3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【原作勢目線】アニメアズレン9話感想-【希望】暗闇に光が差し込み

ネタバレ有です!!



 9話は日常回でした。残り話数が少なくなってきたので、緩いお話はこれでラストでしょうか?満を持してアークロイヤルさんが登場して盛り上げてくれました。

捕虜になった綾波(前編)

 綾波アズールレーン基地で目覚めるシーンからスタート。覚醒エンタープライズに吹き飛ばされたあの謎の海域からは脱出できたようですね。あの海域が一体何だったのかは説明してくれないのでしょうね。
 アークロイヤルが満を持して登場します。アズレンでも1,2を争うネタキャラなのに、いままで画面の端にしかいなかったこの人がついにセリフをもらいました。もったいぶり方が上手いですよね。画面の端にいるだけでインパクトがあるので、わざわざ喋らせなくても良かったということですよね。

 クリーブランドが「捕虜は丁寧に扱うのが決まりだからね」と言っていました。1864年に締結されたジュネーブ条約ですね。綾波アズールレーンの捕虜になりましたが、ラフィーとジャベリンが名ばかりの監視役になっただけで、ほとんど何の拘束もなく基地にいることになりました。
 リトルビーバーズとの絡みのあと、ラフィーが「誰も綾波のことを悪く思ってない」と言っていますが、コイツら本当に戦争をしているのかとツッコミたくなるぐらい平和です。ある意味、我々の世界で起きた大戦とは違うのでしょう。

ボロボロの重桜

 瑞鶴、時雨、夕立、雪風が捕虜となった綾波を思うシーン。綾波は捕まったのに、瑞鶴と翔鶴はあの状態から逃げることができたんですね。ちょっと信じられません。エンタープライズの覚醒が切れたとはいえ、相当な戦力があの場に集まっていたのに。
 瑞鶴は松葉づえをつき、翔鶴は腕を吊っていました。ボロボロですね。エンタープライズは艤装と船が傷だらけになっても本人に傷はありませんでしたが、この二人は本人にダメージがいっているようです。
 赤城は戻らず、加賀がひとりでオロチ計画を進めようとしているようです。オブザーバーが「あらゆる海を渡り想いを集めてきた」と言っていましたが、これは時空を超えて黒キューブを育ててきたということでしょうか。そうなのであれば、オロチはけっこう強烈な存在になりそうですね。

団子を食べる鉄血

 久しぶりに鉄血の皆様が登場。プリンツ・オイゲンの姉のアドミラル・ヒッパーが初登場ですね。同盟である重桜が揺れている中、出方をうかがっている様子。
 Z1(レーベ)が「妙に仲良かったもんな、おまえたち」とZ23(ニーミ)に言っていて、Z23が初期艦たちの輪に入るルートがまだ残されているんだろうかとびっくりしてしまいました。まさかフラグだけ立てておいて放置なんてしないでしょうね?
 ここで鉄血を出したということは、さすがにラスト3話では話に絡んでくるのでしょうか。実際扱いづらい立ち位置になってしまったとは思いますが、ここまでの扱いは不遇でしたからね。

ゴルフをやるロイヤルお偉いさんたち

 唐突にゴルフをし始めるクイーン・エリザベス、ウォースパイト、フッド、そしてメイド隊のみなさん。さすが優雅です。アニメ世界線のクイーン・エリザベスは本当に有能で、「なぜセイレーンは人類に干渉するのか。人類を滅ぼすことだけが目的ならこんなに回りくどいことはしない。カギとなるのはオロチ計画。」なんて言葉をゴルフしながらさらっと言ってしまう。フッドさんも流石についてこれているものの。
 セイレーンの目的という話題に触れてしまうとなると、人類の真の敵のお話をしなくてはいけなくなると思うのですが、どこまで突っ込む覚悟があるんでしょうね。あと3話しかないのに。
 イラストリアスは「恐れていたことが起きてしまいました」と言っていましたが、心の弱いKAN-SENが闇落ちする事象は頻繁に観測されるものなんですかね。はじめからこうなってしまう可能性が見えていたかのような口ぶりなので、過去にもそういう事例を見てきたのかと聞いてみたくなります。

捕虜になった綾波(後編)

 基地を離れて綾波とわちゃわちゃするシーン。いろんなキャラが出てきていましたが、ラフィーがベンソン級の姉たちと絡むのはアニメだと初めてだったかもしれないですね。パンケーキネタはエンディングに繋がっていたのがキレイだなと思いました。
 ジャベリンが綾波に「重桜のご飯はどんな感じ?」と聞いたとき、ジャベリンはご飯の内容を聞いたと思うんですよね。でも綾波コミュ力が低くて、回答が噛み合いません。「大人の人も、小さな子も、みんな仲良く、おいしく食べて、みんな同じなのです」。重桜もアズールレーンも同じようにKAN-SENが仲良く暮らしているんだなあという綾波の認識が、思わず言葉に出てしまったシーンですね。
 ちなみにアークロイヤルに迫られたグローウォームが頭突きで撃退するのは原作再現ですね。元を辿れば史実で砲撃ができなくなってしまったのでアドミラル・ヒッパーにわざとぶつかりにいったところから来ているスキルです。

荒んでいくエンタープライズ

 エンタープライズは念のため検査を受けたとのことでしたが異常はなし。覚醒とは何だったのかはわからず仕舞いです。自分でも制御不能な力なのに、「今は戦うしかない」とか言っちゃうあたりが本当にダメ。戦うことしか頭にないんだなあと。
 せっかくベルファストと一緒にご飯をとるようになっていたのに、夜はレーションだけの生活に逆戻り。
 ただ、綾波に対しては、自分も戦うのが好きじゃないと言っていました。海が怖いのと同じような意味ですかね。
 9話の副題になっている「暗闇に光が差し込み」ですが、エンタープライズは割と負の側に堕ちているので、光は綾波なんでしょうね。初期艦たちの絆がエンタープライズを更生できるのかがポイントになりそうです。

1話の再現

 最後は1話の再現をみんなで行うというシーンでした。エモいですね。ここが区切りだよという線引きに見えるので、ここから3話を使って最終決戦に入っていくのでしょう。わかりやすくて良いですね。


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