ネタバレします!!
35話はヒイロが父親のエイジとついに邂逅し、バトルへと突入します。
ヒイロ vs エイジ
エイジが空から降ってきたところから35話はスタートです。
エイジはヒイロのことを認識しているのかどうか怪しい様子です。レオン社長のことはわかるらしく、ちょっと気になるやりとりをしていたので感想の最後で触れます。
35話目にして初めてアニシャドでドラゴンvsドラゴンのバトルになりました。そもそも同クラスのバトルがあまりないですが。
エイジの変身バンクはヒイロと似ていましたね。親子ですね。
1-4ターン
完全にカットされていてわかりませんでした。お互い体力の動きがなく、フォロワーも残っていません。
2ターン目で竜の託宣を撃ち合った可能性が高そうです。ただそうすると何ターン目なのか分かりにくくなってしまうので、託宣は撃たなかった前提で話を進めていきます。
この環境ではターン数を参照する効果を持つカードがないので影響はないはずです。
5ターン
ヒイロもすぐに気づきますが、ラストワードで手に入るブレイジングブレスで海剣竜が破壊されてしまうため、進化権が1つ無駄になってしまった形です。
6ターン
竜の闘気をプレイしてPPをブーストし、手札も増やします。
この時代のドラゴンミラーではよく見られた光景です。自分だけPPブーストに乗り遅れるとしばらく辛いターンが続きます。
7ターン
シャドウグリントドラゴン
4コスト2/4
ファンファーレ:覚醒状態なら相手のフォロワー1体に4ダメージ
シャドウ化すると攻撃力と体力がひっくり返ります。グリントドラゴンは4/4/2という貧弱すぎるスタッツが改善されます。
本家シャドウバースでは4/4/4にメリット効果を持っているフォロワーが当たり前になってきたので、シャドウグリントドラゴンの能力は控えめだなと思ってしまいます。
シャドウドラゴンウォーリアも出てきます。
シャドウドラゴンウォーリア
4コスト4/3
効果不明(おそらく進化時効果を持っている)
シャドウ化する前と大体同じような効果を持っているので、シャドウドラゴンウォーリアは進化効果を持っているのではないかと思います。
4/4/3というスタッツは3ダメージスペル等で破壊されてしまうので、4/3/4の方が有用なケースが多いですね。
ヒイロの手札にあるのは、ドラゴンライダー、ムシュフシュ、ツインヘッドドラゴン、ドラゴンウォーリア、竜の力、大嵐のドラゴンです。
ドラゴンウォーリアを進化するとキレイにエイジの2面を処理できます。せっかく進化権を切るならムシュフシュを置きたいので、4コスト+2コスト+2コストの動きになりそうです。
ドラゴンライダー、ムシュフシュ、ドラゴンウォーリアをプレイし、ドラゴンウォーリアの進化効果でシャドウドラゴンウォーリアを破壊し、シャドウグリントドラゴンを上踏みします。
ヒイロの盤面は4/2, 4/2, 4/3です。
8ターン
ドラゴニュートフィストは2点ダメージをランダムで2回飛ばすので、ヒイロのドラゴンライダーとムシュフシュを1枚で破壊できます。
ランダムの飛び先を固定するために、スカルドラゴンを進化してドラゴンウォーリアを破壊し、ドラゴニュートフィストで手札のムシュフシュを捨ててヒイロの盤面をカラにします。
エイジの手札には2コストのシャドウファイヤーリザードもあったため、ムシュフシュとどちらが捨てられるかはランダムでした。
エイジの盤面には6/5のスカルドラゴンが残ります。
大嵐のドラゴンは疾走を持っているので、竜の力で+3/+3するとちょうどスカルドラゴンと相討ちできます。4/4のツインヘッドドラゴンが盤面に残ります。
9ターン
シャドウファイヤーリザードでツインヘッドドラゴンを破壊します。
シャドウファイヤーリザード
2コスト1/2
ファンファーレ:覚醒状態なら相手のフォロワー1体に4ダメージ
強すぎず弱すぎず良いバランスのカードだなと思いました。覚醒前は2/2/2に踏まれてしまいますが、覚醒後は盤面を取る力が強いカードです。
本家だと2/2/2で手札を1枚捨てると4ダメージ(覚醒関係なし)というカードがあります。
シャドウ化したドラゴンガードをプレイします。
シャドウドラゴンガード
6コスト6/5
必殺
守護
「覚醒状態なら」とエイジは言わなかったので素で必殺守護なのでしょうか。これも割とコスト通りのカードパワーです。
シャドウ化した大嵐のドラゴンもプレイします。
シャドウストームドラゴン
2コスト1/2
疾走
攻撃時:覚醒状態なら自身を+1/+0する
このカードはけっこう強そうです。無条件で疾走を持ち、勝手にスタッツが上がるので小粒とはいえ無視しにくいのが嫌らしいカードです。
ファイヤーリザードで残ったシャドウドラゴンガードを破壊します。
2コスト+6コスト+2コストの動きです。
10ターン
虚無の衝撃
9コストスペル
相手のフォロワー1体を破壊する
シャドウジェネラルを1体場に出す
シャドウジェネラル
?コスト2/10→2/10
守護
進化時:シャドウソルジャーを4体場に出す
2/10守護というのはなかなか極端なスタッツですね。デッキによっては破壊するのが面倒になりそうです。
2/8守護・必殺・選択不可・リーダー回復のセトが7コストです。シャドウジェネラルは5 or 6コストぐらいでしょうか?そこに確定除去がついているのでけっこうオトクなカードです。
シャドウジェネラルが進化すると本体の守護の裏に1/1が4体並びます。3体残ると合体するので倒したくなるのですが、倒すとラストワードで取り付いてしまうという嫌らしさがあります。
攻撃時能力の3点AOEが先に働き、シャドウソルジャー4体がシャドウジェネラルに取り付いたあとで、シャドウジェネラルを殴り倒すという処理順になります。
そのため取り付いていたシャドウソルジャーが4体場に出てきて、そのまま残ります。
古の飛竜をプレイして一応の守護を貼ります。
11ターン
ヒイロがイグニスドラゴンを出したので、エイジはシャドウイグニスドラゴンをプレイします。エースの闇落ちした姿が出るというのも鉄板の展開ですね。
シャドウイグニスドラゴン
7コスト5/3→7/5
ファンファーレ:自分の場にシャドウフォロワーがいるなら、それらを全て消滅させてこのフォロワーは進化する
攻撃時:相手のフォロワーすべてに5ダメージ
イグニスドラゴンの手札2枚以下という条件はヒイロにとっては何でもありませんが、普通にシャドバをやるならけっこう厳しい条件です。
一方シャドウイグニスドラゴンは、盤面がカラでもシャドウ化した他のフォロワーと一緒にプレイすればよいので比較的達成しやすい条件です。
今回のエイジのプレイは、せっかく進化権を使ってまで作った5/5のシャドウコマンダーを消してしまったので、ちょっともったいない感じはしますね。
攻撃時効果のAOEはシャドウ化すると5点です。
今回のバトルはここまでです。決着は36話ですね。
レオンとエイジ
レオンとエイジが冒頭で少し会話をしました。
レオン:「やあエイジ。キミに記憶はあるのかな?いっそなくなっていたほうが幸せかもしれないな。まあいい。1つだけ質問をさせてくれ。私の大事な剣を折り、伝説を継ぐ者を壊し、世界を虚ろの影で包み込んで、キミは一体何を望む?」
エイジ:「決まっている。オレの望みはあのときから変わってない。ただ1つだけだ」
このやりとりから、エイジのやったことはレオンの計画を邪魔するものだったのだなとわかります。
33話でレオンはこんなことを言っていました。
レオン:「伝説のカードを用いるだけでは災いの樹を一時的に封じることしかできない。災いの樹を消し去るためには、虚ろの影を取り込んで、大いなる力を得る者が必要なんだ。その者の力を用いれば、災いの樹を完全に消滅させることができる」
エイジが虚ろの影を差し向けてマウラを取り込んだとき、マウラはレオンの言う「大いなる力を得る者」になったのではないかという考え方もできました。
しかし今回の35話では、レオンはマウラを見て「私の大事な剣を折り」と言ったので、レオンの意図からは反する行為だったのだなと思いました。
レオンが災いの樹を破壊するために活動してきたのは、もちろん世界を救うためではありますが、災いの樹に取り込まれてしまったエイジとアサギを救うためでもあったはずです。それなのに、救おうとしているかつての友人に敵意を向けられるなんて、レオンの心境も複雑だろうなと思いました。
レオンが何を考えているかはあんまり見えてきません。
ヒイロ:「母さんのために世界を滅ぼすって、どういうことだよ?わかんねえよ!」
エイジ:「理解する必要などない。なぜならおまえは、いまここで消え去るのだから」
この会話をしているときに、エイジが「理解する必要などない」と言ったところでレオンがニヤリと笑うカットが挟まりました。どういう意味の笑みだったのか謎なんですよね。
レオンは世界を救う方法を知っているので、当然世界を滅ぼす方法、そしてその理由も知っているのではないかと思います。ヒイロは全然状況をわかってないけど私はわかっているよ、という感じだったんですかね。
レオン側にもまだ秘密がありそうな雰囲気でした。
親子の物語
アニシャドには7人も主人公格のキャラがいるのに、親は全然出てきていません。ルシアとマウラに両親はおらず、アリスの母がマネージャーをやっているぐらいでしょうか。
ヒイロのところで親子のお話を展開するだろうなということは最初から見えていましたが、いざ始まるとなかなか重たいお話で辛くなってしまいます。
ヒイロ:「父さんは虚ろの影に取り付かれてるから、この世界のことも、オレのことも忘れちゃったんだ。でも、オレは覚えてる!父さんが笑いかけてくれたことも、母さんが抱きしめてくれたことも!オレはちゃんと覚えてるんだ!虚ろの影が悪いんだ。父さんを操ってるんだ。だからオレが助け出す!父さん、待ってろよ!オレが必ずもとに戻す…」
ヒイロが両親と一緒にいたことを覚えているというのが辛い事実ですね。幼すぎて覚えていないということだったら、ある意味他人に近い距離感だったのですが。ヒイロの中ではちゃんと育て親という認識があるみたいです。
ヒイロは両親が事故で亡くなったと聞いていたわけですが、記憶が残っているということであれば、「寂しい」「会いたい」という気持ちは抑えられるものではなかったでしょう。ジェネシスアイランドの最後で両親が生きていると知り、今回突然再会を果たしたばかりなので、父親に再び会えて嬉しいという気持ちが前面に来るのが自然じゃないですか。
ところが、肝心の父親は自分の意志で行動していると言う割に息子の呼びかけに答えてくれず、母親のためなら息子ごと世界を滅ぼしてしまおうとしているのです。こんな状況なのにシャドバをしなくてはいけないなんて、シャドバ大好き人間のヒイロくんにとってもさすがに可愛そうだなと思ってしまいます。
バトルに勝つと虚ろの影がエイジから出ていくということならモチベーションが上がると思うのですが、虚ろの影に取り付かれているわけではないぞとエイジが言っていたので、何のためにバトルをするのかよくわからなくなってしまいます。
ヒイロくん、頑張ってほしいですね。マウラ戦ほど絶望的なカードパワー差はありません。カズキたちは頑張って駆けつけてきてくれるでしょうし、今はノビてますがマウラもルシアも起きてくるのではないでしょうか。プロミネンスフュージョンが次回見られるかもしれませんね。
次回がちょうど36話なので、ヒイロがエイジに勝利して一旦の区切りになると思います。広げた風呂敷はあまり畳めていないので、4クール目に突入するのではないかなというのが私の予想です。
棋譜
こんなにデカデカと不明と書いたのは初めてです…。
何かあればご連絡ください。
YT22@シャドバ (@YT__pokeshado) | Twitter
34話はこちら。
yterapokemon.hatenablog.com
感想の一覧はこちら。
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