アニシャドFの14話の感想文です。
ライトvsハルマ
5ターン目
トップドローでドラグニルを引いたのでプレイします。ドラグニルの効果で手札に加えたドラゴウェポンをプレイ。さらに大嵐のドラゴンをプレイして武装させます。
ドラグニルを進化させます。盤面に武装大嵐のドラゴンがいるのでクロースケルトンに3ダメージ。進化後ドラグニルでリッチと相討ちし、武装大嵐のドラゴンでクロースケルトンと相討ちしました。苦しい処理ですが4/4は放置するにはデカいので仕方がありません。
ハルマのフォロワーが2体破壊されたのでシャドウリーパーは4/4になります。
レッサーマミーにソウルコンバージョンを撃って破壊し、2ドローします。シャドウリーパーが5/5になり、進化して7/7でライトに攻撃します。ソウルコンバージョンで引いた2枚目のシャドウリーパーをプレイします。
シャドウリーパーの能力を活かし、ソウルコンバージョンすら打点に変えていきます。シャドウリーパーは実装時暴れすぎたので3/1/1にナーフされたのですが、今は元に戻って2/1/1になりました。
6ターン目
ドラゴンウォーリアをプレイして武装させます。武装すると進化ポイントを使わずに進化できるので進化します。進化時能力でシャドウリーパーに3ダメージ。そのあとすべてのフォロワーに1ダメージ。シャドウリーパーが7/7と1/1だったおかげでちょうどAOEに巻き込むことができました。デカい方のシャドウリーパーが先に倒れてしまうと、潜伏している方が2/2になってAOEで巻き込めませんでした。
ウルズの効果は、闇の従者のようなラストワードがあるフォロワーに対して撃つと、ラストワードが1回余分に使えてオトクです。デッキ構築の段階ではそのような意図で組み込まれたと思うのですが、臨機応変な対応でした。
余った2コストでアニメオリジナルカードをプレイしました。
スカルプレデター
2コスト2/1
ファンファーレ:スケルトンを1枚手札に加える
ターン開始時:自分の手札にスケルトンがあるならそれを1枚捨て、カードを1枚引く
手札からカードを捨てるという行為でも墓場は増えるので、このフォロワーが場残りしてターンが返ってくると2/2/1の1ドローかつ墓場+1になります。
7ターン目
ハンマードラゴニュートをプレイ。ファンファーレで0コストのドラゴンスマッシュを手に入れますが、スカルプレデターには撃たずに温存しました。常駐効果なので破壊してもいいかなと思ったのですが、ハンマードラゴニュート本体で相討ちが取れるスタッツなので欲張ったのかなと考えられます。
竜の伝令をプレイします。デッキの5コスト以上のカードをランダムに持ってきます。お目当てのレーヴァテインドラゴンをドローしました。今までライトが使ったことのあるカードで言うと、竜の闘気もサーチ対象でした。
スカルビーストと死の祝福をプレイします。この時点の墓場は6(レッサーマミー、ソウルコンバージョン、シャドウリーパー×2、ウルズ、手札から捨てたスケルトン)なのでネクロマンス能力でゾンビ3体は+0/+1されて守護を持ちました。
スカルプレデターはハンマードラゴニュートと相討ちしました。ラストワードがあるのでわざわざ倒しにいかなくてもいいのではと思いました。ただ、スケルトンは手札にはもうないので、場残りしていてもドローはできません。
8ターン目
ルフ鳥をプレイします。ドラゴウェポンで武装されます。武装ルフ鳥も突進を持っているので2体目のゾンビを上踏みします。攻撃時能力でハルマに2ダメージ。
温存していた0コストのドラゴンスマッシュをプレイして3体目のゾンビを破壊します。ドラゴウェポンが再び場に出て、大嵐のドラゴンをプレイします。武装大嵐のドラゴンでスカルビーストを上踏みします。
これでハルマの盤面は全処理され、ライトの場には5/3のレーヴァテインドラゴン、3/1の武装ルフ鳥、2/1の武装大嵐のドラゴンがいます。ハルマは進化権を使い切っているので、この盤面が処理されなければ勝ち筋があるかもしれないと踏んだプレイですが、ハルマは手札が多いのでちょっと望みは薄いかなという戦況です。
デスサイズハウンド
5コスト4/4→6/6
潜伏
ファンファーレ:お互いの場の体力1のフォロワーすべてを破壊する
自分のターン開始時、ネクロマンス10:進化する
攻撃時(進化後のみ?):ネクロマンス10:相手のリーダーとフォロワーすべてに6ダメージ
1ターン潜伏し、ネクロマンスを20消費して12点ダメージが出るカードです。コスト、消費ネクロマンス量、打点の出方はデスタイラントに似ていますが、ファンファーレで盤面に干渉できたり、進化ポイントを使って進化することもできるはずので器用なカードです。
ファンファーレで巻き込まれたのは、自分のボーンキマイラと、ライトの武装ルフ鳥と武装大嵐のドラゴンでした。ボーンキマイラのラストワードでスケルトンが2体出てきます。レーヴァテインドラゴンは残ってしまいますが、ライトの盤面を破壊しつつ、次のターンに勝ちにいくための強気のプレイでした。
9ターン目
プリズンドラゴンをプレイします。潜伏したデスサイズハウンドには触れないので身を守る意図です。
ハンマードラゴニュートのラストワードで加わったドラゴンスマッシュをスケルトンに撃ちます。ドラゴウェポンが場に出ます。
ランスリザードをプレイしてスケルトンに攻撃します。場にドラゴウェポンがあるので、攻撃時に+0/+2してハルマに2ダメージです。
レーヴァテインドラゴンでリーダーに攻撃します。PPは回復しますが手札がないのでプレイするカードはありませんでした。
深淵への誘いをプレイします。相手のフォロワーを破壊したうえで、ネクロマンス4でリッチを出すカードです。プリズンドラゴンを破壊しました。ネクロマンスは使い切ったのでリッチは出てきません。
死霊の宴をプレイします。3コストで墓場を+13しますが、2ターン後に墓場を強制的に0にするカードです。
デスサイズハウンドで相手のリーダーに攻撃します。死霊の宴で墓場を増やしたので、攻撃時のネクロマンス能力が働き、6+6ダメージでライトの体力をゼロにして勝利でした。
ハルマの実力
波瀬浦ハルマは典型的な悪役として描かれてきたキャラです。しかしシャドバをする様子を見ると自分の中では印象が変化しました。
シャドバが強い人は例外なくプレイが丁寧でミスをしません。ハルマは非常にシャドバが強いプレイヤーと言われてきましたが、実際彼のプレイは非常に丁寧で、乱暴者というイメージからはギャップを感じました。
ハルマの使うネクロマンサークラスは他のクラスと違って墓場というリソースを管理する必要があります。自分のフォロワーを自分の手で破壊するカードを活用することが多く、盤面が強いほど良いというシャドバの基本ルールの逆をいくのが正解の場面もあります。
例えば後攻5ターン目の動き方。シャドウリーパーが場にいるので、疾走で相手のリーダーを殴ったレッサーマミーをソウルコンバージョンで自ら破壊し、打点効率を高めました。この時点で手札にある死の祝福をネクロマンス6で起動させるために、カードを何枚使っていくかの計算も並行して行い、後攻7ターン目に死の祝福1枚で強い盤面を形成して、ライトのリソース切れを誘いました。
また、ウルズの使い方も印象的に描かれました。普通は自分のラストワード持ちフォロワーに撃つカードなのですが、進化状態を解除して破壊するという使い方もあるんだぞというシーンで、ハルマの臨機応変さを描いていました。
ハルマ:「カードを組み合わせて最大の効果を得る。それがシャドバの基本っしょ」
非道なことを言うシーンも印象的ですが、めちゃくちゃマトモなことも言っているんですよね。
ライトとハルマの差
ハルマと比べると、今回のライトのカード捌きや反応からは、実力が見劣りする印象を受けました。
特に印象的だったのが最後のターンです。ハルマはボーンキマイラを先に出し、後からデスサイズハウンドを出すことでわざとボーンキマイラを叩き割るプレイをしました。順番を逆にすればボーンキマイラはラストワードを持った状態で盤面に居座ることができたにも関わらずです。
この時点でのハルマの墓場は7。ボーンキマイラを破壊しつつ、そこから出てくるスケルトンを両方破壊してもらわないとネクロマンスが10に到達せず、デスサイズハウンドが進化しませんでした。1/1のボーンキマイラを1/1のスケルトン×2に変換しておくことで、ライトの処理を誘ったプレイでした。
ライトがデスサイズハウンドの効果を知っていれば、スケルトンを片方残しておくというプレイで負けを防ぐことができたかもしれません(デスサイズハウンドの攻撃時能力が進化後のみなのか不明瞭なため断言できませんが…)。とどめを刺す前にハルマは高笑いしていましたが、ハルマの意図に気づけなかったライトの経験不足を描いたシーンだったのではないかなと思います。
この試合、ライトは終始余裕のない様子で、最後のターンには手札がすっからかんになっていました。一方のハルマの方は余裕綽々といった感じで、手札も潤沢なままゲームが進行していきました。
ライト:「ハルマ、オレはお前のことを、お前のシャドバを理解したいんだ!」
ハルマ:「無理だ。お前じゃ無理だ。お前ごときじゃ。お前程度じゃ。何1つとして理解できない。最後に1つ教えてやるよ。シャドバは偶然と必然のゲーム。どちらか1つでは成り立たない。お前にないのは必然だ」
カードゲームで勝つには運と実力の両方が必要だということを、ハルマは「偶然と必然」という言葉に言い換えていました。試合全体の大局観、カードをどのように使っていくかの判断、細かなプレイングなどなどシャドバに求められる「必然」の部分は多岐にわたります。ハルマは対面するライトのプレイに甘さを感じ取ったのでしょうね。
再戦へ向けて
このアニメはきっとライトの再チャレンジの場を設けてくれると思います。それはどのようなきっかけで訪れるでしょうか。
試合後、ハルマの前にミカドが現れる場面がありました。面白いことを考えているからあとでメールを送ると言っていました。次なる戦いの場の予感がします。ライトのリベンジはそこになるでしょうか。ハルマ側にも強くならなくてはいけない動機があるみたいでした。
この試合、ライトはドラグニルもレーヴァテインドラゴンも使用し、武装フォロワーを総動員したうえで負けました。勝つためのカギはどこにあるのでしょうか。デスサイズハウンドの攻略法を編み出すとか?灼熱の嵐を使うと、潜伏状態の4/4のデスサイズハウンドを破壊することができたりしますが、こういう個人メタな回答を描くのはちょっと無粋な感じはします。
今回は一人きりでハルマに挑んだライトですが、仲間がいてくれることで何かが変わるでしょうか。ここからどのようにライトが成長していくか、期待して見守りたいと思います。
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