アニシャドFの35話の感想文です。
バトルなし回
10話に1回ぐらのペースでバトルのない回がありますね~と前回書いたのですが、さっそく裏切られました。まさか連発とは。
バトル回はどうしてもバトルありきの会話になるので、人物同士の日常の交流を描くならバトルをしていないときの尺が必要になりますよね。大胆な構成です。
ジェントルマンの正体
ジェントルマンのネタ晴らしをいつするのか、どういう形でするのか。ずっと気になっていたんですが、こういう形でやるとは。気付けばもう35話ですし、頃合いだったのかも。
もちろん驚いている人たちもいましたが、ライトがあっさり受け入れるというのは解釈一致でした。こういう懐の広い主人公だから、まわりが個性的でも成り立つというか、話がややこしくならずに済むというべきか。
シノブとは長い付き合いだったので思うところはいろいろあったでしょうが、そこに言葉は不要という描き方でした。それもまた彼女たちらしい。いきなり面と向かって何かを語らせ合うというのも難しいでしょうし。
セイラと喋っているときのシノブと、シオンと喋っているときのシノブが別人のようだったのも面白かったです。短い間でも人物の変化を描いていくのが丁寧だなと。
ドラグニルとは何なのか
ライトがミカドにもらった箱にマルグリットがカードをかざすと、変形してUSBメモリが出てきました。ものすごいテクノロジーだなと思ったのですが、そこに関する説明はあまりありませんでした。
マルグリット:「これはDF。デジタルフレンドに関するデータが入ったメモリです。本来であれば、ジェネシスカンパニーのDF研究室に帰属するデータですが、ウルフラムさんがあなたにこれを渡したということは、これはおそらくドラグニルさんの記憶データなのでしょう」
なぜDFと略すのか謎です。DF=デジタルフレンドだとしたら紛らわしすぎて略称の意味を成していない気が。ジェネシスカンパニーがデジフレを作ったとライトが指摘するとマルグリットはごまかしていました。当然と言えば当然ですが、ドラグニルだけがなぜ喋れるのかという謎はジェネシスカンパニーが一枚噛んでいるようです。
DFを読み込むと、ドラグニルに記憶が流れ込みました。災いの樹に消えていく謎の男。ドラグニルのかつての相棒でしょうか。竜ヶ崎という名前もマルグリットから出てきました。いよいよ前作主人公のヒイロにスポットライトが当たり出すでしょうか。
マルグリット:「このデータはアークの探索中にウルフラムさんが独自に手にしたものです。したがって、他のセブンシャドウズが持っている可能性は十分にあります。」
ドラグニルのために、ライトがセブンシャドウズを追いかけていくという大きな話の流れが示された形となりました。バトルなし回を2回挟んだのも、こうやって次なる目標を示すことが必要なタイミングだったからという理由もあったのでしょう。セブンシャドウズはその名の通り7人いますが、48話までに話がたたみ切れるのでしょうか…?エニグマの話にも触れなくてはいけないでしょうし。
アークのフレーバーテキストで喋っているのはマルグリットさんなんですよね。伏線をどのように回収してくれるか期待です。
ドラグニルの記憶に目が向けられるタイミングで、少年少女たちは海で思い出を作りました。「思い出って初めてドラ」というドラグニルと重なるように。テーマに一貫性があってキレイですね。
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