2024年8月15日開始のイベント「錬翼空翔」のストーリーを整理していきます。
1. イベントの前
1-1. 天城の死
KAN-SENとしての天城は亡くなっています。
「縹映る深緋の残響」で描かれたように、赤城と加賀は天城に大きな影響を受けました。軍縮条約の要求を満たすために、赤城と天城は空母に改装され、戦艦加賀は処分されることになっていました。しかし元々リュウコツに欠陥のあった天城は自分の身体が耐えられないと分かっており、加賀に空母改装の枠を譲りました。
姉である天城を失いたくない赤城は、どうにかして彼女を助けられないかと考えます。リュウコツは無理でも、ヒトとしての部分は大神木の力で繋ぎとめることができました。魂だけ引き留めたようなイメージでしょうか。
大神木は本来重桜を守る神聖なものなのですが、ワタツミの欠片によって侵食されてしまっていました。残された天城の想いは汚染され、自我を取り戻して動き始めます。これがお面を被った「混じり物」と呼ばれていた存在です。
混じり物は本来は大神木の周りでしか活動できないはずでした。しかし何者かが「幻境」という幻影術のようなものを使い、混じり物の活動範囲は広がりました。
1-2. メインストーリーの戦い
時系列としてはこのあとでメインストーリーの戦いが発生します。
メインストーリー1-1は真珠湾攻撃の再現から始まります。このころ実験場βはまだセイレーンの手のひらの上で、重桜とユニオンはWW2の再現をさせられていました。
PH(パールハーバー)港の襲撃では、史実通り係留されていたユニオンKAN-SENが被害を受けました。2章では舞台を珊瑚海に移し、レキシントンがリュウコツに損傷を負いました。3章はAF(ミッドウェー)の決戦で、重桜側は赤城・加賀・蒼龍・飛龍を失う大損害を出しますが、ユニオン側もヨークタウンが倒れてしまいます。
PH港で損傷を受けたユニオンKAN-SENは、改造を受けて艤装が再構成されることで戦線復帰を果たしたようです。史実で損害を受けたのはアリゾナ、オクラホマ、ウェストバージニア、カルフォルニア、ネバダ、ダウンズ、カッシン、ヴェスタル、テネシー、メリーランド、ペンシルベニア、ヘレナ、ホノルル。多くが改造をもらっているため、ストーリーとゲームシステムがリンクしていることがわかります。「錬翼空翔」でストーリーに登場したメリーランドは改造をもらっていないので、ちぐはぐな印象を受けました。夢の中だったからなのでしょうか。
珊瑚海で沈んでしまったレキシントンは、いまだにリュウコツの治療に目途が立ちません。いまは星の海の医療カプセルの中で命を繋いでいます。妹のサラトガはレキシントンを治療する方法をずっと追い求めています。
AFで沈んでしまったヨークタウンは、「積重なる事象の幻界」でⅡ型兵装をもらうことで復活しました。「錬翼空翔」ではリハビリも完了させて、元気に戦線に復帰していました。史実ではハムマンも一緒に沈んでしまっており、彼女もⅡ型兵装をもらったため、一緒に復帰したという扱いなのかも。
一方、赤城と加賀がここでやられてしまったというのは、彼女たちが意図的に流したデマでした。行方をくらますためだったようです。蒼龍と飛龍がどうなったのかはよくわかりませんが…。
2. 幻境との戦い
2-1. 幻境から目覚めし者
前哨戦イベント「朱染断章」で語られた内容です。
赤城は重桜の指導的地位に立ち、オブザーバーと取引をしてセイレーン技術を手に入れました。直近ではオロチと呼ばれる作戦の話をしており、そこで混じり物が生まれたのではないかと考えられます。
太平洋、ユニオン全土、エウロパの大部分は幻境に沈められました。KAN-SENたちは都合の良い夢を見るのですが、その中には天城が現れます。
ごく一部のKAN-SENは自分が夢の中にいると見破り、自力で幻境から出ることができました。例えばビスマルクは、自分がセイレーンの力を受け入れたビスマルク追撃戦の夢を見ていたのですが、そこから自力で抜け出しました。正しき過去なしでは未来に救いはないと。
「夢幻の間奏曲」でアイリスにいた指揮官も幻境から抜け出し、信濃にエウロパの救出を託しました。まずはクレマンソーを起こし、彼女を起点にするのが良いのではないかと。
信濃は重桜のKAN-SENをお供に連れてクレマンソーに会いに行こうとするのですが、幻境に捕らわれたアイリスKAN-SENに邪魔をされて面会することができません。しかし実はクレマンソーも自力で幻境を抜け出しており、彼女の方から信濃に会いにきました。ビスマルクやクレマンソーぐらい賢いと分かってしまうのですね。
クレマンソーは信濃に入ってほしい夢があると持ち掛けました。ヴェネトとマルコ・ポーロがいる夢です。マルコ・ポーロは「愚者の天秤」で倒されたあと、現実ではまだ目が覚めていません。夢の中では元気そうで、混じり物を消し飛ばしたりしていました。
クレマンソーはマルコ・ポーロがどこからワタツミの欠片を手に入れたのかを探ろうとしていました。信濃が聞き出そうとしたのですが、しらばっくれてしまいました。重桜の誰かから渡されたような雰囲気でした。
マルコ・ポーロはまだ本調子ではないため、すぐに夢の中から退散してしまいました。一方、ヴェネトは信濃のおかげで夢だと気付くことができ、幻境から脱しました。
2-2. サモアからの反攻
「錬翼空翔」の本筋のお話に入っていきます。
重桜の配置転換の話が冒頭にありました。三笠と武蔵が協議した結果、長門を中心とした数名のKAN-SENがソロモン基地へ異動することになりました。異常を調査してほしいとのこと。三笠は珍しく機嫌が悪かったらしいです。長門にはこの配置転換の意図が理解できていない様子でした。
ユニオンのサモア基地が幻境に巻き込まれており、駐留艦隊のインディアナたちはバカンスの夢を見ていました。幻境はソロモン基地から観測できており、四万十と春月がインディアナたちを助け出しました。
ユニオンのキリスィマスィ基地が混じり物に占領されており、敵戦力がこの基地から太平洋各地へ送り出されていました。駐留していたデューイたちは幻境に落ち、NYのLI防衛線での戦いの夢を見ていました。「開かれし紺碧の砂箱」の前半部分で描かれたお話で、現実では指揮官がデューイたちを救出しました。インディアナたちの介入により現実を思い出したデューイたちは目を覚ますことができました。
エンタープライズがキリスィマスィ基地に連絡を飛ばしてきました。彼女はコードGのおかげで目が覚めたようです。重桜のマーシャル基地が混じり物の手に落ちているようで、バンカーヒルと連携しながら敵襲からユニオン本土を守ろうと動いていました。
2-3. 艦載機とドローン
各地のユニオン基地が復活します。
インディアナたちは四万十からお札をもらいました。これで幻境を破ることができます。ただ、太平洋側のユニオン基地は広い範囲に点在していることから、移動に時間がかかってしまいます。
そこで空母の艦載機が敵を蹴散らし、ファーゴのドローンがお札を運搬するという作戦を取ることにしました。これによりサンディエゴ基地、パナマ運河要塞、パスクア島にいたKAN-SENたちが幻境から脱しました。
パスクア島はモアイ像のあるイースター島の正式名称です。クーちゃんMETAがここに潜んでいました。「銀界遊廻」で指揮官の率いる連合艦隊にボコボコにされたあと、幻境を利用して回復していたとのこと。幻境が破られたためこの島から出ていきました。
シドニーにはロイヤルの基地があります。インプラカブルたちはここでクーちゃんMETAと南極の様子を監視しています。
2-4. 重桜の救出作戦
インディアナたちは重桜を救出することにしました。
四万十がサモア基地を救ってくれたおかげでユニオンは助かりました。重桜がまだ困っているようなので、お返しに助けてあげることにしました。まずはソロモン基地で長門の本隊を助け、合流してマーシャル基地に向かう作戦です。マーシャル基地から出てくる敵にはユニオンも困っているので。
マーシャル基地からは侵食具現体のような敵が送り出されています。しかし、別次元の影である侵食具現体とは違い、今回の敵は実在するフネに基づいています。そのため全体のうちの3割ぐらいは認識可能で、重桜のフネだと誤解されてしまうらしいです。
ユニオンのPH基地に向けて、7つの艦隊が前進しています。全長3kmの巨艦も含まれるとのこと。このままではPH基地が大きな被害を受けるだけでなく、重桜とユニオンの関係が悪化してしまいます。せっかく指揮官がアズールレーンを再結成させようと奮闘しているところなのに。
2-5. ソロモンにて
長門たちのソロモンでの戦いを見ていきます。
本来、ソロモン基地に神木はないのですが、幻境に囚われた長門たちには神木が見えました。神木はワタツミの欠片から力を得ており、これが幻境の核になっていました。
混じり物は長門を神木へと導きました。3割ぐらいはオリジナルの天城が残っているらしく、ここは混じり物が長門を助けてくれた場面です。
エンタープライズたちが幻境を破って突入してきてくれたので、長門たちは脱出することができました。ここで長門はユニオンKAN-SENたちに向かって、幻境の事件の責任は重桜にあると明言します。勢力間の情勢が絡むので簡単な発言ではなかったと思うのですが、潔くて立派でしたね。
エンタープライズは長門の発言を受け止め、一緒にマーシャル島へ行こうと申し出てくれます。幻境から脱することができたお礼ということで。
長門は赤城の計画により幻境が発生したと睨んでいます。重桜の中でも、赤城の暴走を知りつつ止められなかった構造が見え隠れします。
2-6. マーシャルの幻境
マーシャル基地での戦いです。
ここの幻境は大神木のある聖域の景色になっていました。伊号潜水艦たちと龍鳳がここに囚われていました。彼女たちは「錬翼空翔」の中では目覚めなかったので、何が起きたのかはわかりませんでした。黒幕に連れてこられたのでしょうか。
マーシャルの大神木もワタツミの欠片により力を与えられており、穢れの気配が満ちていました。この大神木が外の敵の源になっていました。長門がワタツミの欠片を破壊し、幻境は解かれました。
混じり物が長門を攻撃しようとした際、比叡が身代わりになってくれました。比叡は混じり物に連れ去られてしまいます。混じり物は神木の地脈を辿って移動できるということで、重桜各地をワープできるみたいでした。重桜とユニオンのKAN-SENたちは混じり物の討伐に失敗しました。
3. 指揮官と東煌
3-1. 三段階の作戦
次に指揮官の話も見ていきます。
「夢幻の間奏曲」のラストで指揮官はアイリスから東煌に向かうことになりました。空路で東煌の基地に入り、作戦を指揮します。
東煌の海岸線は4つの嵐によってずっと封鎖されてきました。この嵐はセイレーンのマリアナ要塞が作り出していると推測し、東煌KAN-SENたちは要塞を無力化する作戦を組み立てました。
作戦の第一段階では、凍雨(トンユー)という兵器を使い、嵐を物理的に瓦解させます。凍雨は爆発すると周囲の温度を大きく下げるミサイル兵器です。
第二段階では、北方連合の艦隊との合流を目指します。ソユーズはエウロパ側から太平洋側へ戦力を移動させました。あちらは幻境の影響が酷いということで。カラギンスキー基地の艦隊が南下します。東煌も北方連合もアズールレーン側の勢力なので、指揮官がコントロールできるのですね。
第三段階ではKAN-SENの力を結集してマリアナ要塞を無力化します。テスターの主機もここにあります。しかし指揮官は嵐の制御装置の破壊を優先目標に掲げ、主機に手を出すつもりはありませんでした。
テスターはオブザーバーから命令を受けていました。実験が次の段階に進むまでは嵐を維持せよと。実験とは何なのか、そして東煌がそれにどのように絡んでくるのかはまだわかりません。オブザーバーはこの枝でさらなる実験を行おうとしている様子でした。
指揮官たちの作戦は順調に進みました。第三段階に入るときに、ちょうど長門やエンタープライズがマーシャルの幻境を攻略したため、重桜・ユニオン艦隊の合流を待つことにしました。
3-2. 追いつめられるテスター
テスターとの戦いのクライマックスです。
東煌と北方連合に、重桜とユニオンが合流できることになりました。しかしテスターはⅣ型の量産艦を投入するなど、かなり本気でマリアナ要塞を守ろうとしてきています。戦力が不足すると判断した指揮官は、シドニーにいるロイヤル艦隊と、ビスマルク諸島の浮島要塞にいる鉄血艦隊も出撃させることにしました。
シドニーを出たインプラカブルは、途中でフォルバンと合流しました。リシュリューから指示を受けたそうです。多くの勢力が戦力を出し合っている作戦なので、アイリスも貢献しておきたいという意図だったでしょうか。浮島要塞からはペーター・シュトラッサーを中心とした艦隊が出てきました。
嵐を発生させる制御装置は破壊され、テスターは追いつめられていきました。そこに混じり物が乱入してきて、オロチと呼ばれる巨艦と、侵食天象(黒い竜巻)を生み出します。東煌艦隊は凍雨で侵食天象を消滅させるのですが、混じり物はテスターの主機のある空間に逃げ込んでしまいました。
テスターの主機は暗号化鏡面海域にあり、計算リソースを投入して暗号を突破しないといけません。準備しようとしていたとき、重桜本島で「ナラク」が発生したところでイベントストーリーは終わりとなりました。「ナラク」は巨大なエネルギー波動につけられた名前。いったい何が起きたのやら。
4. イベントの後
4-1. エウロパでの会合
イベントの後の話も見ていきます。
エウロパでは幻境の解除が行われていきました。クイーン・エリザベスとヴィットリオ・ヴェネトは、ヴィシアの概念兵器である黒い太陽を用いて、幻境に囚われたKAN-SENたちに直接語り掛けていました。いつの間に黒い太陽をこんなに自由に扱うことができるようになったんでしょうね。サディアのタラントは幻境の影響を受けていなかったようなので、ヴェネトの取り越し苦労に終わっていましたが。
エウロパでは各陣営の指導者たちが今後の方針を話し合っていました。ビスマルクは重桜の内情を探っていたことがあり、赤城と天城の関係性に目をつけています。出張中の信濃も会合に出ていましたが、天城のことを覚えている人は今の重桜にも多くないと言っていました。「縹映る深緋の残響」はけっこう前のお話ということでしょう。
クレマンソーたちは、赤城が天城を復活させるため、幻境を使って天城の概念を補強していると推測しています。世界レベルで天城の概念が浸透し、ワタツミの欠片によって想いを具現化できれば、天城は復活するのではないかと。
マリアナ要塞にいる指揮官を援護した方がいいのではとリシュリューは提案するのですが、この場にあるワタツミの欠片を使ってなんとかしましょうとクレマンソーは言っていました。かなり距離がありますが、どのように助けてくれるのでしょうか。
4-2. NA海域と南極
NA海域と南極でも不穏な動きがありました。
エセックスとシャングリラは、アズールレーン再結成を話し合うために、アイリス聖都に来ています。エセックスはここでNA海域の数値異常を観測。ニュージャージーがNA海域を守っているはずだったのですが、彼女に連絡は繋がりませんでした。
パクスア島の幻境を使って休んでいたクーちゃんMETAは南極での活動を再開しました。おそらくオブザーバーの主機を再び狙おうとしていたのではないかと思います。主機と接続を切ったスペアボディでは、彼女を止めることはできません。
そこにヘレナMETAが現れ、異空間に彼女をぶっ飛ばします。クーちゃんMETAは指揮官を目覚めさせるには一役買ってくれましたがもう用済みだとのことで、ロドニーMETAが彼女の存在を消し去ってしまいました。存在自体が消滅したわけではなさそうでした。
ヘレナMETAたちにコンパイラーが同行している姿がありました。主機が破壊されたため消滅していたのですが、彼女はどうやって戻ってきたのでしょうか。データの痕跡をサルベージしたとか、別の枝から連れてきたとか?
クーちゃんMETAを倒してほしいとリクエストしたのもコンパイラーだったようです。オブザーバーの主機も狙われていますし、ヘレナMETAたちがセイレーンに手を貸しているということでしょうか。ヘレナMETAはアビータ・Towerの力を使うため、このへんが1つの勢力となって動いているようです。METAも一枚岩ではないのが難しいところ。それぞれのMETAの思惑を掴みながら、今後もお話を追っていくと混乱がないと思います。
「錬翼空翔」の直後に開催されているイベント「徒花咲かす彼岸」では、同じ時系列で重桜本島で起きた出来事が描かれます。こちらもストーリーをまとめたいなと思っています。
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