都市の人口が増えてくるとアンロックされる高密度の区画。その中でも今回は濃い緑色の高密度の居住区画について解説します。
目次
概論
ある程度街を育てるとアンロックされる機能であるということと、低密度よりは高密度の方が何事も良いだろうということで、高密度居住区は低密度の上位互換だと考えていませんか。実は一長一短があるため、どちらもバランスよく配置した方が良いケースが多いです。
まず直観的な話ですが、高密度居住区は面積あたりの居住者が多く都市機能の効率が良いです。インフラがコンパクトで済みます。一方で、多くの住民が移動するため、道路への負荷は大きくなり、渋滞を生みやすくなります。ただそれは当たり前のことなので今回解説したい本題ではありません。
人口比率に目を向けてみよう
ぱっと見ではわからない重要な点として、高密度居住区に住む人は都市外から流入する移民が多いことが挙げられます。出生率が低いため子供が少なく、一斉に入居したのちに一斉に老いて亡くなります。
これは実は居住施設の人員構成(円グラフ)をみるとわかることです。こちらは低密度居住区の構成です。各世代の人がバランス良く住んでいます。
一方でこちらは高密度居住区の構成です。大人と高齢者がとても多いです。
急な人口減少の要因かもしれない
高密度居住区をたくさん作ったあとに、特に理由もなく人口が急激に減ることがありませんか。高密度居住区に移ってきた人が一斉に亡くなるタイミングだった可能性が高いです。
例えばこちらのグラフをご覧ください。上側のピンクは人口推移です。波打つように人口が増減しています。下側はオレンジ色の線が流入率、赤色の線が死亡率のグラフです。
期間Aで高密度居住区をたくさん用意しました。そうすると下図オレンジ色の流入率が高まり、人口も増えます。期間Bでは期間Aで入植してきた移民が亡くなります。下図赤色の死亡率が跳ねあがり、人口が減っています。一方で、空き部屋にすぐに次の移民が入ってきます。そのため、赤色のグラフに続いてオレンジ色のグラフもスパイクを見せています。
急激な人口減少の弊害
一斉に人が亡くなると霊柩車が追い付かないという事態に陥ります。遺体の搬出待ちの状態が長引くと幸福度が低下し、最悪の場合建物ごと廃墟になってしまいます。普通に住んでいる人がたくさんいる状態で建物ごと廃墟になると、人口減少に拍車がかかります。高密度居住区の近くには過剰なぐらい火葬場を作っておいたほうが良いです。
人口が減るということは都市機能に広範な影響を与えます。税金収入が減るのはもちろんのこと、働き手がいなくなって産業施設が稼働できなくなったり、お客が減って商業施設が潰れてしまったりします。都市の発展にブレーキがかかります。
逆に低密度居住区は子供が生まれて世代交代がほぼ確実に起こります。そのため一度人が住み着いた低密度居住施設は安定的に人口を保持してくれます。どのような割合にするかは好みの問題ですが、都市のすべてを高密度居住区にするのを僕はオススメしません。低密度と高密度をどちらも配置するようにしましょう。
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