3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

リトルタウンヒーロー攻略:9章ラスボス戦

 リトルタウンヒーローのラスボスの攻略です。9章のドラゴンになったトレン(デカトレン)の攻略です。カギとなる点をいくつか列挙していきます。

無限ガッツと自由移動

 相手のガッツは攻撃しても破れません。3人の別々の村人がいるマスにとまると自動で破壊されます。それぞれの村人は4マス以上離れたところにいるので、1回の移動では次のマスにたどり着けません。
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 無限ガッツをいかに早く壊せるかが勝負の分かれ目なので、「自由移動」を持つアイディアが非常に重要です。1人の村人のマスに止まったら、1回はサイコロで移動して、次は必ず「自由移動」を獲得するぐらいの心意気で臨みたいところです。
 ボスは主人公の移動を阻害するガチットを使うので、その対処も非常に重要です。移動で動けるのは4マスまでなので、行きたいマスが4圏内にあって、「自由移動」が獲得できていないなら、"あえて動かない"という選択も視野に入ります。
 無限ガッツが破壊されるとハートはむき出しなので、「貫通」のスリップダメージで破壊できます。オールブレイクを狙う必要はありません。「たいあたり」や「きあい」を活用しましょう。ただし最後の1個はガッツ9で守られています。

全体の流れ

 牧場→商業区→居住区の周りの順番に、マップそのものを移動して戦います。一度使ったマップには二度と戻ってこないため、そこにいる住人の力はすべて使ってしまって大丈夫です。そもそも同じマスに2回止まる余裕はないと思います。
 相手のハートを破壊したら強制的に次のマップに移動になり、そのときのガチットはすべてブレイクされてしまいます。しかし、「頭の中」やBPはリセットされません。移動のときはかなりリソースを削られるということを頭に入れておきましょう。
 牧場にはマトック、ティー、ソバがいます。商業区にはウオラ、ナッテ、ウィットがいます。居住区にはシプー、ネズ、ユウがいます。居住区では、この3人のマスにとまるとオヤカタやウィットなど他の村人も現れました(法則はよくわからなかったですが)

BPの使い方

 「ガッツに攻撃をしても意味がない」という新ルールが導入されるため、戦い方が根本的に変わります。オールブレイクをしてもアタックチャンスがないので、必ずBPが増えます。BPが異様に多いという経験を初めてすることになるのではないかと思います。
 しかしBPは6までしか貯まりません。頭の中をリセットするために必要なBPは2, 4, 6と増えていくので、BPがたくさんもらえると思って油断していると、リソースが切れて負けに繋がってしまいます。
 感覚的には早め早めの勝負を意識した方が良いと思います。カウンターや貫通持ちのガチットを使ってくるため、スリップダメージだけでこちらの体力が削られていきます。BPを使って、「自由移動」を獲得するためのガチットを頭の中で交換することも視野に入れましょう。

注意すべき敵のガチット

1.れんぞくかみつき
 6/4という大型スタッツで、ブレイクされると3/1が3枚出てきます。3/1のなかの1枚は、ブレイクされない限り主人公が移動できなくなる「くらいつく」が含まれます。6/4を処理したうえで、くらいつくまで処理をしないと移動ができません。対処を間違えると、移動ができなくなり、体力も削られるということになりかねません。
 どうしても移動がしたいターンであれば、攻撃力3以下のガチットでぶつかって、6/4を破壊しないという手もあります。
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2.やみのあぎと
 スタッツは0/3で、「カウンター(ブレイクされたら3ダメージ)」か、「絶対ブレイク」のどちらかを持っています。どちらを持っているか忘れずに確認しましょう。
 ぶつかって破壊されなかったら「くらいつく」に変化します。「やみのあぎと」から「くらいつく」に変化したターンは、「くらいつく」は攻撃に使われません。いいかえると、こちらから破壊するチャンスが限られてしまうため、移動を制限されてしまう可能性が高くなります。
 「わるあがき」でぶつかって「くらいつく」に変化させたあと、全体攻撃を放てば楽に処理できます。「くらいつく」に変化するとカウンターや絶対ブレイクは消えるので、カウンターのダメージを受けたくないという場合も、わるあがきでぶつかると良いと思います。
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3.かなしばり
 ターンの開始時に発動する効果です。主人公が所持しているガチットの中から、赤ガチット・黄ガチット・青ガチットが1つずつ使用不能になります。凶悪な効果で、ガチットを手元にためこみ、アドバンテージを稼いでいるときにこれがくると一気に劣勢になりかねません。かといって、「かなりばり」をケアするためにコストを余らせるのも悪手になりがちなので、ある程度割り切って戦うしかないと思います。
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有効なガチット

 「自由移動」が獲得できるガチットの管理は最優先です。
 上であげた「くらいつく」の処理のために、全体攻撃も重要です。「いしつぶて」と「なげつける」も意識して管理していきましょう。
 前述の通りアタックチャンスがないのと、タル・大砲・ニワトリが設置されていないこともあり、赤ガチットの価値が全体的に低いです。
 相手のガチットにダメージを与える「ばくちく」は、無限ガチットには効果がないため活躍が限られます。

ヒラメキについて書きました。
yterapokemon.hatenablog.com

リトルタウンヒーロー攻略:9章vsトレン1回目

9章の攻略です。簡単にポイントを書いていきます。

1.移動なし

 移動がないので「自由移動」関係のアイディアは効果なしと同等です。捨て牌として使いましょう。

2.村人なし

 村人はシプーしかいないので純粋に盤面だけを見ましょう。

3.リソース管理が一番重要

 アイディアを足してくれる村人がいないので、リソース切れが起こりやすいです。相手のガチットは無茶苦茶強いというわけではないので、あえて攻撃を受けてハートを削るという考えが必要になる場面が出てきます。
 ただ、後半は「阿鼻叫喚」というガチットでこちらのアイディアすべてにペナルティ(ブレイクされたら3ダメージ)がついたりするので、油断していると一気に体力を持っていかれます。シプーはアイディアを補充するだけでなく体力を3回復する効果もあるので、ここぞというときに使えると有利になると思います。
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4.無敵への対応

 「獅子奮迅」というガチットで、すべての相手ガチットが+2/+2され、1つが無敵になります。無敵を崩す手段が今回はないので、このターンは確実に受けに回ることになります。オールブレイクがとれないのでBPが貯まらず、リソース切れに繋がる要因になります。
 無敵がついたガチットが残るので、次のターンは相手のガチットが多くなりがちです。「いしつぶて」や「なげつける」など、全体攻撃を意識的に手元に残し、1ターン先の自分の動きをイメージしながら動いていくことが重要です。
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おすすめのヒラメキについて書きました。
yterapokemon.hatenablog.com


ラスボスの攻略はこちらに書きました。
yterapokemon.hatenablog.com

【原作勢目線】アニメアズレン6話感想 - 【羈絆】絆を繋ぐ、心を縛る

ネタバレ有です!!


 折り返しにしてお風呂回の6話。基本的に箸休めではありましたが、重要な情報を2つ入れることで、戦闘なしでも緩急をつけた回になっていました。ここからラストに向けてどのように風呂敷を畳んでいくか、とっても楽しみですね。

アズールレーン基地内にて

 エンタープライズがちゃんと食堂で朝ご飯を食べるようになっていました。ネバダアリゾナノーザンプトンエンタープライズに声をかけていましたが、ユニオンKAN-SENからエンタープライズは割と慕われているんですよね。エンタープライズ側からはあまり近づこうとしないのに。仲間から手は差し伸べられているのかも。
 初登場のキャラクターが何人か。レナウン、ロドニー、ネルソンというロイヤル主力3人組もこちらの基地にきているようです。クイーン・エリザベスとは一緒にいなかったので後発で追ってきたのでしょうか。
 「一人では食べきれない」とベルファストに言っていましたが、頑張れば食べきれるけど一緒に食べたいということだったらエモいですね。
 その後は新キャラがたくさん登場。コンコード、リッチモンドサセックスシュロップシャー、ラングレー。特別強い子はいませんが、戦力が増強されています。一方、コロンビア、モントピリア、デンバーは頼りになりますね~。史実では4人でソロモン近海の制海権を守り抜いた武勲艦たちです。

黒いメンタルキューブ

 わざわざ黒キューブが装備箱に入っているのは原作ファンへのサービスでした。

 量産型セイレーンはオロチに操られていて、この黒キューブは補助に過ぎないとのこと。オロチは巨大軍艦と呼ばれていたので、普通の艦船よりも大きいらしいですね。
 「重桜自体が騙されていることになる」「赤城、何を考えているにゃ~」というセリフから、赤城ひとりが黒幕として疑われる場面でした。
 黒キューブに呼ばれたように感じて手を伸ばすエンタープライズ。気づくと見知らぬ海に一人。水面が鏡のようになっているので鏡面海域のようなものと捉えるのが自然そうですが、背景がやたらと綺麗なので、ゲームとはちょっと違いましたね。そして水面が反転してエンタープライズの姿が変わります。原作をやっていれば御馴染み、謎の存在コードGですね。ゲームと同じ構図での登場です。

 コードGについてはこちらに簡単にまとめています。
yterapokemon.hatenablog.com

重桜

 こちら側も初登場キャラがたくさん。初春、雷、電、神風、松風、谷風、磯風。そして榛名、朝潮、霧島。加賀に髪飾りを買ってあげる赤城は、優しいお姉さんそのもの。先ほどまで疑われていたのを否定するかのような演出です。
 睦月型駆逐艦、実装されている分は全員ですかね?睦月、如月、卯月、水無月、文月、長月、三日月。長月のビーコン(ブザー)まで原作を拾うとは感服です。

 ここでも赤城は完璧なお姉さん。これは本性なのか演技なのか。「あの子たち、ずっと一緒にいられるといいわね」も、意味深すぎますね。

明石商店

 マッチレス、ポートランド、オーロラは初登場。そして赤、青、黄のスキル上げアイテム「教科書」が赤だけ少ないのも原作再現。赤スキルを持っているKAN-SENが異様に多いので、常に赤だけ足りなくなります。
 そしてエンタープライズベルファストの会話が始まります。
 「まるでヒトの街みたいだ」「私たちはヒトですよ」。言い切っちゃうベルファスト
 「エンタープライズ様に必要なのは、ココロの優雅さでございますね」。エンタープライズはわけがわからないなと言っていましたが、僕にもわけがわかりません
 「メイドはともかくとして、新しいことを始めてみるのは良い考えだと思います。趣味でも、なんらかの仕事でも、戦い以外の何かを」「私にとっては、難題だな」「何事も挑戦ですよ。人生はいつだって冒険なのですから」。ここは割と核心に近いセリフ。enterpriseには冒険心という意味もあるので、ヨークタウン姉さんが言っていた「あなたの名前にヒトが込めた想い」に繋がるセリフですね。
 「多いにお悩みください、そのために私たちは、ヒトの形を得たのですから」。これも面白い発言ですね。悩むためにヒトの形を得た、と。たしかにフネのままでは悩めません。KAN-SENは殺戮兵器ではないということですよね。
 そしてこの言葉がそのまま思い悩むジャベリンの姿へと繋がっていくのも良い構成でした。

お風呂

 シェフィールドのところ、BGMすら止まるの面白かったですね。コロンビアが立ち絵再現してるのも笑いました。
 顔周辺のアクセサリー類をなくしてしまうと本当に誰が誰かわからなくなるので、違和感満載ですが外せないんですよね。ただ、KAN-SENとしての力を操る部分だと強引に解釈するならば、外したくても外れない子もいるのかもと思ったりしました。
 あと、明石の頭に乗っていたのは4話ではぐれたオフニャでしょうか。いつの間についてきていたのか。チャールズ・オースバーンの頭に乗っていたビーバー(?)も謎でした。あとアークロイヤルさんは徹底的にしゃべらないのですね。声優さんいるのに。
 サービス回ではあるのですがラフィーの「みんな違うの当たり前、へんな人なんていない」が言いたかったのでしょうね。「ヒトの形を得たのですから」にもつながっているのかも。
 お風呂の後のシーンも含めて、サウスダコタ、エレバス、テラー、デューク・オブ・ヨーク、フィジー、ジャマイカ、シリアスが初登場でしたね。ロイヤルの主力はほとんどこちらに来ているようですが鉄血への備えは本当に大丈夫なのか。まあ重桜が宣戦布告をしてきた以上、まずはこちらに注力をせざるを得ないのかもしれません。

夜の海

 「海に呼ばれたような気がしてな」という冗談を言うようになったエンタープライズ、本当に少しずつですが変わってきていますね。ベルファストが出した飲み物、最初は何かとおもったのですがコーヒーにウイスキーを入れるホットカクテルですかね。その前のシーンでホーネットがヴェスタルに取り上げられていたのもこれでしょうか。
 「静かな海は嫌いじゃない」のシーン、エンタープライズが微妙に笑っているような描き方でした。6話にしてようやくここまで来たかと感慨深いですね。
 一方、重桜では加賀も海に想いを馳せています。赤城にもらった髪飾りを持って。「あなたと赤城、本当に同じものを見ているのかしら」「片思いって辛いわよね」。オイゲンはおそらく核心をついているので、加賀は動揺を隠しきれません。お酒は二人分あるのに、赤城はそこにいない。。
 「もうすぐ、もうすぐ会えるわ、天城姉さま」。折り返し地点にしてついに赤城の目的が明かされました。天城に会うこと。史実では関東大震災で竜骨が折れて建造中止になってしまった、赤城の姉になるはずだった存在。ゲームでは病気により他界している設定になっていますが、アニメでも一度亡くなってしまった彼女を復活させようとしているのでしょうか。

 また、ここまでくると1話や2話で赤城が加賀の体をやたらと気遣う発言をしていたのも伏線に感じます。誰かを復活させるにはそれなりの代償が必要になるはずで、加賀の体で肩代わりさせようとしているのではないかと。加賀はそれを知っているのかもしれませんし、騙されているのかもしれません。
 赤城の野望、エンタープライズの闇落ち、初期艦ズの友情の3つをエンジンにして、後半戦に突入ですね。

【原作勢目線】アニメアズレン5話感想 - 【再会】その手をさし伸べて

ネタバレ有です!!


 なんでKAN-SEN同士で戦っているんだっけ?という疑問に今まで以上にフォーカスがあたったお話でした。そんなことを言い出すと一見するとわかりにくくなってしまうのですが、このアニメのテーマだと思うので、今後すっきり解決されると良いですね。戦艦同士の砲撃船が大迫力で描かれたのが印象的でした。

包囲網

 とある島に逃げ込んだ3人。ヘレナ曰く、「昔は多くの住人が暮らしていたみたい」「セイレーンの襲撃で放棄された島」。第1次のセイレーン侵攻によって人類は数を減らしてしまったようです。
 島を無数のセイレーン量産型、重桜、鉄血の追撃部隊が取り囲みます。セイレーン艦については、翔鶴が「(黒キューブを持っている)向こうに操られない?」と心配をしていますが、「母体がオロチだから乗っ取られることはないって赤城先輩は言っていた」と瑞鶴が返すので、セイレーン量産型を生み出すシステムがあるのだなとわかります。
 翔鶴が「あの人いったい何を企んでいるの?」と訝しがっているので、ゲームと同様、この世界でも一航戦と五航戦の間には溝があるようです。

ヒトとKAN-SEN

 レパルスの「敵はよそにいるってのにさ、人類同士で何やってんだろね」というセリフはなかなか印象的。そこから、エンタープライズベルファストの会話に流れが繋がっていきます。
 「フネなのにメイドとか、女王とか」と不思議がるエンタープライズ。「まるで人間の真似事だと、そのようにおっしゃりたいのでしょうか」「変わりませんよ、ヒトもフネも違いはありません」「等しくココロを持つ、命でございます」ベルファストはKAN-SENをあくまで人間と同等の存在だと認識している。
 一方で、エンタープライズは「いや我々は戦うために生まれてきた」「人間とは違う」といつもの姿勢を崩しません。「強大な力を持つ我々には、大いなる責務があります」とベルファストも肯定するそぶりを見せます。「そうだ、敵を倒すことだ」。ゆるがないエンタープライズ
 しかしベルファストは「それだけでは足りません」「私たちは証明しなければならないのです」「どんな過酷な世界であっても、ヒトは気高く生きることができる」「迷える人々の模範となるため、私たちは優雅でなければならないのです」「優雅な人生を手助けする、それがメイドの仕事でございます」というように、ロイヤル艦隊の矜持を説きます。大戦の影響で貧しくみじめな思いをした国民に対して、海軍が気高き国民の象徴としてふるまう、というのは現実でも同じだったのかなと思いました。ベルファストは、KAN-SENは兵器以上の存在だと捉えているようですね。
 「ユニオンとは違う考え方だな」とエンタープライズ。「当然です。だからこそ、我々アズールレーンは手を取り合うのです」「ロイヤル、ユニオン、さらに東煌、アイリス、北方連合」とベルファストが言うと、「鉄血、重桜もだ。かつてはな」とエンタープライズ。ここはひとつキーになるはずで、もともとアズールレーンは1つだったという意識が残っているぐらいの時間軸の中でこの戦いは起きているのです。だから、元に戻りたいと考えているKAN-SENもいるはずで、その代表としてジャベリンたちの葛藤が描かれているのではないかと思います。
 綾波愛宕に相談をするシーンにもつながっていて、アズールレーンの基地内部の様子を知ってしまったので、未熟な綾波の心は揺れているのですね。昔は仲間だった陣営で、向こうには向こうなりの生活がある。それなのに何故戦わなければならないのかと。

レパルス・ウェールズオクラホマ vs 山城・扶桑・セイレーン

 シェフィールドたちが偵察機を叩き落としたところから状況が動き出し、アズールレーン側からの戦艦砲撃で開戦です。レパルスとオクラホマのスキル発動ボイスが原作再現でした。特にレパルスは発動回数が多いのでとても印象に残るんですよね。


ベルファストクリーブランド vs 高雄・愛宕

 主に戦闘機に使われる洋上迷彩を施したマントで島に向かうベルファストたち。これはヒトモードが使えるKAN-SENならではの動きですね。戦艦の派手な砲撃で気を引く作戦でした。ただ、愛宕は戦艦が陽動だと気づいていたので、ベルファストたちを迎え撃つことに成功します。
 他のシーンを挟んで、クリーブランドベルファストを逃がすことを決意。「本当は心配なんでしょ」と、ベルファストが姉であるエディンバラの救出に向かいたいということを見透かしているのですね。さすが姉妹が多いだけあります。「まとめてかかってきな!」も一応ゲーム内ボイスですね。使いどころばっちりで違和感がありません。

ラフィー・ジャベリン vs 綾波

 なぜか高雄たちとの接敵の時点で別行動になっていたラフィーとジャベリンに、綾波が襲い掛かります。
 こちらも他のシーンを何度か挟んで、魚雷攻撃で追いつめられるラフィーたち。反撃の意思は見せません。綾波は「どうして戦わないんですか」とつぶやき、ラフィーに思いっきり切りかかります。

瑞鶴・翔鶴 vs サンディエゴ・ヘレナ・サフォーク・ノーフォーク

 上空から艦載機とともに戦艦に襲い掛かる重桜空母に対して、サンディエゴとヘレナが対空射撃を繰り広げます。サンディエゴはいままでやられ役でいいとこなしでしたが、全艦トップの対空性能で大活躍。ヘレナよりも対空弾幕が濃くなっていて芸が細かいなあと思いました。
 洋上で迎え撃つサフォークの「敵さん強そうです」と、ノーフォークの「がんばります…!」もゲーム内ボイス。


 二人とも重巡洋艦なので砲撃は大振り、そして瑞鶴翔鶴の2隻はとても速力の早い船として有名なので、砲弾をかわされて置いてけぼりになってしまいました。
 迎撃機の存在を視認して、瑞鶴はエンタープライズがいるものと早とちりします。

プリンツオイゲン・Z1・Z23・ケルン vs シェフィールド・エディンバラ

 オイゲンが砲撃をしつつ、Z1とZ23の駆逐艦コンビが接近戦闘をするというバランスの良い攻撃で、シェフィールドが被弾。Z1は鉄血の駆逐艦をバフするスキル持ちなので、Z23が強くなっているのですね。

終局

 クリーブランドに逃がしてもらって、ベルファストエディンバラたちの救援に駆け付けます。「いいえ、一手の差で、私どもの勝ちでございます」の勝利宣言。
 瑞鶴翔鶴がエンタープライズだと思って突撃した先にいたのは妹のホーネットでした。同型艦なので、フネの姿を遠くから見ると、一緒に見えるのでしょう。艦載機も同じですしね。今回のレッドアクシズ陣営に2隻しかない空母が外海に引っ張られたことになります。
 エンタープライズベルファストたちのもとに現れて、勝負あり。プリンツオイゲンは撤退を指示します。もう少し説明をするとか、Z1が逆らうとかの描写があってもよかったかなと思いました。ぱっと見るとなぜこれで決着がついてしまうかわかりにくかったですね。
 空母が1隻だけ戦場にいると制空権を完全に支配されます。安全な上空から艦載機が狙ってくるので、見た目以上に厳しい戦いになります。エンタープライズに加えて護衛でベルファストも来ているので、多少の数的優位はあまり関係ありません。さらに鉄血艦隊はあまり飛行機との戦闘を意識しておらず、対空装備が脆弱だったという史実もあり、瑞鶴翔鶴の支援も見込めないとなると、レッドアクシズ側に勝ち目はほぼない戦いになります。
 そもそも、アズールレーンとレッドアクシズの戦いはどこか手ぬるいところがあるのですが、それは元々が1つの組織で、いつの日か戻れるかもしれないと思っているからなのかもしれません。いまは思想の違いで対立をしていますが、そこが解決をすれば一緒に戦えるはずなのです。

友達になりたい

 切りかかったはずの綾波は、刃を振り下ろせませんでした。「どうして戦わないんですか」2回目。鳥肌が立ちました。こんな声を出すんですね、この子は。対照的なラフィーの穏やかな表情。すべてを見透かしているようで、強者の風格が漂っています。
 「敵同士なのに!」「カンケーない。ラフィー、綾波と友達になりたい」。この一言をきっかけに、ジャベリンが自分の感情に初めて気づくという演出でした。まあやりたいことはわからんでもないですが、見えている動機が1話の出会いのみなので、もう少し肉付けが欲しかったところです。
 綾波側は潜入ミッションをしてしまったおかげで心が揺れ揺れしているので、動揺しているのはよくわかります。で、そこをラフィーに見透かされてしまっていて、綾波を寝返らせることから戦況を変えてしまおうというラフィーの策なのだとしたら、唯一神ラフィーという感じになりますね。

【原作勢目線】アニメアズレン4話感想-【桜嵐】外套と短剣

ネタバレ有です!!


 重桜陣営にスポットライトが当たる4話でした。ライバル側がどんな人たちで、どんな想いで戦争を仕掛けているのかを描くことで、やっと物語に立体感が出てきたかなという感じです。物語の核心「オロチ計画」が登場しました。この計画はゲームには出てこないので、結末がどうなるか楽しみです。

重桜本島の描写

 今までアズールレーン側の基地や海の上のシーンしかなかったので、重桜の背景描写は新鮮でした。桜や竹といった和のモチーフがふんだんに使われていました。中央に大きな桜の木があるのはゲームと同じですね。

エンタープライズベルファスト

 エンタープライズの制服が畳まれていたり、机の上が食べ残しだらけになっていなかったりと、ベルファストのおかげで少しずつ生活に余裕が出てきたことが示されていました。
 「あなたの中に宿るヒトのココロを見届けたい」とベルファストは言っていました。KAN-SENはヒトなのか、ヒトじゃないのかまだあいまいなわけですが、物語のキーになってくるのでしょうか。

中華姉妹

 基地内でPanda Sweetsを開店して商売を始めた平海と寧海。クロスウェーブでも同じようなシーンがありましたね。
 二人はセイレーンに怪しい動きがあることを察知し、偵察に出たところをセイレーンの上位個体(角の形から察するにたぶんテスター)に襲われたとのことでした。アズールレーンとレッドアクシズが争っている隙をついて大規模な攻勢をかけるつもりかと疑われていました。セイレーンが本気を出せば2つの陣営に分かれてしまっている人類など、隙をつかずとも木っ端みじんな気はしますがどうでしょうか。まあいずれにせよ、セイレーン側も動き出したよということですかね。

長門登場

 「大櫻池中央部神域」と書かれていました。初めて聞きました。長門はこの世界でも重桜の旗艦を務めているようです。

 赤城は黒箱の力について、セイレーンの量産型をあやつる力は「副産物」だと言っていました。となると、主目的が気になります。「黒箱もまたメンタルキューブ」「私たちKAN-SENの素材そのもの」というセリフから、黒箱を使って何かを建造するつもりなのかということがうかがい知れます。「オロチ計画は重桜の希望」「人類は辛うじて生き延びているに過ぎない」「アズールレーンのやり方では間に合わない」などなど、本音なのか長門をだますために言っているのか掴みにくい発言が多かったです。
 「戦いはいつの世も変わらないということか…」。長門もまた、エンタープライズやプリンスオブウェールズと同じ発言をしますね。
 「赤城の愛は、この世界を焼いてもなお燃え盛る」。正直カッコ良い。赤城さんが本領を発揮してきてぞくぞくします。「もうすぐよ」とも言っていましたね。

高雄と瑞鶴

 ゲームではあまり絡みのない二人ですが、二人とも刀を使うので仲が良さそうですね。「グレイゴーストには歯が立たなかった」と気落ちする瑞鶴に、「一人で思い詰めるのはよくない。拙者たちを頼ってくれ。仲間だろ」と語り掛ける高雄。
 瑞鶴とエンタープライズとの対比、もしくは似た者同士を印象付ける演出なのかなと思いました。瑞鶴は高雄から差し出された手を掴んでニッコリ笑います。エンタープライズは、ベルファストの手を掴めるでしょうか。

オロチ計画とオブザーバー

 「物資の流れから察するに、なにやら大がかりなものを建造しているようです」。有能シェフィールドはトロッコのレールが敷かれている先を読んだのか、単に明石を尾行したのかどっちかわかりませんが、計画を進めている場所にたどり着きます。鳥居が逆さになっていていかにもヤバそう。
 赤城が基地襲撃のときに取り出した黒箱は、建造中の謎の船に取り込まれました。明石曰くセイレーンにそっくりな船に。黒箱もメンタルキューブであるという説明がされていたので、KAN-SENを作っているということになるのでしょうか。経験値を貯めつつ、何個もキューブをつぎ込むというのはゲーム中の開発艦建造の流れに似ていますね。

 そしてセイレーンのオブザーバーが登場。名前の書き方が凝ってて良いですね。「これほどのエネルギーが集まれば、オロチ計画発動は目前よ」「この調子ならあと1つといったところかしら」と言いながら黒箱を1つ赤城に渡します。
 「オロチ計画が生み出すのはただのフネではない。あらゆる想いを載せて海を渡る箱舟」「もうすぐ会えるわよ」。意味深なセリフですが一体どんなフネが出来上がるのか。。赤城にとって、特別想い入れがあるフネと言えば姉のような存在である天城ですが、船はセイレーンの量産型のような形をしているので、現状答えはわからないですね。
 明石がオブザーバーに捕らえられてしまうのですが、赤城はオブザーバーを制止します。なんだかんだ仲間想いの人ですよね。

シェフィールドvs赤城・加賀

 明石を捕えていた触手を銃撃し、シェフィールドが戦いに乱入。正直この時点で明石を助ける必要はなかったのでは?という感じですが、最終的にアズールレーン側に明石を連れてくることができたので最高の戦果になりましたね。
 シェフィールドはもともと銃砲を使うという設定なので、ガンアクションは期待通りです。効果音が気持ちいい。式神を盾にする加賀。式神は通信手段にもなっていたのでめちゃくちゃ便利ですね。
 シェフィールドの狙いは赤城が持っている黒箱。赤城はシェフィールドの蹴りを余裕でかわすのですが、赤面しながら怯んでしまいます。「動きやすさ重視のために彼女はパンツをはいていない」とシェフィールドを描いた公式の絵師さんが冗談を言ったことを拾って、この場面を作ったのでしょう。まあ実際どうだったのかは明示されていないので、視聴者の解釈にお任せという感じですね。
 煙幕を使ってシェフィールドは逃げます。ベルファストが煙幕スキルを持っているので、ロイヤル軽巡洋艦の繋がりを活かした形。ここもゲームの設定を意識していて好きです。

 港まで逃げてきたとき、明石を背負ったエディンバラは「運ぶなら金塊がいいのに~」と叫びます。史実で、イギリスなどの連合国からソ連に物資を提供し、その代金として預かった金塊を運んだことがあります。そのときドイツの潜水艦に襲われ、エディンバラは金塊とともに海に沈んでしまうというエピソードに由来するセリフですね。

シェフィールドvs高雄・綾波

 警報が鳴った時にいち早く駆け出した高雄がシェフィールドたちの行く手を阻みます。瑞鶴も一緒にいましたが、彼女はボロボロだから出撃できなかったのかなと。綾波が出撃をしていて他の3人が追いつけなかったのはよくわからなかったです。綾波の反射神経がすごかったということで。
 シェフィールドの銃は、副砲だったようです。主砲の砲撃はなかなか派手でした。主砲にクリティカルバフが乗るスキルを持っているので、そこの再現だったのかも。

 「釣瓶縄井桁を断ち、雨垂れ石をも穿つ」。どちらもコツコツと修練を積み重ねると大きな成果につながるということですね。ゲーム内セリフと同じです。

 綾波が駆け付けてシェフィールド危うし、となったところで、エディンバラが不発弾を載せたボートで突撃し、なぜか逃げることに成功してしまいます。原作勢目線だと、ゲーム中に出てくる自爆ボートの再現をしているので、まあ許してやるかという気分になってしまうんですよね。

 というわけでシェフィールドとエディンバラの活躍により、重桜とセイレーンが内通していることを知り、黒箱を持ち帰り、おまけに明石を誘拐することにまで成功しました。
 明石はレッドアクシズ側の唯一の工作艦なので、この子を奪われたのは相当きついのではないかなと思います。

 原作の指揮官はアズールレーン側なのに、なぜお店に重桜の明石がいるのだろうと疑問に思っていましたが、このアニメのように誘拐されてきたのでしょうか。。重桜は兵站係も失ってしまったとなると痛手ですね。

EDの変化
 キャラが数名追加になり、食事が進みました。芸が細かいですね~。アニメの中で出てきた子を中心に増やしていくみたいです。増えたのは綾波、Z23、エディンバラプリンツオイゲン、シェフィールドですかね。

【原作勢目線】アニメアズレン3話感想 - 【優雅】或いはヒトのように

ネタバレ有です!!


 戦闘続きだったので、少し休憩を取るお話でした。特にエンタープライズはボロボロですし。キャラ造形を深堀りする回となりましたね。
 物語の方向が徐々に見えてきました。ベルファストのサポートを受けて、エンタープライズが戦う意味を見つけ出していくという軸。ラフィーとジャベリンにも似たような関係が当てはまりそうだなと思いました。ロイヤルとユニオンの陣営を越えた交流というわけです。綾波の内面にもスポットが当たる回がきそうですね。

ヨークタウンとエンタープライズ

 ヨークタウンのセリフは示唆に富んでいました。「海の美しさは私たちの魂に刻まれている」「青き航路に祝福を」というのはタイトルとしての"アズールレーン"に微妙に近づく話題でした。「人があなたの名前に込めた想いを、いつかきっと思い出せる日が来るわ」というヨークタウンのセリフも伏線になるでしょうか。
 ゲームのヨークタウンはあんまりエンタープライズに似ていないなと思っていたのですが、このシーンではかなり似せてきていましたね。ついでに言うと金髪ツインテのホーネットはグレたのですかね。

 「ヨークタウンの足がない」疑惑が持ち上がっていましたが、体の具合はどうなんでしょうか。上半身は元気そうでしたが。1942年のミッドウェー海戦で沈没したので、史実を由来にした負傷ではなさそうです。そのとき一緒に沈没したハムマンもぴんぴんしていますし。となると、第一次のセイレーン侵攻のときに傷を負ったのでしょうか。エンタープライズが今の状態に陥ってしまったきっかけのようなので、何があったかは後々明かされると思います。

ロイヤル主力艦隊登場

 レッドアクシズとの戦いの場に、ロイヤルの艦隊が到着しました。先行していたベルファストを含めれば、前衛3人後衛3人でゲーム準拠の艦隊ですね。2話で出てきたユニオンの別動隊よりも、ゲーム的にはガチな編成。特に主力の3人の強さは一級品です。実艦の舳先に立つ演出がとてもカッコよかったです。

 ロイヤル艦隊とまともにやりあうわけにはいかないので、レッドアクシズは撤退しました。重桜の本島に戻るんですかね。
 ラフィーの時間稼ぎは成功したと言えるでしょう。綾波に対して、「ばいばい、またね」と揺さぶりをかけるのも本当に策士と言った感じですね。1話のときから、綾波がこの戦いに際して迷っているのを見抜いている気がします。1話で受けた綾波の魚雷の威力に迷いを感じたんでしょうか。

一時休戦

 ジャベリンたちが朝食を食べるシーンと、続くビーチで遊ぶシーンはファンサービスのシーンという感じでした。本題はラフィーの行動の真意をジャベリンが測りかねているというだけの話。背景でたくさんのキャラクターが出てきたり、ゲーム準拠の水着姿が披露されたりとサービス精神旺盛でした。
 ヴェスタルがようやく基地に来てくれたので、傷づいた子たちも回復していくでしょう。ここでもヨークタウンの存在感を匂わせてきますね。ハムマンと仲が良いこと、そしてホーネットの姉であることが改めて話題に出されていました。

ロイヤル陣営とエンタープライズ

 「ユニコーンを助けてくれた」という恩義もあり、エンタープライズの無鉄砲な戦い方をロイヤルがサポートするかどうかという議論が交わされます。「それはユニオンの問題ではなくて?」というクイーン・エリザベスの問いかけは正論なのですが、ヨーロッパのあらゆる小競り合いに横から手を出していたロイヤルが言えることでもなかったり。。。
 ベルファストが様子見をすることになったわけですが、その後のシーンでエンタープライズに対してぐさりと釘を刺しにいきます。「戦いを疎んじている。自らの命を顧みることがない。あなたの在り方は歪んでいる。このままではいずれ戦う意味さえ見失う」と。
 この「疎んじている」のニュアンスがあんまり分からないのですよね。果敢に戦場に飛び出していくくせに、嫌々戦っているように見えるということでしょうか。ユニコーンにも「海が怖いの?」と煽られたりしていましたし、楽しそうに戦っているわけではないので、「なんでこいつこんな戦い方をするんだ?」と周りから思われているということなのかな。
 戦う意味を見失うというのはごもっともで、むしろ今ですらなんでこんなにエンタープライズがボロボロになりながら戦っているか僕にはわからないですね。モチベーションはどこから来ているんですかね。

東煌陣営の登場と新たなる火種

 救助信号を頼りに、平海と寧海を発見したエンタープライズ。「今度は平海が姉ちゃんを助ける!」という言葉にハッとするシーンがありましたが、こういうところから徐々に戦う意味を見つけ出していくのかなと思いました。
 エンタープライズは倒し損ねたセイレーン艦と戦うのですが、弓が壊れて攻撃できないので、主砲の死角に入り込み艦載機を発射しようとします。しかし傷が深すぎて艦載機を出せない。一方、死角を消すために船体の一部を切り離して(パージして)砲撃を当てにくるセイレーン艦。自らの体を顧みないという意味ではセイレーンらしい攻撃方法だなと思いました。砲弾を投げつけてエンタープライズを守り、魚雷をぶち込むベルファスト。さすがに量産型のセイレーン艦にはあれ以上の戦闘力はありませんでしたね。
 平海たちがなぜ基地に来て、なぜセイレーンに襲われていたかが今後に向けての新たなる火種になるかも。地理的には重桜に襲われたと考えるのが普通ですが、Twitterで第三勢力とか言っていましたので、セイレーン陣営もそろそろ登場してくるでしょうか。東煌姉妹は独特な戦い方をしそうなので戦闘シーンが見てみたいものです。
 ベルファストは「あなた、お人好しなのですね」「あなたに興味を持ちました」「淑女としての礼節を教示させて頂きます」とか言っていましたが、何をするつもりなんでしょうね。エンタープライズが「は?」って返すのもわからなくもない、そんな終わり方でした。

【原作勢目線】アニメアズレン2話感想 - 【激戦】鼓動の波、鋼鉄の翼

ネタバレ有です!!

 2話は鉄血陣営の登場、五航戦とエンタープライズのバトル、そして最後にロイヤルの主力たちの登場という感じで物語が進行しました。前半のほのぼのとした雰囲気と、後半の迫力あるバトルシーンのメリハリが効いていて見ていて飽きないですね。「戦いとは?」という問いに対してそれぞれのキャラの違いが明確になった回でした。

キューブの説明

 オープニングの前にエンタープライズのナレーションで世界観説明が入りましたね。作中で説明をするのではなく、こうやって切り分けしてもらえるとわかりやすいです。ここの説明は毎回変わっていくんですかね。
 キューブからKAN-SENが生み出されるのは概ねゲームと同じです。キューブはガチャを回すための素材(別ゲームで言う魔法石)なので、指揮官は1個でも多くほしいわけです。

饅頭とは…?

 オープニングが明けると、1話で赤城加賀とセイレーンの量産機に襲撃された基地の様子が映し出されます。ヒヨコのような黄色い生命体は饅頭です。ゲームを開発している中国の会社が「Manjuu」という名前で、会社のロゴにこのキャラが使われているのです。ゲームの中でも至るところに便利屋として出てきますが、こいつらが何者なのかは全くわかりません。

KAN-SENへのダメージ

 ユニコーンエンタープライズの戦いに気を取られていましたが、1話の襲撃は真珠湾攻撃の再現だけあって、苛烈な攻撃だったようです。みんなボロボロでした。
 サンディエゴが泣きながら「わ゛た゛し゛の゛ふ゛ね゛が゛あ゛あ゛」と言っていましたが、本人がダメージを受けると実艦も損傷するみたいですね。エンタープライズもボロボロになっていましたが、本人の体というよりは艤装と実艦がリンクしていると捉えた方が自然でしょうか。
 クリーブランドが「工作艦がいてくれたらな」というセリフは1話からの繋がりですね。1話の冒頭で工作艦ヴェスタルの名前が出ていました。彼女の力が必要とされている状況なのに出てこないということは、この前線基地にいまはいない、そして来れない理由があることを暗示しています。1話ではユニオン本土近海と表示されていたので、本土で仕事があるのかもしれません。

赤城と加賀

 1話に続いて加賀の体の件に触れられていました。赤城曰く、二人は「姉妹のようなもの」。二人は同型艦ではありませんからね。
 加賀の実艦もかなりボロボロでした。それを赤城はかなり心配していて、加賀をちゃんとケアしています。2話では戦闘に加わりません。それに比べてエンタープライズは自分で選んだ道とはいえ可哀そうだなと...。

初期艦たちの想い

 Z23が登場して初期艦四人が勢ぞろいし、それぞれが戦いに対する心情を吐露する展開でした。自然とそれぞれのキャラを比較できるように場面が作ってあってすごいなと思いました。
綾波:「戦闘は嫌いじゃないけど、好きじゃないです」(ゲーム中セリフ)
・Z23:「好きも嫌いもありません。任務を遂行することが私たちの義務ではありませんか。私たちはKAN-SENです。戦うためにこそ、私たちは生まれてきたのですから。」
・ジャベリン:「戦わなきゃダメなのかな~」
・ラフィー:「眠い時やる気でない。でもラフィー、友達いじめられたら許せないから、そのときはちょっと本気出す」
・ついでににエンタープライズ:「私たちは戦うために生まれた存在だ。そのことに疑問はない」

ユニオン別動隊

 新しくアニメに6人のキャラが登場しました。いずれもユニオンの子たちです。前衛3人主力3人がゲームのまんまで良いですね。

 ホーネットはヨークタウン級空母の3番艦、つまりエンタープライズの妹ですね。ロボットのように感情を見せないエンタープライズですが、ホーネットのことになると少し感情を露わにしたのが印象的でした。

 ヘレナはSGレーダーを使って索敵するのが得意な子です。ゲーム内イベントでも今回のように敵を察知する役割で登場します。

 この別動隊は何をしていたのか気になるところですが、ゲームのチュートリアルステージ(1-1)に繋がりがあるかも、と思いました。ホーネットとロングアイランドが着任したての指揮官の練習相手をしているときに、基地が重桜の襲撃を受けるというシナリオがありました。それを意識してこの二人がいたんでしょうかね。史実だとヘレナやアリゾナはまさに基地内で攻撃を受けた子たちなので、史実とは少し異なっています。
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 実艦を出さずに海上を走っていたのは、そっちの方が早いからか、敵に見つかりにくいからか、いくらでも説明はできそうな感じでした。

戦闘シーン

 笛で艦載機を操る翔鶴と、刀で切り込む瑞鶴。五航戦内で役割分担ができていますね。エンタープライズは艦載機で翔鶴の相手をしながら、接近戦闘で瑞鶴の相手をしているというスーパーマンっぷりを遺憾なく発揮しています。弓で射ると見せかけて艦載機を発射してくる、瑞鶴の言う通り「むちゃくちゃだー」という感じ。1話で聞けなかったゲーム内の決め台詞「終わりだ!」はいつもより凄みが効いていて鳥肌モノでした。

 瑞鶴の必殺技もとてもカッコよかったですね。3回までチャージできる攻撃バフスキル持ちなのです。

ロイヤル艦隊

 イラストリアスが言っていたロイヤルの主力がようやく到着しました。戦艦クイーン・エリザベス、戦艦ウォースパイト、巡洋戦艦フッドと歴戦の猛者たちが揃い踏み。アズールレーン側の戦力がだいぶ強化されました。フッドまでこちらに来るのは意外でした。ヨーロッパ側で鉄血と戦うのかなと思っていたのですが。向こう側の物語は見せないつもりなのでしょうか。
 先行してエンタープライズたちの援護に駆け付けたのが軽巡洋艦にしてメイド隊長のベルファスト。あの演出を見て、はじめてこの子が手甲をつけていたことに気づきました。どんな戦い方を見せてくれるのか楽しみですね。