3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【アズレン】ストーリー考察:セイレーン作戦 Chapter5【アズールレーン】

 2021年12月9日に実装されたセイレーン作戦の5章のストーリーを整理していきます。1章から4章はこちらです。

yterapokemon.hatenablog.com

1. セイレーン作戦とは何だったのか

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 5章まで読むことで、セイレーン作戦がなぜ行われ、何をもたらしたのかが大体掴めるようになりました。
 事の発端は余燼がNA海域に特異点を作ったことだとわかりました。(この理由はまだわかりませんが…)
 次に余燼を追跡しているアビータがこの世界にやってきました。アビータは余燼を倒すため特異点付近にセイレーンの戦力を集結させました。余燼とセイレーンは激しく戦い、セイレーンの戦力は大きく削られました。
 NA海域のセイレーンが中心部に後退したことをきっかけにして、アズールレーンはセイレーン作戦を発動しました。攻め込むチャンスが生まれたのですね。これまでのお話だけだとチャンスが訪れた理由がよくわかっていませんでしたが、余燼の行動がきっかけだったことが今回初めてわかりました。

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2. 5章の時系列

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 5章で起きたことを時系列で整理すると上表のようになります。行ったり来たりはせずにストレートなお話でした。気になるポイントを以下で詳しく整理していきたいと思います。

2-1. 上層部の疑惑

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 NA海域中心部にてセイレーンの巨大要塞が発見されたとき、ユニオン上層部の態度は揺れていました。早く攻撃すべきと言う人もいれば、研究対象にすべきだという人もいたのです。メンフィスが慌てっぷりを不審に思っていました。
 威力偵察中に指揮官が飛龍METAに遭遇したとき、彼女はTBと余燼追跡装置のことを怪しんでいました。この2つはユニオン上層部が開発して、指揮官に提供してくれているものですが、その技術の出処を疑ったことはないのかと疑問を呈していました。
 いままでクイーン・エリザベスなどもTBのことは怪しんでいましたが、余燼にも指摘されたのはここが初めてでした。彼女たちの方がセイレーンには詳しいでしょうから、やはり上層部は「黒」なのでしょうか。
 一枚岩じゃないというのはこの件でわかったので、セイレーン技術を積極的に取り込みたいと思っている人が、アズールレーン側の上層部にもいるという感じなのかなと思いました。研究はすでに進捗していて、TBと余燼追跡装置はその研究成果なのかもしれません。

2-2. 余燼とアビータ

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 余燼とアビータはお互いを敵視し合っていて、NA海域では特異点を巡り争っていました。
 アビータは世界線を飛び越え余燼を追跡し続ける存在のようです。ゲーム機能としてのセイレーン作戦では子分であるエンフォーサーとたくさん戦うわけですが、関係性としては指揮官やアズールレーンは蚊帳の外という感じでした。
 エンタープライズMETAが作った特異点はまだ安定していないらしく、時間を稼ぐ必要がありました。余燼は時間稼ぎのためにセイレーンやアビータと戦っていました。作った本人であるエンタープライズMETAはどこかに行ってしまったようでしたが、これは何故だったのでしょうか。高雄METAも一緒だったのかもしれません。
 この特異点がなんのために作られたのかという根本の謎は解明されていないままでした。おそらくエンタープライズMETAが活動している目的に繋がってくると思うので、理由が分かるのはもう少し先になりそうです。
 アビータが余燼を追っている理由もはっきりとはわかりません。アビータは「余燼を排除して実験場の機能を修復・維持したい」と言っていました。単に邪魔だから消したいだけなのか、オブザーバー・零から何らかの指令を受けているのかはよくわかりませんでした。
 アークロイヤルMETAは「このフェーズの実験場に来たのは初めて」と言っていたので、特異点の中は実験場になっているようでした。なぜ余燼がセイレーンのものであるはずの実験場を作りだしたのか謎です。もしくは特異点というのはワープホールにすぎず、実験場という別空間に繋がっていただけなのかもしれません。

3. 選択肢の分岐

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 5章でセイレーン作戦はいったんの区切りを迎えました。選択肢によってBAD ENDとTRUE ENDに分岐します。両方見ることで余燼の狙いがよりくっきり描かれる形になっているので、TRUEしか見なかった人はBADも見てみると良いと思います。

3-1. BAD END

 飛龍METAは威力偵察中の指揮官に接触し、総攻撃の際に特異点の中に誘い込みました。アークロイヤルMETAはこの飛龍METAの行動を"まわりくどい"と評しながらも、「おかげでいい夢が見られた」と礼を言っていました。
 2人は指揮官が自分たちに力を貸してくれることを心のどこかで願っていたのでしょう。お互いの立場を冷静に考えると味方をしてくれるなんて夢物語なのですが、賭けてみたくなるだけの何かを指揮官から感じるということでしょうか。
 BAD ENDでは飛龍METAとアークロイヤルMETAが「出力開放」を行いました。ものすごい爆発が起き、戦場を離脱した指揮官の艦隊にも被害が出るぐらいだったので、2人は自爆してしまったものと思われます。アビータが巻き込まれていたのかはよく分かりませんが、TRUE ENDで描かれていたようにアビータは爆発を避けようとしますし、「テストボディ」と言っていたので本体ではなさそうで、結局のところ無意味な自爆になったのではないかなと思いました。
 BADとTRUEの分岐で肝心なのは飛龍METAとアークロイヤルMETAが生き残ることと、彼女らと指揮官の間に仲間意識が芽生えることです。アビータがどうなったのかはたぶんあんまり関係ありません。

3-2. TRUE END

 TRUE ENDは指揮官が飛龍METAとアークロイヤルMETAを見捨てない決断を下した世界線です。飛龍METAが「出力開放」をしようとして、アビータは退いていきました。
 アビータの撤退理由は2つあり、「実験場と実験対象が破壊されて当初の目的が達成できない」ことと「実験対象と過度に接触するなとオブザーバー・零から指令を受けている」とのことでした。ここで言う実験対象というのはおそらく余燼だと思うので、アビータは余燼を殲滅したいわけではなく実験したいのでしょうか。
 特異点は余燼側が作りだしたものなので、この戦いでは消えません。しかしアビータが撤退したことによりセイレーンの数が減るので、脅威は低減したとのことでした。NA海域を通る航路が復旧したとのことで、めでたしめでたしでした。

4. 今後へ

4-1. アークロイヤルMETAの世界

 5章の中で大きく時間軸がジャンプした場面がありました。アークロイヤルMETAの回想シーンで、彼女が余燼に引き入れられたときのことを描いていたものと考えられます。

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 この世界線ではエンタープライズがすでに沈んでいます。

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 それどころか、アークロイヤルMETA以外のKAN-SENがすべてやられてしまったようでした。

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 アークロイヤルMETAは「何人たりとも寄せ付けない力を持った」と言っています。これのおかげで唯一彼女だけが生き残ることができたのでしょう。この力の源はMETA化だと思われます。つまり、この世界線ではアークロイヤルだけが後天的にMETA化したものと思われます。

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 アークロイヤルMETAが戦っていた敵はエックスではなくセイレーン(アンチエックス)と言っていました。

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 セイレーンは不要になった世界線を意図的に破壊することがあるのかなと思いました。それを「枝」の「切り取り」と呼ぶのかなと。実験を行うにはリソースを使うみたいなので、節約のためにこういうことをするのでしょうか。

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 エンタープライズMETAは様々な世界線を飛び回って、META化したKAN-SENを探し出し、余燼に引き入れているのかなと推測されます。
 この仮説が正しければ、余燼たちの出自はバラバラであるため、指揮官に対する思いもそれぞれ異なってくるはずです。ここがどのように1人の指揮官に収束していくかが物語のカギになってくるのではないかなと思います。
 飛龍METAは指揮官にやたらと絡んでくる一方で、高雄METAは非常に好戦的で敵対的であったりと、余燼たちにはそれぞれ全く別のバックボーンがありそうだなと思いました。

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 META化しているけど余燼に所属していないKAN-SENというのも「照らす螺旋の鏡海」で登場しました。いまのところヘレナMETA、蒼龍META、ヨークタウンMETAが出てきています。エンタープライズMETAとは違う道を生きようと決断をしたのでしょうか。

4-2. 特異点とは何なのか

 上でも少し触れましたが、特異点に吸い込まれた先の世界を、余燼やアビータは"実験場"と言っていました。鏡面海域の中も"実験場"と呼ばれることがあるため、このあたりの言葉の定義はまだ不明瞭だなと思いました。
 サラトガが話していた"観察者効果"も物語にどのように絡んでいるのかよくわかりませんでした。

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 実験を行うにはこのような特質を備えた空間である方が都合が良いということでしょうか。それとも別の理由で特異点を作った結果に付随してついてくる特質ということでしょうか。
 サラトガは危険視していますが、観測者の意志によって伸び縮みする空間というのは実験に使うには便利そうに見えます。

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 あと、特異点の中ではTBが機能を停止するようでした。なぜなんでしょうね。アビータは普通に動いていたのに。

4-3. 3つの艦隊

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 ちょっと怪しいなと思ったのでメモ程度なのですが、総攻撃のときに防御線を突破して中心部に攻め入った艦隊は指揮官のところ以外に3つあると言われていました。単純に「現在アズールレーン側が優勢だよ」ということを示すための演出だったのかもしれないですが、ちょっと真面目に考えてみます。
 1つがエセックス率いる航空部隊であることは間違いありません。特異点に吸い込まれていたので、相当近くにいたものと思われます。ヴェスタルたち後方支援隊がエセックス隊の一部としてカウントされているのか、3つのうちの1つとしてカウントされているのかは不明です。
 いずれにせよもう1つぐらいは防御線を突破した艦隊があるのですが、姿が見えませんでした。重桜や鉄血が暗躍しているのではないかなと思いましたが、結局姿は見せずに終わってしまいましたね。赤城はNA海域中心部に入りたがっていましたし、ティルピッツとドイッチュラントもあの海域にはいたので、怪しいなあと思っていたのですが。

4-4. 飛龍METAからの贈り物

 最後にあからさまに伏線として残されたのが、飛龍METAが指揮官の上着のポケットに入れた物です。

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 これは待っていればいずれ出てくるでしょう。覚えておきましょうということで。
 5章まで見てみると、セイレーン作戦は指揮官と余燼の出会いの物語であることが分かります。指揮官はBAD ENDとTRUE ENDを分ける選択肢で、彼らを助けることを選択し、未来が分岐しました。余燼とともに歩むことを決めた世界線こそが希望のある未来ということです。彼女たちがプレイアブルキャラになっているというのもその裏付けでしょう。
 今後はMETA化したKAN-SENたちと一緒にアビータと戦っていくことになりそうなのですが、そもそもの敵はエックスであるはずで、まだ仲間割れが続いてしまうのだろうかと思うともどかしいところですね。

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 アークロイヤルMETAはセイレーンの本来の目的をちゃんとわかっているようでしたが…。復讐に囚われてしまっているということでしょうか。
 今後のイベントストーリーでもMETA化したKAN-SENは出てくると思うので楽しみに待ちましょう。



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