アニシャドFの43話の感想文です。
シオン vs ヴォーデン
1ターン目
ギャンビット
マジカルポーン1体を場に出す
直前のターンに自分のマジカルポーンが破壊されていたなら、マジカルポーンではなくマジカルナイトを場に出す
アニシャドのマジカルポーンは2/1ですが1コスト相当なのでコスト通りの動きをするカード。
2ターン目
アニシャドのマジカルナイトは3/3/1で疾走がありません。攻撃するときにポーンが出ます。
魔術の創造者
2コスト2/2
ファンファーレ:自分のデッキから、スペルブーストを持たないコスト最大のスペルカードをランダムに1枚手札に加える
かなりピンポイントでサーチができるので悪さができそうなカード。
スペルブーストを持たないコスト最大のスペルカードは35コストのエンド・オブ・ザ・ワールドでした。
3ターン目
マジカルストラテジーをプレイ。アニシャドのこのカードはポーンを2体場に出す能力です。
さらに新カードをプレイ。
ストゥアー
1コストスペル
自分の場のフォロワー1体と、相手の場のフォロワー1体を選択する。前者に後者の攻撃力分、後者に前者の攻撃力分のダメージを与える。自分の場にフォロワーが3体以上いるなら、ダメージを受けるのは後者のみになり、カードを1枚引く
メリットがついている両雄激突の上位互換カード。チェスデッキは横並びしやすいのでこの追加テキストは強力。
魔術の創造者に3ダメージで破壊してカードを1枚引きます。
シオンの場には2点のポーンが3枚と3点のナイトが1枚あったので、触れなかった場合ゲームがほぼ終わっていました。
4ターン目
1ターン目からハンドにあった運命の導きを2コストでプレイ。カードを2枚引きます。メイティの効果でマジカルポーンが場に出ます。
テンペストソーサラー
4コスト3/4→5/6
ファンファーレ:ランダムな相手フォロワー1体を破壊する
進化時:自分の手札のカード1枚は「自分がスペルを13種類プレイしたとき、このカードのコストを0にする」を持つ。自分のリーダーは「自分のターンに1回、スペルをプレイしたときにPPを4回復する」を持つ
ファンファーレだけでもけっこうインフレを感じるカード。ただし進化時能力が本体です。
スペル13種類達成でコストを0にする能力は、実質アルティメットマジックみたいなもの。ただし0にして勝てるカードが手札にないといけません。そこの条件は厳しめ。
ナーフ前ユニオンマジックは6種類、ナーフ後は8種類のスペルを撃つ必要がありました。回るとナーフ後でも6ターン目には8種達成をしていた記憶。
一方でテンペストソーサラーは1ターンに1回PPを4回復する効果が付与されます。毎ターンスペルを撃てる余地が大幅に上がります。こちらの能力だけでもスペルウィッチが大幅に強化されます。
テンペストソーサラーのファンファーレでマジカルポーンを破壊し、進化してメイティを上踏みしました。0コストのスペルを抱えておけばこのターンからPP回復を活用できましたが、そこまでスペブは進んでいませんでした。
5ターン目
バッテリーをプレイ。テンペストソーサラーに2ダメージ。マジカルルークが場にいるときに使うとルークを複製するスペルです。テンペストソーサラーの体力は残り3。
マジカルポーンを進化してテンペストソーサラーに攻撃して相討ち。結果論、残念ながらこのプレイがプレイミスとなってしまいました。進化権を投入することで場に残るポーンの数が1枚増えたのですが、この進化権を使ってリーダーの体力を2点多く削っていればシオンの勝利でした。
シオンとしてはひたすら横並べを継続することで盤面から圧力をかけていくプレイを意識したと思われるのですが、4PP回復がついた時点でヴォーデンの除去力は跳ね上がっているため、盤面形成を諦めた方が吉だった気がします。
コールチェインをプレイして、ウィッチフォロワーを1枚デッキから手札に加えます。老レヴィでした。
精神統一をプレイしてカードを2枚引きます。このターンはスペルを3種類増やして、除去とドローをしました。
6ターン目
マジカルストラテジーをプレイ。ポーンを2体場に出します。
マジカルポーン4体で相手のリーダーに攻撃で8点。ヴォーデンの体力は9。マジカルポーンは能力で自身の攻撃力を1にします。前のターンに切った進化権をここで切っていればシオンの勝ちでした。シオンはミスティックキングに使う進化権を残しておかねばならないので、ここではもう進化権を切れません。
マジックミサイルが手札にあるので、先ドローの鉄則からまずはマジックミサイルを撃つべきですが、ヴォーデンはルーンから使いました。引いたカードにスペブがかかるか否かが死活問題なので、この後ドローはさすがによくない。
ルーンの貫きをプレイしてマジカルルークに2ダメージで破壊し、リーダーにも2ダメージです。リーダーの能力でPPを4回復します。
紅蓮の魔術をプレイしてマジカルポーンに3ダメージで破壊、進化したレヴィでマジカルポーンを上踏み。
マジックミサイルをプレイしてマジカルポーンに1ダメージで破壊して、カードを1枚引きます。
マナリアの知識をプレイ。マナリアの防陣を手札に加え、そのままプレイ。クレイゴーレムを1体場に出し、それに守護を与えます。
最後に0コストになったキマイラをプレイ。ファンファーレでマジカルポーンに4ダメージで破壊です。
このターンで一気にスペルの種類を5枚増やしました。あと3枚で条件達成です。
7ターン目
ミスティックキングを進化して、さらにマジカルポーン2体を場に出します。
ミスティックキングで守護を持つクレイゴーレムを上踏み、マジカルポーン4体で相手のリーダーに攻撃で8点。ヴォーデンの体力は1です。マジカルポーンは能力で自身の攻撃力を1にします。
次のターンで負けなければ大体シオンの勝ちという展開。
知恵の光をプレイ。カードを1枚引きます。
ウインドブラストをプレイ。マジカルポーンに5ダメージで破壊します。ウィンドブラストが13種類目のスペルとなりました。
0コストになったエンド・オブ・ザ・ワールドをプレイ。
エンド・オブ・ザ・ワールド
35コストスペル
相手のフォロワーに20ダメージ
13ターン目以降ならこのカードのコストは0になる
最近のローテーションは10ターン目にギルネリーゼ(ちょっと前はゼルガネイア)が出てきてゲームが終わるので、13ターン目まで試合が伸びることはほぼありません。というわけでこのカード自体はそこまで強いカードではないのですが、テンペストソーサラーとのコンボが強力でした。
シオンに20ダメージでヴォーデンの勝利です。
1人でしか見られぬ景色
セブンシャドウズのバトルは3人目。シオンとは因縁があるわけではなく、ポイント数とグランドマスターに惹かれてバトルをした形です。
ウィッチ同士の戦いになったというのが両者の1つの繋がりではあるのですが、それ以上に今回テーマとされたのが1人で歩むということでした。
ヴォーデン:「キミは誰かに頼っている。キミは1人で歩んではいない。」
ヴォーデン:「1人でしか得られる経験もある。1人でしか見られぬ景色もある」
自分の周りから人がいなくなってしまうという経験をしたシオンは、セブンスフレイムの仲間と一緒にいられることに幸せを感じています。しかしヴォーデンからは逆に1人でいた方が良いという持論を聞かされ、ギャップに彼女は困惑したのだと思います。
アニメシャドウバースは全年齢向けのアニメですし、最後は友情努力勝利の価値観に迎合することになると思います。しかしシオンがどのように葛藤して、どのように答えにたどりつくかは気になるところだなと思いました。彼女の精神年齢はまだまだ幼いですから。
セブンシャドウズと戦って、セブンスフレイムの面々がみんな1敗ずつ敗北を刻んでいく流れになるのかなあと今後の流れが予想できます。それぞれが敗北をどのように受け入れて乗り越えていくのかが楽しみなところだなと思いました。
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