アニシャドFの29話の感想文です。
タツミ vs レン
1-3ターン目
先攻4ターン目までカットされています。お互いの体力はどちらも18。先攻側のタツミの体力も削れているというのは留意すべき点で、単純にフォロワーを出し合っただけでなく、疾走や効果ダメージを絡めての攻防があったものと考えられます。
4ターン目
5ターン目
マキシマムジェネラル
5コスト2/4→4/6
ファンファーレ:自分のデッキからコスト3, 2, 1のロイヤルフォロワーをランダムに1枚ずつ場に出す。それらは守護を持つ
進化時:自分の場の他のロイヤルフォロワーすべてを+1/+1する
今回ファンファーレで出てきたのはノーヴィストルーパー、サブリーダー・ゲルト、クイックブレーダーでした。
マキシマムジェネラルを進化して、進化時能力で他のフォロワーを+1/+1します。
マキシマムジェネラルでフローラルフェンサーを上踏み、ノーヴィストルーパーでスティールナイトを上踏み、クイックブレーダーでナイトを上踏みしました。レンの場の3面をすべて上踏みで返しました。ノーヴィストルーパーとクイックブレーダーは疾走持ちなので、リーダーを狙うかどうか迷うところですが、タツミは徹底的に盤面有利をとる戦略です。タツミの場は4/2, 3/1守護, 3/3守護, 2/1守護です。
ナイトを進化してクイックブレーダーを上踏み。
そして新しいヒーローをプレイしました。
氷結の騎士
3コスト3/3
ファンファーレ:自分の場にダメージを受けているフォロワーがいるなら相手のフォロワー1体を破壊する
このフォロワーが受ける3以上のダメージは2になる
ナイトをわざわざ進化させたのは氷結の騎士の効果を働かせるためでした。ファンファーレでサブリーダー・ゲルトを破壊。これで3面を返しましたが、3/1守護のノーヴィストルーパーが残りました。
6ターン目
3/1のノーヴィストルーパーで氷結の騎士と相討ちしたいところですが、ダメージカットの効果があるということはレンが教えてくれました。ノーヴィストルーパーとヴァイキングは相手のリーダーを攻撃して3+3ダメージです。レンの場には氷結の騎士が残り、タツミの場は3/1守護, 4/2守護、3/2です。
ヒロイックエントリー
6コストスペル
マッハナイト1体を場に出し、カードを2枚引く
「相手の場のフォロワーの数」が自分より多いなら、自分のPPを5回復。
続けてウィンドスラッシャーをプレイします。こちらも新しいヒーローです。
ウィンドスラッシャー
5コスト3/6
突進
ファンファーレ:自分の他のヒーローフォロワーは「1ターンに2回攻撃できる」を持つ
攻撃時:自分の場にダメージを受けているフォロワーがいるなら、相手のリーダーに3ダメージ
他に攻撃力の高いヒーローがいると突然このカードによってすごいダメージになります。
ファンファーレで氷結の騎士が「1ターンに2回攻撃できる」を持ちました。氷結の騎士でまずはパイレーツを攻撃。パイレーツは4/2なのですが、氷結の騎士のにはダメージカットがあるので2ダメージに抑えます。
ウィンドスラッシャーでノーヴィストルーパーを上踏み。氷結の騎士の体力が削れているので、攻撃時能力で相手のリーダーに3ダメージです。
3/2のヴァイキングがまだ残っているのですが、氷結の騎士の2回目とマッハナイトは相手のリーダーを攻撃しました。3+3ダメージ。せっかく攻撃力3のフォロワーがリーダーに攻撃できるので、レンは貪欲にリーダーを狙いました。「攻めないと勝てませんから!」と言うように、レンとタツミのプレイスタイルの差が出ているようで面白いです。
レンの場は3/1, 3/3, 3/3。タツミの体力は9、レンは12です。
7ターン目
メイドリーダーをプレイ。ファンファーレで指揮官カードを1枚デッキから手札に加えます。アドバンスロードを持ってきました。
ヴァイキングで相手のリーダーに攻撃で3ダメージです。レンの体力も9。
8ターン目
ファングスレイヤーでフロントガードジェネラルを攻撃し、必殺で破壊します。攻撃時能力で相手のリーダーに3ダメージ。ラストワードでレンの場にフォートレスガードが場に出ます。メイドリーダーは守護を越えられないので攻撃しませんでした。
鉄壁のガードナーをプレイ。
鉄壁のガードナー
5コスト3/6
守護
ファンファーレ:自分の場にダメージを受けているフォロワーがいるなら、「次に受けるダメージを0にする」を持つ
ラストワード:自分のリーダーを3回復
フォートレスガードの体力が削れているため、ファンファーレが働きます。
さらにフレイムソルジャーをプレイ。
フレイムソルジャー
2コスト2/2→4/4
ファンファーレ:自分の場にダメージを受けたフォロワーがいるなら相手のフォロワー1体に4ダメージ
進化時:自分の手札のヒーローカードのコストを2下げる
ファングスレイヤーに3ダメージで破壊しました。ヒーローの能力を上手く使って盤面有利を形成しました。レンの場は2/2守護、3/6守護バリア付き、2/2です。
9ターン目
アドバンスロード
4コスト3/4→5/6
指揮官
このフォロワーが場にいる限り、自分の兵士フォロワーすべては疾走を持つ
ファンファーレ:エンハンス9:守護と必殺と「EPを使用せず進化できる」を持つ。PPを9回復する
進化時:ナイト2体を場に出す
エンハンス9で使うと実質タダのスゴイ効果。進化してナイトが2体場に出ます。
アドバンスロードで鉄壁のガードナーを上踏みします。必殺持ちのためバリアがあっても破壊です。鉄壁のガードナーのラストワードでレンの体力は3回復されます。
9コストまるまる余っているので、レヴィオンセイバー・アルベールをエンハンス9でプレイ。「1ターンに2回攻撃できる」を持ち、ターン終了時まで受けるダメージが0になります。
アルベールでフォートレスガードとフレイムソルジャーを破壊します。フレイムソルジャーには守護がないので、3点はリーダーにぶつけてもよかったですが、自分が次のターン負けかねないので守りに入りました。
アドバンスロードの効果でナイトは疾走を持ちます。相手のリーダーに攻撃で1+1ダメージです。レンの体力は7。
キリフダであるヴァリアントフェンサーをプレイ。
ヴァリアントフェンサー
4コスト4/4→6/6
このフォロワーが受ける4以上のダメージは3になる
ファンファーレ エンハンス8:「EPを消費せずに進化できる」を持つ。自分の手札が7枚になるまでカードを引き、自分の手札のヒーローフォロワーすべてを+1/+1して、ターン終了時までコストを0にする
進化時:自分のリーダーは「自分のターンごとに1回、プレイしたヒーローフォロワーを+0/+3して、突進を与える」を持つ
アプリ版にはほとんど同じ能力で実装されました。
レンの手札7枚のうちヒーローは3枚でした。0コストになって+1/+1されたヒーローをプレイしていきます。
まずは鉄壁のガードナーをプレイ。ヴァリアントフェンサーのリーダー付与能力で+0/+3されて突進を持ちます。アドバンスロードが守護を持っているので、相討ちして突破します。ラストワードでレンはさらに3回復。
進化したヴァリアントフェンサーでアルベールを上踏みします。鉄壁のガードナーが相討ちしてしまったので、これでダメージを受けた状態のフォロワーを作り出します。
マッハナイトとウインドスラッシャーをプレイし、マッハナイトに「1ターンに2回攻撃できる」を持たせます。マッハナイトで相手のリーダーを2回攻撃。4+4ダメージ。これでタツミの体力は残り1点。
ウインドスラッシャーでナイトを攻撃して、攻撃時能力で相手のリーダーに3ダメージ。これでタツミの体力はゼロになり勝利となりました。
レンの成長
最近のレンの姿の印象が強いので自分はもう印象が薄くなりつつあるのですが、登場したばかりの頃のレンはヒーローが好きということを公言できずにいました。恥ずかしかったのですね。
しかしタツミ戦で彼女は、多くの観客が見守る中でヒーロー好きを公言します。少し恥ずかしそうではありましたが、タツミもそれを賞賛してくれました。
タツミ:「好きなものを好きと言えるようになったのは、セブンスフレイムのおかげだな」
元部員の成長の様子を目の当たりにして、タツミは部長として少し悔しかったのではないかと思います。自分の部の中ではレンは悩んでいたわけですから。声をかけようとして、かけられなかった回想がありましたが、とても良い演出だったなと思います。
レン自身はもう過去を吹っ切っていて、曇りなき意志でヒーローとともに戦っていきます。自信満々。1年生とはいえ、これだけ迷いなくプレイできればシャドバが強いのもわかります。
タツミの成長
今回の29話がすごく面白いなと思ったのは、主人公サイドであるレンではなく、タツミの成長が印象的だったからです。
タツミも実はバトルフェンサーが好きだったのですが、男性とはいえこの年になってそれを公言するのは恥ずかしかったらしく、誰にも打ち明けていませんでした。
タツミ:「どうにも気恥ずかしくてな。今日この場まで隠していたんだが。お前の姿を見て、勇気をもらった。風祭、かつてのオレには力しかなく、心の強さ、勇気がなかった。それゆえに蜜田川に敗北し、お前に向き合うこともできなかった。だが、いまは違うぞ。いまのオレはオレ史上で最強だ!」
部長としてある程度の地位と評価を得てきた人物であるという前提は崩さずに、その弱さと、成長のきっかけを見事に描いていたなあと思いました。部長であるがゆえのプライドが邪魔をしたとも言えるかもしれません。それは挑戦者サイドであるセブンスフレイムには出現しないであろうハードルなので、タツミの姿を通してそういう葛藤を描くのも面白いなと思いました。
タツミ:「もはやオレには恥ずべきところは何もない。お前もそうだろう?風祭。だからもっと堂々と、お前らしさを貫き通せ!」
レンのおかげでタツミがカラをぶち破ったことは、レンにもプラスになって返ってくるのがまた美しい構図だなと思いました。タツミとのバトルでお互いを高め合い、死力を尽くしたバトルがまたレンの成長の糧となるのですね。熱血な2人がロイヤルミラーで激しいフォロワー同士の衝突をするというバトル展開もマッチしていてよかったなと思いました。
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