3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【原作勢目線】アニメシャドウバース18話感想-卑劣な罠!ズオウ&コウ!

ネタバレします!!

 18話はカイとカズキのタッグバトルの回です。アリスとミモリに続いて、ヒイロ以外のコンビを推していくこの流れ、個人的には好意的に見ております。せっかくシャドバには8つもリーダーがあって、それぞれに主人公格のキャラを立てたわけですからね(ネメシスは時期的にないっぽい)。掘り下げていってほしいものです。

バトル前

 浜辺でたたずむカイ君から18話はスタートです。

カイ:「天才であることを証明するために走り続けることしかできなかったから。おっと、名言を言ってしまいました。メモしておきましょう」

 名言を自給自足できるエコな男ですね。そこへカズキが突然にゅっと現れます。カイはカズキに構わず歩き出しますが、スマホをサルにとられたという謎の告白を受けて反応をせざるを得なくなりました。なぜか動物に追われる謎の男新藤カズキ。

カイ:「呆れてものが言えない…」
カズキ:「言えてるじゃん…?」

 このへんのやりとりホントに好きです。
 シャドウグランプリの参加者は、他の参加者のスマホの位置情報を一覧で見えるようです。これでサルに盗られたスマホが探せます。便利システムですね。ランクも見えているのでしょう。

カズキ:「持つべきものは友達じゃんねー!」
カイ:「べっ、べつにあなたとは友達ではありません…ってもういないー!」

 カイ君にはツンデレ属性まで入ってきてます。
 カズキがいなくなって、静かな時間が戻ってきたと思ったら、ズオウが登場します。赤と黄色の髪の毛、しゃがれ声、牙が生えたお口、枝分かれてしている眉毛…インパクト大です。ドラゴンを使う人は暑苦しい人が多いですね。

カイ vs ズオウ

1ターン

 先攻1ターン目、ズオウの先攻です。手札が見えて、ドラゴンクラスだとわかります。手札のカードだけだとテーマ性が見えません。
 後攻1ターン目、カイは後攻です。知恵の光をプレイします。

2ターン

 先攻2ターン目、伊達政宗をプレイします。なぜかこのカードだけ日本の偉人がカードになっているんですよね。しかもリメイクされてレジェンドになって帰ってきました。リメイク版は最強の2/2/2とも言われています。

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 後攻2ターン目、カイはウィンドブラストで伊達政宗を破壊します。ウィンドブラストが3枚手札に来ているのが見えます。除去過多になってスペブを貯めるカードが引けないパターンの手札です。ウィッチを使っているとよくある事故です。
 ここでカイ君が言う「初めは微風、気づけば暴風」というのはウィンドブラストのフレーバーテキストです。カイ君がカッコつけて考えたものではありません。

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3ターン

 先攻3ターン目、ズオウはスカイドラコ・エチカをプレイ。進化権でPPブーストするカードです。その代わり進化時には+1/+1しかされません。

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 そのあとに出てきたリメイク版アイラはしっかり+2/+2されるのでほぼ下位互換カードになってしまった悲しいカードです。

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 後攻3ターン目、カイは破魔の術式でエチカを破壊します。

4ターン

 先攻4ターン目、ズオウはデスドラゴンをプレイ。このカードもヴァイディの下位互換のカードですね。4/3/4が標準スタッツなので、4/4/4バニラというだけで当時は存在価値がありましたが、最近は当たり前のように4/4/4の効果持ちフォロワーが追加されてしまいますからね。

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 後攻4ターン目、カイのターンです。キレイに返せる動きがないのでウィンドブラストを2枚使う羽目になりました。これでウィンドブラストは3枚使いきります。

5ターン

 先攻5ターン目、ズオウのターンです。ノクシャスロアードラゴンをプレイします。手札にグリフォンナイトが見えていたので、このデッキは自分の手札を捨てることで効果を発動するディスカード軸のドラゴンですね。

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 そして余った1コストを使ってアニメオリジナルのカードが登場します。

プロテクションバリア
1コストスペル
自分のフォロワー1体は、「スペルによって破壊されない」を持つ

 こういう効果の場合、「ダメージでは破壊される」というテキストがつくことが多いですが、このカードはどんなテキストだったんでしょうか。ズオウの説明だけではわかりませんでした。「ダメージでは破壊される」場合はウィンドブラストやマジックミサイルのようなダメージを与えるスペルでは破壊できます。
 フォロワー破壊スペルを多用するのは基本的にスペルウィッチだけなので、ウィッチのピンポイントメタカードという感じですね。

 後攻5ターン目、カイのターンです。もともと氷獄の呼び声で5ターン目は凌ごうと考えていたカイでしたが、破壊耐性をつけられてプランを崩されました。

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 ズオウの話していたことや素振りからカンニングを見抜き、木の上からコウが落ちてきます。手札を覗かれて不利になってしまうというのも、カードアニメでは鉄板の展開ですね。
 「時間切れになってもいいのかよ?」とズオウが言っていたので、この世界でも1ターンの時間制限はあるみたいですね。本家は90秒です。

カズキとコウの乱入

 カイが「ぐぬぬ」と言っていると、スマホを取り戻したカズキが戻ってきました。カイにお礼を言いに来たんでしょうか。律儀ですね。
 コウはカズキと同じブロンズランクだったということで、カイとズオウのバトルに乱入してタッグバトルをすることになりました。ズオウはシルバーに上がっているのに、コウはカンニングばかりさせられてブロンズのままだったんですかね。可愛そうに。
 タッグバトルだけでも本家にはない独自の仕様だったのに、乱入までやってしまうなんて予想外で面白かったです。この場合、乱入するプレイヤーは5ターン目からゲームスタートなので、低コストのカードをデッキに入れる意味があまりなくなります。さすがに乱入を見越してデッキを作ることなんてないと思いますが、最適化しようとすると感覚が変わってきそうです。
 カイとカズキの横並びの変身バンクが流れます。カイはすでにバトルをしていたのでスマホはセットしていたのでは?という細かいツッコミは野暮です。

 後攻5ターン目、カイのターンです。運命の導きをプレイするだけに終わりました。このカードはスペルウィッチのメインエンジンのカードです。5回スペブして0コストにして使いたいカードですが、1回もスペブできないまま使うことになりました。

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6ターン

 先攻6ターン目。偶数ターンがコウとカズキのターンです。コウはリリムとデモンスナイパーをプレイ。デッキはヴァンパイアですね。テーマはよくわかりません。

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 ノクシャスロアードラゴンでそのままリーダーを攻撃しましたが、「スペルで破壊されない」が付与されているので、進化してサイズを上げてもよかったのではないかなと思いました。

 後攻6ターン目、カズキのターンです。渾身の一振りでデモンスナイパーを破壊し、相手の方が場にたくさんフォロワーが出ているので追加効果でナイトが出てきます。ナイトを進化してノクシャスロアードラゴンと相討ちします。2コストと進化権でキレイに2面を返す動きです。

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 余った4コストで勇猛たる騎士をプレイ。2/1のリリムの前に2/2を2面並べるのはちょっと微妙ですが、厳しい盤面をかなり押し返しました。

カイ:「新藤カズキにしてはまあまあのプレイですね」
カズキ:「まあまあってなんだよ!」
カイ:「まあまあはまあまあです。十分ではないが一応は満足できるといった意味ですよ。わからないですか?」
カズキ:「そういうことじゃないじゃねーんだよ…」

 カズキを素直に褒めるのが恥ずかしくて照れているんですかね。

7ターン

 先攻7ターン目、ズオウのターンです。盤面にいるリリムで勇猛たる騎士と相討ち。一瞬だけ映る攻撃モーションでしたが凝っていてすごかったですね。
 竜の知恵でカードを引きます。コスト最小のカードを捨てるので、このカードもディスカード要素をもったドローソースです。

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 そして切り札の竜呼びの笛をプレイ。虚空から笛が出てくるモーションがカッコよいです。このカードは笛が本体らしいので笛を吹いている女の子が誰なのかはわかりません。

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 手札の3コスト以下のカードがヘルフレイムドラゴンに変身するアミュレットです。カードが炎で燃えるような演出がつくのが3コスト以下のカードですね。

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 ヘルフレイムドラゴンは2/4/3突進という破格のスペックなのですが、竜呼びの笛の効果で手札の3コスト以下のカードは問答無用ですべて変身してしまうので、器用な動きができなくなります。手札の消費が非常に激しくなるため、竜の知恵のようなドローソースが大事になってきます。

 後攻7ターン目、カイは魔力の蓄積とサモンスノーをプレイします。サモンスノーはいままで手札には見えていなかったのでスペブが貯まっていません。魔力の蓄積でスペブを貯めたのはサモンスノーだったかなと思います。

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 カズキがこのあとセージコマンダーを使うので、良いコンボだなと思いました。カズキの手札にセージコマンダーがあることをチェックしていたのでしょうかね。

8ターン

 先攻8ターン目、コウのターンです。アニメオリジナルカードのゴブリンの招集をプレイします。

ゴブリンの招集
4コスト(?)スペル
自分の手札にゴブリンを4枚加える
コストを2回復(?)

 竜呼びの笛でヘルフレイムドラゴンに変身していないので、4コスト以上であることは確定です。このターンにコウは2コストのヘルフレイムドラゴンを3枚プレイするので、2コスト以上はコストが回復しないと計算が合いません。省略されてしまっていたのでよくわかりませんでした。ゴブリンを手札に加えるだけですが、1枚で手札が3枚も増えるので、様々なコンボに使えそうなカードだなと思いました。竜呼びの笛との相性はばっちりです。
 ヘルフレイムドラゴンを3体出して盤面処理へとむかいます。ヘルフレイムドラゴンはこのあとたくさん出てきます。いかにもドラゴンという感じで良いですね。作画にも気合いがはいっているようでした。

カイ&カズキ vs ズオウ&コウ(後半)

 ここでCMが挟まりました。CM明けは桐山シロウの登場です。全国大会でルシアに敗れたプロ選手ですね。アイビーキングという8/8のアニメオリジナルカードを使っていました。こんな短いカットでオリジナルカードを見せちゃうなんて贅沢ですね。シロウの相手は「ARMY」と書かれたTシャツを着たマッチョお兄さんでした。
 これでゴールドランク到達者は50人。だいぶ増えてきましたね。すでに半分以上の参加者が脱落したとのこと。送還される船の中でハンカチを噛んでいたお姉さんは、全国大会にいた人でしたっけ…?

 後攻8ターン目、カズキのターンです。セージコマンダーをプレイします。場にスノーマンが2体いたので、そこそこのバリューになりました。

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 カズキはアニメオリジナルカードのアサルトナイトもプレイ。指揮官がいるので突進を持ちます。
 ズオウ&コウの盤面は4/1, 4/2, 4/2で、カイ&カズキは4/6, 2/2, 2/2, 2/2です。突進をもつアサルトナイトが4/2に当たるのは確定だとして、スノーマンはどうするのが正解だったでしょうか。カズキは迷わずリーダーを攻撃しました。カイは盤面を処理すべきだったのではとツッコミます。
 竜呼びの笛を置いているので、ズオウたちはこれからもヘルフレイムドラゴンをプレイしてくることでしょう。チマチマと盤面勝負を挑んでも勝てないからリーダーを攻撃すべきだというのがカズキの考え方です。一方、盤面を丁寧に処理して被弾を抑えて、相手のリソース切れを狙うのがカイのプラン。どちらも正解なのですが、2人の意思は統一しておかないといけないですね。2人の性格の違いをバトルの中でよく表したヒトコマでした。
 結果論ですが、この勝負はぴったり20点で決着がついたので、ここのスノーマンは相手のリーダーを攻撃するのが正解でした。

9ターン

 先攻9ターン目、ズオウのターンです。2枚目の伊達政宗がヘルフレイムドラゴンに変身しました。
 ここも盤面のトレードが難しい局面です。ズオウ&コウの盤面は4/1, 4/2で、アミュレットで1面が埋まっています。カイ&カズキは4/6, 2/2, 2/2です。ズオウがとった手順は、場残りしていた4/1で2/2と相討ちをとったあと、3枚ヘルフレイムドラゴンをプレイし、1枚は進化してセージコマンダーをとり、1枚は2/2を破壊します。この手順だと相手のフォロワーをすべて破壊し、場残りしていた4/2だけが相手のリーダーを攻撃できます。
 場残りしていた2体のヘルフレイムドラゴンで相手のリーダーを攻撃して、2/2のスノーマンは無視してもよいのでは?とも思いました。そうすると相手のリーダーに追加で4点ダメージを入れられます。これまた結果論ですが、この手順なら先攻11ターン目でズオウ&コウの勝利でした。もちろん、スノーマンが場残りすることによるリスクもあります。こういう体力と盤面のリスク評価はシャドウバースにおいてとても難しい要素の1つです。

 後攻9ターン目、カイのターンです。どんどん出てくるヘルフレイムドラゴンに焦っています。虹の輝きでヘルフレイムドラゴンを1枚手札に戻したあと、エンジェルスナイプとマジックミサイル3枚で盤面を全処理します。
 マジックミサイルは1ドローついています。本来ならマジックミサイルから引いたカードに、エンジェルスナイプを撃つときのスペルブーストを乗せられるので、これは手順が逆です。3ドロー分も損をしています。これでもしクロノウィッチのスペブが足りなかったら…と考えると、試合の勝敗を分けるプレイになりますから、カイ君には反省して頂きたいものです。

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10ターン

 先攻10ターン目、コウはヘルフレイムドラゴンを3枚プレイします。4枚目はあえて出さなかったのか、すでに手札が尽きているのかわかりませんでした。
 カイはすごいピンチみたいな顔をしていますが、手札には1ターン目からずっとアルケミックロアが見えているので、そこまで問題ではないのではという感覚です。どれだけヘルフレイムドラゴンが並んだとしても、1枚で返せるので、1ターンは猶予がもらえています。そんなに悲観的になることはないのでは?という感じでした。

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 後攻10ターン目、カズキのターンです。「オレたちはまだ負けてないじゃん?負けてないってことは、まだ勝てるってことじゃんね!」
 カズキの切り札、ビクトリーブレイダーが出てきます。受けるダメージをマイナス3するので、対ヘルフレイムドラゴンには相性の良いカードです。歴戦のランサーを続けてプレイし、進化してヘルフレイムドラゴンを1枚倒します。進化して体力があがったことで、ヘルフレイムドラゴンが4枚倒せるようになります。このバトルはカズキの判断が終始冴えているように見えました。

カズキ:「カイ!天才なんだろ?だったらいま!このバトルで!それを証明するじゃんね!」
カイ:「新藤…。ええもちろんそのつもりです」

 このカズキのセリフは、オープニング明けでカイが自給自足していた名言から拾ってきたものなのでしょうか?だとしたらカイはけっこう恥ずかしい瞬間だったのでは…?まあなんかカッコイイ感じになっていたのでとにかくヨシ!ですね。
 カズキのことを呼び捨てにするかどうか迷ったあげく尻切れトンボになったので、ついに苗字の呼び捨てにまで格下げされてしまった感じになりました。

11ターン

 先攻11ターン目、ズオウのターンです。ヘルフレイムドラゴンを2体プレイし、片方を進化して歴戦のランサーを破壊、もう片方はビクトリーブレイダーに当たりました。ビクトリーブレイダーの効果がかかった歴戦のランサーは邪魔くさいので、進化権を使って処理をしにきました。
 さらに、ジークフリートで体力の削れたビクトリーブレイダーを破壊します。ビクトリーブレイダーの効果はなかなか強いのですが、こういう除去効果に弱いのがキツイところですね。

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 場残りしていた2体のヘルフレイムドラゴンで、残り3点まで体力を削ります。白黒の線画になるのが良い演出でしたね。
 バトルによる謎のダメージを食らってフラフラになるカイを、カズキが支えます。3話で回想していたルシアに負けたシーン然りですが、カイ君は精神的な打たれ弱さを随所で見せます。天才ゆえに失敗を知らないというか、プライドが高いがゆえに自分の負けを認められないというか。
 8ターン目にスノーマンでリーダーを攻撃したカズキを咎めるシーンもそうですが、カイはかなりディフェンシブな考えをするプレイヤーです。除去を続けてスペルブーストで逆転するウィッチ使いらしい性格とも言えます。手堅いのは良いことですが、リスクを過大に見積もりすぎて、逆に負け筋を作ってしまっていては良くありません。
 一方カズキは真逆のプレイヤーで、終始楽観的に試合を見ています。「ヘルフレイムドラゴンが場に残っちゃうけどなんとかなるでしょ!」みたいな感じ。ロイヤルというクラスはコストの踏み倒しができないので、疾走や潜伏を駆使して強気にリーダーの体力を削りにいかねばならないクラスです。脳死で攻めているだけではダメですが、守っているだけでも勝てないクラスです。こちらも、キャラの性格とクラスの特性が合っているなあと感心してしまいますね。
 カズキに支えられ、カイは戦意を取り戻します。「ええそうですね、まだ負けてないってことは、まだ勝てるってことです!」

 後攻11ターン目、カイのターンです。ようやく切り札のクロノウィッチを引きます。こういうスペルブーストを貯める必要のある高コストカードは、序盤で引いておかないと出す機会を失ってしまいます。
 2枚目の魔力の蓄積をプレイします。クロノウィッチを2スペブして、手札にあった炎の握撃がこれで0コストまで下がります。スペルウィッチの強いところは、コストが1ではなく0まで下がるということですね。0コストまで下がれば実質コストを1増やす動きになるので、噛み合うと大量にコストを踏み倒してカードをプレイすることが可能になります。

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 この試合でカイは、ウインドブラストを3枚、マジックミサイルを3枚、そして炎の握撃も3枚固めて引きました。サーチカードを使ったわけではないので、すごい低い確率を引き当てたことになります。ヒイロは同じカードを絶対に引かないので(というかデッキに入っていない?)、面白い展開ですね。
 0コストになった炎の握撃を3枚撃つことで、タダでクロノウィッチが3スペブし、場に出せるようになります。クロノウィッチの進化時効果でビクトリーブレイダーが場に舞い戻ってきます。18話はこれがやりたいがために脚本を組んだんだろうなというコンボですね。お互いの切り札が助け合う感じ、アツイですね~。

カイ:「僕の計算と、新藤カズキの諦めない心が生んだケミストリーです!」

 冷静な頭脳と、諦めない心、どっちも大切です。カイの髪の毛がふわっふわっなるのがカッコよい。

カイ:「宣言します!次のターンで、あなたたちは敗北する!」

 最近いろんな属性がつきすぎて忘れていましたが、こうやって勝利ターンを予言するのが元々のキャラでしたね。

12ターン

 先攻12ターン目、コウのターンです。毎度おなじみですが、負ける前のターンは守護を貼るしかないという展開になります。クイーンヴァンパイアが出てきました。

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 最初期のレジェンドカードです。今見ると本当に地味な効果をしていますね。このカードもどこかでリメイクしてほしいなと思います。
 ヘルフレイムドラゴンを1枚プレイしますが、歴戦のランサーにはクロノウィッチの効果がかかっているので1枚では破壊できません。攻撃をせずにターンエンドでした。

 後攻12ターン目、カズキのターンです。アレキサンダーをプレイします。

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 「ここもオレの領土だ!」という登場ボイスが印象的です。14回攻撃をするというのがインパクトの強いテキストですが、これは無限ループを防ぐための予備的なテキストです。リーダーには攻撃できませんし、体力は7なので基本的には2, 3回しか攻撃できません。ただ、ビクトリーブレイダーが場に出ているときにアレキサンダーを出すと、受けるダメージがマイナス3されるので、かなりの回数攻撃できそうな良いコンボになります。
 アレキサンダーで守護を突破して、場残りしていた3体でちょうど13点を出して勝ちです。最後はクロノウィッチとビクトリーブレイダーの攻撃で締めるという、お見事なバトル展開です。本当によく考えたものだなあと感心してしまいます。騎士と魔法使いという並びがまたカッコよくていいですね。

試合後

カイ:「待ってください。今回は、その、ありがとうございました。あなたが、カズキさんがいなかったら絶対に勝てなかった…。カズキさんのおかげで勝つことができました。」
カズキ:「はじめてじゃん!カズキさんってはじめてじゃんね~」

 他コンテンツだったらメインヒロインにさせるような赤面告白を、男性キャラ同士の関係性の中で描写してしまうアニシャドというアニメ、罪深い…。逆にカズキはカズキさんと呼ばれたことしか頭になくて、ものすごいヌルヌルした作画でカイに迫ってくるこの温度差たるや…。
 カイvsズオウがあのまま続いていたとしたら、ズオウ側のリソースが切れたと思うので、実は良い勝負になっていたかなという感じはしました。カイは刃の魔術師なども引けてなかったので、攻め始めるのは相当遅かったと思いますが。
 握手しようとしたところにイノシシとゴリラが追いかけてきて、握手できませんでした。アニシャドはこの握手させない演出大好きですよね。なんなんでしょう。

棋譜

 今回はカットターンなしでした。
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 何かあればご連絡ください。
YT22@シャドバ (@YT__pokeshado) | Twitter


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