3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【アークナイツ】ロスモンティスの生い立ちと能力に関する考察

 ロスモンティスというキャラの生い立ちや能力の正体を整理する記事です。ロスモンティスのプロファイル、メインストーリー7章と8章の内容をまとめます。ストーリーのネタバレはしませんが、どうしても気になる方はここでバックしてください。
 ロスモンティスに実験を施したローキャン・ウィリアムズという人物から解説をスタートし、エリートオペレーターとしてどのように活躍しているのかまで、時系列に沿って見ていきます。

1. ローキャンとケルシー

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 ローキャン・ウィリアムズはケルシーに「天才」と言わしめるほどの才能を持った人物です。しかし無知で無感情だとケルシーは指摘しており、後述の非人道的な実験を行うに至ります。
 そういう危険な人物だったからだと思うのですが、ケルシーはローキャンの師とともにローキャンをクルビアの鉱石病研究の学術人生を終わらせます。学会からの追放のような処分を下したのでしょう。


2. ローキャンの禁忌の実験

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 学術人生が終わってしまってローキャンは非常に困ったことでしょう。資源を確保したり、地位を維持したり、プロジェクトを存続させたりするためには、有用な実験結果を出さねばなりません。おそらく企業にアピールして支援してもらおうとしたのだと思います。
 ローキャンのプロジェクトは恐ろしい目標を掲げていました。鉱石病で命を削られないような感染者術師を生み出すことです。通常、アーツを使うためにはアーツユニットを介さねばなりませんが、鉱石病患者の中は体内の源石がアーツユニット代わりになって、強力なアーツを扱える人がいます。そのような人物は強力な戦力になるのですが、鉱石病に侵されているため短命です。
 ローキャンが目指したのは、鉱石病を患っていない感染者、アーツユニットを要さない術師、アーツ理論教育不要のアーツマスター、つまり鉱石病の弱点を克服した感染者術師です。
 ローキャンはアーツの才能を持っていたロスモンティス兄弟に注目しました。ロスモンティスの兄弟を殺害し、彼らから「意識」を取り出します。ロスモンティスの脳に感染器官を埋め込み、取り出した「意識」によってその感染器官を起動しました。
 感染器官は目論見通り動き始めました。脳に埋め込まれているため、本来脳が果たすべき役割の一部を遂行しているらしく、この器官を外すと嚥下や血液循環が止まるのではないかとケルシーは言っています。
 ロスモンティスは脳にアーツユニットがあるため特殊なアーツを使うことができます。また、体内に源石を抱えているという点では、鉱石病を患っていると言えるのですが、病状が悪化することはありません。脳にある感染器官はそれ以上感染を広げないように作られているからです。
 この感染器官が「意識」によって起動するというのがどういうことなのか、詳細な記述はありません。ケルシーに言わせれば「あまりにも理論化が行き過ぎた神経科学は私からすれば通用しない」と言っています。机上の空論に過ぎないと言っているように聞こえます。
 今のロスモンティスの在り方を見ると、ローキャンは実験を成功させてしまったと言えると思います。一方でケルシーは、元の状態に戻すことはおろか、この実験を再現することさえ不可能だと言っています。倫理的な意味でロドスはこの実験を再現できないでしょうが、技術が及ばないため実行できない、もしくは奇跡的に成功してしまっただけで再現性がないと言っているようにも聞こえます。
 そのぐらいローキャンはすごいことをやってのけてしまったということであり、ロスモンティスの存在に希少性があるということにもなります。


3. ローキャン水槽ラボの終焉

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 ローキャンの実験自体は成功したのですが、生み出されたロスモンティスは自身の力を全く制御できなかったという点では失敗だったのかもしれません。ローキャンの研究所である「ローキャン水槽」ラボは幾度となくロスモンティスに破壊され、ついに「移動都市に轢かれたような」廃墟になってしまいました。
 その事件の折、マイレンダー児童権益保証基金会という組織が秘密裏にロスモンティスを保護します。この組織の情報はほとんどありませんが、現実のユニセフのような慈善団体だと考えられます。
 マイレンダーはこの事件をなかったことにして、ロスモンティスの身柄をケルシーに預けました。マイレンダーとケルシーがどういう協力関係にあったかはわかりません。ケルシーは、ローキャンの手にかかったロスモンティスが自分の手に転がり込んでくることになったのは「数奇な巡り合わせ」だったと言っています。
 仮にこの事件を公に公表してしまうと、ローキャンの実験内容が明らかにされ、その功績を巡って様々な争いが起きてしまったことでしょう。マイレンダーはそれを危惧して事実を闇に葬り去りましたが、ケルシーはローキャン水槽ラボには支援者がいただろうと推測していて、それが誰かは分からないと言っていました。
 ケルシーが疑っていた企業は4つありました。ヴォルヴォート・コンシスキー、ライン生命、ビーチブレラ、タワーヒルバイオテックです。ライン生命はサリアたちが属するあのライン生命ですね。
 ビーチブレラはケオベの茸狩迷界で名前が出てきました。製薬会社なのでロドスと同業者ですね。他の2社は初めて聞く名前です。

 ローキャンが死んだという記述はありませんでした。ひょっとしたら今後悪役として登場するかもしれないですね。


4. ロドスに来たロスモンティス

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 ロスモンティスはケルシーに引き取られ、ロドスでの生活を始めます。ロドスに来た直後、彼女は2つの症状に苦しみます。
 1つはアーツの力を制御しきれないことです。普段は物分かりの良い少女なのですが、精神が不安定になるとアーツの力が暴走し、艦内を破壊してしまっていたとのことです。Logosがいなかったら何度死んでいたかわからないとエンジニアは書き残していました。
 もう1つが記憶障害です。大事なことも忘れてしまうことがあると言っていました。脳に感染器官が埋まっているのが原因ではあるのですが、ロスモンティス本人が過去に自分が受けた実験の記憶を消し去りたいと強く願うあまり、アーツが記憶を忘却してしまっているのではないか、または副作用的な反応なのではないかと推測されていました。
 ロドスの人たちは辛抱強くロスモンティスに付き添い、彼女はオペレーターになりました。自身の力に責任を負い、アーツ制御の訓練をし、周りの人たちとの繋がりを得るために、オペレーターになることを志願したのです。
 また、記憶障害に適応するために、ロドスのエンジニアはロスモンティスに記録デバイスをプレゼントしました。ロスモンティスが立ち絵で胸に抱えているものです。日々感じたことをこれに記録しているらしいです。

5. エリートオペレーターへの昇格

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 ケルシーたちはロスモンティスに普通のオペレーターとして活躍する以上のことを求めました。ロドスに来てからどのぐらい経った後の出来事なのかは分かりませんでしたが、ロスモンティスをエリートオペレーターとして推薦したのです。
 ケルシーの一存では決まらないらしく、ロスモンティスを昇格させるかどうかは術師と医療のエリートオペレーターの全員の信を得る必要があったようです。
 投票権を持っているのは誰なのか考えてみましょう。エリートオペレーターのうち、プレイアブルキャラになっているのはブレイズとロスモンティスの2名のみです。他のエリートオペレーターはストーリー中でいろいろと名前が出てきますが、術師と医療オペレーターに該当するのが誰なのかは判別することが難しいです。
 ケオベの茸狩迷界でロドスのエリートオペレーターを雇えることがありました。前衛Sharp、狙撃Stormeye、術師Pith、医療Touchです。優秀な能力ですがコスト0だったので、提示されたらラッキーでしたね。
 ロスモンティスのエリートオペレーター昇格に対して、反対票を投じたのは2名いました。そのうち1名がPithです。TouchとLogosは賛成側に回ったと書かれています。
 Pithが反対をするのはケルシーも予想していたことだったようで、8章ではケルシーがPithを説得している場面が描かれました。Pithは「術師オペレーターとは自身のアーツの力を使って人々に恩恵をもたらす存在でなければならない」という自身の信条を話し、ロスモンティスのアーツはそれに適わないと指摘していました。
 ケルシーはエリートオペレーターとしてロスモンティスにベストな結果を求め続けることで、アーツ制御と自身の感情のコントロールをマスターさせなければ、ロスモンティスはいずれ大災害を引き起こすとの持論を展開しました。
 Pithは自分がロスモンティスを手にかけてもいいと言うぐらいには強硬でしたが、最終的にはケルシーの言葉と迫力の前に折れたようでした。
 ここからは想像ですが、ロスモンティスが術師ではなく狙撃オペレーターなのは、Pithの主張に譲歩した結果なのかもしれません。ゲームシステム的に物理攻撃をするので狙撃オペレーターになっているだけかもしれませんが…。

6. ロスモンティスの強みと弱み

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 エリートオペレーターに昇格したロスモンティスは、皆に支えられながらチームを率いるエリートオペレーターだと評されていました。チームの先頭に立つブレイズとは真逆だけど、それぞれのやり方でエリートオペレーターを務めているのだと。
 7章と8章で実例と共に示されたように、ロスモンティスには強みが2つあります。
 1つは殲滅作戦や陣地攻略への適性です。ロスモンティスが操るアーツは精神実体と呼ばれていて、他人からは観測不能な巨大なエネルギー体を操る力です。このエネルギー体は大きな「手」の形をしていて、最大で4本を同時に操ることができます。
 他人からは一切関知ができないのですが、物体を通り抜けることはできないらしく、外側から「手」で握りつぶしたり叩いたりできるだけとのことです。戦闘では巨大な鉄の塊を「手」でぶんぶん振り回して戦っているようです。
 物理耐性は非常に強いですがエネルギー系のアーツには弱いと言われている場面もありました。
 2つ目の強みは「手」を用いた索敵能力です。「手」を広げて戦場を索敵し、物陰に隠れている敵も見つけ出すことができます。範囲を最小限に絞っても数平方メートルが影響範囲に入ると言われており、広げようとすると都市の数区画分ぐらいを一度に見渡すことができるようです。
 この「手」がなぜ4本なのかというと、ロスモンティスの脳に埋め込まれた感染器官に宿る兄弟2人の手だからなのではという推測がされていました。怪談のような話ですね…。
 エリートオペレーターになったとはいえ、ロスモンティスの弱みはやはり精神面です。記憶障害を克服できていないため、覚えておかねばならないことを忘れてしまったときにかなり取り乱してしまうみたいです。
 ロスモンティスの記憶を補完してあげるという意味で、アーミヤは非常に大切な仲間です。ネタバレはしませんがアーミヤにはそういう能力がありますからね。
 また、ロスモンティスの小隊に加わるメンバーは、立場上は部下ですが、精神面ではロスモンティスを逆に支えてあげようという意思をもった人たちです。お互い持ちつ持たれつで作戦を遂行する姿は、ロドスならではという感じで、心が温かくなりますね。
 というわけで弱点はみんなで補い合いながら、それぞれの強みを活かし、ロドスのオペレーターたちは今後も戦い続けていくことでしょう。我々ドクターも頑張っていきましょう…!



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