3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【原作勢目線】アニメシャドウバースF 6話感想-勇気は必ず力をくれる!

 アニシャドFの6話の感想文です。

モブ生徒同士のバトル

 学園で行われている野良バトルをライトが見物しているシーンがありました。このバトルがけっこう面白い展開だったのでそこから見ていきます。メガネの方は寮のお風呂でライトに話しかけてきた子で、何かの伏線になるかもしれないですし。
 先攻はバーンドラゴンを使う学ラン君、後攻はネフティスネクロを使うメガネ君です。

7ターン目

先攻7T:学ラン君
 プリズンドラゴンとアイボリードラゴンが場にいます。

後攻7T:メガネ君
 アルティメットキャロットを進化してプリズンドラゴンと相討ちを取るところからアニメに映りました。破壊されたアルティメットキャロットは手札に戻ってきます。
 場残りしていたダークコンジュラーでアイボリードラゴンを上踏みします。これでドラゴン側の盤面にフォロワーはいなくなりました。
 ヒーリングエンジェルとアルティメットキャロットをプレイします。メガネ君は体力をかなり押し込まれていて、ヒーリングエンジェルで2回復して9まで戻しました。

8ターン目

先攻8T:学ラン君
 ここのプレイがシャドバらしくてすごい良かったです。
 手札は3枚で、次のターンにプレイすることになる御言葉の天使とダークドラグーン・フォルテのどちらかまたは両方が手札にあります。この状態で4コストのデモンストライクを相手リーダーに撃つだけでターンを終えたのです。ネクロ側の体力は6。ドラゴン側はあえて盤面にフォロワーを出しませんでした。

後攻8T:メガネ君
 なぜかというとメガネ君のデッキがネフティスネクロだからです。手札にネフティスと闇の従者が残っていたので、2378ネフティスネクロだと分かります。


 ネフティスのファンファーレでデッキから出てくるフォロワーを絞り、7コストの冥守の戦士・カムラが確定で出るようになっているはずです。このカードのラストワードで相手のフォロワーを破壊しつつ体力を回復できるので、ネクロ側の逆転の望みはここにかかっていたわけです。

 しかしドラゴン側がフォロワーを出さなかったので回復ができず、さらにダークコンジュラー、ヒーリングエンジェル、アルティメットキャロットで3面埋まった状態でターンが返ってきてしまったので、ネフティスを強く使えません。盤面が空いていればネフティスをプレイすることでモルディカイをデッキから呼ぶことができたのですが、それができないためモルディカイを普通に手札からプレイすることになりました。

9ターン目

先攻9T:学ラン君
 目論見通り相手はネフティスをプレイできなかったので、御言葉の天使とダークドラグーン・フォルテでちょうど体力を削り切って勝利でした。ギリギリの勝ち筋を通していくプレイが上手かったですね。


チャンピオンズバトルとのリンク

 冒頭でレンが子供の風船をキャッチするシーンは猫目町駅、商店街は猫目商店街です。チャンピオンズバトルのマップが再現されていました。細かいところの書き込みも丁寧で見入ってしまいます。商店街で福引をするというのもチャンピオンズバトルに出てきた話でした。



https://shadowverse-championsbattle.jp/story/map/より

 猫目町というのは原作のシャドウバースには一切登場しません。無印アニシャドとチャンピオンズバトルで作り上げられた世界観であり、それがアニシャドFでさらに広がっていっているのが楽しいです。シャドウバースのもう1つのユニバースが猫目町を中心に構築されているのですね。
 チャンピオンズバトルのBGMを使っているシーンもありました。作った資産を無駄にしないのが素晴らしいですね。

風祭レンの物語

 ジェントルマンが仲間になるのは予想外でしたが、レンが次の仲間になりそうだというのは分かります。フィフスソードの部長の雷同タツミも巻き込んで、次なる展開が繰り広げられそうです。
 レンが悩む「男性らしさ・女性らしさ」という話はよくあるテーマではありますが、学園モノにありがちな陰湿な感じがないのが良いなと思いました。彼女は周りの人の悪意に悩んでいるわけではありません。見ていてネガティブな気持ちにはならないのですね。
 「勇気は必ず力をくれる」という決め台詞を軸に、彼女がバトルフェンサーという特撮ヒーローが好きなこと、彼女が体を動かすのが好きになったきっかけ、そしてセブンスフレイムとの交流が描かれていくのがとっても美しい流れでした。
 レンの物語に対して、主人公サイドからはイツキが手を差し伸べる構図も素直で良いなと思いました。ライトに振り回される形で始まったセブンスフレイムの復活劇は、イツキとスバルにまだスポットライトが当たっていません。「男性らしさ・女性らしさ」というテーマで一緒に話を進めてしまおうというしたたかな姿勢が見えます。
 ちなみにバトルフェンサーのCVを担当されている島崎信長さんはアルティメットキャロットも演じられています(なぜかキャスト表でそちらの記載はありませんでしたが)。回想シーンで怪獣役としてアルティメットキャロットがしゃべったセリフはすべて原作にあるセリフのオマージュで、一緒に収録されたのではないかなと思いました。細かいところで原作ファンへのファンサービスも欠かさない良いアニメだなあと思いました。