3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【アズレン】ストーリー考察:光追う星の海 編【アズールレーン】

 2023年12月21日から開催されたユニオンのイベント「光追う星の海」のストーリーを整理していきます。

1.星の海にて

1-1. 組織構造

 最初に星の海の組織構造を見ていきます。
 星の海はユニオンが誇る最先端秘密研究所。他の陣営には秘匿されていて、ユニオンKAN-SENにも多くは開示されていません。このイベントはプリンストンとラフィーが星の海へ配属転換される場面からスタートします。
 星の海の部署とその在籍メンバーを見ていきます。今回の物語に登場するKAN-SENたちがどんな役割を追っているかを整理することで、このあとの動きがわかりやすくなります。
 1つ目が兵装設計部。ここのいまのホットトピックはⅡ型艤装の開発です。すでにⅡ型兵装を持っているノーザンプトンⅡのほかに、新しく配属になったのがルイビルプリンストン、ラフィーでした。
 2つ目が回収解析部。過去の再現の戦場から価値のあるデータを見つけ出し、解析するのがお仕事です。コンステレーション、サン・ジャシント、フラッシャーが在籍しています。
 3つ目が戦術特勤部。この部署は荒事に対応する戦闘員を抱えています。KAN-SENは誰しもが戦闘能力を持っていますが、こういう部署が別に作られているということはよっぽど戦闘に特化している子たちが在籍しているのでしょう。グアムがURであることも頷けます。
 4つ目の発展型艦船研究企画部には特別計画艦が属しています。ユニオンの計画艦は他にジョージアがいますが、彼女はエウロパでの戦いに出撃していたので、戻ってきていないようです。
 5つ目は戦略部。星の海の責任者であるアラスカはここに属しています。機密公務で数か月出張中で、いまはいないようでした。
 これ以外にも名前だけ出てきた部署がありましたが、所属しているKAN-SENが出てこなかったので割愛します。
 サラトガは星の海の部署には属しておらず、顧問やアドバイザーのような立ち位置とのことでした。指揮官も現在アイリスに滞在しており、プリンストンが残念がっていました。

1-2. サルベージ作戦:光追い

 回収解析部が進めていた光追い作戦について。
 今回のイベントタイトルにもつけられている「光追い」。コンステレーションが中心となって進められている作戦です。目的はレキシントンの治療。レキシントン級の空母たちにとってはお姉ちゃんがずっと臥せっている状態なので、治療方法を探し求めています。
 メインストーリー3章で繰り広げられた珊瑚海海戦の再現にて、レキシントンは重傷を負いました。彼女はいまだに生命維持装置の中にいます。
 重桜とユニオンによる太平洋戦争の再現では、ユニオン側にも多少の被害が出ています。AF海戦で倒れたヨークタウンと、珊瑚海海戦で倒れたレキシントンはその主たる被害者でしょう。あとは真珠湾攻撃アリゾナたちが損傷する描写もあります。一方、AFで沈んだかのように見えた赤城と加賀はピンピンしており、重桜側の被害は未知数だったりもします。
 「積重なる事象の幻界」にてヨークタウンは回復を遂げました。リアリティレンズに入った指揮官がデータを持ち帰り、Ⅱ型艤装を完成させたからです。キューブから作られたⅡ型艤装は、リュウコツの浸食を肩代わりすることで本人を復活させます。ビスマルクZweiも同じ原理で回復しました。
 コンステレーションレキシントンのⅡ型艤装に繋がるデータを探しています。レキシントンが倒れた珊瑚海海戦の再現にそのヒントがあるはずだと、再現をデータ上で疑似空間として構成し、データサルベージを計画しているのです。
 コンステレーションのやろうとしていることは難しく、前回は失敗しています。グアムに声をかけた理由は、戦闘が発生するかもしれないからとのことでしたが、前回は再現の戦闘に巻き込まれたのかもしれません。
 グアムたちが入った再現の疑似空間には謎の異常データがありました。そのデータのせいで空間は非常に不安定になっていました。習熟した作業者のフラッシャーはその異常データを回収することに成功します。
 指揮官がヨークタウンのⅡ型艤装を作れたのは、アンカレッジのリュウコツに今回見つかったような異常データがあり、それをリアリティレンズで解析したおかげだったと言われていました。

1-3. リアリティレンズ

 コンステレーションは異常データをリアリティレンズで解析します。
 この異常データは表層部分に変なところはなさそうでした。功を焦るコンステレーションは早速リアリティレンズにこの異常データを接続し、データの世界へと入っていきました。
 おちゃらけているように見えて状況を見極める目のあるグアムは、コンステレーションを止めようとしていました。異常データは疑似空間でのジャミングを引き起こしており、不測の事態が起こるかもしれません。しかしコンステレーションに通信を切られてしまいグアムは困ります。グアムはまだ疑似空間にいるのでストップをかけられなくなってしまいました。
 コンステレーションとサン・ジャシントはリアリティレンズの世界に入り、その中で王冠を目にします。王冠とは北方連合にある特異点のこと。「凛冽なりし冬の王冠」でコードGが起動に失敗した後、オミッターに占拠され続けています。しかしリアリティレンズの世界の王冠は起動されていました。
 コンステレーションたちは様々な理由を検討したのですが、彼女が最後に思いついたパラレルワールド説が一番しっくりくるような気がします。指揮官の枝の王冠が起動できるタイミングは基本的になく、過去や未来を見ているわけではなさそうでした。
 異常データにアクセスしてしばらくすると、リアリティレンズに敵性データが現れます。悪意のあるものが仕込まれていたということでしょう。アンカレッジの助けも借りながら、TBが手際よく対処していきました。
 アンカレッジは異常エリアが示すブロックが絵になっているとTBに教えます。「ビーコン」そしてアルファベットで「UC」と書かれていたとのこと。

1-4. Devilの異常行動

 一方で兵装設計部にもトラブルが発生します。
 ラフィーとプリンストンはⅡ型艤装の研究のために星の海に呼ばれました。指揮官がリアリティレンズから帰還する際に未来のラフィーⅡを偶然見かけたため、ラフィーのⅡ型艤装は実現が近づいていました。一方プリンストンのⅡ型艤装はまだありません。
 疑似空間でラフィーの兵装にⅡ型艤装をオーバライトし、戦闘シミュレーションが行われました。ヨークタウンに呼ばれたノーザンプトンⅡはやむなく2人を残して出かけていきます。
 シミュレーション上のアビータDevilXVを相手に戦闘テストが行われました。シミュレートされたDevilは非常にフレンドリーに話しかけてきていたため、人格の再現度は甘いのだろうなと思われます。
 しかしDevilの喋り方は途中でがらっと変わり、本人の人格が乗っ取ってきたような様子でした。なぜここに入ってきたのかはわかりませんが、アビータTowerXVIに文句を言っていたので、彼女も一枚噛んでいる雰囲気でした。
 Devilの様子が変化したのと同じタイミングで、黒い竜巻と浸食具現体(黒い靄)が発生し、ラフィーたちに向かってきました。コンステレーションがリアリティレンズで異常データに接続したのが引き金になりました。エックスに居場所を補足されたようなものと考えられます。
 ここでとある人物からDevilに通信が入りました。「『あなた』を助ければここから解放するんだな?」とDevilが聞き返していたことから、プリンストンMETAから通信が来ていたのかもしれません。ただ、彼女はアビータに会ったことがないはずなので、しっくりくる予想ではないです。
 Devilはこの謎の人物との取引に合意しました。ラフィーとプリンストンを逃がす代わりに、自分をここから解放してもらうとのことです。浸食具現体と戦うのはアビータも苦手だと言っていました。乗り込んだボディもTBがシミュレートしたものなので完成度が甘く、Devilは渋々戦いに挑んでいました。
 ラフィーとプリンストンはDevilが教えてくれた座標から脱出に成功しました。

2. 真水海域にて

2-1. 真水海域への転移

 ここから舞台が真水海域へと移っていきます。
 Devilが指定した座標にラフィーとプリンストンが辿り着くと、空間転移が発生しました。ラフィーは真水海域へと飛ばされますが、プリンストンとはぐれてしまいます。
 リアリティレンズの世界にいたコンステレーションとサン・ジャシント、珊瑚海海戦の再現の疑似空間にいたグアム、ルイビル、フラッシャーも黒い竜巻の襲撃を受けました。ラフィーと同じ地点へと飛ばされてきます。
 プリンストンだけが真水海域に辿り着けませんでした。彼女がプリンストンMETAと出会うとややこしいためお留守番を食らったのかもしれません。ヘレナとヘレナMETAは出会ったことがあるので、ドッペルゲンガーのように出会ってはいけない存在ではないはずです。
 真水海域は海水ではなく真水で構成されており、生物が全くいない謎の空間です。遠くには人工の廃棄物の山が見えました。セイレーンの浮島要塞があり、資源の回収を行っているような雰囲気でした。
 フラッシャーはここで、異常データと反応が似ているビーコンを発見します。

2-2. 星の海艦隊 vs 理事会艦隊

 グアムたちは謎の艦隊と遭遇します。
 ラフィーだけがキャッチできる謎の信号源が飛んできていました。その先には空を飛ぶ量産型を率いる理事会艦隊がいました。話の通じないグアムたちを浸食されていると勘違いした理事会艦隊は無力化するために戦いをしかけます。
 艦隊を指揮するプロトコルウォーフェアフォートレスはセイレーンと同じ系統の兵器でした。グアムたちは敵だと勘違いをします。真っ白なので独特な見た目ですよね。
 スペック的には戦力差のある戦いでしたが、グアムたちは意外と良い勝負をします。理事会艦隊が量産型を徹底的に守ろうとしていることを見抜き、量産型を集中攻撃したのです。指揮官の枝では量産型の価値はKAN-SENより低いのですが、理事会艦隊は資源の欠乏に悩んでいるようで、量産型の価値が重い様子でした。
 プリンストンMETAが仲裁に入ったため戦いは終わりました。グアムたちが浸食されているとの判断は勘違いでした。
 プリンストンMETAは自己紹介をしてくれます。理事会は全部で艦隊を7つ持っており、彼女たちは第5任務艦隊。この世界は故郷ではなく、彼女たちも迷い込んでしまったとのこと。



2-3. エンフォーサー vs 浸食具現体

 このあともう1つの戦いが発生します。
 プリンストンMETAは艦隊を率いるギンギツネという科学者を紹介します。ギンギツネはパラレルワールドが交わっていることを危険視して言動に気を付けていました。最後までグアムたちの目の前には出てこなかったため、立ち絵には影がかかったままでした。
 壊れたビーコンは星の海艦隊と理事会艦隊を引き寄せました。これが元の世界に戻る鍵だということで、フォートレスが修理に取り掛かってくれました。
 その間に食事を取ることになったのですが、プリンストンMETAが気になることを言っていました。彼女たちの世界ではコーラのレシピが大戦で失われてしまったとのことです。ユニオンが焼け野原になるぐらい大きな戦争が起きたということでしょうか。
 そうこうしているうちに、真水海域にも黒い竜巻が発生しました。プリンストンMETAたちは竜巻への対処方法を熟知しており、冷静に撃退へと向かいます。周りに現れる浸食具現体を倒すことで、黒い竜巻は勝手に消えていくのだとか。
 竜巻の出現に合わせて、真水海域にあったセイレーンの浮島要塞からエンフォーサーが出てきました。敵を感知したための防御行動で、基地で建造されたばかりの個体が出てきていました。この要塞は前線基地ではなく兵站基地だと言われいたので製造設備があったのかもしれません。プリンストンMETAはエンフォーサーを見たことがないと言っていました。
 エンフォーサーと浸食具現体が一通り潰し合ったところで、プリンストンMETAたちが掃討をかけることで竜巻は消えていきました。

2-4. 真水海域の正体

 真水海域とはいったい何なのか。
 少し時系列をジャンプして整理していきます。前哨戦イベントと、このイベントのラストで語られたことが真水海域の正体に繋がっていると考えられます。
 実験場Bという枝がボノム・リシャールに狙われました。オブザーバー・零が特別に気をかけていたので、この枝はおそらく指揮官のいる枝だと思うのですが、確証はありません。
 アビータEmpressⅢは実験場Bがもうダメだと判断し、この枝のリソースを丸ごと備蓄に回してしまおうと考えます。しかしオブザーバー・零がそれを止めました。自然演算システムが検証中のことがあるため、この枝は守らねばならないと。
 Empressは防衛線は極めて勝率が低いため、零が非合理な判断をしているとみなします。彼らは機械ですが、賢い個体はわざとミスをすることができるので、そういうテストの一環なのかとEmpressは考えたようでした。
 アビータLoversVIが呼び出されました。ボディを1つ用意したLoversは、実験場Bの外周に防衛線を築きます。アビータたちは機械ですから、この防衛線は機械で作られた堅牢な要塞。生気が感じられないこの空間こそが、グアムたちが迷い込んだ真水海域と考えられます。
 イベントのラストではボノム・リシャールが襲来した様子が描かれていました。Loversは直接戦闘が得意なタイプではなく支援型なので、要塞を築くことで持久戦に持ち込もうとしたのです。
 しかしリシャールは結局この防衛線を突破したようで、真水海域は人工廃棄物の山と化しました。Loversのエンフォーサーを作る兵站基地が残っていたのは、後方だったからたまたま戦火を免れたのでしょう。
 リシャールはビーコンに言及していたため、今回の騒動を引き起こした元凶である可能性があります。


2-5. ギンギツネの過去

 ギンギツネの正体についても整理しておきます。
 アズールレーンではKAN-SENではないキャラはほとんど出てきません。立ち絵を持っていることで、彼女が非常に重要な人物であるということがわかります。
 ギンギツネはロシア語を話すため北方連合の人です。また、後述しますがオースタのことを知っています。そのため、セイレーン作戦の特殊情報に出てくるソフィア・アレクセーエヴナ・グルチコフ博士のことなのではないかと推測されます。
 アンジュおよびオースタは学生時代からソフィア博士と知り合いでした。学生の頃アンジュは人工知能に興味を抱いており、北方連合で脳科学教授をしていたソフィアをオースタが紹介したのです。オースタはソフィアと共同研究で出会ったと言っていました。
 アンジュはソフィアの若さに驚いていました。アンジュが学生の段階でソフィアはすでに教授の肩書を持っていたのですが、ソフィアを若いと感じるということは2人の年齢はさほど離れていないと推測されます。
 大学を卒業したアンジュとオースタは別々の道でキューブの研究を行いました。アンジュはキューブの本質がエネルギーを抽出できるところにはないと予想し、CV-6エンタープライズの錨からコードGを生み出します。
 オースタはキューブからエネルギーが抽出できるのは、キューブが別の次元と繋がっているからだということを発見しました。その後彼は研究分野を少し変えて、アンチエックスの設計者となります。
 ソフィアの名前が記録に再び出てくるのは少しあとの時代の話です。このころアンジュはKAN-SENをパワーアップさせるⅡ型艤装の研究を行っていました。
 一方、オースタはアンチエックスの改良に苦心していました。KAN-SENのようにメンタルキューブからアンチエックスを作れないかアンジュに相談を持ち掛けるのですが、概念が存在しないものに適用することはできないと一蹴されていました。その代わり、彼女はメンタルキューブを量子コンピュータとして使うというアイディアを提供してくれました。そのヒントをもとにオースタはアビータの開発へと進んでいきます。
 脳科学の研究をしていたソフィアも、この時代になるとキューブの応用へと研究の方向性を切り替えていました。彼女もアンチエックスのような自立兵器を開発していたのですが、その性能はアンチエックスと似たようなものであり、もったいない研究をしているとオースタは嘆いていました。
 このころはユニオンと北方連合の対立が激しくなってきており、ソフィアは会合への参加を見送っていました。アンジュは寂しさを記しています。
 このあと理事会が立ち上がり、ソフィアはギンギツネと呼ばれるようになるのではないかと思うのですが、空白の時系列がまだたくさんありそうです。今後もセイレーン作戦の特殊情報からは目が離せません。

2-6. キューブにかけられたリミット

 プリンストンMETAはグアムたちの性能に触れます。
 プリンストンMETAから見ると、グアムたちのKAN-SENとしての出力には制限がかかっているように見えていました。しかしフォートレスがグアムをスキャンしても、リュウコツの異常は見つかりません。
 原因はグアムたちを作ったメンタルキューブにあるというのが結論でした。キューブが製造された段階で、生まれてくるKAN-SENの出力に制限がかかるような細工が施されていたのです。
 この細工はKAN-SENのMETA化を防ぐようなリミッターでした。出力を制限することで、META化の進行を遅らせることが可能になるとのこと。プリンストンMETAとしてはエックスに勝てないなら本末転倒ではと思っていたようでしたが。
 これは「鳴動せし星霜の淵」でクロンシュタットがMETA化する直前に見た映像に繋がりそうな話だなと思いました。指揮官の枝のKAN-SENたちには、META化しないように様々な人が祈りを込めている形跡があります。オースタはアンジュが執心するKAN-SENの覚醒を見てみたくなり、TBとともにロック機能を開発していました。META化は覚醒の逆の現象と考えられるので、META化を抑制することは覚醒を促進することに繋がります。
 リュウコツは放っておいても自然に変異していくことがあるらしいです。また、エックスに浸食されても変異が起きます。ラフィーだけはⅡ型艤装があるので大丈夫だろうと言われており、Ⅱ型艤装が相当有効な手段なのだなということがわります。


2-7. クイズバラエティー1

 お互いに気になっていることを聞き合ってお別れにしようということになり、グアムが提案したゲームが行われました。
 情報を多く握っているのはギンギツネの方だというお互いの認識がありました。彼女はバタフライ効果を警戒して、提供する情報を絞ろうとしています。そのためグアムはあくまでもギンギツネの方に主導権を渡し、彼女が乗ってくれる形で情報の交換をゲーム化することを提案します。
 まずはコンステレーションからギンギツネに質問を投げます。ギンギツネはその質問に回答するか否かを選ぶことができます。回答すればギンギツネのターンになったときに自身が質問できる数が増えるので、コンステレーションに聞きたいことがどのぐらいあるかに応じて回答をコントロールできるのです。
 質問は全部で6個ずつです。まずはコンステレーションの質問から内容を見ていきましょう。
 1問目。理事会はなぜ艦隊を浮かせているのか。答えはエネルギーが潤沢にある一方で、水上を航行するとリスクが生まれるからです。エナジーキューブはエネルギーをほぼ無限に供給してくれるため、エネルギーの価値が非常に低いのです。
 2問目。理事会とは何か。エックスと戦うための超陣営的組織です。理事会艦隊の量産型の名前はユニオンっぽいものが多いですが、北方連合や東煌っぽいものもあります。陣営を超えて戦力を結集しているのがわかります。
 3問目。エックスとは何か。これをギンギツネはパスしました。指揮官の枝のKAN-SENはまだ知らない方がいいと判断しました。バタフライ効果を恐れたのでしょう。
 4問目。アンチエックスとは何か。エックスと戦うからANTI-Xという名前がついているのかと思っていたのですが、仮想的が決まっていないので「X」とつけているだけだったことがわりました。先にアンチエックスが作られて、あとからエックスが襲来したのですね。
 5問目。いま何の任務中だったのか。これもギンギツネはパスでした。コンステレーションに悪意はなくとも情報が敵に漏れてしまう可能性もありますから、これは答えられないのでしょう。コンステレーションは自分が回答しなければならない質問を減らすために、意図的に答えにくい質問を入れました。
 6問目。あなたは誰なのか。ここはギンギツネが意地悪して、フォートレスだと答えました。言葉を慎重に選ぶべきでしたね。

2-8. クイズバラエティー2

 今度はギンギツネが質問する番です。コンステレーションが答えなくてはいけない数は4つ。
 1問目。月の土壌の成分を知っているか。知っているか知らないかなのでNoで終わりです。指揮官の枝には第一次世界大戦ごろにセイレーンが襲来しており、宇宙開発をする余裕がありませんでした。この質問の意図はギンギツネがコンステレーションたちがいる枝の技術レベルを把握したかったからだと思います。理事会艦隊が飛んでいるのは月に行けるからなのかもしれないのですが。
 2問目。星の海とは何か。これは答えられない可能性があると踏んでの質問だったと思います。コンステレーションは機密を守りました。
 3問目。メンタルキューブはどこから来たのか。指揮官の枝にキューブを持ち込んだのはセイレーンなのですが、その事実は一般にはまだ知られていません。人類の英知を結集した結果、科学の奇跡がセイレーンとの戦いの転換点をもたらしたと思われています。キューブを製造できるのは各陣営の上層部だけですが、セイレーンと密接に繋がっていると予想されています。ギンギツネは枝の立ち位置や相互関係を推測していたのだと思います。
 4問目。セイレーンの組織構成について。これは戦闘部門のグアムが代わりに回答していました。ギンギツネはオースタと疎遠になったと考えられるので、アンチエックスの構成を仔細には知らないのかもしれません。
 5問目。曙光計画を聞いたことがあるか。「暁射す氷華の嵐」にて指揮官が北方連合の秘密要塞から回収した資料に記載があります。コンステレーションはユニオン陣営のため名前だけ知っていました。良く知らないという答えでも良かったと思うのですが、彼女は律義にパスしました。
 6問目。ここまで3問しか回答していないので、この質問には絶対に答えなくてはいけません。ギンギツネの質問はスベルドロフスクの現状についてでした。コンステレーションはスベルドロフスクが北方連合の街の名前だということは知っていましたが、どこにあるか知らないため答えられません。スベルドロフスク州はロシアの中央西に位置し、比較的大きくて人口の多い州です。ギンギツネの故郷なのでしょうか。
 6問目に回答できなかったので、コンステレーションはもう1つ質問してくれと頼みます。ギンギツネはコンステレーションがオースタはまだ元気か聞きました。彼女は残念ながらオースタの名前すら知りません。大事な局面でわざわざ名前を挙げたことから、ギンギツネにとってオースタの存在は特別なものだったと考えられます。人間キャラ同士でしか描けない何らかのドラマが今後展開されるのかもしれません。
 このあとプリンストンMETAが帰ってきて、ギンギツネも6問目のことは諦めた様子だったので、クイズゲームは終わりになりました。

2-9. 帰還

 プリンストンMETAは無事にビーコンを修理してくれました。
 ビーコンが起動された瞬間にグアムたちは珊瑚海海戦の再現の疑似空間に飛ばされました。コンステレーションやラフィーは別の空間から飛ばされてきたのですが、ここには異常データがあったことから、ビーコンと接続されていたのかもしれません。
 ビーコンはメモリセクタがいじられてマルウェアが仕込まれていたと言われていました。リシャールがやったことなのでしょうか。
 ビーコンが光ったのをエセックスMETAが観測していました。METAたちもいろいろな陣営にわかれている様子なので、エセックスMETAはどういう立場なのかはまだわかりません。
 コンステレーションとフラッシャーはビーコンのデータをこっそりサルベージしていました。今後、解析が行われるかもしれません。
 星の海にいるTBが異常データの敵性データを削除し、疑似空間にいるグアムたちを引き上げて、この冒険は一件落着となりました。
 レキシントンのⅡ型艤装のヒントは得られていないため、星の海や指揮官は今後も追いかけ続けていくのかなと思われます。アラスカやアイオワの名前が出てくるようになりましたが、次に登場するのはどんなKAN-SENになるでしょうか。楽しみですね。



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