2020/03/26から始まった期間限定イベント「闇靄払う銀翼」と、その前哨戦である2020/03/19開始の「闇靄接近」の考察です。時系列が複雑になっているのでそれを整理したのち、このイベントで注目すべきポイントについて考察をしていきます。
以下イベントのネタバレをします!!
時系列整理
本イベントは過去に開催された下記2つのイベントと密接に関わる内容になっています。
・2019/07/31 開かれし紺碧の砂箱
・2020/02/27 凍絶の北海
開かれし紺碧の砂箱
まず「砂箱」での出来事から。
指揮官は重要な会議に出席するために、ヴィクトリアスなどから成る艦隊を引き連れてユニオン本土にあるNPシティを訪れます。示し合わせたかのようなタイミングで、NPシティがセイレーンによる襲撃を受けます。
同じくして、アズールレーンの一大拠点であるNYシティにもセイレーンが侵攻してきて、大混乱に陥ります。指揮官はNPシティからNYシティへと移動し、ボルチモアやアラバマの活躍でセイレーンを撃退します。
襲撃から1週間後、アズールレーン本部が作戦を立案します。NYシティをこれ以上脅威にさらされないように、バミューダ海域にある王冠らしきセイレーンの前進基地をこちらから攻撃する作戦です。エンタープライズ、エセックス、ボルチモアなどユニオンの兵力を結集し、指揮官も参加する作戦となりました。
バミューダ海域で、指揮官たちはコードGと余燼に遭遇します。彼女たちが消えると、発生していた鏡面海域も消滅するのでした。
凍絶の北海
続いて凍絶の北海へと移りましょう。NYシティとバミューダ海域での戦いのあと、指揮官は自分の基地に帰らずに、ユニオン本土から次なる作戦の地へと向かうことになりました。
長らく放置されていたセイレーン要塞を、北方連合の戦力と一緒に調査をするという作戦でした。ここで、オミッターという新型セイレーンと戦い、要塞を粉砕したのでした。
これで自分の基地にようやく帰れると思った指揮官なのですが、北方連合にとどめ置かれ、なんと北方連合に入らないかという誘いを受けたのでした。(この先はまだわかりません)
闇靄接近
前哨イベントである闇靄接近の時系列は、北方連合イベントが始まる直前でした。今まで、イベントは大体時系列ごとに流れてきたのですが、ここでは珍しく時間をさかのぼっているということに注意しておきましょう。
指揮官とサラトガが北方に向かい、エンタープライズが別任務へ行くとのことで、手薄になるであろう運河要塞にボルチモア、ヘレナ、メンフィスが向かうという場面です。
霧にのまれ、ナビゲーションシステムが故障した3人の前にピュリファイヤーが現れます。なぜか鏡面海域で通信が繋がるのですが、それはピュリファイヤーが仕組んだこと。
霧が晴れるとなんとそこはバミューダ海域。ボルチモアたちは再びここへ迷い込んでしまいました。
バミューダ海域でピュリファイヤーによる足止めを喰らってしまいます。
ここまでが闇靄払う銀翼の本筋に至るまでの流れでした。(長いね)
本イベントでの動き
誰がどこにいるのか、どの時間帯なのかが分かりにくいので、まずは全体を整理しましょう。
#1でNYシティとボルチモアたち3人が通信している様子が描かれます。ボルチモアたちは運河要塞にパトロールにいっていることになっています。そんな彼女たちから「セイレーンが襲撃してきたので援助を要請する」という連絡が入ります。闇靄接近で見たように、これはピュリファイヤーが仕組んだ罠ですね。ボルチモアたちはバミューダ海域にいるのですから。
運河要塞でセイレーンに襲撃されていると思われているボルチモア艦隊を救助するため、増援部隊がユニオン本土から運河要塞へと送り込まれます。ブレマートン、イントレピッド、カサブランカ、エセックス、エンタープライズです。しかしボルチモアたちはバミューダ海域にいるので発見できるわけがありません。
増援部隊は運河要塞の護衛任務にあたっていた艦隊と合流をします。バンカーヒル、クーパー、マーブルヘッド、リノです。ブルーギルは哨戒にでかけているとのこと。
ボルチモアを捜索をしているときの下画像のエンタープライズの発言で時系列がわかりやすくなります。指揮官がサラトガと一緒に北方連合に行っているとのことで、凍絶の北海のイベントが行われているのと同じ時間帯ということになります。凍絶の北海の最後で、サラトガはユニオン本土に戻ってきているので、指揮官だけがいないというわけではないのです。
もともとはボルチモア艦隊を探す予定だったのに、エンタープライズが霧に飲まれていなくなってしまいます。ボルチモアとエンタープライズを捜索する部隊(エセックス、イントレピッド、マーブルヘッド、クーパー)と、運河要塞の防衛部隊(ブレマートン、カサブランカ、リノ、バンカーヒル)に分かれます。
運河要塞にセイレーンが襲撃をしてきます。捜索部隊も防衛部隊もセイレーンとの交戦に追われます。
そこで大波が発生します。あとでわかることですが、この大波はセイレーンの空間転移技術だったようです。運河要塞の周りにいたユニオン艦隊全員が巻き込まれ、一か所に集められてしまいます。合流のタイミングはズレますが、ボルチモア艦隊も転移を受けたのでバミューダ海域から運河要塞の近くまで移動させられてしまいます。
そこでコンパイラーが出現。今回の霧を引き起こしている犯人です。潜水艦だったのでブルーギル以外には見つかっていませんでした。
コンパイラーは適当に戦ったあと逃げてしまいます。それにより、霧が晴れて、捜索隊とボルチモアたち全員が合流してエンド。そのような流れになっていました。
以下、気になった点について記載をしていきます。
疑問点1:ピュリファイヤーの目的は?
ピュリファイヤーはボルチモアたちをバミューダ海域に誘い込んだあと、戦うのではなく時間稼ぎをします。これはコードGをおびき寄せるための餌だったのでしょう。
バミューダ海域でKAN-SENとセイレーンがドンパチしていると、コードGがやってくることをピュリファイヤーは知っていたことになります。コードGをおびき寄せて何がしたかったのでしょうか。後述しますが、エンタープライズにキオクを見せるときに、コードGが近くにいる必要があったりしたのでしょうか。
疑問点2:コードGの目的は?
「翳りし満ちる影の華」で、最近コードGの活動が減っているとオブザーバーが言っていました。それがここにきて、ピュリファイヤーに簡単におびき寄せられるぐらいには活動的になったということでしょうか?
ボルチモアたちをコードGは助けた形になりましたが、指揮官にしか興味がないようです。KAN-SENがいるところに指揮官がいると勘違いしているのでしょうか。「砂箱」のときにも指揮官には会ったわけですが、指揮官にあって何がしたいのでしょうね。時間が経ったことで何か状況が変化したのでしょうか。
疑問点3:エンタープライズに「キオク」を見せる意味は?
コンパイラーは霧に迷い込んだエンタープライズに「キオク」と呼ぶ映像を見せます。あとで内容も見ていきますが、どうやらコードGの記憶のようです。
コンパイラーが今回の事件を起こしたメインの目的がキオクを見せることだったようですが、それをして果たしてどういう意味があるのでしょうか。ヒントになりそうなのが次のオブザーバーの言葉。
コードGの強さの秘訣は「外部遮断」にあると言っていますが、なぜ遮断すると強いのかは全然わかりません。
そしていまはエンタープライズとつながっていると言っているので、エンタープライズに記憶を流し込むことで、コードGとのつながりができる、その結果、コードGを弱体化することが今回の事件の目的だった。そのように推測をすることは一応できます。
ではキオクの中身も見ていきましょう。
疑問点4:アークロイヤルたちは何をしている?
キオクの中ではまずアークロイヤルが登場します。ここでアークロイヤルが出てくるのは、闇落ちしたアークロイヤルが今後でてくる伏線でしょうか。いつかの公式生放送で立ち絵だけは公開されているんですよね、闇落ちアークロイヤルは。
この記憶はコードGのものなのですが、アークロイヤルたちはコードGのことをエンタープライズと認識しているようでした。
そしてアークロイヤルは仲間の到着をまっているようでした。救出をしようと思ったができなかったとも言っています。戦いが起きたあとの話でしょうか。
疑問点5:エンタープライズの「名前」とは?
アークロイヤルと一緒に現れたのが高雄と飛龍でした。高雄は「余燼」として出てきているので、ここにいるのはうなずけます。高雄はエンタープライズに名前を尋ねます。名前を聞く意味がまずよくわかりません。エンタープライズはエンタープライズでダメなのでしょうか。
そしてコードGは「炬火」と答えたようでした。炬火とはかがり火のことだそうです。余燼は燃え残った火のことなので、どちらも燃える火に関係のある言葉ですね。つまり闇落ちしてしまうKAN-SENは、炬火とか余燼とか、フネの名前とは別のコードネームを持っていたことになります。
疑問点6:セイレーンとKAN-SENの関係
飛龍の下のセリフは、核心に迫る一言だと思います。人類を滅ぼさんとするエックスの襲来に対して、セイレーンはKAN-SENの代わりに戦う存在だったとのこと。KAN-SEN本人たちは戦うつもりではなかったのでしょうか。セイレーンの方が強いのでしょうか。
あと、なぜか飛龍の名前はずっと「???」だったり、アークロイヤルの名前の最後に?がついたり消えたりします。演出なのか、ただのミスでしょうか。
また、下のセリフでは、オブザーバーが審判者に代わって挨拶をすると言っています。今まで度々出てきた審判者や創造主はセイレーン寄りの人物、もしくはセイレーンを作った人物ということでしょうか。KAN-SENとは少し遠い立場にありそうな雰囲気です。
疑問点7:量子時間跳躍装置とは?
これは気になるアイテムですよね。小難しい名前ですがようはタイムマシンでしょう。セイレーンやコードGは時間を超えて未来から我々指揮官のいる世界にやってきているようでしたが、このアイテムを使っているのですかね。
下でいう研究の成果というのは、この量子時間跳躍装置のことを言っているのでしょうか。それとも別の研究なのか。そして、「望ましくない存在」とは誰なのでしょうか。共通の敵といえばエックスでしょうか。
疑問点8:セイレーンの仲間割れ?
オブザーバーはKAN-SENたちに「アビータ」の座標を渡して、あの子を回避してと言っています。
「アビータ」といえば、「砂箱」のラストでオブザーバー・零が起動したセイレーンの名前です。
新たな展開なのですが、セイレーンは一枚岩ではない可能性が出てきました。アビータに出会うと危ないので、KAN-SENはそこを避けろと言っているように聞こえます。オブザーバー・零についても、オブザーバーが下のような発言をしており、対立をしているような雰囲気を感じます。
疑問点9:最後のキオクの謎
エンタープライズがこのイベント中で見る最後のキオク。KAN-SENたちが戦闘しています。
ただ、KAN-SENたちが戦っているのはセイレーンではない様子。セイレーンではないのならば、エックスということになります。セイレーンはKAN-SENの代わりに戦う存在とか飛龍が言っていましたが、結局KAN-SENたち自らが戦うことになったのですかね。
エンタープライズが見た限り、セイレーンではなく北方連合の量産型艦に見えるとのことでした。なぜ北方連合を名指しなのでしょう。ただ、よく見ると塗装や兵装が全然違うとのこと。
「フネ」の攻撃で「ヒト」が沈むと言っています。量産型なので相手は「フネ」の形をしているのでしょう。そしてこちらはKAN-SENたちが迎え撃っているので、「ヒト」の形をしている。エックスっておどろおどろしい形をしているのかなと思っていたのですが、普通のフネの形をしているんでしょうか。
そんな危機的状況の中に、流星が降ってくる。一体何を意味しているのでしょう。敵か、味方か、それさえ分からぬままキオクは終わってしまいました。
疑問点10:北海との両面作戦?
コンパイラーは、北方連合イベントで指揮官たちが破壊した氷山要塞の様子を感じ取っていました。ここでも、時系列を読むことができますね。本当に同時に起きている出来事のようです。
オブザーバーはコードGを足止めしたいようでした。コードGはセイレーンの企みをことごとく打ち砕こうとするようです。
氷山要塞が破壊されたとしても、計画は成功したとオブザーバーは言っています。つまり、この作戦は同時並行で進む1つの計画だったようです。
このあと、コードGがエンタープライズとつながったという話に入ります。下画像で言う攻略法とは、コードGの弱体化の方法のことでしょうか。
他の時間軸の自分もこの方法は簡単に思いつくだろうと言っています。セイレーンたちが未来から時間をさかのぼり、どのぐらいの過去に降り立つかによって様々な時間軸の世界線が現れているということでしょう。
前々から言われていることですが、たくさんある世界線の中で、指揮官のいるこの世界線だけが特別な動きをしているようです。
というわけで、疑問点ばかりが出てきて、肝心の答えは全部指揮官が持っているような、そんなイベントでした。ただ、徐々にセイレーンとは何か、コードGとは何か、エックスとは何かという核心部分に近づいていっていますね。ワクワクします。
YT22@サンディエゴ (@YT22_azurlane) | Twitter
過去のイベント考察
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