3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【原作勢目線】アニメシャドウバースF 33話感想-今の俺なら、お前に届く!

 アニシャドFの33話の感想文です。

ライトvsハルマ

7ターン目

先攻7T:ハルマ
 ライトの場にはドラゴウェポンが1枚と、7/1のランスリザードがいます。
 冥府神との契約をエンハンス7でプレイします。ランスリザードを破壊し、プルート1体を場に出し、ランスリザードのスタッツを吸収します。プルートは8/2になります。

後攻7T:ライト
 瞬刃のドラゴニュートをプレイします。

瞬刃のドラゴニュート
4コスト3/4→5/6
ファンファーレ:自分のEPが1以上で、自分の場にドラゴウェポンがあるなら進化する
攻撃時:フォロワーへ攻撃したなら(ダメージを与え合う前に)、そのフォロワーに「このフォロワーの攻撃力の値」と同じダメージ。

 ファンファーレで進化して、プルートに攻撃。攻撃時能力で5ダメージを与えて破壊します。
 大嵐のドラゴンをプレイ。場にあったドラゴウェポンによって武装されます。
 2枚目のハンマードラゴニュートをプレイ。ファンファーレでドラゴンスマッシュ1枚を手札に加え、そのコストを0にします。
 武装大嵐のドラゴンで相手のリーダーに攻撃。攻撃時能力で自身を+1/+0して3ダメージ。ハルマの体力は15。


8ターン目

先攻8T:ハルマ
 恐怖の大鎌をプレイ。

恐怖の大鎌
4コストスペル
相手のフォロワー1体を破壊する
自分のリーダーは、「次の自分のターン開始時、このバトル中に破壊されたネクロマンス能力を持つフォロワーをランダムに1体場に出し、「自分のターン終了時に潜伏を持つ」を与える」を持つ

 最近のシャドウバースは除去スペルがインフレする傾向にあり、4コストで確定除去しつつさらにプラスの効果を持つカードが許されます。
 ハルマは偶然と必然の話をしていましたが、ネクロマンス能力を持つフォロワーをデスサイズハウンドだけにしておけば復活先は確定になります。もちろん、デスサイズハウンドが早めのターンで墓地に送られる必要はありますが、噛み合えばデスサイズハウンドをプレイする5コストを丸々踏み倒します。
 恐怖の大鎌で瞬刃のドラゴニュートを破壊します。余ったコストでラビットネクロマンサーをプレイします。武装大嵐のドラゴンとハンマードラゴニュートは場残りします。ハルマ側は体力に余裕があるのと、デスサイズハウンドのAOEでどうせ破壊できるのでこのプレイになりました。

後攻8T:ライト
 2コストのドラゴンスマッシュをプレイ。ラビットネクロマンサーを破壊し、ドラゴウェポンが場に出ます。ラビットネクロマンサーのラストワードでライトに2ダメージ。ライトの体力は7。
 レーヴァテインドラゴンをプレイして進化します。

レーヴァテインドラゴン
6コスト5/5
突進
攻撃時:PPを2回復。自分の場にドラゴウェポンがないなら、ドラゴウェポンを1枚出す
進化時:場にドラゴウェポンがあるならそれを破壊し、
・レーヴァテインドラゴン・アタックモード
・レーヴァテインドラゴン・ディフェンスモード
・???
チョイスしたカードに変身する

 進化時能力で場のドラゴウェポンを破壊し、レーヴァテインドラゴン・アタックモードに変身します。

レーヴァテインドラゴン・アタックモード
6コスト8/6
このフォロワーが場にいる限り、自分の武装フォロワーは+1/+2されて突進を持つ
攻撃時:フォロワーに攻撃したなら自身を+1/+2し、「このターン中に2回攻撃できる」を持つ

 二回攻撃がウリのフォロワーですが、このターンは相手の場に攻撃できる的がありません。その代わりに、自分の場の武装フォロワーをバフする能力を活かします。ハンマードラゴニュート武装大嵐のドラゴンで相手のリーダーに攻撃し2+4ダメージ。これでハルマの体力は9。ライトは7。
 次のターンにデスサイズハウンドが復活してくることは確定です。墓場の条件をクリアしつつ1点飛ばせばハルマの勝ちなので、このターンからすでにディフェンスモードをプレイしておかないと負けの可能性がけっこうあったと思います。アタックモードを選んだのはかなり強気のプレイでした(結果論正解だったのですが)。


9ターン目

先攻9T:ハルマ
 恐怖の大鎌の能力が発動します。デスサイズハウンド1体を場に出し、「自分のターン終了時に潜伏を持つ」を付与します。
 現状墓場は7です。スパルトイサージェントをプレイして、ファンファーレで墓場+1。2枚目のソウルコンバージョンをプレイして、スパルトイサージェントを破壊し、カードを2枚引きます。これで墓場が10になりました。
 デスサイズハウンドを進化し、攻撃時のネクロマンス10で相手のフォロワーすべてと相手のリーダーに6ダメージ。これで盤面は吹き飛び、ライトの体力は1。
 余ったコストで2枚目のラビットネクロマンサーと2枚目のボーンキマイラをプレイ。ラビットネクロマンサーを破壊した瞬間にゲームが終わるので、割と絶体絶命です。ラビットネクロマンサーはソウルコンバージョンのドローで引いてきたカードだったのですが、もし先にハンドに来ていればソウルコンバージョンを撃って2ダメージがこのターンに飛んでいたので、ハルマの勝ちでした。

後攻9T:ライト
 新カードをプレイ。

アーマーパージ
3コストスペル
このバトル中に破壊された、コスト最大の武装フォロワーと同名のカードを手札に加える。ドラゴウェポンを場に出す。進化ポイントを1回復する

 ドラゴウェポンが場に出るので実質2コストでEPを回復してリソースも補充するスゴイカード。
 このバトル中に破壊された、コスト最大の武装フォロワーで選ばれたのは進化前のレーヴァテインドラゴンでした。アタックモードもたぶん武装フォロワーだと思うので、2分の1の賭けに勝った形です。
 手札に加えたレーヴァテインドラゴンをプレイして進化。ドラゴウェポンを破壊して今度はディフェンスモードに変身しました。

レーヴァテインドラゴン・ディフェンスモード
6コスト6/8
守護
相手から受けるダメージを-3する
このフォロワーが場にいる限り、自分のリーダーが受けるダメージを-3する
自分のターン終了時、自分の場のフォロワーすべてと、自分のリーダーの体力を3回復する

 アプリ版のビクトリーブレイダーとほぼ一緒のバリア能力です。このカードは他のフォロワーにバリアを貼らないので、そこだけはビクトリーブレイダーの方が強いです。一見地味に見えるのですが、このカードが突破できなくて1枚で詰んでしまうデッキもあるぐらいには強烈な効果です。

 ディフェンスモードでラビットネクロマンサーを攻撃。バリアを貼っているので一方的に破壊し、ラストワードの2点もダメージカットで0点にします。
 ターン終了時に自分の場のフォロワーすべてと、自分のリーダーの体力を3回復。ライトの体力は4。


10ターン目

先攻10T:ハルマ
 ライトの迫力に押されていましたが、確定除去カードがあればハルマの勝ちです。深淵への誘いとか、2枚目の恐怖の大鎌とかですね。必殺を持ったワイトキングをぶつけるだけでも勝ちなので、進化権を回復したり突進を与える効果があっても勝ちでした。
 死霊の宴をプレイして、自分の墓場+13します。墓場はこれで14。
 ワイトキングをプレイします。ファンファーレ:ネクロマンス4で自身を+1/+1して守護と必殺を持ちます。
 2枚目のクロースケルトンをプレイ。
 デスサイズハウンドでレーヴァテインドラゴン・ディフェンスモードを攻撃。墓場が10あるのでネクロマンス10は働きますが、ディフェンスモードがダメージカットをするので受けるダメージは3のみ。ライトの体力は1。さらにデスサイズハウンドの攻撃も3点マイナスされて3ダメージ。体力8のディフェンスモードは突破できません。デスサイズハウンドが返り討ちにあいます。

後攻10T:ライト
 手札に抱えていた0コストのドラゴンスマッシュをプレイ。ワイトキングに3ダメージ。ワイトキングの体力は5なので倒れません。ドラゴウェポンが場に出ます。
 ルフ鳥をプレイ。ドラゴウェポンにより武装されます。武装ルフ鳥は突進があるので、ワイトキングに攻撃して相討ち。攻撃時能力で相手のリーダーに2ダメージ。ハルマの体力は7。
 ドラゴンテイマーをプレイ。ファンファーレでレーヴァテインドラゴン・ディフェンスモードを+1/+1します。これでディフェンスモードの攻撃力はちょうど7。リーダーに攻撃して勝利でした。
 ドラゴンテイマーは後攻2ターン目からずっと手札に抱えていたカードですが、ここぞというときまで温存していたライトのナイスプレイでした。

レーヴァテインドラゴン

 33話の放映日は2022/11/19(土)でした。
 その放送後すぐに公式Twitterからアプリ版のレーヴァテインドラゴンがディフェンスモードにも変身するようになるとアナウンスがありました。

 2022/11/21(月)のアディショナルカードの追加に合わせての仕様変更です。アニメの進行とアプリのスケジュールを完璧に合わせた上でのコラボレーション。さぞ大変だったことでしょう…。
 アディショナルカードの追加時とはいえ、既存のカードが外部要因でアッパーされたのは当然初めてです。チョイス先が増えると戦術が広がりますからね。面白いことをするものだなと思いました。
 こうなるともう1つの進化先が気になります。シャドバの基本は攻撃して体力を削るということなのでアタックとディフェンスがあるのはわかるのですが、もう1つと言われると予想が難しいですね。さらなる条件がついて、上位概念のようなフォルムがあるのでしょうか。
 ちなみにディフェンスモードは-3では強すぎると判断されたのか-2で実装されました。


ハルマのシャドバ

 ライトは自信と実力をつけることでハルマと向き合えるようになりました。

ライト:「怖いと思った。前にお前とバトルしたとき、そうやって声を張り上げるお前のことが怖いと思った。だが、いまは違う。怖くない。だからお前に立ち向かえる。だから、お前に向き合える」

 シャドバをすることで相手のことを知るというライトの信条は、相手に向き合うためのシャドバの腕が必要なのですね。

ハルマ:「オレは負けったっしょ!何度も挑んで何度も何度も何度も負けた。オレが限界を超えても、あいつはずっと笑ってやがった。白銀ミカドは。笑ってやがるんだ。どんだけ好きだって、どんだけ努力したって、超えられないものはあるっしょ。それがシャドバの現実だと、オレは知ったんだ。どうせいつかはあいつにぶっ潰される。ならオレがその前に潰す。先に現実を教えてやるっしょ。それが、それが…」
ライト:「それがお前のシャドバなんだな」

 ライトはついにハルマをも陥落させ、ハルマに自分のシャドバについて語らせることに成功しました。ライトは「やり方を少し間違えただけ」と言い、ハルマの優しさを肯定しました。懐がデカイ男です。
 今後はミカドを裏ボスと想定したルートでお話が進んでいきそうです。もちろんどこかで別の事実が語られる可能性もありますが。権力も実力もあるので敵としては十分なポテンシャルを持っています。いったい、どういうモチベーションでライトたちの前に立ちはだかるでしょうか。今後が楽しみです。
 ハルマが今後どのように物語に絡んでくるかも楽しみですね。



偶然と必然

 ハルマが主張する「シャドバは偶然と必然のゲーム」という理論は、1人のプレイヤーとしてもすごくしっくりきます。

ライト:「シャドバは偶然と必然のゲーム。そういったのはお前だろ。もしお前に偶然が傾けば、オレはもう立ってはいなかった。だが俺の体力は1残っている。ならばいま、偶然と必然を制しているのはオレだ」

 今回はライトもその論調に乗っかって喋っていました。シャドバ初心者だったライトが、数々の戦いを経て強敵の主張を理解したことになります。
 ライトの体力はたまたま1点残って逆転に繋がりましたが、こういう結果を生んだのは偶然と必然の両方です。ランダムの当たり所が悪くて1点残ってしまった、というような明らかな運ゲーではないのですね。毎ターンごとのドローとプレイの両方が積み重なって勝敗が決まったというのがよくわかる試合でした。カードゲームとしてのシャドバを語るうえでの納得感があります。
 全く新しい概念が持ち込まれたわけではないのですね。運とプレイングの両方が求められるゲームだというのは以前からプレイヤー間でよく語られる話題でした。カッコよく言い換えた言葉という感じでしょうか。なのでしっくりくるのでしょう。




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