3度目のサザンドラ

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【アークナイツ】メインストーリー12章・まとめ・考察・感想【驚靂蕭然】

 2023年10月24日に解放されたアークナイツのメインストーリー12章「驚靂蕭然」の物語を整理していきます。

1. ロンディニウムの戦局の変化

1-1. 飛行船の衝撃

 12章は飛行船の鮮烈なデビューで幕開けします。
 10章の冒頭でテレシスたちはザ・シャードと飛行船を建設していました。12章はその飛行船がウィンダミア公爵の高速戦艦を砲撃するという衝撃的な始まり方をします。高速戦艦は木端微塵に吹き飛ばされ、乗員の中に生存者はいませんでした。
 飛行船を見た公爵たちはこの技術を欲しがりました。敵の危険な兵器だから破壊せねばとは思わないのが彼らならではの考え方です。いま目の前にいる敵はサルカズなのですが、サルカズを倒したあとに誰が王座に就くのかまで考えたときに、他の公爵をリードするために飛行船を手に入れておかねばと考えたのです。
 カスター公爵はウェリントン公爵の考えていることは大体わかっているとしながらも、ウィンダミア公爵がやたらと焦っているように見えていました。あとからわかりますが、娘が危険にさらされているから焦っていたのですね。
 ロンディニウムにも動きがありました。移動都市の一部が切り離されて、公爵軍が展開する戦場のど真ん中に転がってきたのです。都市防衛軍は技術的な不具合だと言って誤魔化そうとしていましたが、サルカズの作戦であることは誰の目からも明らかでした。
 放り出されたノーポート区は飛行船の停留場になりました。戦場の真ん中からいつでも発進できるようになり、公爵軍に睨みを利かせることができます。ナハツェーラー軍が戦線を展開するサポートになりました。
 ノーポート区は公爵軍にとって邪魔な存在です。しかしだからといって砲撃を打ち込むことはできません。ヴィクトリア住民が多数取り残されているからです。人間の盾として機能しました。
 ノーポート区が切り離される直前に、新生レユニオンのナイス連携プレーがありました。公共放送を装って、ノーポート区にいたパーシヴァルがロンディニウムにいたレイドに情報を伝えたのです。レイドはノーポート区の救援に回ることができました。

1-2. ロドスと自救軍の敗走

 次にロドスの動きについて。
 10章と11章でロドスはロンディニウム市民自救軍を味方につけました。テレシスがザ・シャードを起動するまでにはまだ時間があると見て、決戦のタイミングはもう少し先だと判断されていました。しかしテレシスが自救軍の基地を本格的に攻撃し始めたため、状況が一変します。
 変形者が色んな人に変身をして情報を集め、自救軍の隠れ家が暴かれていきました。ハイディの仲間のゴールディングも情報源にされてしまった1人です。
 サルカズの苛烈な攻撃を受けて、ロドスと自救軍はたまらず撤退を決めます。追撃部隊を牽制するドクター隊、サルカズの主力を引き付けるMisery&ホルン隊、非戦闘員を連れて退却するクロージャ&シャイニング隊に別れました。
 ドクター隊はサルカズ軍に追われていたのですが、グレーシルクハットに出くわして取引を持ち掛けられます。この取引の内容が12章のメインの話へと繋がっていきます。
 Logosはホルン隊と行動するはずだったのですが、変形者の破片を見つけたので単独行動を選びました。Logosは今回のロンディニウムでの戦いで、不死身だと思われている変形者を本気で討つつもりでいました。
 一方のホルンたちもサルカズの攻撃に晒されてピンチに陥るのですが、なんと蒸気騎士が飛んできて逃げることができました。諸王の墓にいた最後の生き残りが地上に出てきたようでした。
 クロージャたちは配管を伝ってロンディニウムの外に出ようとしていたのですが、自救軍の一部に裏切られて閉じ込められてしまいました。そんなときに助けにきてくれたのがWでした。Wはテレシスに斬られたケルシーをいじりまくっていましたが、なんだかんだで自分のセーフハウスに全員を収容してくれました。

1-3. グレーシルクハットとの取引

 グレーシルクハットが持ち掛けてきた取引を見ていきましょう。
 別行動をしていたイネスがドクターを助けてくれて、ドクターはグレーシルクハットとの取引に臨みました。取引というよりかは脅迫と表現した方が適切かもしれません。グレーシルクハットはロドス号の位置を把握しており、ロドスの内部通信も盗聴していました。ロドスの安全と引き換えに言うことを聞けという取引でした。
 グレーシルクハットが欲しがったのは飛行船の設計図でした。全公爵がいま一番欲しているものですから。ノーポート区にドクターたちを送り込んでやるから、探してこいというわけです。シージの友人がノーポート区にいることも把握しており、揺さぶりをかける材料にされていました。
 グレーシルクハットの主人はカスター公爵です。彼女はシージの血縁者、つまり国王との血縁関係を持つ由緒正しき貴族のようです。アラデルの後ろ盾になっていた人物で、シージはアラデルが使い捨てられたことに怒っています。
 カスター公爵は飛行船を欲しがっていますが、それ以上に諸王の息も手に入れたいと思っています。国剣を持つ者のもとで国民は団結すると考えているのです。真意は読めません。
 アーミヤはグレーシルクハットの強大な戦力を見て、とあることに気づきます。公爵達が本気を出せばサルカズに抗うことは可能でした。しかし彼らは傍観を選んだのです。どうすれば自分がヴィクトリアの中で主導権を握れるということばかり考え、サルカズへの抗戦を後回しにした結果、ロンディニウムはこんな状況になってしまいました。
 ドクターはカスター公爵に抗うのは不可能と考えて、グレーシルクハットの要求を呑みます。グレーシルクハットの助けを借りてノーポート区に潜入することになりました。


2. ノーポート区の戦い

2-1. ノーポート区の現状

 ノーポート区に乗り込んだロドスが見た光景について。
 ロンディニウムから切り出されたノーポート区にはサルカズが駐留していました。区画の外に出ることはできず、限られた食料を奪い合う地獄のような状態になっています。
 ロドスとグレーシルクハットは一緒に潜入をするのですが、グレーシルクハットは飛行船探しを急ぎません。ロドスは製薬会社であり、鉱石病で苦しんでいる人を見捨てないことを彼は知っています。ロドスが人助けをしたという手柄をカスター公爵が横取りしようとしました。アーミヤは利用されていることを分かっていながらも、感染者の手当てを優先していました。
 ノーポート区はかつてのグラスゴーの根城でした。5年前にシージは反体制派の追跡に耐えかねて逃げ出したのですが、ベアードという仲間がここに残っていました。
 今回の潜入で彼女らは再会を果たすことになりました。シージが出て行ったあと、カドールやデルフィーンといった新たな仲間が加わっていたようです。グラスゴーのボクシングジムは守られ続けてきました。
 サルカズ軍はノーポート区をエサとして使いたいと思っていました。公爵軍をここにおびき寄せるためです。ヴィクトリア住民が苦しんでいるのに助けに来ないわけにはいかないからですね。だから住民に適度に苦しんでもらいつつも、全滅は避ける必要がありました。
 心優しきパプリカは、区画内にいたコルバートに物資を分け与えていました。マンフレッドに見つかってしまうのですが、住民を生かさず殺さずの状態にするために見過ごします。適度に物資が入ってきた方が長持ちするからです。
 コルバートはノーポート区で長いこと暮らしていたサルカズです。働き者だったのでホテルの下働きから支配人にまで登り詰めました。実は数か月前に息絶えてしまっており、変形者がすり替わっていました。区画内の様子を見張っていたものと思われます。


2-2. デルフィーンの作戦

 デルフィーンは状況を打破するための作戦をロドスに提案します。
 ノーポート区にはホテル・サンセットストリートという立派なホテルがあり、そこには都市外へ通信できる高出力の通信機があります。その通信機を用いてノーポート区の現状を公爵達に知ってもらうというのがデルフィーンの作戦でした。
 ノーポート区の市民が苦しんでいるという情報を受け取ったとき、公爵としてはそれを握りつぶすわけにはいきません。市民を見捨てたという汚名を一生背負っていくことになってしまい、それは出世レースに影響するからです。
 通信機は高出力ではあるものの、古いので通信の暗号化ができません。傍受可能な形でメッセージが飛んでいきます。これはデルフィーンたちにとっては好都合で、公爵たちがこういうメッセージを受け取ったことが広く知られ、より圧力がかかるようになります。一方でサルカズにも知られてしまうというのはデメリットで、通信を行ったらすぐに手を回してくると考えられました。
 ノーポート区の現状を知ったとして、公爵たちが本当に動くのかは確証がありません。しかしデルフィーンにだけは確信がありました。母のウィンダミア公爵だけは必ずノーポート区に来るだろうと。娘がここに滞在していることは知っているので、酷い有様になっていることさえ発信できればOKなのです。
 公爵軍がノーポート区にやってくれば、ロドスはその混乱に乗じてサルカズの飛行船を探すことができます。飛行船が無事に見つかれば、カスター公爵との取引は完遂されます。
 公爵軍の侵攻に対してサルカズ軍も対応を迫られることでしょう。シージたちが別動隊として封鎖壁の突破を試みることになっていました。助けを待っているだけではなく、内側からも連動してアクションを起こす作戦なのです。

2-3. 公爵同士のつばぜり合い

 デルフィーンの作戦に対してそれぞれの勢力が反応します。
 ドクターたちがホテル・サンセットストリートに乗り込んで作戦を実行しようとした際に、グレーシルクハットが現れました。デルフィーンの作戦はカスター公爵を不利な立場に追い込む可能性があるため、契約通り飛行船探しに戻れと圧力をかけてきました。ロドスがウィンダミア公爵を味方につければ、最悪取引が反故にされる恐れもあります。逆にグレーシルクハットはデルフィーンを捕えて、ウィンダミア公爵をゆするネタにしようとします。
 そこに「将校」が現れました。「この炎が照らす先」で登場したダブリンの将軍です。ターラーを母体とするダブリンは、ターラー人であるウェリントン公爵と裏で繋がっています。ウェリントン公爵は軍人気質な人であり、飛行船を独占したいと考えて「将校」を送り込んできました。
 「将校」は多くのダブリン兵を連れてきており、戦力差で圧力をかけてきます。サルカズ軍もダブリンからの被害を受けていました。グレーシルクハットやロドスは少数精鋭なため、旗色が悪くなってきました。
 ドクターはグレーシルクハットと共闘できると読みます。このままではウェリントン公爵の勢力にすべてを持っていかれてしまう状況になっており、独り勝ちの状況だけは避けるように動くだろうと読んだのです。イネスとグレーシルクハットは「将校」を撃退し、三者の関係は振り出しに戻りました。ドクターも言っていましたが、ヴィクトリアではこういうふうに貴族たちが足の引っ張り合いをしているせいで停滞が続いているのです。
 デルフィーンが作戦通り通信機を使えればロドスが一歩リードできたのですが、それも叶いませんでした。ノーポート区が切り離される際にパーシヴァルが通信機を持ち出してしまっていたからです。結果として状況は全く進みませんでした。

2-4. レヴァナントとの対面

 状況を動かしたのはもう1人のグレーシルクハットでした。
 最初にロドスに接触してきたグレーシルクハットの仕事の進捗が悪かったため、増援でもう1人グレーシルクハットが送られてきました。もう1人は飛行船のドックの位置を特定しており、ロドスを連れていこうとします。1人目のグレーシルクハットは詩を読むのが趣味ということで詩人と呼ばれます。彼は職務怠慢だと叱責されていました。世知辛い。
 増援で現れたグレーシルクハットは飛行船の位置を掴んでいたにも関わらず、獲得することはしませんでした。1人ではできなかったのです。飛行船の正体はレヴァナントであり、それ自体が兵器として牙を剝いてくるためです。魔王アーミヤなら対抗できるのではないかと考えて連れていくことにしました。
 レヴァナントは「孤星」で明らかになったサルカズの種族の1つです。非常に長い寿命を持つと同時に、魂だけの状態で存在することができ、他の物体に宿ることもできます。マイレンダーのブリキは人型の外骨格に宿っていましたが、このレヴァナントは飛行船に宿って動力源になっていたようでした。仮にヴィクトリアの公爵達が飛行船を確保したとして、複製できるようなシロモノではありません。
 レヴァナントはアーミヤに語り掛けてきました。なぜサルカズではないお前が魔王の力を手に入れてサルカズを背負おうとするのかと。レヴァナントが持つ記憶のすべてをアーミヤにぶつけてきて、3421回のカズデル滅亡の映像をすべて見せようとしました。
 すでに覚悟を固めていたアーミヤに、レヴァナントの精神攻撃は効きませんでした。彼女はすべての映像を心に刻みます。それと同時にアーミヤはテレジアの選択の理由がなんとなくわかった様子でした。異種族のアーミヤがサルカズのすべてを理解したとき、全く新しい形の魔王になれるのかもしれません。
 時を同じくしてエブラナも飛行船ドックにやってきました。ウェリントン公爵は戦力を惜しみなく投入して飛行船を確保しようとしていたようです。エブラナもレヴァナントには興味があるようでした。
 そこへ変形者もやってきました。任務があると言っていたので、飛行船を守るためだったと考えられます。変形者とエブラナは激しい戦いを繰り広げ、エブラナの死者の炎がノーポート区に降り注ぎました。その隙に飛行船は飛び立ってしまいました。

2-5. イネスの飛び降り

 サルカズの作戦をイネスがナイスプレーで防ぎました。
 デルフィーンの作戦が破綻し、事態はサルカズ軍の思い通りに進んでいきました。ノーポート区から飛び立った飛行船は戦場をゆっくりと旋回し、公爵軍の目を引き付けます。テレシスはザ・シャードの準備を整え、試射を行おうとしていました。飛行船に引き付けられた公爵軍を一網打尽にしようとしていたのです。
 飛行船にはマンフレッドとパプリカが乗っていました。パプリカに本当の戦争を教えてやろいうということで、サルカズ戦争史を読むべきだとマンフレッドは言っていました。これの著者はヘドリーとのことです。意外な一面があるものです。
 飛行船に乗り込んだイネスはマンフレッドと会話してサルカズたちの作戦の全容を知ります。見事な作戦を立てたものだなと感心しつつ、いま情報を伝えなければ悲劇が起きてしまうことも彼女には想像できました。
 自分なら悲劇を止められる。イネスは飛行船から飛び降りてしまいます。彼女のアーツは影を操ることができ、視界の範囲の影が対象になります。高いところからノーポート区の移動都市の巨大な影を操ろうとしたのです。
 アーツで引き延ばされた影は、塔の形になりました。下から見ていたウィンダミア公爵がこれに気づきます。自然にはあり得ないこの現象は、誰かのメッセージだと。ザ・シャードから砲撃が来ることに気づいた彼女は、周りにいる他の公爵軍も含めて、赤の信号弾で警告を出しました。
 ザ・シャードの試射は天災雲を形成しました。ウェリントン公爵軍はかなりの損害を受けたのですが、当初サルカズが狙っていたほど効果的なダメージにはなりませんでした。間一髪でイネスの機転が功を奏しました。
 地面へ激突するかと思われたイネスは爆弾の爆風と灰を操るアーツに助けられます。イネスに発信機をつけていたWと、テレシスの監獄から脱出したヘドリーが落下地点にいたのです。バベルに手を貸していた傭兵部隊がここで再結成されるアツい展開でした。


3. 終局と今後

3-1. 変形者の最期

 ロドスは変形者を倒すという予想外の戦果を上げることになりました。
 変形者は老いることがありません。身体を多数の破片に分裂させることができるので、物理的に1人を倒しても息の根を止めることができません。無敵かと思われました。
 メイン12章では3つの破片が経験したことの相互作用で変形者は倒されました。コルバートに化けていてエブラナやアーミヤと戦った破片、モリーに化けていてレトやゴールディングと会話していた破片、そしてLogosと対面していた破片です。
 アーミヤは破片の1つを戦闘で破りました。この破片はエブラナの炎で弱っていました。変形者は歴代の魔王を知っていますが、異種族の魔王を見るのは初めてです。好奇心をくすぐられていました。
 ゴールディングは変形者がモリーに化けていたことを知り、自分が自救軍の情報をサルカズ側へ漏らしてしまった張本人だと気づきました。彼女は生きて罪を償うのが筋だということを理解しつつも、深い絶望に叩き落され、生きること自体を諦めるのも1つの選択だとして自死を選びます。
 変形者は長きに渡って人間を見続けて、自死する個体がいることも把握していました。しかしいまだにどういう考えで人がその選択をしているのか理解できません。ゴールディングの選択こそが変形者を倒すカギでした。
 Logosは変形者と対話していく中で、変形者が生きる意味を求め、あらゆる可能性を試してきたことを知ります。何に対してもつまらないと喚くだけの老いぼれになってしまったと変形者は自嘲していました。
 そんなときに変形者は新しい可能性を目の当たりにしました。Logosは変形者を唆します。新生は滅亡より生まれる。自死は変形者が試していない可能性の1つだと。変形者もゴールディングの選択は自分が考えたこともなかった勇気だと賞賛し、彼女の行動を見てうずうずしてしまっていると認めたのです。
 Logosがゴールディングのことをどこまで把握していたのかはよくわかりません。ただ、変形者を倒すならこの方法しかないとも思っていたようです。変形者はLogosの提案を受け入れ、自らの生を終わらせました。まさかオペレーターでもない一介の教師が、最も難しいと思われた王庭の攻略のカギとなるとは驚きの展開でした。しかも彼女は人生に絶望していたのに。考えさせられるやりとりとなりました。

3-2. ウィンダミア公爵

 ノーポート区のその後のお話です。
 ウィンダミア公爵を乗せた軍艦がやってきて、住民たちを収容しました。彼女はロドスにお礼を言っていましたが、思想はロドスとは相容れません。デルフィーンとの関係が切れれば、ロドスとの関係も終わりです。
 ザ・シャードの試射を察知した際、ウィンダミア公爵はカスター公爵とウェリントン公爵の軍勢に向かって警告を発していました。おかげで2人の軍は壊滅的な被害を受けずに済みました。
 しかしウェリントン公爵は恩を仇で返すようなことをします。自分のところに向かってきていたサルカズ軍を、ウィンダミア公爵が駐屯している方向にけしかけたのです。カスター公爵は、今度はウェリントン公爵が焦っているようだと分析していました。
 ウェリントン公爵ガリアが滅んだ四皇会戦に出撃していました。彼にとってサルカズ軍はそのとき以来の好敵手だと興奮していました。サルカズを打ち倒し、ヴィクトリアの主導権を手に入れて、ターラーの時代を勝ち取るのだと豪語していました。
 ノーポート区の住民たちの中には新たに感染者になってしまった人がたくさんいました。パーシヴァルとレイドはそういう人たちに声をかけ、レユニオンに吸収していきました。彼らがロンディニウムに来たのは捕らわれた同胞を助けるためだと言っており、仲間を増やすのが目的だったようです。最後にはナインたちと合流していました。ついにタルラもロンディニウムへとやってきました。

3-3. リッチ参戦

 サルカズ側に新しい戦力が追加されました。
 テレシスの支配下にはリッチという種族の王庭が合流していませんでした。ケルシーが説得して食い止めていたのです。いまのリッチの王庭はエルマンガルドという人物でした。彼女には先生がおり、ケルシーはこの先生と知り合いだったそうです。
 リッチは空間を操る能力を使うそうです。「命結」を隠すことに必死なのでいままで戦争に加わって来なかったといっていました。「命結」が何なのかは全くわかりません。
 亀裂を弄ぶ道具を使って、ナハツェーラー軍を支援したと言っていました。これが空間を操る能力の1つのようです。ナハツェーラー軍は飛行船のサポートなども受けて戦線を展開しており、13章以降で公爵軍に襲い掛かるものと思われます。
 ザ・シャードの試射によって公爵軍は天災雲に襲われました。一方でサルカズはほとんどが感染者のため、天災雲の影響を特に受けなかったと言われていました。兵力では公爵軍の方が圧倒的に思われたのですが、サルカズが徐々に巻き返していっており、公爵達が余裕でいられるのもいつまで続くのかという感じになってきました。




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