらけになっても本人に傷はありませんでしたが、この二人は本人にダメージがいっているようです。
 赤城は戻らず、加賀がひとりでオロチ計画を進めようとしているようです。オブザーバーが「あらゆる海を渡り想いを集めてきた」と言っていましたが、これは時空を超えて黒キューブを育ててきたということでしょうか。そうなのであれば、オロチはけっこう強烈な存在になりそうですね。

団子を食べる鉄血

 久しぶりに鉄血の皆様が登場。プリンツ・オイゲンの姉のアドミラル・ヒッパーが初登場ですね。同盟である重桜が揺れている中、出方をうかがっている様子。
 Z1(レーベ)が「妙に仲良かったもんな、おまえたち」とZ23(ニーミ)に言っていて、Z23が初期艦たちの輪に入るルートがまだ残されているんだろうかとびっくりしてしまいました。まさかフラグだけ立てておいて放置なんてしないでしょうね?
 ここで鉄血を出したということは、さすがにラスト3話では話に絡んでくるのでしょうか。実際扱いづらい立ち位置になってしまったとは思いますが、ここまでの扱いは不遇でしたからね。

ゴルフをやるロイヤルお偉いさんたち

 唐突にゴルフをし始めるクイーン・エリザベス、ウォースパイト、フッド、そしてメイド隊のみなさん。さすが優雅です。アニメ世界線のクイーン・エリザベスは本当に有能で、「なぜセイレーンは人類に干渉するのか。人類を滅ぼすことだけが目的ならこんなに回りくどいことはしない。カギとなるのはオロチ計画。」なんて言葉をゴルフしながらさらっと言ってしまう。フッドさんも流石についてこれているものの。
 セイレーンの目的という話題に触れてしまうとなると、人類の真の敵のお話をしなくてはいけなくなると思うのですが、どこまで突っ込む覚悟があるんでしょうね。あと3話しかないのに。
 イラストリアスは「恐れていたことが起きてしまいました」と言っていましたが、心の弱いKAN-SENが闇落ちする事象は頻繁に観測されるものなんですかね。はじめからこうなってしまう可能性が見えていたかのような口ぶりなので、過去にもそういう事例を見てきたのかと聞いてみたくなります。

捕虜になった綾波(後編)

 基地を離れて綾波とわちゃわちゃするシーン。いろんなキャラが出てきていましたが、ラフィーがベンソン級の姉たちと絡むのはアニメだと初めてだったかもしれないですね。パンケーキネタはエンディングに繋がっていたのがキレイだなと思いました。
 ジャベリンが綾波に「重桜のご飯はどんな感じ?」と聞いたとき、ジャベリンはご飯の内容を聞いたと思うんですよね。でも綾波コミュ力が低くて、回答が噛み合いません。「大人の人も、小さな子も、みんな仲良く、おいしく食べて、みんな同じなのです」。重桜もアズールレーンも同じようにKAN-SENが仲良く暮らしているんだなあという綾波の認識が、思わず言葉に出てしまったシーンですね。
 ちなみにアークロイヤルに迫られたグローウォームが頭突きで撃退するのは原作再現ですね。元を辿れば史実で砲撃ができなくなってしまったのでアドミラル・ヒッパーにわざとぶつかりにいったところから来ているスキルです。

荒んでいくエンタープライズ

 エンタープライズは念のため検査を受けたとのことでしたが異常はなし。覚醒とは何だったのかはわからず仕舞いです。自分でも制御不能な力なのに、「今は戦うしかない」とか言っちゃうあたりが本当にダメ。戦うことしか頭にないんだなあと。
 せっかくベルファストと一緒にご飯をとるようになっていたのに、夜はレーションだけの生活に逆戻り。
 ただ、綾波に対しては、自分も戦うのが好きじゃないと言っていました。海が怖いのと同じような意味ですかね。
 9話の副題になっている「暗闇に光が差し込み」ですが、エンタープライズは割と負の側に堕ちているので、光は綾波なんでしょうね。初期艦たちの絆がエンタープライズを更生できるのかがポイントになりそうです。

1話の再現

 最後は1話の再現をみんなで行うというシーンでした。エモいですね。ここが区切りだよという線引きに見えるので、ここから3話を使って最終決戦に入っていくのでしょう。わかりやすくて良いですね。


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【原作勢目線】アニメアズレン8話感想-【交錯】抱きしめて離さない

ネタバレします!!

 8話で描かれるテーマが、アニメ全体を貫く主題なのかなと思いました。戦うために作られたKAN-SENたちは、セイレーンという絶対悪に対しては躊躇なく戦えますが、KAN-SEN同士の戦いには疑問を持ちます。なぜ戦わなければいけないのかと悩みます。ですが、その悩みは兵器である自分たちの存在意義を揺るがす問いなんですよね。

KAN-SENたちの葛藤

 OP明け。ジャベリンとラフィーが綾波と遭遇したところから始まるエンタープライズの一人語りで、アズールレーンの世界観についての言及がありました。
 エンタープライズ:「かつて世界は単純だった。私たちは戦うための存在で、敵は外からの侵略者。そして、人類は追いつめられていた。」ここはいままでの説明に沿った内容で、人類は制海権を9割失ったと言われている時代のことを指しています。人類にとっては地獄ですが、KAN-SENたちは逆にいきいきとしていたのでしょう。兵器ですからね。皮肉なことです。
 エンタープライズ:「世界は過酷だったが、戦いに迷いはなかった。戦うことと守ること、その二つは矛盾なく、等しいものだった」。ヨークタウン姉妹はみな笑っています。
 綾波:「敵同士で何を言っているんですか!」「綾波たちはフネだから、敵と戦うのは当たり前なのです。」ジャベリン:「違うよ、私たち、そんな単純じゃない」。エンタープライズの語りと、対峙している状況が重なります。この場は夕立、雪風、時雨が現れ、重桜が引いていきました。
 KAN-SENは、目の前のものをひたすらなぎ倒す単純な兵器にはなれないのですよね。心があるから。

天城とつながるエンタープライズの精神世界

 エンタープライズ:「私たちを取り巻く世界は、いつからこんなにも複雑になってしまったのだろう。共通の敵を前に、なぜか私たちは互いに銃を向けあって。私は…なぜ…」。ここからエンタープライズが画面に登場し、真っ黒い世界で一本の桜の木を見ています。
 幼い赤城と加賀。仮面で顔を隠しています。エンタープライズが近づくと姿を消してしまいます。KAN-SENに成長はないはずなのですが...。

 そして天城が登場します。今度はちゃんと顔があるし、声も出せます。赤城が黒いメンタルキューブを使って天城を復活させようとしていたので、黒キューブの力を通じてエンタープライズと天城の精神が接触をしているのでしょう。
 天城:「あの子たちはまた思い詰めているのね。いつも二人一緒なのに、泣くときは独りぼっちで、不器用なのです、二人とも。」天城が元気だったころから、赤城と加賀はよく思い詰めていたとのこと。そのころから重桜の未来を憂いていたのか。なぜ泣くときは独りぼっちになるのか。見えているものがそのころから違っていたということでしょうか。
 天城:「あなたと似ています」と言われても、エンタープライズは天城のことを知らない様子。エンタープライズも不器用で、すぐに考え込んでしまう。
 天城:「でもつながっている。私たちはフネの記憶を宿して生まれてきた。時のかなたの遠い海、あまたの想いを紡いで」。私たちが生きている世界線であった大戦の記憶が、KAN-SENには一部流れ込んでいるという設定がゲームにもあります。ラフィーが比叡に執着するのもそれだと考えられています。
 天城:「どうか忘れないで、あなたに宿る、ヒトの祈りを。」ヨークタウンと同じようなことを言います。ヨークタウンはエンタープライズという名前に込めた想いについて話していましたが、結局は同じでしょう。エンタープライズというフネに対して、人々は平和を祈ったはずです。
 仮面が1つ沈んでいき、加賀はひとりでエンタープライズの後ろにたたずんでいます。赤城が倒れてしまったことを示していますね。

重桜の亀裂

 五十鈴、長良、陽炎、白露が登場。陽炎がけっこうしゃべりますね。幻でも見ているようじゃ。時雨は白露と姉妹なので手を取り合っています。
 暁、雷、電の暁型駆逐艦もそろって登場。吹雪もいますね。量産型セイレーンがすべて動きを止めてしまったようです。8話の至るところで海に沈んでいっている描写もあります。オロチとの接続が途切れたのかもしれないと推測する蒼龍。黒キューブがあれば動かせたのかも。
 翔鶴が一航戦のやり方に対して疑問を口にします。翔鶴らしい。これを堂々と言えるのは翔鶴だけですね。
 ベルファストたちの会話を挟んで、赤城の捜索終了を蒼龍が告げます。旗艦は赤城だったとのことですが、指揮系統の次点は蒼龍だったようですね。加賀ではなく。

ベルファストの哲学

 ベルファスト綾波と戦おうとしないジャベリン・ラフィーの様子を見ていました。
ベルファスト:「大いに悩むべきかと。悩むのです。状況に流されるまま、引き金を引いてはなりません。我々の力はそんな軽いものではないのです。私たちは戦うために生まれてきました。滅ぼすためではありません。」ベルファストはKAN-SENとは何かという一歩引いた視点からよく説教をしているように思います。すごく達観しています。

重桜撤退戦

 アズールレーン側が重桜の主力艦隊の位置を特定。士気は全然ないですが、間違いなく好機なので、戦闘の決断をします。ホーネット:「仕方ないさ、戦いだもの」。
 一方、翔鶴・瑞鶴をしんがりにして、重桜艦隊は撤退を決断します。出撃前に瑞鶴の後姿をみつめる翔鶴がエモいですね。
 綾波:「どうすればいいか綾波にもわからないです、でも...」。たぶん「でも」に続くのは、仲間が傷つくのは見たくないってことかなと思いました。このアニメだととびぬけて仲間想いなんですよね、綾波は。

セイレーンの狙い

 セイレーンもこの海域に来ていて、KAN-SENたちの様子を観察しています。暗黒海域にいたのはオブザーバーだけに見えましたが、テスターも来ているのですね。
 テスター:「つくづく面白いわね、人類って」KAN-SENって人類にカウントしてよいんでしょうか。どちらかというと作られた存在なのでセイレーンに近いような気もしますが。
 テスター:「争いを恐れながら、戦うことを選ぶ。度し難いほどに矛盾してるわ」オブザーバー:「彼女たちは、ヒトの想いの歴史を映し出す鏡。闘争こそが人類の本質よ」KAN-SENがヒトであろうとヒトでなかろうと、ヒトの想いを反映していることに変わりはないという見方ですかね。
 オブザーバー:「戦いはいつの世も、変わることはない」いままでエンタープライズやPoWが繰り返してきたセリフを、セイレーンも口にします。
 オブザーバー:「この子にはまだ役割があるわ」「エンタープライズのおかげで黒いメンタルキューブは膨大なデータを獲得したわ。計画には十分なエネルギーよ」「オロチが目覚めるわ」エンタープライズに撃たれた赤城の役割ってなんだろうと考えると、オロチ(=天城?)を復活させるいけにえにさせるということですかね?

翔鶴・瑞鶴 vs PoW・クリーブランド・サンディエゴ

 翔鶴型空母はかなりスピードが出る船だったのを活かしてるのか、高速で動き回り相手を翻弄する二人。コンビネーションもぴったりですね。PoWは冷静に砲撃をしていますが、クリーブランドはあまり戦いたくなさそうな顔をしています。
 数的不利のため広いところにいると狙い撃ちにされるので、氷山の間に逃げ込む二人。そこに待ち構えていたのは再び覚醒したエンタープライズ。ノータイムですさまじい数の艦載機を呼び出し、爆撃と機銃で一気に攻撃します。
 瑞鶴をかばう翔鶴。翔鶴の方が守るスキルを持っているので、きっとこういうことになってしまうのだろうなという予感はありましたが。。

ヨークタウンの負傷

 戦いの最中、エンタープライズの回想シーンに飛びます。ボロボロで沈みかけているヨークタウン。相手はセイレーンの大艦隊。過去の話のようです。
 エンタープライズ:「誰か教えてくれ、争いのない世は、はたして来るのだろうか」ゲームでのエンタープライズの勝利ボイスを彷彿とさせるセリフですね。ただ、アニメの世界線で答えてくれるのは指揮官ではなくセイレーンになってしまっています。

 オブザーバー:「その答えは、あなたが一番よく知っているでしょう?」エンタープライズ:「戦いはいつもかわることはない」何度も繰り返されるこの言葉。序盤のシーンでKAN-SENの取り巻く環境が変わっていったことが示唆されていても、結局戦いは変わらない。
 4つの旗が燃えて倒れます。一時は四大陣営がボロボロになるまで追い詰められたということでしょうか。

綾波救出劇

 艦載機をエンタープライズに突撃させる瑞鶴。機銃の発砲音がしなかったので、日本らしく神風特攻をさせたのでしょう。ですが、帽子が吹き飛ぶだけでエンタープライズ自身は無傷でした。
 背中から発艦させた艦載機で爆撃を狙うエンタープライズ。氷山をぶち破って現れた綾波が、艦載機をぶった切ります。本当に鬼神。このシーンのアクションは本当にすごくて見るたびに鳥肌が立ちます。
 正気に戻るエンタープライズ。運悪く次元の裂け目に飲み込まれそうになる綾波。ジャベリンとラフィーは助けるか躊躇するのですが、ベルファストが「行きなさい!」と背中を押してくれます。
 ラフィーが叫ぶ「自己リミッター解除!」はゲームで戦闘開始時に言うセリフなのですが、本来はもっとぼそっとテンション低く言うんですよね。あえてこんなに切羽詰まった叫び方にしているのがぐっときます。そもそも、ラフィーの戦闘シーンで聴けるのかなと期待していたセリフだったのですが、戦いではなく綾波を守るために聴けるなんて、本当にエモいことをしてくれますね。

 ジャベリンが氷山に錨を打ち込んでストッパーにするわけですが、この錨は突然出てきたわけではなく、ゲームの立ち絵に描かれているものを応用した形になっています。船なのですべてのKAN-SENが錨を持っているような気もしますが、ちゃんと原作を活かしているところに好感が持てます。特に改造後の立ち絵がわかりやすいですかね。


 膝から崩れ落ちるエンタープライズ。覚醒した反動が体に来たのか、自分がやってしまったことに対して精神的なショックを受けたのか。
 綾波は艦載機をぶった切って爆発に巻き込まれて、本当に危ない状況だったのにも関わらず、まず最初にふたりに「ありがとう、なのです」とお礼を言うんですよね。じーんときます。



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【原作勢目線】アニメアズレン7話感想-【死線】決意と、愛のために

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ネタバレします!!

 6話とはうってかわってシリアス展開となった7話。話についていけなくなる人も多そうだったので、頑張って気になる点をピックアップしました。わからないことはわからないですが、ゲームにヒントがあるものもあります。ゲームと一緒かはわかりませんが、自分なりに書いてみます。
 もちろん、全てがわからなくても楽しめるアニメになると思います。こういうのが好きな方は考えてみてください。

出撃の意図

 オープニング前は中盤で繰り返されるので、大きな情報はありません。
 オープニング後のパートではいきなりアズールレーンの大艦隊が出撃しているシーンから始まります。ユニオンとロイヤルの主力たちが集結しています。会話からは背景が計り知れません。
 一方、重桜の艦隊も出撃をしています。高雄:「時期尚早ではないか?」「オロチ計画も進まないうちにこれほどの対規模作戦」と言っているので、いずれは戦いが起きることは予期しているものの、いまはまだ早いと感じています。
 高雄:「赤城様は何を考えている」とも発言しているので、出撃の命を下したのは赤城で、その真意は伝えられていないということになります。愛宕:「黒いメンタルキューブを取り戻せなかったから焦っているのかもね」。愛宕も推論を言うしかありません。瑞鶴・翔鶴も分かっていない様子。
 黒キューブを取り返すつもりで赤城はアズールレーン基地を目標に出撃し、アズールレーン側がその動きを掴んだのでどこかで迎撃をしようとしていると考えるのが自然でしょうか。

黒海

 暗い雲に覆われたあと、謎の赤い光に包まれ、アズールレーンの艦隊は暗黒海域(と予告で呼ばれていた海域)に突入します。ゲームに合わせて鏡面海域にしなかったわけですが、鏡面海域では現実の海域とは違う人格が現れるので、その設定とちょっと合わなかったのかもしれませんね。


 オブザーバー:「お膳立てはしてあげたわ。あとはあなた次第よ、赤城」という言葉。赤城に届いているかはわかりません。
 海面に立った赤城は和歌の詠唱を始めます。

天つ風 雲の通い路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 僧正遍照古今和歌集
現代語訳「天を吹く風よ、天女たちが帰っていく雲の中の通り道を吹き閉ざしてくれ。乙女たちの美しい舞姿を、もうしばらく地上に留めておきたいのだ」

ちょっと差がつく百人一首講座 | 小倉山荘より
 KAN-SENたちを暗黒海域へと幽閉するシーンにぴったりの歌ですね。あくまで能力を発動するためのキーワードのようなものだと思うので、深い意味はないでしょう。
 クリーブランド:「何なんだよ、ここは」と言っていますが、ゲーム世界のKAN-SENたちはみんな鏡面海域を知っているので、ここが鏡面海域ではないのか、アニメの世界線では鏡面海域が知られていないのかどちらかですね。
 赤城:「私の海へようこそアズールレーン」。詠唱もしてましたし、赤城が意図的に作り出した海域のようです。

アズールレーンvsセイレーン&重桜

 フッド、エディンバラ、シェフィールド、ケント、リアンダー、ニューカッスルが前方へ出撃。後方で対空砲撃するのはノーフォーク、サフォーク、エルドリッジ。クリーブランド、モントピリア、デンバー、コロンビアがセイレーン艦を撃破したのち、伊勢と日向が襲ってきます。
 重桜艦隊もワープしてきて決戦の火ぶたが切って落とされます。飛龍:「この海域は何なのですか?赤城先輩は何をしたんですか?」蒼龍:「わからないわ」と答えているので、重桜のKAN-SENたちも平然としているようで実は何も知らずに戦っているのかもしれません。
 エンタープライズは完全復活といったご様子。加賀の飛行甲板に爆撃をしますが、甲板がキューブになり、そしてさらに艦載機へと変化して空中戦が始まります。エンタープライズ:「お前と赤城は裏切ったのだ、我々ではなく、重桜の同胞を!」加賀:「貴様に姉様の何がわかる!」アズールレーン側は赤城たちがセイレーンと内通していることを知っているのに、重桜の他の子たちは何も知らないという皮肉な状況なわけです。元気なエンタープライズと互角にやりあっているので、やはり加賀さんは強いですね。
 加賀を助太刀しようとした赤城に迫るのはベルファストFGOギルガメッシュみたいに背後の空間から副砲を出現させてしまう赤城。史実では副砲を積んでいたようですが、ゲームでは装備できないので新鮮ですね。
 ベルファストに気を取られて、まともに銃撃を浴びるエンタープライズベルファストと仲良くなっていなければこの不覚はとらなかったかと思うとちょっと皮肉ですね。艦載機の爆発に巻き込まれて海へと沈んでいきます。

エンタープライズの覚醒

 エンタープライズ:「私にとって海は…」と言ったのち、黒いキューブに幻影を見せられます。沈みゆく残骸の中、セイレーンの亡骸を横たえるコードGには、一瞬青い翼が宿って消えます。単に艤装を解いただけでしょうか。昨年のイベント「闇に堕ちた青き翼」を彷彿とさせます。
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 コードGと目が合って、自らの瞳が黄色く光り出すエンタープライズ。ちなみにコードGの目は黄色くありません。どちらかというと目が黄色いのはセイレーンたちの方。
 赤城:「あなたの想いは黒箱に宿り、大いなる力の一部となるのよ」。沈みゆくエンタープライズに放ったこの発言も謎で、黒箱はいま赤城の手の中にはないのに、なぜ黒箱に力が宿るのでしょうか。
 オブザーバー:「覚醒したわね。やはりあなたなのね。この世界でもあなたがカギとなるのね。エンタープライズ」。ここで「覚醒」という言葉を使っているのが重要で、ゲームで語られる「覚醒」とおそらく同じ事象が発生しています。まさかここまで言及するとは思いませんでした。

覚醒と素体

 「覚醒」はアズールレーンの世界観の根幹にかかわるので少し説明が長くなってしまいます。
 もともと、メンタルキューブをもとに作りだされたKAN-SENたちには、「素体」と呼ばれるオリジナルがいることになっています。オリジナルである「素体」に対してコピーは「駒」と呼ばれることもあります。
 ゲームでプレイヤーの仲間になるKAN-SENは「駒」です。「駒」はキューブをつぎ込めば量産が可能なので、ガチャで同じKAN-SENが複数被ることも、海域に敵役として同じKAN-SENが出てくることも、説明がつくわけです。
 セイレーンの目的の1つが、「駒」を「覚醒」させることです。「覚醒」すると「駒」は「素体」の持つ力を引き出すことができるようになります。言い換えると、「駒」の状態ではまだまだ弱いKAN-SENたちを、さらなる高みへと昇華させることができるのです。

 ゲームでは明言されてこなかったですが、コードGはエンタープライズの「素体」なのではと推察されてきました。もしかしたらアニメでそれが公式の設定に変わるかもしれません。世界観考察勢としてはとても熱い展開です。
 そしてさらに、セイレーンたちはコードGをもとにして作られたという設定があります。「この世界でもあなたがカギとなる」というのはそれをふまえての発言でしょうか。
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覚醒エンタープライズvs赤城

 エンタープライズは黄色の光柱とともに現れ、加賀を一瞬で打ち抜きます。光柱はあたりを飲み込みますが、よく見ると赤城だけは光から逃れています。暗黒海域は破壊されたようですが、光に飲み込まれたKAN-SENたちがどうなったかはわかりません。
 赤城:「あなたは何者なの?」と問うているので、今までのエンタープライズとは全く別人に見えるのでしょうね。赤城:「邪魔はさせないわ」と言っているので、何か目的があって暗黒海域を作りだしたのだと思うのですが、その真意はやはり読めません。
 赤城:「私の愛は時を超え、カミですら凌駕して、重桜を、そして姉様を!」最後何を言おうとしたのかわかりませんが、「守る」と言いたかったのでしょうかね。「カミですら凌駕する」はしれっと原作セリフで熱いですね。
 彼岸花は赤城というキャラの象徴としてよく登場します。彼岸に行ってしまったというニュアンスもあるでしょうが。傘をさしているのは天城姉様ですね。
 覚醒が解けるエンタープライズエンタープライズ:「そうか、そうだったんだ。私は海が怖いんだ」エンタープライズが海を怖がっていた理由は、ヨークタウン姉さんが負傷をしたからだという見せ方がされていました。しかし、このシーンで逆だと悟ります。相手を壊すことが怖いから、エンタープライズは海が怖い。

ゴースト天城

 7話にして初めてエンディング後のパートが作られました。天城に抱き着いた赤城の表情は、どこか幼げに見えます。昔にタイムスリップしたかのよう。そして振り向いた天城はのっぺらぼうで、オブザーバーの声で語り掛けます。「まだ終わってないわよ、赤城」。
 上手いつなぎ方だなと思いました。赤城は終わっていないということなので、おそらくセイレーンの力を借りて復活を遂げるでしょう。さらに言えば、天城を復活させるという願いは叶っていません。あの天城に魂は宿っていないのです。
 エンタープライズが覚醒したので、ここからセイレーン本体が動き出すかもしれませんし、赤城を使ってアズールレーン側に攻撃を仕掛けてくるかもしれません。展開が読めなくなってきましたね。


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リトルタウンヒーロー攻略:おすすめのヒラメキ解放

個人的なおすすめを紹介します。

ガッツ

 1ポイントで解放できるので迷ったらとりあえずこれを取っておくのが良いと思います。

アドリブ

 これだけちょっと特別扱いのアイディアです。ランダムなので使うのは難しいですが、最大強化すると出てくるアイディアが非常に強力になるので、上手く刺されば劣勢を一気に逆転できます。

なげつける

 最大まで強化すると1コスト3/2で、「ガチットしたときに相手のすべてのガチットに1ダメージ」を持ちます。全体攻撃は「いしつぶて」しかない主人公ですが、こちらも全体攻撃として機能するようになり、しかも1コストでガチットした瞬間にダメージが出るので、より使い勝手がよくなっています。ラスボスでかなり活躍するのでラスボスまでには強化することをおすすめします。

ぶっこわす

 1回強化するだけで、2コスト5/1で、「ガチットしたターン無敵」を持ちます。相手の中型ガチットを破壊しつつ、次のターンに残るというのが優秀です。「無敵」はあらゆる効果に優先するため、相手の「絶対ブレイク」に当たってもブレイクされません。

にんたい

 最大まで強化すると1コストで「自分のすべてのガチットを+0/+2して、黄色ガチットはこのターン無敵になる」となります。ぶっこわすのところでも書きましたがこのゲームの「無敵」は非常に強い効果です。しかも黄色ガチットは1ターンに何回でも使えるため、実質的な全体攻撃になります。

きあい

  最大まで強化すると1コストで「自分のすべてのガチットを+2/+0して、赤色ガチットはこのターン貫通を持つ」となります。「貫通」という効果は、オールブレイクすることなく相手にダメージを与えられる点が優秀です。決着をつけるターンがぐっと早くなるので、このゲームの敗因の1つである長期戦によるリソース切れを防ぎます。

たいあたり

 1回強化すると「ガチットしたターンに貫通を持つ」を得ます。「きあい」と同様に貫通が活躍する場面は多いです。

ばくちく

 1回強化しないとまともに機能しないアイディアです。未強化の場合、相手のガチットかガッツにランダムに3点なので、どこに飛ぶかコントロール不能です。1回強化するとガチットとガッツにそれぞれ3点になり、相手のガチットが1つしかなければ確定で3点出せます。


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ラスボス攻略のポイントをこちらに書きました。ネタバレしますので注意してください。
リトルタウンヒーロー攻略:9章ラスボス戦 - 3度目のサザンドラ