3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【アズレン】ストーリー考察:赫輝のマルティリウム 編【アズールレーン】

 2024年5月21日スタートのイベント「赫輝のマルティリウム」のストーリーを整理していきます。

1. 空間衝壊現象

 今回の事件は空間衝壊現象に端を発するものでした。
 巨大な空間衝壊現象が起きて、実験場F-45733というセイレーンの実験場が物理的に消滅しました。第V類脅威が現れたとのことですが詳細は不明です。とにかくものすごい力を持った存在の仕業のようでした。空間衝壊現象は大きな戦闘かメンタルキューブの実験で起きることが多いそうです。
 アビータのStrength Ⅷ、Temperance XⅣ、Hermit Ⅸの3体は第V類脅威に対処しようとするのですが、スペアボディではリソース不足と判断。周りにいる全アビータに協力要請を飛ばしました。
 協力要請はDevil XVのところにも飛んできました。しかしDevilはStrengthたちに味方をするつもりはありません。旗風METAとパーミャチ・メルクーリヤMETAを手懐けて独自路線を行くつもりのようでした。
 クーちゃんMETAは「銀界遊廻」で痛い目をみました。実験場β(指揮官がいる枝)での作戦を潰されたからです。旗風METAに事前にもらっていた情報が間違いだらけだったとクレームをつけていました。
 旗風METAは時期がきたら助けにいってやるから待っておれと告げ、クーちゃんMETAを無視。Devilとともに空間衝壊現象の現場へと飛んでいきました。クーちゃんMETAは開き直って実験場βでバカンスを楽しむことにします。
 余燼陣営も動きます。彼女たちはいままでStrengthたちに足止めを食らっていたのですが、アビータが空間衝壊現象の対処に出払ったのを観測し、自由に動けるようになりました。
 エセックスMETAが何か重要なものを発見していたらしく、コードGは回収に向かいます。その間の指揮権は高雄METAに移りました。Strengthたちを逆に足止めし、新しい拠点が完成したらそちらに移動するとのことでした。
 余燼からはキンバリーMETAとウィチタMETAが空間衝壊現象の調査に選ばれました。2人は任務が終わり次第、現場の判断で新拠点へと合流します。


2. アイリスの会場にて

 指揮官はアイリスにいました。
 「銀界遊廻」でアイリス陣営のアズールレーン復帰を議論するための会議が開かれました。指揮官はその会議に出る傍らで南極に指示を飛ばし、クーちゃんMETAの陰謀を阻みました。
 指揮官は依然として会議の舞台アイリスに滞在しています。そこに突然ヘレナMETAが連絡をしてきます。緊急の用事があったようですが、珍しくその通信はジャミングを受け、指揮官にはうまく伝わりません。この通信はアビータTower XⅥの心象空間を使ったもので、並大抵の敵にはジャミングされないはずでした。
 ヘレナMETAと会話できなくなった指揮官は心象空間から出られなくなってしまいました。ジタバタする指揮官の耳に風鈴の音が聞こえ、扉から抜け出すことができました。
 部屋に戻った指揮官の前にミスDが現れました。指揮官が心象空間から出られなくなった原因は、彼女がセキュリティホールを塞いでしまったからでした。ミスDは誰かが星外空間から通信をジャミングしていたことも気付いていましたが、これが誰だったのかは明かされませんでした。
 ミスDは指揮官のことをオースタの謎の助手として認識しています。彼女はオースタに作られたアンチエックスの一体で、作られた当初の記憶が一部残っています。
 ミスDはリシュリューからの依頼で指揮官を外へ連れ出しました。認識阻害ができるのか他の人には見つかりません。ロイヤルとアイリスが共同作戦を練っており、指揮官にも参加してほしいとリシュリューは依頼します。
 クイーン・エリザベスMETAが作ったクイーンズライト号という列車が指揮官を迎えにきました。これに乗ってロイヤルのアヴァロンまで向かいます。


3. アヴァロンからクジラ狩りへ

 アヴァロンで作戦のブリーフィングが行われます。
 ミスDはアビータDeath XⅢだと思われるのですが、現在彼女は兵装を失って不完全な状態です。クジラとして逃げ回るそれを捕まえることで、完全体に戻れると考えられています。
 ミスDは記憶も失っています。彼女はKAN-SENたちに友好的なため、アビータとしての記憶を取り戻したら、エックスに抗うヒントを教えてくれるかもしれないと期待されます。2人のクイーン・エリザベスはミスDのクジラ狩りに協力していました。
 クイーンズライト号の運転のためMETAのクイーン・エリザベスがクジラ狩りに同行し、METAでないクイーン・エリザベスは上層部のごまかしに徹してくれることになりました。メイド隊すら残していかなかったのは、アイリスを信用するようになったからだと指揮官は嬉しそうでした。
 代わりにアルザスたちが指揮官の護衛につきました。ミスDの中ではMETAの評価が低いらしく、クイーン・エリザベスMETAすらいらないと言っていました。ただ、クイーンズライト号を動かせるのは彼女のみのため外せません。アルザスたちが護衛についたのは喜ばしく思っているようでした。この理由は明かされませんでした。
 クジラは空間衝壊現象に引き寄せられています。クイーンズライト号で向かうこともできるのですが、まずは安全性の高いアヴァロンを使って近くまでいくことになりました。


4. マルティリウムの降臨

 イベントの舞台であるマルティリウムが降臨します。
 指揮官たちはアヴァロンを使ってクジラに接近します。指揮官たちを視界に収めたクジラはアヴァロンに攻撃をしかけてきて、ミスDを驚かせます。なぜ兵装であるクジラが本体である自分に攻撃を向けてくるのか、クジラは自分だけが操れるはずだと。その後クジラは逃げてしまいます。
 大きな空間衝壊現象が起きたことによって、実験場Fは高次元空間に折りたたまれてしまいました。星が爆発してブラックホールができる、みたいな話なのかなと思います。クジラはこの高次元空間に逃げ込んだため、空間ごと現実に具現化する必要が出てきました。
 クイーン・エリザベスMETAが発案したのがクイーンズライト号の車両を拡張して、高次元空間を呼び出す基盤にすること。この基盤がマルティリウムであり、クジラはマルティリウムでは実体化します。
 車両はそれ1つで単体の鏡面海域です。ここに新しい概念を付与し、その概念が高次元空間と繋がると具現化できるのだとか。クイーン・エリザベスMETAは「橋」、指揮官は「扉」の概念はどうかと提案するのですが、ミスDは自ら発案した「死」で押し切ります。彼女がアビータDeath XⅢであり、クジラも彼女の兵装ということなのであれば、それが最も自然なのかもしれません。
 車両にイメージを付加する役はアルザスに任せられました。METAではふさわしくなく、指揮官も概念が欠けていて不完全な存在のため却下されていました。1つの個体として完成されているKAN-SENがちょうど良かったのかもしれません。
 マルティリウムはアルザスがイメージした「死」の概念からできています。アイリス聖座を守る彼女が思い浮かべる「死」は、純白の聖堂でした。儀式を行うからなのか、「死」自体に神聖なイメージを持っていたりするのでしょうか。
 キンバリーMETAとウィチタMETAは空間衝壊現象の調査に来ており、このタイミングでクイーン・エリザベスMETAは彼女らの存在を捕捉していました。2人はマルティリウムが現れたのを見て近づいてきます。彼女らはクジラには興味がありません。
 Devilも旗風METAと一緒にマルティリウムにやってきました。Devilはクジラを捕まえたいと思っています。クジラを「アイツ」に渡し、降臨する体として使いたいと言っていました。


5. デスシャドウの襲撃

 ミスDたちに脅威が迫ります。
 アルザスのイメージからマルティリウムが作られ、クイーン・エリザベスMETAが1人で調査に出かけました。その間に、デスシャドウという存在が車両に乗り込んできて指揮官たちに迫ってきました。
 車両の1つ1つが鏡面海域になっているため、クイーンズライト号に勝手に入ってくることは非常に難易度が高いです。しかしデスシャドウはミスDと同一存在のため防御をすり抜けられます。アビータDeath XⅢがミスDとデスシャドウに分裂したのかなと解釈しましたが、結局なんだったのかはよくわかりませんでした。
 デスシャドウは自分と同じだから勝てっこないとミスDは警告します。アビータ並みの戦力があるということでしょう。指揮官たちは逃げることにしました。クイーンズライト号の7号車はマルティリウムに転換されています。6両目と7両目は概念上の繋がりがあるため、6両目から直接マルティリウムへと飛ぶことができます。
 指揮官はそのワープの際に、変な空間へ入り込みました。オースタと思われる人がKAN-SENとアビータについて語っていました。
 彼曰く、一度でも名前をつけられたものは、人々に覚えられている限り消滅することはなく、KAN-SENにとって死は一方通行のものではない。KAN-SENは個体として具現化されるまでは情報のかけらの集合体にすぎないと言われていたので、具現化にメンタルキューブが必要なのだろうなと想像できます。
 オースタがアビータDeath XⅢに与えた能力は、集合体の分割具現を疑似的に再現する力。文字通り受け取るなら、KAN-SENのような情報の集合体を、分割して具現できる力のよう。ミスDとクジラとデスシャドウに分かれているのもこの力のせいなのかもしれません。
 指揮官はミスDに引っ張り出され、マルティリウムへと辿り着きました。


6. クジラを追う者たち

 マルティリウムでの出会いについて。
 指揮官とウィチタMETAたちが遭遇します。お互い存在に気付いていたので驚いてはいませんでした。
 セイレーン作戦のストーリーで見たように、指揮官は飛龍METAとアークロイヤルMETAと共闘してアビータを追い払いました。METAにも複数の陣営がありますが、彼女たちはみんな余燼陣営です。指揮官はウィチタMETAとも友好的に接したいと申し出ます。
 ウィチタMETAにとっては実験場βはたくさんある枝の1つです。枝自体はそれほど特別視をしていません。ただ、偽神事件でドロイドが現れたことは把握していました。派手な事件として伝わっているようです。
 実験場βのフリードリヒが余燼たちと行動を共にしているのも忘れてはいけません。彼女はいま余燼の隠れ家で大事な準備をしているのだとか。
 「闇に堕ちた青き翼」で指揮官は余燼のリーダーであるコードGに出会いました。そこから彼女に変化が起き、フリードリヒを引き入れるなど妙な行動をするようになったとウィチタMETAは言っていました。
 ウィチタMETAはクジラには興味がなく、あれがアビータDeath XⅢの本体だと思っていたぐらいでした。なので指揮官たちのクジラ狩りを邪魔する意志はなく、お互い干渉せずにいこうということになりました。
 このあとウィチタMETAとキンバリーMETAは旗風METAに出会い、戦闘を行います。旗風METAは何度攻撃を受けても蘇ります。死への恐怖を無効化し、超高速再生を行っているのだとか。もはやKAN-SENの枠を超えた化け物。その状態でなぜ理性を保っていられるのだとウィチタMETAも驚いていました。DevilかHierophantに乗っ取られているような雰囲気でした。
 Devilはクジラに用がありました。ドローン兵器でクジラを攻撃するのですが、クジラはミスDも見たことがない兵装でドローンを返り討ちにし、再び別次元の空間へと逃げ込んでいきました。


7. 車両の追加投入

 クジラを再び具現化させるために車両が投入されます。
 マルティリウムはクイーンズライト号の7両目を拡張したものでした。折りたたまれた世界の情報量が多く、1両だけではすべての情報を具現化できていませんでした。クジラは再び折りたたまれた世界へと逃げてしまいます。
 そこで6両目も具現化の基盤へ投入することになりました。これで折りたたまれた世界の7割ぐらいが具現化できたらしいです。クジラが引っ張り出されることが期待されます。
 6両目も「死」の概念で拡張を行うのですが、近くにいたウィチタMETAとキンバリーMETAのイメージも流れ込んでしまい、マルティリウムとは全く異なる景色が広がることになりました。
 イベント冒頭で通信がジャミングされたヘレナMETAがようやく戻ってきました。指揮官が空間衝壊現象の近くにいることを知り、彼女が使っている戦艦を離れてマルティリウムへとやってきます。
 マルティリウムから6両目の概念世界へジャンプする際、またも指揮官は変な世界に入り込んでしまいます。そこはロドニー(?)だけが存在するなにもない空間。ここではお互いのことはよくわからず、指揮官はミスDに引き戻されていきました。


8. ラプラスの悪魔

 6両目を使って作った空間はサモス島になりました。
 6両目の空間に飛び込んだ指揮官たちは、世界α(始まりの枝)のサモス島に飛ばされました。6両目を「死」の概念で拡張する際に、ウィチタMETAたちの強固すぎる「死」が流れ込み、この姿になったのです。彼女たちがMETA化する前の記録でした。
 世界αのサモス島には海洋生物研究所があります。ここではアンジュがKAN-SENを、オースタがアンチエックスの研究をしている連邦(世界αのユニオン)管轄の島。ここに戦線(世界αの北方連合)が攻め込んでくる場面からスタートでした。
 記録の世界のアンジュは、なぜか指揮官の通信機に通信を繋げてきます。彼女のおかげでいま何が起きているのか把握することができました。
 戦線はオムタヴァ事件の報復としてサモス島を攻撃しようとしていました。貨物船オムタヴァが、アンチエックスに襲撃されて沈められたと主張しています。しかしアンジュ曰くこの事件はでっちあげ。戦線はサモス島にあるラプラスの悪魔を奪うための開戦理由を作ろうとしました。
 ラプラスの悪魔は時間跳躍装置のこと。それを聞いて指揮官の脳裏には「暁射す氷華の嵐」での出来事がフラッシュバックしました。時間跳躍装置を守る作戦についての会話だったからです。
 一方的な攻撃を企てる戦線に対して、連邦は黙認を貫く姿勢でした。連邦は戦線との開戦理由を探しており、向こうから侵略を行ってきたなら好都合です。もし上手くいかなければ、ラプラスの悪魔で時間を元に戻せばOKと考えていたようです。
 世界大戦が起きるのを阻止すべく、アンジュとオースタと将軍は作戦を立てます。戦線と連邦がラプラスの悪魔を奪い合う前に横取りする作戦でした。オースタが生み出したアンチエックスがサモス島を防衛している間に、アンジュが生み出したKAN-SENがラプラスの悪魔を奪い取るのです。
 世界αでアンジュの指示のもと動いているKAN-SENたちは炬火という名前の組織を結成しています。炬火はたいまつという意味。炬火の生き残りがいまの余燼なのだと推測されます。
 指揮官はアンジュたちの作戦が失敗することを知っています。この記録が「死」の空間だからです。この空間にとってのイレギュラー存在である自分が行動を起こすことで、記録を変えられるかもしれないと考えました。指揮官がラプラスの悪魔を横取りしようとします。
 指揮官と全く同じ考えを持っている人がいました。ウィチタMETAとキンバリーMETAです。サモス島の研究所で彼女らと鉢合わせします。
 しかしウィチタMETAたちは努力してもすべてが無に帰すと思っています。オリジナルの世界線で何が起きたかを知っていたからです。記録通り黒い竜巻(浸食天象)が襲ってきて、連邦も戦線もKAN-SENたちも飲み込まれました。
 オリジナルではウィチタMETAたちは何が起きたかすらわかっていませんでした。今回は少なくとも竜巻の正体がわかっており、新しい真実が見いだせるかもしれないということで、サモス島が竜巻に飲まれる様を見届けることにしました。
 この空間はあくまで記録なので、「死」をイメージすることで脱出することができます。ミスDやアルザスは引き上げることにしたのですが、指揮官はウィチタMETAたちに付き添うことに決めました。指揮官にとっては余燼たちも仲間なのです。
 3人は竜巻に飲まれる直前までこの記録に留まりました。空に流れ星が見えた以外、残念ながら大きな発見はありませんでした。


9. エックスとの戦闘記録

 指揮官たちはエックスと戦う記録に突然飛ばされます。
 サモス島で黒い竜巻に飲まれたあと、指揮官はまた別の記録に飛ばされました。KAN-SENたちがエックスと戦う場面です。世界αが滅びたときの記録です。
 クイーン・エリザベスMETAが指揮する大艦隊が、エックスの包囲を受けて大きな損害を出している場面でした。エックスには三形態あり、偽相獣→偽相体→付着エリアの順で小さくなっていきますが、付着エリアから再び蘇ることができるとのこと。不死身のようです。
 ここでもアンジュが指揮官に連絡してきました。指揮官はアンジュがこの記録のオリジナルではここにいなかったと見抜きます。偽アンジュの口調から正体がわかったと言っていたのですが、結論は明かされませんでした。指揮官を助ける側に回っていましたし、ヘレナMETAでしょうか。
 偽アンジュは援軍が来るから指揮をとってと指揮官に伝えます。援軍はミスDとウィチタMETAとキンバリーMETAでした。彼女たちは記録の中の存在ではなく、指揮官と一緒に世界を渡ってきた彼女らそのままです。ミスDは指揮官に出会ったときから位置測定装置を仕込んでおり、それを辿ってきたそうです。
 ウィチタMETAたちはエックスを倒すことができました。META化した力ということでしょうか。しかし真の意味で消滅させることはできず、付着エリアに戻ってしまいました。


10. 旗風METAの暗躍

 エックスの記録とマルティリウムをまたがる戦いへ発展していきます。
 偽相獣のクラスⅨという強敵が現れました。この個体はピンポイントで指揮官を狙ってきます。この記録にいなかったはずの指揮官を狙い撃ちしてくるということで、この偽相獣も記録にいない存在と推測します。
 ロドニー(?)が現れて指揮官に協力を申し出てくれます。彼女は指揮官の考え方に触れ、指揮官を見続けようと決めました。指揮官は記録の世界と、現実の世界の両方を見渡す能力を得ました。
 逆転の鍵はアルザスたちにありました。彼女たちはマルティリウムでデスシャドウと戦っていました。指揮官は時空を超えてアルザスたちに手を差し伸べ、アルザスたちもエックスと戦う記録の方へとやってきました。パワーアップした彼女たちは記録の中の同一存在と融合し、付着エリアを浄化できるようになり、エックスとの戦いに勝利しました。コードGと同じことをやってのけたとウィチタMETAは驚いていました。
 このあとアルザスたちはマルティリウムの方へと戻ります。パワーアップした効果でデスシャドウを討ち果たしました。
 エックスと戦う記録がなんだったのかの種明かしが入ります。この記録は車両が展開したものではなく、ロドニー(?)が作ったものでした。そしてこの中に偽相獣を紛れ込ませたのは旗風METAです。彼女はロドニー(?)の素体を侵食するためにエックスを仕込んだのです。ロドニー(?)は繭に取り込まれ、大いなる存在がこの世に降り立つはずでした。
 しかし旗風METAの目論見は破られました。ロドニー(?)は指揮官に興味をひかれ、旗風METAの仕掛けた繭を破壊します。


11. ロドニーのニセモノ

 最後の決戦です。
 ロドニー(?)は繭を破壊しました。その繭の欠片を旗風METAは再活用します。これを使って偽りの影を降臨し、ロドニーのニセモノが具現化されました。これはロドニーの概念を具現化させたもので、ロドニー本人ではありません。
 こんなことができる存在がいるなんて、とクイーン・エリザベスMETAは驚いていました。旗風METAの技術力は確かなもののようです。ロドニーのニセモノは物凄い力を発揮します。
 ヘレナMETAがマルティリウムに現れました。彼女は指揮官を助けたいだけ。指揮官を危険な目に遭わせたクイーン・エリザベスMETAにやたらと食って掛かっていました。ウィチタMETAとも面識がありました。
 恐ろしい力を見せるロドニーのニセモノに対して、METAたちは力を合わせるしかないと判断します。クイーン・エリザベスMETA、ヘレナMETA、ウィチタMETA、キンバリーMETAは個の力でニセモノと戦い、撃破します。
 一方、指揮官とアルザスたちは旗風METAと戦います。ロドニーのニセモノには戦力的に手が届かないようでしたが、旗風METAと浸食の力が弱まればニセモノの力も弱まるということで。
  

12. 決着

 決着のときです。
 旗風METAはマルティリウムの制御を取得して戦っていたのですが、最終的にはクイーン・エリザベスMETAに制御権を奪い返されました。もともとはクイーンズライト号でしたからね。
 Devilは旗風METAをおとりにし、みんなが争っている間にクジラを追いかけていきました。クジラは逃げていってしまったため、ミスDのクジラ狩りはまだまだ続くこととなりました。
 ロドニーのニセモノはMETAたちに倒されました。概念を利用されたロドニー(?)は消えてしまう運命にあったようなのですが、指揮官は助けようとします。ヘレナMETAは指揮官の願いを聞き入れ、ロドニー(?)をMETAとして再彫刻します。これでロドニーMETAとして生まれ変わったようなのですが、再彫刻は特殊段階のため、不安定な状態でした。ヘレナMETAは彼女を保護してくれます。
 ヘレナMETAとウィチタMETAは面識があるようでした。ヘレナMETAは余燼には加わっていませんが、いまの立場になるまでにいろいろあったようです。ウィチタMETAが知りたがっていることを見透かした上で、それはここで話すべきではないと言っていました。
 ヘレナMETAは昔からずっと、指揮官に与える情報をコントロールしています。知りすぎは毒だとして。一方でクイーン・エリザベスMETAは、危機を乗り越えるために指揮官に知ってほしいことがたくさんありました。2人は何かと意見が合わず、いがみ合っていました。
 このあとクイーン・エリザベスMETAはクイーンズライト号にミスDを乗せ、クジラ狩りを続行しました。マルティリウムは車両に戻り、指揮官たちと一緒にアヴァロンを経由して実験場βへ送られました。
 これにて今回の事件は終わりとなったのですが、謎が多く残るストーリーとなりました。


おまけ:暗号解読

 D3とSPの戦闘説明は暗号になっていました。アルファベットを19文字後ろにずらすと読めます。

NOURISH YOURSELVES THEN BLOOM
栄養を得て開花せよ


THE NOISE OF APPROACHING MIMIC ENTITIES CREEPING AND SLITHERING CREEPING AND SLITHERING CREEPING AND SLITHERING
近づいてくる怪物の音、はい回り、ずりずり滑りはい回り、ずりずり滑りはい回り、ずりずり滑り…


 脅威が近づいているということ以上の情報はありません。二番目はヘビっぽいので、名前だけ出ている「オロチ」の暗示でしょうか。



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