2024年7月25日開始のイベント「夢幻の間奏曲」のストーリーを整理していきます。
1. イベントの時系列
まずはイベント中の時間の流れを確認します。
「夢幻の間奏曲」は珍しく日付が表示されるイベントストーリーでした。指揮官やストラスブールたちが記憶を上書きされて今がいつなのかわかりにくくなるため、ガイドとして現れていたのだと思います。
7月22日。大洋で発生していた異常事態が収束しました。重桜に言及されるため、大洋というのはおそらく太平洋のこと。この異常事態については前々から触れられていたものの、何が起きているのかはよくわかりません。今後の重桜イベントなどで回収される伏線だと思います。
7月23日。イベントストーリーの冒頭です。ストラスブール、デュプレクス、ローダシューの3人は同じ悪夢を見ました。エウロパの陣営が合同演習を行っている最中に襲撃される夢です。同じ頃、指揮官に合同演習の招待状が届いていました。
7月24日。指揮官が列車でモンサンミッシェルまで移動し、その車中でのランチミーティングの様子が描かれました。
7月25日。合同演習が実施され、夜にはパーティが開催されました。この夜に眠りについた指揮官とKAN-SENたちは記憶の書き換えを受けます。
7月26日。起きたら前日の記憶がすり替わっていました。指揮官は異変に気付き調査を行います。鎮海に東煌に誘われる場面でイベント終了となりました。
詳細に見ていきます。
2. エウロパ攻守同盟
エウロパの陣営が攻守同盟を組むというお話が出てきました。
7月24日、指揮官はクイーン・エリザベス、リシュリュー、ヴィットリオ・ヴェネトと一緒に列車の中でご飯を食べました。そのときの会話内容を整理していきます。
まずは指揮官がなぜモンサンミッシェルへ行くことになったのか。指揮官は「赫輝のマルティリウム」でミスDたちと一緒にクジラ狩りに出かけました。別の「枝」に向かうので所在不明となり、どのぐらい時間がかかるか読めません。留守番をすることになったエリザベスとリシュリューは"指揮官はモンサンミッシェルの演習を視察している"というカバーストーリーを作り、不在を誤魔化すつもりでいました。
指揮官のクジラ狩りは想定よりも早く終わりました。そのため誤魔化しの手段であるモンサンミッシェルの演習をちゃんと視察しないと辻褄が合わなくなったのです。会議をしているよりも気晴らしになると本人も喜んでいました。
この合同演習には別の目的もありました。突然の呼びかけにもかかわらずロイヤル、アイリス、サディア、鉄血が勢揃いし、内容の濃い演習を行うことで、四陣営の団結を示そうとしました。既成事実を作っておくと動きやすいのだとリシュリューも言っていました。
四陣営はこの演習を契機として攻守同盟を組む運びとなったようでした。同盟国が攻撃または防御を行う場合に、一致した行動を取るというのが攻守同盟です。これは重桜を念頭において結成されました。最近他陣営から見ても動きが観測されており、エウロパも対応できるように動き出しておいた方がいいと考えたのです。
重桜では指導者格のKAN-SENたち同士で話がつき、陣営の方針がまとまったとみられています。いままでは、赤城と加賀がセイレーン技術を取り込もうと暗躍し、三笠・長門・瑞鶴などが新生連合艦隊を作って内輪もめをしてきました。さらに武蔵が神通METAを抱き込んで動いているのも気になるところ。全員が納得して手を組んだとは思えませんが果たして…。
重桜は他陣営に高級なプレゼントを贈り始めたという情報もありました。良からぬモノが含まれているのではなかろうかと悪い予感がします。
3. ビスマルクの計画
ビスマルクは個別に指揮官を呼び出して話をしました。
主な話題は2つありました。1つ目はアズールレーンの再結成について。アイリス聖都での会議では再結成に向けての議論が交わされましたが、進捗は芳しくありません。すべての陣営が共通の敵に向かって連携できる真の共同戦線が必要だと指揮官は考えているのですが、各国の思惑に阻まれてしまっているようです。
ビスマルクも同じ認識のようでした。アズールレーンを単純に再結成するだけだと上手くいかないのではと彼女も言っていました。他の名前や形式を取るという選択肢もあるはずですが、指揮官はアズールレーンという名前にこだわっていました。アズールレーンは「概念」であり「伝承」なのだと。
これまで各陣営はセイレーンの対処に追われてきましたが、この戦いには終わりが見えてきました。そのためビスマルクは再結成の話などを建設的に進めていかねばと考えています。
「銀界遊廻」でオブザーバーの主機が発見されました。全陣営が一致団結すれば勝てそうだという見込みもあります。オブザーバーを落とすことができれば、セイレーンの指揮系統が乱れます。テスターやピュリファイヤーといった他の上位個体も一網打尽にできるかもしれません。
セイレーンを倒す作戦を構想するにあたって、ビスマルクはセイレーンを仲間に引き入れるという可能性を示唆しました。エックスを倒すという共通の目的があるならば、KAN-SENとセイレーンは共闘できるのではと。
この関係性はプレイヤーの目線からはずっと前からわかっていたことでした。KAN-SENの生みの親アンジュ博士と、アンチエックス(セイレーン)の生みの親オースタ博士は両者を協力させていましたし。賢いビスマルクがようやくこの可能性に辿り着きました。よくぞここまで来てくれた。
1人のプレイヤーとしては、ぴゅりっちたちがプレイアブルキャラとして実装されるといいなと願ってしまいます。彼女たちは艦種が分かれていますし、立ち絵もSDキャラもありますしね。コンパイラーちゃんの主機が破壊されているのは気がかりなところなのですが。
さて、もう1つ気になる名前が出てきました。チュリッパ王国。代表者がモンサンミッシェルに来ていると言われていましたが、結局登場せずにイベントが終わってしまいました。
"艦隊戦力が存在しないと言われていた"と過去形で紹介されていたことから、いまはKAN-SENがいるのではないかと解釈することもできます。だとしたら新しい陣営として実装してくれるんじゃなかろうかと期待が高まります。しかし誤訳の可能性もありますし、アズレンはこういう予想をけっこう外してくるので期待しすぎず見守りたいところ。
チュリッパがチューリップを指すのであれば、オランダがモチーフと考えるのが素直かなと思います。現実のオランダにも国王がいます。史実のWW1では中立国、WW2ではナチスの侵攻を受けました。WW2の頃はほぼいないも同然の海軍戦力だったみたいですが、拡充しようとした計画もあったようなので、計画艦たちのような形も含めてKAN-SENを作ることはできそうです。
4. ワタツミのカケラ
演習とパーティが終わったあとの夜のお話です。
パーティのあとでストラスブールが指揮官を訪ねてきました。デュプレクスやローダシューと同じ内容の悪夢を見たという相談を持ち掛けます。偽神事件でも同じようなことがあったなと指揮官は考えるのですが、ストラスブールに対してはいったん話を受け止めるだけになりました。
指揮官はすぐに信濃を訪ねます。夢といったらこの人ですからね。彼女の方も指揮官に相談事がありました。ワタツミのカケラが近くにあるようだと知らせたかったのです。信濃はワタツミのカケラで作られた緑色の護符を持ち歩いており、他のワタツミのカケラの気配を感じるのだとか。
指揮官は今度はクレマンソーに連絡をとってみました。彼女はあっさり秘密を白状してくれました。重桜との技術提携の一環で、ワタツミのカケラを譲り受けたのだとか。しかし信濃はその事実を把握していませんでした。重桜は相変わらず暗躍する人が多いことで。
元々指揮官が相談したかったストラスブールの悪夢の件については、信濃も同じような悪夢を見た後、最近は予知夢を見ていないと話していました。なんとなく不吉を感じるのですが、何が起こっているのかは見えないというもどかしい状態です。
5. ストラスブールの夢
指揮官と話した日の夜、ストラスブールが見た夢を整理していきます。
ストラスブールは2つの場面が連続する夢をみました。1つ目は偽神事件の場面。「愚者の天秤」にてクレマンソーは地中海各地に散らばった概念錨を起動させるために、アイリス・ヴィシアのKAN-SENを総動員させました。このときモンサンミッシェルの聖堂を浄化して概念錨を起動したのがストラスブールたちだったようでした。
夢とは言いつつ、ここでストラスブールが見た光景は現実とほとんど同じだったはずです。ただ、問題は彼女の心理状況でした。偽神事件を経てアイリスとヴィシアは1つに統合することができました。しかし彼女としては、「光と影のアイリス」で描かれたメルセルケビール海戦の再現を覆せていれば、そもそもアイリスが2つに分裂することはなかったのにと悔いているようでした。
ストラスブールの後悔は夢に反映され、今度はその再現の夢が展開されました。フッドがダンケルクに語り掛けているところは「光と影のアイリス」と全く同じです。
アイリスが鉄血側になびいてしまうことを危惧したロイヤルは、アイリスKAN-SENの戦力をアズールレーン側に留めたいと考えました。フッドは鉄血に支配されてしまうぐらいならお前たちをここで沈めてしまうぞと脅しをかけ、ダンケルクたちはロイヤルへ反抗する覚悟を固めます。
アズールレーンの正史だと、形成不利を覆せないと見たアイリスKAN-SENたちはジャン・バールの呼びかけに呼応してトゥーロンで自沈をしました。しかしストラスブールの夢の世界ではIFの分岐が展開されていきます。
狐のお面を被った天城が登場しました。他人の夢に干渉していることからこの人物が今回の黒幕と思われます。天城本人は「須臾望月抄」のラストで蘇ったような記述がありましたが、悪者になっているとは考えたくないところ。狐のお面を被った姿は、誰かに操られているのか、見た目を模倣した別の存在なのか、天城METAなのか。
天城(?)はダンケルクに漆黒の巨艦を貸しました。それを見たフッドは彼我の戦力差に気付き、撤退していきました。相当強そうだったのでしょうね。
ストラスブールは正史の記憶を思い出しそうになっており、混乱していました。天城(?)は彼女に対して、「目が覚めたら」大丈夫になるよと意味深なアドバイスをしていました。意味はよく分からなかったですが、いかにも悪巧みをしていそうな雰囲気でした。
6. 記憶の書き換え
指揮官やKAN-SENたちは、朝起きると記憶が書き換えられていました。
ストラスブールの記憶は7/25夜に指揮官のもとを訪ねることなく、指揮官とダンスを踊ったという記憶に書き換えられていました。信濃やクレマンソーも指揮官と話をしなかったことになっていました。
指揮官だけは影響が薄く、ニセモノの記憶を異物として認識していました。黒幕にとっては7/25夜の会話が都合が悪く、隠ぺいのため記憶を改ざんしたのではないかと思いました。
信濃は自力でこの記憶操作に気付きます。緑色の護符は失くしてしまったという記憶に書き換わっていたのですが、指揮官の言葉でこの護符を発見し、それと同時に本来の記憶を取り戻しました。
信濃は真相を能代に伝えました。すると能代も記憶の書き換えを認知できるようになりました。記憶はちゃんと残っていて、構造に気付けるかが勝負なんでしょうかね。
指揮官は信濃にエウロパに残ってほしいとお願いし、1つの任務を依頼しました。クレマンソーの記憶をもとに戻すという任務です。ただし混乱を招くので内密に行動するようにとのことでした。クレマンソーからもらったブローチを信濃に預け、指揮官の命を受けて行動しているという証拠として使えるようにしました。
鎮海が指揮官を東煌BP基地に誘うところがイベントのラストでした。鎮海は記憶の書き換えに気付いているような素振りを見せていました。何が起きているのかを把握した上で、東煌でその対抗策を練ろうというのでしょうか。それとも東煌で起きる出来事は全くの別件なのか。
ユニオン陣営である指揮官を東煌に派遣するにはそれなりの手続きが必要です。メンフィスとヘレナはそんな短時間で上層部が認めるわけがないとキレ気味だったのですが、すでに上層部への根回しは完了していました。単に鎮海が優秀だという演出だったのか、それとも裏で大きな力が動き出しているのか。
次に指揮官が現れるイベントは、初の東煌でのイベントになるでしょうか。様々な新情報が出てきて、ストーリーは新たなる局面に差し掛かったような気がしました。今後も楽しみです。
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