ネタバレします!!
45話はヒイロとエイジの2回目のバトルの回です。エイジがいまのような姿・思想になってしまった理由が明かされました。
ヒイロ vs エイジ
バトルが始まるのは途中からでしたが先にバトル内容を見ていきます。決着は次回に持ち越しとなりました。
2ターン
シャドウ・サンドストームドラゴン
2コスト4/1
※能力不明
サンドストームドラゴンのスタッツをひっくり返しているので、攻撃力がやたらと高いフォロワーです。バニラっぽいですが能力は不明です。
竜の託宣をプレイします。
3ターン
イービルドラゴニュート
3コスト2/2
ファンファーレ:手札からフォロワーを1枚捨てたなら自分のPP最大値+1
3/2/2を出しながら即PPブーストができる点はアイラよりも強いですが、手札を消費してしまいます。ドラゴンクラスには手札を捨てるディスカード軸があるのでシナジーを出せれば強力です。
エイジはシャドウ・イグニスドラゴンを捨てます。本来、手札から捨てるカードは公開されませんが、アニメならではの演出でした。
お互いにPPブースト1個ずつです。
4ターン
シャドウ・ファイヤーリザードでドラゴンウォーリアを破壊します。
シャドウファイヤーリザード
2コスト1/2
ファンファーレ:(覚醒状態なら?)相手のフォロワー1体に4ダメージ
35話でエイジが使ったときは覚醒状態オンリーだという条件付きだったと思うのですが、今回はその条件がなくなっていました。条件がないと強すぎると思います。
忌むべき悪魔の像をプレイします。条件達成が難しいため使われないカードでした。エイジのデッキにシナジーがあるようには思えませんがなぜこんなカードが入っているのでしょう。
ムシュフシュをプレイして進化し、忌むべき悪魔の像を破壊します。
鉄鱗の竜人をプレイし、ファンファーレでシャドウ・ファイヤーリザードに2ダメージを与えて破壊します。
5ターン
シャドウ・ドラゴンウォーリア
4コスト4/3→5/4
進化時:このフォロワーに2ダメージ、他のフォロワーすべてに4ダメージ
4コストにしてはかなり除去能力の高いカードです。
ブレイジングブレスでシャドウ・ドラゴンウォーリアを破壊します。
6ターン
シャドウ・ドラゴンガード
6コスト6/5
必殺
守護
竜の怒りをプレイしてシャドウ・ドラゴンガードに6ダメージを与え破壊します。
ここで8PP使うことから、前のターンは竜の闘気を撃っていないと辻褄が合いません。
7ターン
シャドウ・グリントドラゴン
4コスト2/4
ファンファーレ:覚醒状態なら相手のフォロワー1体に4ダメージ
シャドウ・ストームドラゴンをプレイしてリヴァイアサンに攻撃して相討ちを取ります。
シャドウストームドラゴン
2コスト1/2
疾走
攻撃時:覚醒状態なら自身を+1/+0する
どちらも以前のバトルでエイジが使っていたカードです。
ルフ鳥を進化してシャドウ・グリントドラゴンを破壊します。
8ターン
シャドウ・リヴァイブ
8コストスペル
このバトル中に手札から捨てられたフォロワーを1枚ランダムに場に出す
そのフォロワーがシャドウ・イグニスドラゴンだった場合、デッドエンドドラゴンに変身させる
バトル中に手札から捨てられたカードを参照する効果は本家にはありません。
捨てたカードはシャドウ・イグニスドラゴンのみなのでサーチ先は確定です。デッドエンドドラゴンがでてきます。
デッドエンドドラゴン
8コスト7/7
ファンファーレ:このフォロワーは「次の自分のターン開始時まで、進化したフォロワーからの攻撃ではダメージを受けない」を持つ。
自分の場の攻撃力7以上のフォロワーが攻撃したとき、カードを1枚引き、そのカードがドラゴンクラスのフォロワーであれば、そのコストを0にする。
デッドエンドドラゴンを進化してドラゴンガードを破壊します。効果が働き、デッキからカードを1枚引きます。引いたカードはジェネシスドラゴンでした。
ジェネシスドラゴンをプレイし、ルフ鳥に攻撃します。さらにデッドエンドドラゴンの効果が働き、カードを1枚引きます。引いたカードはグリムリーパーでした。
結果論ですがヒイロは次のターン、盤面全体のAOEで対処をするため、ジェネシスドラゴンは相手のリーダーを攻撃すべきでした。ヒイロは次のターン、守護の裏にいる7/9のジェネシスドラゴンが破壊できなかったため、エイジは14点分損をしています。
9ターン
漆黒の目覚め
10コストスペル
このバトル中にデッドエンドドラゴンが破壊されているなら、デッドエンドドラゴン・第2形態(フォロワー5体分)を場に出す。
デッドエンドドラゴン・第2形態は能力が複雑でした。
デッドエンドドラゴン・第2形態(本体)
?コスト0/10
自分の場にフォロワーが出た時、自分の場にソウルブレイドがいるなら、場に出たフォロワーを破壊し、ソウルブレイドを+X/+Xする。Xは破壊したフォロワーのコストである。
ラストワード:自分の場にパーツカードが存在しないなら、自分のリーダーは「相手のターン終了時、シャドウ・イグニスドラゴンを1体場に出し、この能力を失う」を持つ
ガーディアンウィング(青い翼)
?コスト0/10
守護
自分の場に他のパーツカードが2枚以上がある限り、このフォロワーはダメージを受けない。
このフォロワーが場にいる限り、自分のリーダーはダメージを受けない。
リヴァイブウィング(緑の翼)
?コスト0/10
守護
ラストワード:自分の体力最大値を30にして、自分の体力を10回復する。
ソウルブレイド(赤い剣)
?コスト2/6
疾走
ドレイン
このフォロワーは相手のフォロワーを攻撃できない。
ゲイルエッジ(紫の剣)
?コスト6/6
攻撃時:ダメージを与えあう前に、攻撃するフォロワーに6ダメージを与える。
疾走を持っているソウルブレイドで相手のリーダーを攻撃しました。
ドラゴンナックル
3コストスペル
手札のコスト最小のカードをランダムに1枚捨てて、そのコストの分だけ相手のフォロワー1体にダメージ
覚醒状態ならカードを1枚引く
騎竜兵を捨ててゲイルエッジに6ダメージを与えて破壊します。覚醒時効果で引いたカードはイグニスドラゴンでした。
イグニスドラゴンをプレイします。効果で進化して、リヴァイブウィングを攻撃します。攻撃前に3点のAOEが入りますが、ガーディアンウィングはリヴァイブウィングとソウルブレイドが生きているためAOEのダメージを受けません。
リヴァイブウィングのラストワードで体力の最大値が30になり、体力が10回復します。ヒイロはしまったと言っていましたが、前も見た効果ですし、回避する術もないので違うリアクションをとらせてあげてほしかったです。
10ターン
ソウルブレイドはリーダーにしか攻撃できないのでリーダーに攻撃します。デッドエンドドラゴン・第二形態は派手なのですが本体と翼の攻撃力が0のため手数が少ないですね。
インフィニットフレイムドラゴンをプレイします。ローウェンたちとのバトルでは伝説のカードは一切出てこなかったので、久しぶりの登場です。
インフィニットフレイムドラゴン
10コスト10/10
ファンファーレ:相手のリーダーに5ダメージ
攻撃時:このカードの攻撃力分のダメージを相手のリーダーに与える
進化時:相手の場の体力5以下のフォロワーをすべて破壊し、破壊した数と同じだけ相手のリーダーにダメージ
ファンファーレで相手のリーダーに5点与えます。
インフィニットフレイムドラゴンを進化します。進化時効果で体力5以下の相手のフォロワーをすべて破壊しますが、他のパーツカードがある限りデッドエンドドラゴン・第二形態(本体)は破壊されないため、ソウルブレイドのみが破壊されます。
本体が破壊されないことはヒイロにとっては好都合です。インフィニットフレイムドラゴンで本体を攻撃して破壊し、10ダメージを与えます。これでエイジの体力は14です。
前回のバトルはデッドエンドドラゴン・第2形態を破壊すると同時にヒイロが勝利したのですが、今回はバトルが終わらなかったためラストワードが発動します。シャドウ・イグニスドラゴンが場に戻ってきます。
11ターン
シャドウ・ハウリング
10コストスペル
自分の場のシャドウ・イグニスドラゴン1体の攻撃力と体力は10になり、必殺、守護、ドレイン、「自分のターン終了時に他のフォロワーすべてに5ダメージ」を持つ
シャドウ・イグニスドラゴンは相手のターン終了時に場に出ているため、相手のリーダーを攻撃できます。これでヒイロの体力は1、エイジの体力は24です。
イグニスドラゴンとインフィニットフレイムドラゴンが残るので、また合体のチャンスを与えちゃうじゃんと思ったのですが、ちゃんとそこはケアをしていました。5点AOEが2回働くことにより、ヒイロの盤面はすべて破壊されます。
伝説のカードが破壊されたのは初めてですかね。もしかしたらラストワードがあるかもしれません。45話はここで終わりでした。
ここまでのバトルの展開はあえて35話+36話の内容と近いものにして、最後の最後にイグニスドラゴンとインフィニットフレイムドラゴンを倒し、絶望に叩き込むような演出でした。とても上手だと思いますが、45話自体が前フリのような感じにはなってしまうのはしょうがないですね。
天空の城へ
45話の開始時には主人公たち7人が塔のもとへと集まっています。
マウラ:「あなたはどうなんです?竜ヶ崎ヒイロ。楽しめましたか?」
ヒイロ:「そうだなあ。好きだった。けど、前に進まないと始まんないだろ?だから、これでいいんだ」
「嬉しい」とか「悲しい」ではなく「好きだった」とコメントさせるのがすごいセンスだなと思いました。ヒイロの夢は叶う可能性があるのですが、叶わない夢かのような言い回しで胸がキュッとなりました。
扉が開くと虚ろの影の大群に襲われ、ヒイロ以外のメンバーが相手をして、ヒイロだけ塔を登っていきます。踊り場のようなところでエイジが現れ、エイジとのバトルが始まります。
この世界が現実なのかどうか分かりにくいですが、現実世界はいまネクサスによって安寧の眠りについていて、ヒイロたちもまだ夢の世界にいます。夢の中にいるけどこれが夢の世界だと気づいているという感じでしょうか。ローウェンたちと出会ったのはまた別の異世界ですね。
今回のサブタイトル「天空の城」にぴったりなカードがアニシャドのカードプールにもあるのですが…。さすがに出てきませんでしたね。
カードが駒である
2回目のヒイロとエイジの戦いが始まります。
45話で強調されたポイントは、カードが駒であるか否かという点でしょうか。
エイジ:「すべては駒にすぎん。目的を果たすためのな。お前もそうだろうヒイロ。目的を果たすためにシャドバを用いる。そのカードを使っている」
ヒイロ:「違う!オレのカードは、オレの駒なんかじゃない。コイツらは、1枚1枚がオレの相棒なんだ」
次週の決着のタイミングで活かしてきそうだなという対立ポイントです。
カードゲームアニメでよく出てくる完全な悪役をエイジが担当していますね。エイジの人格が変わってしまった経緯は今回明らかになったので救いはありますが…。
エイジは駒にすぎないと言っていたシャドウ・イグニスドラゴンをめちゃくちゃ有効利用しているのでツンデレだなと思いました。
レオンの玉座
バトルの途中でレオンの姿がちらっと映ります。お城のようなところにいて、悠々と玉座に腰かけています。彼の前にはネクサスに乗っ取られたアサギがいます。
レオンはジェネシスアイランドから指令を送っていたのですが、ヒイロたちが安寧の夢に旅立っている間に移動したようです。天空の城にて待ち構えているということでしょうか。
ジェネシスカンパニーでアサギやエイジと一緒に研究していたころとは思想が変わってしまって、世界の敵側に裏切ってしまったということなのでしょうか。だとするとヒイロたちを伝説のカードへと導いたことと一貫性がとれていないので、また別の行動原理があるような感じはします。
レオンが手袋を外すと青いオーラが出ています。こういう演出は過去なかったので何を匂わせているかは良く分かりません。ネクサスの力を一部もらっているということでしょうか。
エイジの望み
エイジがいまのような姿になって、いまのような考えを持つようになった経緯が明かされました。
エイジ:「諦めた先にしか道はなかったからさ。生贄となったアサギを救うため、オレは災いの樹に入った。そのオレを待っていたのは、永遠の絶望だった。災いの樹の中は、現実とは異なる時間が流れている。1秒が100年、1000年にもなるような世界。ただひたすら、アサギを探し続けた。だが、孤独、疲労、焦燥、すべてが混ざり合い、絶望に沈んだオレは、だんだんとオレではなくなっていった。」
災いの樹の中の様子は本家では語られたことはありませんでした。あんなふうになっているのですね。流れている時間よりも体感時間が異様に長い世界でアサギを探しまわっていたということですかね。
ネクサス:「汝何を望む?何を成す?その欲望、我が礎とならん」
エイジ:「望み、オレの望みは、アサギ、お前を救いたい」
ネクサス:「ならば我が眷属となり、世界を安寧の夢へと閉じ込めよ。さすればこの器を解放しよう」
この話を聞くと、災いの樹の中がしんどいからネクサスの手下になったという側面があるようにも見えました。35話でエイジの考えが明かされたとき、「息子+その他世界すべて」よりも「妻」を選ぶ変な人という印象を持ちましたが、多少はしょうがなかったのかなという気分になりました。純粋に2つを天秤にかけたわけではなくて、永遠の苦痛から逃れるためだったということですね。
エイジ:「あのとき、オレは世界を諦めた。ネクサスの目的を叶えれば、ネクサスはアサギの体を捨て、別の世界へと消える。アサギは解放されるのだ」
エイジはネクサスの目的が叶えばアサギは解放されると言っていますが、その保証はありません。「管理者」とは神様のような上位存在です。ちっぽけな人間1人の意思などお構いなしです。
エイジは妻1人を助けようとして失敗してしまい、世界そのものを滅ぼそうとするネクサスに協力しているわけです。仮にアサギが開放されたとして世界が滅んでいるなら何の意味もないのに。この辺の常識的な判断ができないぐらいには災いの樹の中で追い詰められたのでしょう。
エイジ:「理解し、なおもあがくか」
ヒイロ:「ああ、だって、ようは父さんがオレを信じられないってことなんだろ?オレは父さんも母さんも世界も救う。救って見せる。父さんにオレの強さを見せる。それでオレの言葉を信じてもらう」
この話を聞いて、父が自分を信じられていない現状を変えれば良いというふうに解釈するヒイロくん、相変わらず鋼のメンタルだなと思いました。アホな父さんが息子である自分と世界そのものよりも妻を優先しているという話だったのに、メンタルの揺らぎが1ミリも見えません。怒ったり悲しんだり呆れたりするでしょう普通。
エイジ:「なぜそこまで自分を信じられる?」
ヒイロ:「オレには仲間がいる。仲間との絆がある。だからオレは、オレをどこまでも信じられるんだ」
ホビーアニメ的な都合の付け方としては、ヒイロは仲間を信じているからということでした。美しいですね。眩しいです。
アサギがいまのエイジの行動を善しとしないことをエイジ自身が認識しているのは良かったなと思いました。謎の少女が必死にヒイロたちを導いていることと重なりますね。
棋譜
棋譜にはあまり表れないですがデッドエンドドラゴン・第二形態は効果がややこしいですね。
何かあればご連絡ください。
YT22@シャドバ (@YT__pokeshado) | Twitter
44話はこちら。
yterapokemon.hatenablog.com
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