3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【原作勢目線】アニメシャドウバースF 16話感想-本気のシャドバを見せてあげるね!

 アニシャドFの16話の感想文です。

ミモリvsスバル

1ターン目

先攻1T:ミモリ
 ウォーターフェアリーをプレイ。

後攻1T:スバル
 パスです。

2ターン目

先攻2T:ミモリ
 エルフの少女・リザをプレイ。1ターンの間、自分の場のフォロワーは能力によるダメージを受けなくなります。スバルの手札には消えぬ怨恨があるので一応相手の選択肢を制限するカードになりました。

後攻2T:スバル
 ダークコンジュラーをプレイ。

3ターン目

先攻3T:ミモリ
 フェアリーサークルをプレイしてフェアリー2体を手札に加え、そのまま2枚ともプレイします。ウォーターフェアリーとリザはリーダーへ攻撃します。

後攻3T:スバル
 トリックデュラハンをプレイします。フワリ戦でも活躍したアニメオリジナルカードです。

トリックデュラハン
3コスト2/1
場に出たときゴースト1体を場に出す
ラストワード:自分のリーダーは「次の自分のターンの開始時、ラストワードを持たないトリックデュラハン1体を場に出し、この効果を失う」を持つ

 ダークコンジュラーでリザと相討ち、ゴーストでフェアリーと相討ちしました。
 アニメ中で言及はなかったですが、8話のフワリ戦でスバルはフェアリーとベビーエルフ・メイが並んでいるときにフェアリーの方を破壊して、メイを破壊しなかったことを怒られていました。今回はラストワード持ちのウォーターフェアリーをちゃんと避けたので、真面目にやっていることがわかります。

4ターン目

先攻4T:ミモリ
 ウォーターフェアリーでトリックデュラハンと相討ちします。
 ミニゴブリンメイジとフェアリーをプレイします。ミニゴブリンメイジは2コスト以下のフォロワーをサーチするカードで、今回はフラワーフォックスを持ってきました。2枚目のウォーターフェアリーを持ってきた場合はそちらからプレイした方が良いので、2枚一緒にプレイするのはちょっとマナーが良くなかったですね。

後攻4T:スバル
 トリックデュラハンが効果で場に戻ってきて、ゴーストが場に出ます。ゴーストでフェアリーと相討ちしました。
 ネクロカーニバルをプレイ。これもフワリ戦で使ったアニメオリジナルカードです。

ネクロカーニバル
4コストスペル
ゾンビ1体とスケルトン1体とゴースト2体を場に出す

 4面を使うカードなので、トリックデュラハンが出したゴーストを相討ちしてからプレイしました。
 ゾンビを進化してミニゴブリンメイジを上踏み、ゴーストでもう1体のフェアリーと相討ち、余ったゴーストはリーダーに攻撃しました。

5ターン目

先攻5T:ミモリ
 フラワーフォックスとエルフプリンセスメイジをプレイします。
 エルフプリンセスメイジを進化します。0コストのフェアリーが2枚手札に加わり、フラワーフォックスの効果が働きます。
 フラワーフォックスはカードの効果でフェアリーが手札に加わるときにその枚数を2倍にします。手札に加わるフェアリーに何らかの効果がかかるなら、その効果がかかった状態で2倍になります。0コストのフェアリーが4枚手札に加わりました。アプリ版の環境だとブリーズフェアリーの効果で加わった「場に出たときに進化するフェアリー」が2枚になったりします。
 エルフプリンセスメイジでゾンビを上踏みしました。

後攻5T:スバル
 レッサマミーをプレイし、ネクロマンス4で疾走を持ちます。13話のハルマ、15話のアリスに続いてスバルもこのカードを使います。
 レッサマミーを進化して、2枚目のダークコンジュラーをプレイします。進化後フォロワーが場にいるならゴーストを1体場に出します。
 ゴーストでフラワーフォックスと相討ち、場残りしたスケルトンでエルフプリンセスメイジと相討ちします。
 レッサマミーとトリックデュラハンで相手のリーダーに攻撃。ミモリの体力は13点、スバルの体力は15点です。序盤は押されていましたがゴーストを使いつつ盤面を取り返しました。
 一方でミモリの手札には0コストのフェアリーが4枚もあるので、ブリリアントフェアリーの早期起動が見込めます。ストーリーの流れ的にこの試合もどっちが勝つか分からないのでワクワクしますね。


スバルの過去

 短いシーンでしたが、冒頭でスバルの回想がありました。弟のカグヤをお兄ちゃんとして守っていました。

スバル:「いつでもお前の前に立っててやるよ!」

 それがいまやカグヤはセブン・シャドウズの一員になってしまいました。シャドバにおいてはカグヤの方が随分と前に進んでいっています。スバルのシャドバに対する情熱が冷め気味なのもなんとなく頷けます。ライトたちとスタジアムに来たのに、バトルをしていませんでしたし。
 弟の世話を焼いていたので困っている人を助けようとするのは癖みたいなものだとも言っていました。フワリしかりミモリしかり、一歩間違えればナンパと捉えられそうですが、絶妙な間合いなのでしょうね。


ミモリとアリスのケンカ

 15話でアリスが不機嫌だった理由がわかりました。ミモリとケンカしていたのですね。ミモリはケンカを回避しようとしていたようですが。

アリス:「ちゃんとケンカしてくれた方がいいのに。おねーさんのバカ」

 ミモリの方が年上ですが、アリスの方が気が強いのでこういうやりとりになるのでしょう。短いテキストメッセージに込められた制作陣のこだわりを感じます。無印アニシャドから変わらず、この2人の関係性は解像度が高くてすごい。
 スバルと会話する中で、ケンカの発端が見えてきます。

ミモリ:「いっぱい期待してもらってるんだけど、手を伸ばしても届く気がしないんだ、あたし。情けないよね。ホント、どうしても遠慮しちゃって。そのせいで傷つけちゃって。わかってるんだけど直せなくって。だから、自分のこと嫌いになっちゃって」

 真逆の人生を歩んできたミモリとアリスは、シャドバをきっかけに友達になりました。立場、生き方、性格が違いすぎるので仕方がないことだとは思うのですが、2人の価値観は相容れません。「普通なミモリ」と「特別なアリス」はだからこそお互いに憧れて惹かれあっているのですが、ケンカの原因にもなってしまうのですね。
 アリスはライトと、ミモリはスバルとバトルをして、気持ちを入れ替えて仲直りするのだと思います。ライトたちから見た修行編だと思っていた15話~17話は、ミモリとアリスがまた1つお互いを知る過程だったというわけです。

イツキの修行

 ライトとスバルと別れたイツキは真面目にバトルを重ねていました。
 今回はフワリに感化されてフォースウィンドに入部した不良のユウキとのバトルでした。ブロッサムウルフ・スレイドとコスモスファングを使って2ターンかけてリーサルをとる戦略は、多少のアレンジはあれど7話で見せたものと同じでした。
 試合後に映ったイツキのバトル履歴の画面が面白かったです。イツキが対戦した相手の名前と使用クラスは下記のようになっていました。

(WIN)エルフ:ユウキ
(LOSE)マリオン:ドラゴン
(WIN)ヘクター:ネクロマンサー
(LOSE)マリー:ウィッチ
(WIN)ジーナ:ドラゴン
(WIN)パイン:ビショップ
(LOSE)セラ:ロイヤル

 マリオン以下はシャドバのフォロワーの名前になっていて、ちゃんとクラスに対応しています。新しいフォロワーはRSCのカードなので、アニメの制作時期がなんとなく伺えます。
 ドラゴンのマリオン。CGSで登場したフォロワーで、VECでリメイクされました。


 ネクロのヘクター。TOGで登場したフォロワー。長らくミッドレンジネクロマンサーのキーカードでした。

 ウィッチのマリー。RSCで登場したフォロワー。1コスト+スペルで進化を稼げるカードです。

 ドラゴンのジーナ。自然鎮魂編で登場したストーリーキャラです。RSCでカードになりました。

 ビショップのパイン。VECで登場したビショップフォロワー。DOVでリメイクされて闇落ちしました。


 ロイヤルのセラ。DRKで登場したホワイトパラディンがDOVでリメイクされて、セラという名前があったことがわかりました。


 ヴァンパイアクラスの使い手とバトルができていないとイツキが悩んでいると、受付嬢のマイちゃんが話しかけてくれました。「はろはろ!よろしくよろ!」
 河原にすっごく強いヴァンパイア使いが現れるらしいとのことで、イツキは早速行ってみることにしました。昔はヴァンパイアを使う人がスタジアムに通ってきていたけれど、すっごく偉くなって来なくなっちゃったとマイは言っていました。ルシアでしょうかね。


スバルとミモリ

 スバルがシャドバをするという言葉にミモリが反応して、2人はバトルをすることになりました。
 13話+14話のハルマ、15話のアリスに続いて4話連続のネクロマンサーの試合です。キリフダカードを変えることで、同じクラスでも連続させることができるのですね。
 2人はバトルをする中でお互いのことを知っていきます。ライトも常々言っているように、「シャドバをすると分かり合える」というのがアニメ全体を貫く1つのテーマになっているように感じます。

ミモリ:「わかるよ、その気持ち。やるべきだってわかってるのに、体が勝手に一歩下がっちゃう。臆病なんだね、私たち」
スバル:「そうっすね」
ミモリ:「でもね、シャドバをしてると勇気が湧いてくるんだ。こんな私でも強くなれる、特別になれる、そんな気持ちで胸がいっぱいになるの。だから私はシャドバが好きだよ」

 普通な自分が特別になれるシャドバが好きだとミモリは言います。彼女にとっては、今も昔もコンプレックスと向き合う場としてシャドバがあるのだなと感じます。
 一方、弟を守るためにシャドバをしていたスバルは、弟が自分より強くなってしまって、シャドバをやる理由を見失ってしまったのかもしれません。シャドバを好きになる理由は人それぞれ。スバルはどうやって情熱を取り戻してくれるでしょうか。




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