3度目のサザンドラ

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【原作勢目線】アニメアズレン1話感想 - 【起動】海を駆ける少女たち

 アプリ版アズールレーンをプレイしている自分の目線から、アニメアズールレーン1話の登場キャラを紹介しつつ、気になったところを語っていきます。


ネタバレしますよ!!

冒頭

 セイレーンの侵攻と4大陣営についてはアプリ版通り。気になったところとしては、第1次のセイレーン侵攻を食い止めた場面で、二人のキャラが登場したことですかね。
 一人目は大日本帝国海軍の戦艦「三笠」。二人目はロシア帝国海軍の軽巡洋艦「アヴローラ」。どちらも日露戦争の時に活躍した船です。アズレンの世界観は第二次世界大戦(WW2)をベースにしているので、三笠とアヴローラは30年ぐらい前の旧式の船という扱いになります。
 これはアプリ版にはない設定で、三笠とアヴローラの時代にセイレーンが現れたことになっているようです。史実と合わせるならば、セイレーンの出現から30年ぐらい経過したのがアニメの「今」ということですね。30年もあればセイレーンの技術の解析は進むでしょうし、各陣営の理念の違いも明確になってくることでしょう。

エンタープライズとヴェスタル

 ヴェスタルは損傷した船を修理する機能を持った工作艦です。WW2のときに日本海軍の攻撃を受けたエンタープライズを修理したことがあるので、この役回りなのかなと思います。アプリ版でもヒーラーなのですが、エンタープライズを回復するときは回復量が多くなるというスキルを持っています。孤高の存在であるエンタープライズに、この子はどれだけ寄り添うことができるでしょうか。

基地について

 桟橋が3本伸びているので、これはアプリ版で描かれる母港と同じ場所と推測されます。外側取り囲むようにして軍港が作られているのですね。学園施設もそのままアプリ版と同じでした。
 ここに重桜が攻め込んでくるということは、ここはおそらくハワイの真珠湾ということでしょう。アプリ版では母港がどのへんにあるのか説明がないので、面白い情報だなと思いました。

クリーブランド

 アメリカ海軍の軽巡洋艦で、WW2のときの主力です。ものすごく活躍した船ですし、キャラとしても人気があるのでアニメでも出番は多くなりそうです。対空砲がたくさん積まれていて、アプリ版でも対空火力がアップするスキルを持っています。この子が飛来するセイレーンの航空機に最初に攻撃した場面は、その設定もきちんと踏まえられていて感心しました。

プリンス・オブ・ウェールズ

 イギリス海軍の戦艦です。頭文字をとってPoWと表記されることが多いです。ルーズベルト大統領とチャーチル首相が、PoWの上で大西洋憲章に調印したという歴史を踏まえて、ロイヤル陣営でありながらユニオン艦と一緒に出撃すると自身にバフが乗るというスキルを持っています。
 この基地はユニオンとロイヤルの共同陣営ということで、どちらにも顔が利くこの子が幹部クラスとして着任しているのは納得です。

イラストリアス

 WW2の頃のイギリス海軍の主力空母です。飛行甲板を装甲化した世界初の装甲空母ということで、兵器の歴史に名を刻むとともに、いろいろな戦闘で戦果をたくさんあげた優秀な空母です。アプリ版では防御キャラとして、前衛にバリアを貼るという固有のスキルを持っています。1話では戦闘シーンがあまり見られなかったので、今後に期待です。

ユニコーン

 飛行機の修理機能を持った珍しい空母です。イラストリアス級の設計をベースに作られたのでイラストリアスをお姉ちゃんと呼びます。アプリ版でも回復スキルを持っていますが、1話の戦闘ではそのような描写はなかったですね。むしろユーちゃんが指揮官を驚かせました。今後はどうなるでしょうか。

フッドと鉄血

 PoWとイラストリアスの会話シーンから。ロイヤルの主力であるフッドもこの基地にやってくるとのことです。フッドはイギリス海軍の顔として長きに渡って活躍した戦艦なので、アニメでも活躍が期待されます。
 基地はハワイにあるため、ヨーロッパ側には睨みが効きません。フッドがこちらに来てしまうと、鉄血(ドイツ)が動きやすくなってしまうかも...ということをPoWは気にしていました。鉄血は別の場所から参戦しそうですね。

初期艦3人

 ジャベリン(ロイヤル)、ラフィー(ユニオン)、綾波(重桜)はアプリを始めたときにもらえる初期艦の3人です。フシギダネヒトカゲゼニガメみたいなものです。もう一人鉄血のZ23も入れた初期艦ズの4人はとっても仲良しなわけですが、アニメのはじまり方は不穏でしたね。この子たちの友情の物語は1つの主軸として展開されていきそうです。



赤城と加賀

 大日本帝国海軍の空母。主力航空部隊である第一航空戦隊を載せていました。縮めて一航戦ですね。真珠湾攻撃の中心を担ったので、アニメでもこの役回り。悪役が良く似合います。
 加賀は赤城を姉さまと呼びますが、設計は違うので姉妹艦ではありません。もともと戦艦として建造がスタートした加賀だったのですが、わけあって空母になりました。「この体は姉さまの...!」というセリフもあったので、もしかしたら今後その設定にも言及するかもしれないですね。天城というもう一人の船が絡むお話です。
 赤城が持っていた紫色のキューブはお初にお目にかかりました。セイレーンに関する何かだと思われます。今後のカギですね。


艤装の装着

 アプリ版では女の子そのものが船という扱いなのですが、アニメでは船と女の子が別々なのでしょうか。細かいところを気にするつもりはなくて、アニメに映える良い表現だなと思いました。
 どこまでが艤装なのかというのも興味深いですね。クリーブランドで言うと、肩についているパーツも艤装の一部だったみたいですね。あと、足にも装着されるのは海を走るためのものでしょうか。
 史実で魚雷を装備していた子は魚雷が撃てるようになっていましたね。綾波がやっていましたが魚雷は自らの力で再装填されるようでした。

ユニコーンvs加賀

 指揮官たちの度肝を抜いたシーン。アニメらしい演出で僕はすごい好きです。重桜の子たちは生きものを召喚できるのだとしたら、他の子たちが何を出してくるのか気になりますね。赤城も狐モチーフのキャラですが、何を出すのでしょうか。

ジャベリンvs綾波

 手に持っている近接武器を使いつつ、艤装からの砲撃と、魚雷まで組み合わせることができることがわかりました。戦術の幅はけっこう広そうですね。

エンタープライズvs加賀

 エンタープライズの登場&艤装の装着は1話のヤマと言っても良いでしょう。気合が入っていてカッコよかったです。自分で出した飛行機に乗れるのだから空母が機動力でいくと最強なのかも。砲撃はできないので一長一短にはなるのでしょうが。
 加賀の「私を楽しませろ...!」はアプリ版でのセリフを引用してくれています。普段は落ち着いていて冷静なキャラなのですが、海に出ると戦闘狂な一面が顔を覗かせる加賀さん、良いキャラしていますね。
 弓で撃たれたときに艤装がなくなりましたが、そのあと自分の意思で戻せるようでした。スタミナ的な概念なんでしょうか。

瑞鶴

 史実ではこの子も真珠湾攻撃に参加していたので、アニメでもちょろっと出てきました。演出がちょっとわかりにくかったですが、この子も空母なので、赤城加賀に迫っていたエンタープライズの腕に飛行機型式神をぶつけていました。赤城と加賀よりも後に完成したということで後輩キャラです。刀を差しているので戦闘映えしそうですね。

幕切れ

 エンタープライズの戦い方は「痛々しい」と評されていました。強すぎるが故の心の葛藤のようなところに今後踏み込んでいくのでしょうか。アプリ版でも似たようなことは言うのですが、そこまで深刻ではないので楽しみですね。