アニシャドFの31話の感想文です。
イツキ vs リョウガ
3ターン目
ブラッディセッション
3コストスペル
手札のランダムなコスト最小のカードを2枚選び、それらのコストを2下げる
デモンコンダクターと悪魔の笛吹きのコストが下がって0コストになりました。他にも2コストのカードがあったので確定のプレイではありませんでした。
0コストになった2枚をプレイしていきます。まずはデモンコンダクターをプレイ。ファンファーレでリーダー付与能力を得ます。「自分のターン開始時、自分のリーダーに1ダメージを与え、自分の手札が4枚以下ならカードを1枚引く」。
続いて悪魔の笛吹きをプレイ。ファンファーレで自分の手札を1枚捨てて、相手のリーダーに2ダメージ。手札がどんどん減っていきますが、毎ターン補充していくので大丈夫という構えです。
4ターン目
フラワーブリーズをプレイ。フラワーブリーズカウントはこれで2。メイを手札に戻してリーダーの体力を1回復です。
メタルエルフメイジをプレイ。ファンファーレで悪魔の笛吹きに2ダメージで破壊します。メイの1点がデモンコンダクターに当たらなかった場合、悪魔の笛吹きのみを破壊することになったはずです。
場残りしていたガーベラベアーで相手のリーダーを攻撃します。
ハーモニックウルフという新カードをプレイ。
ハーモニックウルフ
2コスト1/2→3/4
ファンファーレ:自分のEPが相手のEPより多いなら進化する
交戦時:自分のリーダーに1ダメージ。カードを1枚引く
ファンファーレで自動進化します。交戦時能力で自傷してドローできるフォロワー。後攻なら進化回数を稼げますが、先攻で使いにくそうなカード。
ブラッドウルフをプレイ。ファンファーレで自分のリーダーに2ダメージ。
ハーモニックウルフでメタルエルフメイジを上踏み。ブラッドウルフを進化して相手のリーダーに攻撃で4ダメージ。
5ターン目
サルビアパンサー
2コスト3/1
突進
ファンファーレ:エンハンス5; アネモネタイガーを場に出す
アネモネタイガーが場にいる限り、このカードはラストワード「突進を持たないサルビアパンサーを場に出す」を持つ
アネモネタイガーという新しいフォロワーを出します。
アネモネタイガー
2コスト1/3→3/5
サルビアパンサーが場にいる限り、自身を+2/+0して、「能力で選択できない」を持つ
お互いが場に出ていると新しい効果を持つカードです。サルビアパンサーは無限復活なので、アネモネタイガーの方から破壊しなくてはいけません。
アネモネタイガーを進化してハーモニックウルフを上踏みします。ハーモニックウルフの交戦時能力がもう1回働きます。
サルビアパンサーは素で突進を持っているのでブラッドウルフと相討ち。アネモネタイガーが場にいるのでサルビアパンサーは復活します。
ガーベラベアーがまだ場残りしているので、相手のリーダーを攻撃。イツキの場は5/2, 3/1, 1/1。
トロンボーンデビルをプレイ。ファンファーレで自分のリーダーに1ダメージ、相手のリーダーとすべてのフォロワーに1ダメージ。サルビアパンサーとガーベラベアーが破壊されますが、サルビアパンサーはラストワードで復活します。
邪悪なる指揮をプレイ。自分のリーダーに2ダメージ、自分の手札を2枚捨てて、トロンボーンデビルを進化させます。トロンボーンデビルの進化時能力で相手のリーダーとすべてのフォロワーに1ダメージ。これでサルビアパンサーとアネモネタイガーが同時に破壊されます。
スペルなどの効果でフォロワーを進化させる場合、進化時効果は働かないはずなのですがこのときは働いていました。
6ターン目
ローズディアをプレイ。ファンファーレで薔薇の一撃を手札に加えます。
ローズディアを進化してトロンボーンデビルを上踏み。能力でPPを2回復し、デッキからコスト1のカードをランダムに2枚手札に加えます。2枚目のガーベラベアーと自然の導きを手札に加えました。
残り2PP。薔薇の一撃をプレイして相手のリーダーに3ダメージ。これでリョウガの体力は3です。
イツキは体力を削り切れると踏んで、盤面を強くするのではなく、リーダーにダメージを与えました。回復できなかったら次で勝っちゃうぞという圧力のかけかたです。
新カードをプレイします。
鍵盤の悪鬼
6コスト4/6→6/8
守護
ファンファーレ:狂乱状態なら進化する。自分のリーダーを5回復
(進化後)攻撃時:相手のリーダーを相手のフォロワーすべてに2ダメージ
狂乱状態なら勝手に進化して相手の盤面を良い感じに破壊しつつ、守護と回復でリーダーを守るカード。
攻撃時の2点AOEでローズディアとメイを破壊できるため、鍵盤の悪鬼は6/8で場に残ります。
7ターン目
妖精のいたずらをプレイ。ガーベラベアーを手札に戻し、鍵盤の悪鬼がリョウガの手札に戻ります。リョウガとしては2コストで簡単に盤面を捌かれてしまった形。
手札に戻したガーベラベアーを再びプレイ。フラワーブリーズが手札に加わります。
フラワーブリーズをプレイ。これで3回目。ガーベラベアーを手札に戻して1回復。
ガーベラベアーをプレイ。フラワーブリーズを手札に加えます。フラワーブリーズを3回プレイしているので、自分のEPが1になります。
さらにフラワーブリーズをプレイ。ガーベラベアーを自分の手札に戻してリーダーの体力を1回復。この時点ではEPを増やして、なるべく回復をしたかったのかなと映りますが、カードを手札に戻した回数を増やしていました。
2枚目のブラッディセッションをプレイ。
ブラッディセッション
3コストスペル
手札のランダムなコスト最小のカードを2枚選び、それらのコストを2下げる。狂乱状態なら2枚ではなく手札すべて。下げるコストは2ではなく3。
普通に使うと1コストが浮きますが、ランダムの飛び先によってアクションが安定しないカードでした。狂乱で使うとコストの概念を破壊してしまうカード。すごい。
2コストになったハウリングデーモンをプレイ。狂乱なのでファンファーレで進化します。
続いて2コストになったデモンビーターをプレイ。1面埋まっているので出てきたデモンビーターは合計4体。
ハウリングデーモンで相手のリーダーを攻撃。これでイツキに8ダメージ、ドレインで8回復。イツキの体力は5、リョウガは14まで回復しました。
8ターン目
コスモスファングをプレイして進化。
アニメ版の進化時能力で戻せるのは体力3以下のフォロワーのみです。デモンビーター4体がリョウガの手札に戻り、ハウリングデーモンは場に残ります。
新カードをプレイ。
野生の目覚め
2コストスペル
自分のフォロワー1体を+1/+1する
このバトル中、自分のターンに場のカードを手札に戻す効果が働いた回数が3回以上なら、さらに+2/+2する。6回以上ならさらに「攻撃時:相手のフォロワーすべてと相手のリーダーにこのフォロワーの攻撃力分のダメージを与える」を持つ
フラワーブリーズで4回、妖精のいたずらで1回、コスモスファングの進化で1回の合計6回。コスモスファングは+3/+3され、攻撃時能力を持ちました。
疾走がつくわけではないので、攻撃の当て先が必要です。コスモスファングの進化時効果で相手のフォロワーをすべて戻してしまうと攻撃対象がいないので、リーダーにダメージが飛ばなくなります。リノセウスみたいな疾走フォロワーにつけると強そう。
コスモスファングでハウリングデーモンを攻撃。デモンビーターを4枚戻したので自身の能力で+4/+0。コスモスファングの攻撃力はちょうど14点でした。イツキの勝利です。
邪星リョウガとは何者なのか?
リョウガの正体が少しだけ語られましたが、すべては明らかにはなりませんでした。
彼は元セカンドブラッドの部長で、現在は休学中。くだらないから通う気も失せていたと言っていました。この大会にはミカドのはからいで特別参戦したとのこと。
セカンドブラッドの部長をやっていた理由は、過去にぶっ潰して乗っ取ったからと言っていましたが、ホントかどうかはわかりません。なぜ乗っ取るモチベーションがあったのでしょうか。他の部員とかいたのでしょうか。
デジフレのデモニアは今回は回想のみの出演でした。あの子の話にも決着を用意する必要がありますから、リョウガについては今後も深堀り回がありそうです。
野生の目覚め
前回のイツキvsリョウガは18話+19話でした。
イツキ:「前のバトルではコスモスファングだけでは届かなかった」
前のバトルでは、デモンビーターで5面埋まったところをスレイドで盤面ロックしにいきましたが、デモンストームで自壊されてしまってコスモスファングの打点が伸びずに負けてしまいました。相手のフォロワーの数に依存して打点が上下する特性の悪いところが出た形でした。
野生の目覚めは6回達成できれば打点が大きく伸びるカードです。能動的に条件をクリアすることができますし、スレイドを使ってコスモスファングを1ターン潜伏させる必要もなくなります。イツキが主体的に勝利に近づいていけるカードなのだと思いました。「野生の目覚め」というカード名や、コスモスファングの演出もぴったりです。
一方、コスモスファングは前の試合で見せたので、リョウガも能力をわかっている状態でした。デモンビーターが4面並んだとき、進化権を使ってデモンビーターを進化させるという選択肢が存在しています。3/4守護になったデモンビーターはコスモスファングの進化時能力で手札に戻らず、結果論イツキの打点は足りていませんでした。
リョウガは自動進化のフォロワーを多用していたという背景はあるものの、進化権を2つ残して負けてしまいました。カードはコスト通りにしか使えませんが、進化権は自由に使えるリソースです。使い方をもっと検討できたかもしれません。
このあたりのバトル描写を見ると、リョウガはイツキのことを舐めていたということが表現されているように見えます。態度でもそんな感じはしますが、プレイにも出ていたということですね。今回の敗北によってリョウガはイツキのことを認めたのではないかと思います。次の絡みが楽しみですね。
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