3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【原作勢目線】アニメシャドウバース15話感想-スーパーリッチ!財善寺ミヤビ!

ネタバレします!!

 15話は財前寺ミヤビとヒイロのバトル回でした。ミヤビは典型的な嫌なお嬢様キャラだったのですが、作画が良かったからかなんだか可愛らしかったですね。憎めないキャラでした。

試合前

 ミヤビに連れられて水辺でバトルをすることになったヒイロ。ミヤビは「私が勝ったら滝から落ちなさい」と謎の提案をします。「田部丘マイセルが二流の料理人なのは、庶民の扱いを心得ていないから」とのこと。庶民を雑に扱うことが高貴なるもののステータスということですかね。
 ハンカチを投げたら魔法のじゅうたんのように飛んでいき、水洗トイレのように滝の水量が増えます。「オレが勝ったら庶民って言うのやめてくれよな」というヒイロの提案に、「実に釣り合った対価ですわね」とのこと。「滝落ち」と「庶民やめる」が同じぐらいの価値を持っている世界観。いろいろ不思議なお嬢様ですね。
 ミヤビは現在8ポイント持っていて、ヒイロは6ポイント持っています。「好きなだけ差し上げてよ」というミヤビの提案に対して、「同じだけ賭ければ…やったランクアップできる!」とヒイロは返します。この会話意味不明なんですよね。ミヤビは高貴なるものの提案として好きなだけ持っていけというニュアンスで言っているのに、「同じだけ賭ける」とは何を指しているのか。ヒイロ側は「ミヤビが8ポイント賭ける」という意味に捉えたのかもしれませんが、ヒイロは8ポイントも賭けられません。そもそも、ミヤビは1ポイント賭ければ10ポイント到達ですし、ヒイロは2ポイント賭ければ10ポイントになります。良く分からないです…。

ヒイロvsミヤビ(前半)

 田部丘マイセルには変身バンクがなかったのに、ミヤビにはありました。今後も登場するんですかね。全体的にゴールドで、孔雀のようなモチーフが入りましたね。

1ターン

 先攻1ターン目、ミヤビはパス。手札が見えて、ロイヤルクラスだとわかります。
 後攻1ターン目、ヒイロはジュエルドラゴン。本当に毎回出ますね。

2ターン

 先攻2ターン目、ミヤビはガンナーメイド・セリエをプレイ。進化するときに指揮官カードが場にあるとさらに+1/+1されます。手札にサイクロンソルジャーとメイドリーダーも見えますが、ジュエルドラゴンがいるのでセリエからのプレイになりました。セリエのイラストの後方にいる執事が「じいや」に似ていますね。

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 後攻2ターン目、ヒイロはムシュフシュをプレイ。毎度おなじみですね。

3ターン

 先攻3ターン目、ミヤビは宝杖の司令官をプレイ。進化すると場の兵士フォロワーのスタッツを上げるカードです。ここは3/2というスタッツが弱くて、2コストのムシュフシュと相討ちされてしまいます。

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 後攻3ターン目、ヒイロは竜の託宣をトップドロー。1ターン遅かったですが、なるべく早く使っておきたいカードなので使います。

4ターン

 先攻4ターン目、ミヤビはもともと見えていたサイクロンソルジャーとメイドリーダーをプレイします。カードゲームの「先ドロー」の鉄則を守るなら、メイドリーダーを出してドローするカードを見てからサイクロンソルジャーをプレイするかどうか検討しなくてはいけません。もちろん2枚ばばっと出すほうがアニメ映えしますが。
 メイドリーダーは指揮官カードを1枚引くというサーチカードです。騎士王の威光を引き当てました。威光はこのデッキのメインギミックのはずなので、メイドリーダーからは確定でこのカードを持ってくるというふうにするべきだと思うのですが、宝杖の司令官は指揮官なので、サーチに引っ掛かってきてしまいます。宝杖の司令官よりももっといれるべきカードはたくさんあっただろうにと思ってしまいました。

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 ミヤビの場は2/2, 3/1, 1/1です。2/2のセリエで1/1のジュエルドラゴンを破壊するべき盤面ですが、なぜか無視してリーダーを攻撃します。ちゃんとしたプレイを見せてほしいものです。
 後攻4ターン目、ヒイロはアイラをプレイ。進化してセリエを倒し、ジュエルドラゴンでサイクロンソルジャーを倒します。ヒイロのトレードはまともでした。

5ターン

 先攻5ターン目、ミヤビは1/1のメイドリーダーを進化して、4/3のアイラを破壊しにいきます。アイラは倒すとPPブーストされてしまうので、進化を使ってまで倒す必要があったのかと言われると微妙かなと思いました。メイドリーダーは進化後イラストで衣装が変わります。可愛い。

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 騎士王の威光を置きます。なぜか装備品としてミヤビが装着しました。装着のシーンに気合いが入っていて、ホビーアニメらしくていいなあと思いました。威光を置いたあとミヤビが長々と一人語りをして、CMに入りました。「M・O・N・E・Y!マネー!」

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 後攻5ターン目、このターンからスキップでした。CM明けの7ターン目でヒイロの体力が18まで回復していたので、5ターン目か6ターン目で回復カードを使っていたことになります。また、ヒイロの手札には8コストのインフェルノドラゴンが見えており、それは決着時までには消費されていたので、コスト的に6ターン目はインフェルノドラゴンで確定です。
 つまり5ターン目は竜の闘気を使ったはずです。ドラゴンで回復するカードはこの時代だとこのカードぐらいなんですよね。

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 手札の枚数が減っていないと計算が合わないので、余った2コストでドラゴンライダーをついでに出したのかなと思います。

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6ターン

 先攻6ターン目、ここのミヤビのプレイが謎です。手札で見えていたホワイトパラディンが消費されたはずです。

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 進化すると1/1/1のシールドガーディアンが出るカードです。1コストなので騎士王の威光で疾走を持って攻撃できますが、そうするとヒイロの体力が合わなくなってしまいます。ホワイトパラディンは進化せずに、騎士王の威光から出てきたナイトだけがリーダーを攻撃すれば体力は合うのですが、それはそれで不可解な動きになってしまいます。しかもミヤビはここで進化権を使っていないとすると、進化権が1個余ったまま戦っていることになります。たぶん僕が何か勘違いをしているのですが、正解がわかりません。。
 後攻6ターン目、ヒイロインフェルノドラゴンを出します。何も効果を持たない、ただただスタッツが大きいカードです。アニメに出てきたのは初めてですかね。場にいたドラゴンライダーでホワイトパラディンと相討ちし、インフェルノドラゴンの進化でナイトをとります。デカブツを押しつけてミヤビにプレッシャーをかけるプレイですね。

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ヒイロvsミヤビ(後半)

 CM明けはマウラがシルバーランクに昇格したシーンが出てきます。「無情の戦法で…」と言っているので、体力最大値を減らすゴッドオブカースをまた使ったのでしょう。

7ターン

 先攻7ターン目、このターンの途中からアニメに映ります。元々ミヤビの手札にあった猛襲でインフェルノドラゴンを破壊したと思われます。

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 騎士王の威光が指揮官カードなので猛襲の効果が起動し、1体ナイトが出てきます。騎士王の威光の効果で出てきたナイトと合わせて、2体のナイトでヒイロを攻撃するところが後半戦のスタートの場面です。
 後攻7ターン目、ヒイロは竜の伝令で海剣竜をサーチし、手札にあったディザスタードラゴンとサンドストームドラゴンをプレイします。サンドストームドラゴンを進化するのですが、1/1のナイトに向かってわざわざ進化権を使う必要はなかったのではと思いました。結果論ですが、ミヤビが次に使う強引な買収は攻撃力6以上のフォロワーは対象にできないので、ディザスタードラゴンを進化させておくべきでした。

8ターン

 先攻8ターン目、ミヤビは切り札である強引な買収を使います。騎士王の威光とシナジーがあるので既存カードみたいに見えるのですが、このカードはアニメオリジナルのカードです。

強引な買収
4コストスペル
攻撃力5以下の相手のフォロワー1体を消滅させ、同名のフォロワーを1体自分の場に出す
そのカードのスタッツは1/1/1になる
騎士王の威光が自分の場に存在するなら強引な買収を手札に1枚加える

 切り札がスペルなのは面白いですね。ミヤビのキャラに合った効果でいいなあと思いました。
 強引な買収はかなりの強カードです。今まで登場したアニメオリジナルのカードの中でも1,2を争えるレベルかなと思います。相手のフォロワーを除去するカードは5コスト払うのがシャドバのコスト感覚です。強引な買収は攻撃力5以下という縛りがついていますが、4コストで相手のフォロワーを除去しつつ、そのフォロワーを奪ってしまうことができます。1/1/1になってしまうのは大した問題ではなく、強い効果を持っている相手のフォロワーを奪ったときに、その効果をそのまま利用できるのが強いのです。
 例えば今のトップメタである葬送ネクロマンサーはミルティオに強引な買収を撃たれるとかなりきつくなります。ミルティオはラストワードで2ドローという効果があり、このカードが相手に奪われてしまうと4ドロー分差がついてしまいます。

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 ディザスタードラゴンは奪うとちょっと強いカードでした。攻撃時に+2/+0されるので打点があがります。

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 後攻8ターン目、ヒイロは氷結のドラゴンをプレイ。このカードも良く出てきますね。1/1が並ぶミヤビのデッキによく刺さるカードです。

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9ターン

 先攻9ターン目、氷結のドラゴンも奪えるので奪ってしまいます。フォロワーを出すと相手に奪われてしまうということは既存のカードだけでは起こりえないので、不思議な感覚ですね。
 ミヤビはさらに、元々手札にあるのが見えていた研磨の魔法で氷結のドラゴンをパワーアップさせます。

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 1/1がどんどん場に出てくるので、バフスペルとは相性が良いですね。ちゃんとシナジーが考えられたいいデッキを使っています。
 次にミヤビがプレイする運命の泉もバフのカードです。

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 騎士王の威光から出てきたナイトにバフが乗りそうなテキストなのですが、効果処理順に則ると騎士王の威光の効果で出てきたナイトにはバフが乗りません。しつこく横展開を続ければ撃ち漏らしたフォロワーが場に残るだろうという構築意図ですね。
 後攻9ターン目、竜の翼で再び盤面を処理します。そして海剣竜を竜の力でバフをして、7/7でリーダーに攻撃します。攻撃力が6以上のフォロワーは強引な買収では奪えません。相手の戦術の痛いところを見極める良いプレイです。
 騎士王の威光のアーマーにヒビが入ります。バトルをするうえで何か変化があるわけではなく、ただの演出です。

10ターン

 先攻10ターン目、武装強化でナイトを強化して、ヒイロの体力はあと3点まで詰まります。武装強化は効果が上方修正されたカードです。今までのバトルで場にフォロワーが10体以上出ていれば、+2/+2ではなく+4/+4されます。ここまででミヤビは15体ぐらいフォロワーを出しているので、効果は起動したはずです。修正されたのが最近でしたし、「連携」というテキストをアニシャドに持ち込むのも難しかったんでしょうね。

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 このターン、海剣竜さえ上手く処理できればミヤビの勝ちっぽい場面ですが、対処できるカードがありません。猛襲がもう1枚あればよかったのですがね。守護を出してターンエンドです。
 後攻10ターン目、決着のターンです。イグニスドラゴンが駆けつけ、ずっと手札でお留守番をしていた貫く咆哮をついに使います。ルシア戦の決着のカードですね。シャドバは相手の攻撃から守る手段が守護を置いておくしかないので、どうしても決着のターンは守護をどかして勝ちという展開が多くなりますね。
 さすがにヒイロの試合が続きすぎて、決着の仕方には既視感がありました。ミヤビのデッキは面白かったのですが。

試合後

 ミヤビは赤面してヒイロの顔が見れなくなってしまいます。カードゲームアニメのお嬢様たちは、なぜかバトルで負けると主人公に恋をしちゃうんですよね。原理不明なのですが、鉄板の展開です。ハンカチごしの握手をしてお別れです。
 次にルシアが映ります。砂漠でカウボーイ風の男とバトルをしています。カウボーイの盤面には潜伏を持つフォロワーが3体います。潜伏ロイヤルの使い手のようです。

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 アルカードとブラッドウルフでリーダーを攻撃して、ルシアの勝利です。これで最速のゴールドランク到達です。
 カズキはゴリラに追いかけられていました。果たして試合はできたのでしょうか。
 アリスは遺跡でのんびりしています。「このまま誰とも会わなくていいかも」と言っているのでまだ試合はしていないみたいです。大人びていますよね、この子。
 ミモリは涙目になって森をさまよっていました。可愛い。電波が通じないと言っているので、それではさすがにシャドバできないのではと思ったりしました。ジェネシスアイランド、ダメじゃん。「誰でもいいから会いたいよ~」と言っていて、アリスのセリフと対比を作っているんですよね。母に干渉されすぎたせいで、アリスは他人を求めていないのかも。
 最後に、二人が出会って今回は終わりでした。このシーンだけ見ると、次はミモリvsアリスなんだろうなあという期待を抱かせるのですが、次回予告ですぐにそうじゃないことがわかってしまいました。アリスのリベンジはまた今度ですね。

棋譜

 上述の通り、カットされているところはたぶん間違えています。体力や手札枚数は合うのですが、ミヤビの進化権が一個余ってしまいます。
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 14話はこちら。
yterapokemon.hatenablog.com