3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【プロセカ】Leo/needにはウミユリ海底譚が良く似合うという話

 2020年12月1日にLeo/needが歌唱するウミユリ海底譚が追加されました。もともと大好きな曲だったのですが、Leo/needが歌うとまた違ったニュアンスが生まれていて素敵だな~と思ったのでその感想を気ままに書こうと思います。

カバー楽曲であるという前提

 ウミユリ海底譚はプロセカのために書き下ろされた楽曲ではありません。Leo/needのために作られたNeedLeやステラとは前提が違うということは意識しておきたいなと思っています。
 ボカロ界に輝く名曲ウミユリ海底譚をLeo/needがカバーしたとき、彼女たちの物語がこの曲に少し重なっているところに選曲センスを感じたわけです。ウミユリ海底譚がLeo/needのための曲だ!とまで言うのはさすがにおこがましいと思ってしまうぐらいには、この曲はずっと愛されてきた曲です。
 ウミユリ海底譚の世界観をすべて味わおうとすると、n-bunaさんの他の楽曲との繋がりも視野に入ってきます。ここではあくまでも、ウミユリ海底譚という曲と、Leo/needの1対1の関係について感想を書いていきたいなと思います。

ウミユリ海底譚の歌詞とLeo/need

"もっと縋ってよ"

 楽曲の目玉である1番のサビのフレーズがLeo/needと重なりを持っていることがとても好きです。

もっと縋ってよ知ってしまうから
僕の歌を笑わないで

 セカイver.のボーカルは一歌と穂波なんですよね。Leo/needの最後のピース、一歌たちに縋りたくても縋れなかった穂波が、一歌と一緒にこのサビを歌っている…。この事実だけでもう感動が僕の心を突き抜けていきます。
 一歌から穂波のメッセージのように聞こえるんですよね。だから、デュエットの相手としてボーカルの一歌が穂波を指名したのではないかと想像が捗ってしまいます。私が大好きなミクのこの曲を一緒に歌おうよと。
 ウミユリ海底譚の大きな文脈から見るとこのフレーズは別の意味を持っているわけですが、一部を切り取って一歌から穂波へのメッセージに見立てたって、別に良いと思うんですよね。一部分でも重なる想いがあれば、歌ったときに感情を波立たせるものになります。そういうカバーがあってもいいと思います。

"そんな嘘を歌わないで"

 2番以降はカットされているためゲーム内では歌ってくれませんが、もしかしたらフルバージョンをゲーム外で公開してくれるかもしれません。

そっと塞いでよもういらないから
そんな嘘を歌わないで

 1番と同じく2番のサビにも重なりを感じます。こちらも一歌から穂波へ、「私は大丈夫」と嘘をついて逃げないでほしいという想いを連想します。
 AメロBメロは独り言のように、そしてサビは呼びかけているような言葉遣いで歌詞が綴られているんですよね。だから、サビに強いメッセージ性を感じます。曲調が盛り上がるところでもあるので、フルで聴いて体感してみたいですね。

"泣いて笑ってよ一等星"

 2番のサビの後半部分です。ここもとても良い。

泣いて笑ってよ一等星
愛は愛は愛は

 Leo/needは「あの日みんなで見上げた星空」がキーとなって結成されるバンドです。ステラでは直接的に表現されていましたが、星がみんなを繋ぐ物語なんですよね。
 ウミユリ海底譚にこのフレーズがあるのは本当にたまたまだと思います。偶然だったとしても、「泣いて笑ってよ一等星」という言葉はLeo/needの4人にあまりにもぴったりで鳥肌が立ってしまいますね。
 泣いたり笑ったりして青春を楽しんでね、と彼女たちを星に見立てて応援してくれているように感じます。

誰もいないMVのラスト

 プロセカに実装されているMVでは、楽器を置いてみんながいなくなった教室のセカイが最後に映ります。原曲のMVは海中列車が走っていく様子で終わるので、原曲に合わせた演出ではありません。
 この最後の演出にはプロセカ運営のクリエイティブ魂を感じました。曲自体は変えようがないですが、MVの演出を作るのはプロセカですからね。一歌たちがジャーンと演奏を終えたところで切ってもよかったのに、あの一コマがわざとらしく入っていますから。
 ウミユリ海底譚はとても明るくリズミカルな曲ですが、歌詞自体は比較的ネガティブで、海に沈んでいくような物語を描いています。一方、Leo/needは結成されたばかりで、ここから上昇していくぞ!というタイミングなので、歌詞全体のニュアンスと今の状況が合致していなかったりするんですよね。
 これは僕の勝手な解釈ですが、Leo/needの4人とミクさんは海に沈んだりはしませんよ、というメッセージを運営さんは発したかったのかなと思いました。海に沈むのはLeo/needらしくないよね!ということです。
 線路が宙を漂っているので、海中列車にみんなで乗り込んで、空を目指していったんじゃないかなと想像しました。空には星がありますからね。

最終列車と泣き止んだあの空に溺れていく

 ↑最後の終わりの歌詞です。全体を通して海と空の対比が美しい曲だなと改めて感じました。ヒトデが星のように光っている演出とかもとっても綺麗でしたね。



 最近ゲットした星4一歌。教室のセカイは空の使い方が美しい…。
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