3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【原作勢目線】アニメシャドウバース10話感想-マウラの呪縛!

ネタバレします!!


 10話にしてようやく登場したビショップ使いのマウラと、ヒイロがバトルする回でした。コンボによる劇的な幕切れのバトルと、ヒイロの父親という新たな謎が提示される回でした。

オープニング前

 カイがマウラにやられてしまったという描写が一瞬だけ入ってオープニングに入りました。短かったのでバタバタしていると見逃してしまいそうですね。カイ君の渾身の絶望顔と叫び声でした。

バトル前

 全国大会の4強が出そろいました。準決勝のカードはヒイロvsマウラと、シロウ(プロ選手らしい)vsルシアです。
 カズキとミモリは敗退してしまったので少しブルーなモードです。そんな彼らを横目にヒイロは相変わらず「シャドバすっげえ楽しい」しか頭にありません。負けてしまった友達に対する配慮を知らない男です。
 ヒイロがスタジアムに向かう途中の廊下にルシアがいました。こんなところで待機していたということは、わざわざヒイロを待っていたんですかね。「決勝で会おう」と声をかけます。ヒイロのことが大好きですね。一方のヒイロはここでも「シャドバすっげえ楽しい」しか考えていません。鈍感男かよ。
 試合開始前にヒイロがマウラに握手を求めます。しかしマウラは「よろしくお願いしますね」と言うだけでヒイロは握手してもらえませんでした。この演出はなんなんでしょうね。マウラはヒイロの父を知っているようだったので、何か因縁があるのでしょうか。

ヒイロvsマウラ(前半)

 10話にしてようやくですが、オープニングに映っている最後のキャラであるマウラのバトルです。彼のプロフィールは謎に包まれているとのことです。
 マウラの変身バンクはグレーがベース色でした。背中にスマホを回したときに一瞬だけ目が開くのがセクシーですね。決めポーズ、ちょっとダサくない?ピカピカ光るのが印象的な演出でした。「聖なる輝き」というビショップらしさが意識されていたのでしょうか。

1ターン目

 先攻1ターン目、マウラは天馬召喚をプレイ。手札も見えます。マウラが使うデッキはカウントビショップですね。カウントダウンアミュレットから出てくるフォロワーで戦うデッキです。アミュレットから出てくる疾走フォロワーで戦う「疾走ビショップ」、黄金都市というカードを駆使した「都市ビショップ」と呼ばれるデッキが環境の上位にいた時期もありました。7話のレオンのデッキのテーマである「選択不可」「回復」とは全く別のテーマを持ってきたわけですね。ヒイロはカウントダウンのアミュレットを全く知らないみたいな顔をしていましたが、ここまでくるともう突っ込むのもおっくうになりますね(笑)

 後攻1ターン目、ヒイロはジュエルドラゴンをプレイ。8話、9話、10話と3連続です。ちなみに7話の1ターン目はアイボリードラゴンでした。ヒイロの手札も見えますが、お馴染みのカードたちが控えています。

2ターン目

 先攻2ターン目、カウントダウンの仕様を丁寧に説明してくれるマウラくん、優しい。プレイした神域の守護者は相手の場にフォロワーがたくさんいるほどカウントが下がるので、もう少し後のターンにプレイしたほうがお得なカードです。ヒイロがジュエルドラゴンを出していたのでカウント1だけ得しました。

 後攻2ターン目、ヒイロドラゴンライダーをプレイ。

3ターン目

 先攻3ターン目、マウラはこのターンに引いた獣姫の呼び声をプレイ。疾走ビショップを環境上位にのし上がらせた強カードです。2コストから2/1疾走と4/4が出てくる破格のコスト踏み倒し性能です。

 マウラは手札に気高き教理を持っていました。2ターン目に獣姫の呼び声、3ターン目に気高き教理を使えたら、その時点でカウントが0になるという当時の黄金ムーブが再現できました。獣姫の呼び声のドローが1ターン遅れたおかげでヒイロは助かったという感じです。

 後攻3ターン目、山札から引いたのは竜の託宣でした。ヒイロのここの悩み方はよかったですね。マウラがのんびり戦う構えなのでPPブーストを優先しました。

4ターン目

 先攻4ターン目、マウラは気高き教理で神域の守護者を割ります。ここは獣姫の呼び声を選んでもカウントが0になったターンです。漆黒の法典を同時にプレイできたので、これでドラゴンライダーを消滅させ、守護を出すというプレイになりました。獣姫の呼び声を割った場合、2/1疾走が1/1のジュエルドラゴンにとられてしまうので美味しくありません。

 後攻4ターン目、古の飛竜を進化してガーディアンフォックスを倒しにいきます。ジュエルドラゴンも一緒に攻撃せざるを得なかったので、ここは神域の守護者を割っておいて正解でした。

5ターン目

 先攻5ターン目、天馬召喚が割れて出てきたペガサスに、マウラはスカイスピリットで突進をつけます。スカイスピリットちゃんもペガサスも作画が良い。

 ついでに出した夢想の白兎は、1コストで永久ループする面白いカードです。


 後攻5ターン目、ヒイロはドラゴンウォーリア進化とムシュフシュのプレイ。もう何度も見た効果なので、視聴者も慣れてきましたかね。
 次のマウラのターンで獣姫の呼び声が割れるのはわかっているので、4/2のムシュフシュはマウラにとって脅威になりません。マウラが言うようにちょっと甘いプレイだったのかもしれません。

6ターン目

 先攻6ターン目、獣姫の呼び声が割れます。2/1疾走と4/4なのでこれですでに6コスト分ぐらいのカードが出てきます。アミュレットが何ターン目に割れるかを計算して、スパイクポイントを意図的に作れるのがカウントビショップの面白いところです。
 もともとマウラとしては6ターン目にゴッド・オブ・カースを置きたかったので、その準備として獣姫の呼び声を3ターン目にプレイしておいたのかもしれません。ゴッド・オブ・カースは進化しても盤面に触れないカードなので、補助が必要なのです。
 というわけでアニメオリジナルのマウラの切り札ゴッド・オブ・カースが出てきましたが、この時点ではまだ効果はわかりません。
 後攻6ターン目、ヒイロはイグニスドラゴンをプレイ。最近イグニスドラゴンさんが中盤に出てくるようになり、決着には絡まなくなったので、バトルが面白くなってきましたね。
 カイが突然現れて、「あのフォロワーに攻撃してはダメです」と言うわけですが、カイの試合をヒイロたちは観戦しなかったんですかね?並行で行われていたのならカイのバトルは見れなかったことになるのですが、スタジアムは1個しかなさそうですし、設定がよくわからないですね。

ヒイロvsマウラ(後半)

 あとで書きますが、ここのCMの切り替えでハイドラが選ばれているのは本当に残念な演出でしたね。

7ターン目

 先攻7ターン目、ゴッド・オブ・カースの効果がわかります。

ゴッド・オブ・カース
6コスト6/6→0/6
ラストワード:自分のリーダーは「次の自分のターン開始時、ゴッド・オブ・カースを場に出し進化させる」を持つ
進化後:(潜伏)自分のターン終了時、相手の体力の最大値を-5する

 アニシャドの世界はシャドバアプリリリースから半年後ぐらいのカードプールで戦っています。しかし、相手のリーダーの体力の最大値をマイナス5するという効果は、リリースから3年半ぐらいたったあとに出てきた「猫耳の魔法使い・キャル」が初めて持っていた効果です。ゴッド・オブ・カースがこの効果を持っていたのは素直に驚きました。カードテキストが時代を先取りしています。

 ゴッド・オブ・カースに話を戻しましょう。スタッツが6/6/6なので、無視しにくいいやらしいサイズです。無視できずに倒してしまうと、進化して復活してしまいます。しかし、ラストワード効果なので消滅すると効果が発揮できません。環境に強い消滅カードが流行っているときは強く使えないでしょう。ワルツだったりアブゾーブスペルだったり。


 自分から進化しても効果が起動するのが面白いところです。進化すれば消滅を気にしなくてすみます。6ターン目は絶対に進化権が残って回ってくるターンなので、すぐに効果を発揮させたかったら進化を切ってもいいわけですね。ただその場合は盤面に触ることができません。
 進化後は攻撃力が0になり潜伏を持ちます。潜伏という効果も環境次第なところがあって、ランダム除去カードや全体除去カードがある環境では強く使えません。たとえばアリスがつかっていたよろめく不死者を使えば、2コストの自害で破壊できてしまうわけですね。バハムートなんかも天敵です。


 マウラはこのターン、神魔裁判所を使いイグニスドラゴンを破壊します。ついでに神鳥の呼び笛も出します。7コスト分ちゃんと消費する良いプレイです。
 後攻7ターン目、ヒイロ側にもドラゴニックチャージというアニメオリジナルカードが見えました。

ドラゴニックチャージ
5コストスペル
自分のフォロワー1体を+1/+1し、そのフォロワーは疾走を持つ

 バフがないのですが、フェザーダッシュというビショップのスペルは3コストで疾走付与をやってしまうので、比べるとちょっと弱いかなと思いました。

 このターン、ヒイロの手札には疾走をつけても攻撃できないプリズンドラゴンと、自分の効果で疾走を持っている大嵐のドラゴンしかないので、使いどころではありません。この時点で視聴者にはわかってしまうんですよね。ドラゴニックチャージをハイドラにつけて2回パンチするんだなと。CMのところでハイドラを見せたのは本当にただのネタバレでしかないのでやめてほしいですね。
 プリズンドラゴンを出したあと、大嵐のドラゴンを出すか悩んで、残しておいたのは良い演出でした。この時点でヒイロはハイドラ2回パンチのリーサルを見ていて、次のターンに出てくるドリームラビットの守護を突破することになるだろうと読んでいるんですね。すごくシャドバらしい思考の巡らせ方で好きです。

8ターン目

 先攻8ターン目、マウラは見習いシスターで神鳥の呼び笛を割り、プリズンドラゴンを突破します。マウラの手札にはウルズがあるのが見えます。

 ヒイロがプリズンドラゴンを出さなかったら、壮麗な隼がリーダーに攻撃し、ウルズを使ってもう1回壮麗な隼を場に出すという2回パンチのコンボが実現していたところでした。とはいっても、体力最大値が5ずつ減っていくので、2回パンチのコンボを決めてもあまり意味はないのですが。ウルズはこのあとで活躍するかもしれないということで、マウラは温存する選択をとりました。
 後攻8ターン目、ヒイロは騎竜兵をプレイします。ヒイロのデッキに入っているのは初めて見えました。

 前のマウラのターンにドリームラビットが場に出てきたので、大嵐のドラゴンをプレイして破壊します。マウラの場には3/2の見習いシスターがいて、騎竜兵を進化すれば破壊はできます。しかしヒイロはすでにハイドラの2回パンチしか勝ち筋がないので進化権を温存します。細い細い勝ち筋ですが、ちゃんとそれを見据えてプレイできるのが素晴らしいですね。ちょうど今の環境だと、鋼鉄と大地の神からブラッドコアを持ってきて回復するしか勝ち筋がないので進化を温存する、というのと似ています。


 ヒイロの視点からは、マウラの詰め筋が体力最大値を削ることだけに見えるので、見習いシスターの3点は実質意味をなしていなかったりもします。

9ターン目

 先攻9ターン目、カースメイデンというアニメオリジナルカードが登場します。

カースメイデン
3コスト1/2
ファンファーレ:自分のアミュレット1つのカウントダウンを1進める。デッキからラストワードを持つカードを1枚手札に加える。

 効果でカウントを進めて神魔裁判所が割れ、騎竜兵が破壊されました。キレイな使い方ですね。神魔裁判所は4コストで2回の確定除去なので当時はなかなか強いカードでした。

 カースメイデンはカードをサーチする能力も持っています。カウントアミュレットは全部ラストワードを持っているため、かなりサーチ範囲が広いのですが、ピンポイントでゴッド・オブ・カースの2枚目を引いてきました。すごい。そしてキーカードが2枚以上デッキに入っているのも初めて見ました。
 ここはヒイロの状況が絶望的だよということをアピールするためのターンです。切り札カードが2枚ならぶというのはレオン戦でも見せた演出ですね。レオンの2枚並べは完全に意味がないプレイでしたが、マウラの2枚並べは意味があります。進化後のゴッド・オブ・カースが1枚だけだと、それを破壊されてしまえば、逆にマウラ側に手がなくなってしまいピンチになります。マウラが説明した通り2枚目があれば盤石です。
 最大値を5削るという効果の特性上、このターンにマウラが5点以下のダメージを与えても意味がありません。見習いシスターは攻撃できる状態でしたが、無意味なので攻撃しませんでした。
 マウラが長々と盤面の解説をしてくれている間、ミモリが泣いていました。全国のミモリファンがオロオロする姿が目に浮かびます。。。こんなことで泣いてくれるのかこの子は。。。

10ターン目

 先攻10ターン目、決着のターンです。本当はここでヒイロがハイドラがプレイしたときに、視聴者が「なるほどーーー!」って叫んでドキドキするポイントだったんですよね。ドラゴニックチャージが+1/+1されるという効果はまだ明かされていなかったので、「いけそうだけど点数足りてる?」ってなってドキドキできたのです。
 しかしCM明けのカード紹介がすべてを台無しにしています。ここまでハイドラが出てきておらず、このターンでどうやら決着がつきそうだなというのもわかるので、バレバレなわけです。

 10話のバトルの棋譜は見事だと思いました。7ターン目に引いたドラゴニックチャージが、10ターン目のリーサルへとつながっていく素晴らしい演出でした。3ターンにわたる準備の末に、16点を1ターンでぶっ飛ばすコンボが完成したのです。今までのバトルは引いてきたカードを使った行き当たりばったりの勝負に見えがちだったのですが、今回はお互いが一貫した狙いを持って勝負を展開していて、とてもカードゲームらしいバトルだったなと思っています。
 10話の棋譜を考えた人は、カード紹介の担当者にキレていいと思います。ハイドラがプレイされた瞬間にやってくるはずだったカタルシスを消し飛ばしてしまっているのです。二度とこんなネタバレをしないでほしいものです。
 さて、バトルに話を戻します。決着間際でも解説を続けてくれるマウラ君は優しいですね。何がコンボになっているのかをわかりやすく説明してくれています。

あり得ない、そのスペルカードはコスト5のはず。コスト7のハイドラと一緒に使うなんて、、はっ(目が開く)、、騎竜兵、、、

騎竜兵を出したのも、大嵐のドラゴンで守護を破壊したのも、それだけじゃない、プリズンドラゴンで自分の身を守ったのも、すべてはこのときのため、、、

 ハイドラが2回攻撃できることがコンボの肝なわけです。そう考えると、8話のヒイロvsアリス戦で、あまり有効ではない場面でハイドラに進化を使って2面処理をしたのが、実は伏線だったんだなあと感動しました。ハイドラの真の見せ場はここだったんだなと。
 配信卓でこんな劇的な勝負があったら叫んでしまいますね。

ヒイロの父親

 試合後もマウラ君は握手をしてくれません。「さすがは、竜ケ崎エイジの息子、ですか」「いつかわかりますよ」と言っていましたね。ただのバトル回かと思ったら、ちゃんと伏線を貼っていくわけです。「ちゃんとしてるアニメ」って感じで良いですね。
 次回は全国大会の決勝です。それが終わったら、ヒイロの父親の謎が次なる目標としてフォーカスされてくる感じでしょうか。楽しみです。
 ちょっと繋ぎが雑な印象でしたが、最後はルシアに勝つぞー!という気合いを入れて終わりました。次回はエモそうな予感です。

棋譜

 10話にしてはじめて、試合がまったくスキップされない展開でした。バトルに時間を割いていた分、エンディングがカットされていましたね。
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 9話はこちら。
yterapokemon.hatenablog.com