3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【原作勢目線】アニメシャドウバースF 12話感想-だからシャドバは、面白い!

 アニシャドFの12話の感想文です。

ライトvsツバサ

6ターン目

先攻6T:ツバサ
 11話のラストがここです。ツバサの盤面は4/3の進化後ホーリーファルコン、2/3の進化後スレッジエクソシスト、3/4のサファイアプリースト、カウントダウンが2の結晶ルビーファルコン、ジュエルシュラインで5面埋まっています。
 一方でライトの盤面はドラゴウェポンのみです。

後攻6T:ライト
 ドラゴンウォーリアをプレイ。場のドラゴウェポンで武装されます。ドラゴンテイマーをプレイ。覚醒時能力で武装ドラゴンウォーリアを+1/+1しました。

武装ドラゴンウォーリア
4コスト3/5
EPを使用せずに進化できる(1ターンに1度の制限はある)
進化時:相手のフォロワー1体に3ダメージ。相手のすべてのフォロワーに1ダメージ

 4/3のホーリーファルコンに3ダメージを飛ばして破壊し、サファイアプリーストを上踏みします。スレッジエクソシストが2/2で残りました。武装ドラゴンウォーリアは5/4です。


7ターン目

先攻7T:ツバサ
 「その姿は至高の光。輝け!ダイヤモンドマスター」ということでツバサの切り札が登場しました。

ダイヤモンドマスター
2コスト2/2
能力によって破壊されない
このフォロワーが場にいる限り、(自分の?)ランダムなフォロワー1体を対象にする能力が働くとき、その対象は必ずダイヤモンドマスターになる
すでに持っている能力を得たとき、代わりにランダムな自分のフォロワー1体にその能力を与える
相手のフォロワーを攻撃時、このフォロワーが疾走と守護を持つとき、ダメージを与え合う前に相手のフォロワーを破壊する

 よろめく不死者のようなランダム破壊の効果を自分に吸い寄せて無効化できるカードです。続いてデジフレカードをプレイ。

ジェムストーンウィンギー
2コスト2/1
ファンファーレ:元の攻撃力2以下のランダムな自分のフォロワー1体は疾走を持つ
ラストワード:元の攻撃力2以下のランダムな自分のフォロワー1体は守護を持つ

 元の攻撃力の制限はありますが、ファンファーレで疾走がつけられる強力な効果です。対象はランダムなので、ダイヤモンドマスターに吸われました。
 場残りしていたスレッジエクソシストで相手のリーダーに攻撃します。結晶ルビーファルコンの効果でランダムなフォロワーに疾走がつく効果が発動し、ダイヤモンドマスターに再び吸われます。ダイヤモンドマスターはすでに持っている能力を付与されたときにランダムなほかのフォロワーに転送するので、ウィンギーが疾走を持ちました。
 ウィンギーでドラゴンテイマーと相討ちし、ウィンギーのラストワードが働きます。ファンファーレと同様の条件で守護を付与する能力で、ダイヤモンドマスターが再び吸い寄せました。
 2枚目のエメラルドメイデンをプレイします。
 ダイヤモンドマスターで武装ドラゴンウォーリアを攻撃します。ウィンギーの効果で疾走と守護がついているので、相手フォロワーへの攻撃時にダメージを与え合う前に破壊しました。
 ターン終了時にエメラルドメイデンの効果でランダムなフォロワーに守護がつきます。一度ダイヤモンドマスターに吸われて振り分けなおされ、スレッジエクソシストに守護がつきました。
 ターン終了時に効果が働くカードがもう1枚ありました。11話で設置したジュエルシュラインです。

ジュエルシュライン
1コストアミュレット
場に出たときカードを1枚引く
ターン終了時:自分の場の守護と疾走を両方持つフォロワーを+3/+3する

 1コストで置いたアミュレットが永続的に+3/+3の仕事をし続けるのはなかなか偉いです。ツバサのデッキテーマの核となるのがこのカードでした。様々な方法を使って疾走と守護の両方を持っているフォロワーを作り出し、ジュエルシュラインで強化するデッキです。
 ツバサの盤面は5/5疾走守護, 2/2守護, 2/3守護で、アミュレットで2面埋まっています。リーダーへのダメージは2点だけですが、ライトの盤面は再びまっさらになって返ってきました。
 アプリ版には自力で疾走と守護を持てるフォロワーがいくつかいます。



 

後攻7T:ライト
 プリズンドラゴンをプレイします。
 グリフォンナイトをプレイします。手札からコスト最小のカードを1枚捨ててスレッジエクソシストで2ダメージで破壊しました。ライトの手札には2コストの煌牙の戦士キットとドラゴニックアーマーがあり、2分の1の賭けに勝ってキットが選ばれました。キットは手札から捨てられたとき場に出てきます。
 ドラゴニックアーマーをプレイして、場に出てきたキットを武装します。

武装煌牙の戦士キット
2コスト2/2
攻撃時?:カードを2枚引く

 キットを進化してエメラルドメイデンを上踏みしました。どういうトリガーなのか説明がありませんでしたが、武装の効果によってカードを2枚引きました。
 バトルの演出上仕方がないかなとは思いますが、グリフォンナイトの2点と進化後キットの攻撃でダイヤモンドマスターを破壊しておかないといけない場面でした。次のターンには8/8になって、余計に破壊しにくくなりますからね。キットでドローするために上踏みしなくてはいけなかったのかもしれません。


8ターン目

先攻8T:ツバサ
 場に置いてあった結晶ルビーファルコンのカウントダウンが0になりますがラストワードはないので何も起きません。
 2枚目のルビーファルコンを本体でプレイします。

ビーファルコン
6コスト3/3
結晶2:カウントダウン3:自分のフォロワーが相手のリーダーに攻撃するとき、ランダムな自分のフォロワー1体(攻撃するフォロワーは除く?)は疾走を持つ
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疾走
自分のフォロワーが相手のリーダーに攻撃するとき、ランダムな自分のフォロワー1体(攻撃するフォロワーは除く?)は疾走を持つ

 常駐能力があるのでスタッツは控えめです。
 続けて2枚目の煌翼の戦士・リノをプレイします。
 まずは4/3守護が立ちはだかっているので、5/5のダイヤモンドマスターで攻撃します。能力でダメージを与え合う前に破壊できます。
 ルビーファルコンは疾走があるのでリーダーに攻撃します。自分自身の他のフォロワーに疾走を与える能力が働きます。ダイヤモンドマスターに1度吸われたあと、リノに転送されます。
 疾走を持ったリノはキットと相討ちしました。ドロー効果があるからでしょうか。交戦時に1点与える効果が働きます。これでライトの体力は5点。ライトの盤面は2/3のグリフォンナイトが残りました。
 ターン終了時に再びジュエルシュラインの効果が働き、ダイヤモンドマスターが8/8になります。

後攻8T:ライト
 2枚目のハンマードラゴニュートをプレイします。覚醒状態の効果があることと、素で武装されているフォロワーだということが判明しました。

ハンマードラゴニュート
1コスト1/2
武装
ファンファーレ:覚醒状態ならドラゴンスマッシュ1枚を手札に加え、そのコストを0にする
ラストワード:ドラゴンスマッシュ1枚を手札に加える

 覚醒効果が強力。元々強いカードだったドラゴンスマッシュを0コストですぐに使えるように手札に加える能力です。1/1/2に3点除去がくっつきながらドラゴウェポンを出せるのが偉い。
 ナックルドラゴン・ドラグニルをプレイ。場に出たときにドラゴウェポンを手札に加えます。
 レーヴァテインドラゴンをプレイします。今回もだいぶ前のターンから手札にありました。
 2/3のグリフォンナイトで8/8のダイヤモンドマスターに下当たりします。そしてハンマードラゴニュートで加えた0コストのドラゴンスマッシュで3ダメージ。ドラグニルを進化して進化時能力で3ダメージでダイヤモンドマスターを突破しました。
 レーヴァテインドラゴンは突進を持っているのでルビーファルコンを上踏みし、攻撃時能力でPPが2回復します。大嵐のドラゴンをプレイし、ドラゴンスマッシュで出てきたドラゴウェポンで武装され、リーダーを攻撃しました。
 このターンはライトはめちゃくちゃカードを使いますが、2+1+6+0+(2回復)+2の9PPのプレイでした。ライトの盤面は1/2, 4/4, 5/2, 2/2で、ツバサの体力は14。竜の闘気でPPブーストしたのと、温存していた進化権によるカウンターで一気に戦況をひっくり返しました。


9ターン目

先攻9T:ツバサ
 ムーンアルミラージをプレイします。ずっと手札に見えていたカードでした。
 ダメージカットをするためレーヴァテインドラゴンと相討ちしたいところだったのですが、守護を付与して壁になってもらうために武装大嵐のドラゴンを上踏みしました。
 アニメオリジナルカードをプレイします。

ラズライトメイデン
2コスト1/3
守護
ファンファーレ:ランダムな自分のフォロワー1体は守護を持つ
ターン終了時:破壊されたときに疾走と守護を両方持つフォロワーがいたとき、その中から1枚をランダムに1枚手札に加えて、疾走と守護を与えて+3/+3する

 これでムーンアルミラージが疾走+守護の状態になりました。
 ターン終了時効果はまさにダイヤモンドマスター専用カードといった感じで、破壊されたときに疾走+守護だったカードに再び疾走+守護を与えて+3/+3するすごいカード。次のターンにハンドから2コストの5/5疾走が飛んでくるので、現在体力5のライトはそのケアを迫られました。
 ツバサの盤面は6/8守護, 1/3守護の2面。ライトの盤面には1/2, 4/4, 5/2で10点残っており、進化権があるので、手札から2点出しつつ守護を割れれば勝ちです。

後攻9T:ライト
 ターン開始時にドラグニルの効果でドラゴウェポンが加わります。
 ライトはドローしなくても手札のみで勝ち確定なのでレーヴァテインドラゴンの進化から入ります。
 ドラゴウェポンとルフ鳥をプレイします。

武装ルフ鳥
3コスト2/3
突進
攻撃時:ターン終了時まで自身を+2/+0して、相手のリーダーに2ダメージ

 ムーンアルミラージに攻撃して4ダメージ、リーダーに2ダメージ。
 続いて場残りしたハンマードラゴニュートでムーンアルミラージを攻撃。1ダメージ。ラストワードで加わったドラゴンスマッシュで3ダメージ。再びドラゴウェポンが場に出て、これでムーンアルミラージが破壊されました。
 2枚目のランスリザードをプレイ。場にドラゴウェポンが出ているので、ラズライトメイデンを上踏みしつつ相手のリーダーに2ダメージ。これで守護がなくなります。
 進化後レーヴァテインドラゴンと進化後ドラグニルで7+4点。これでツバサの体力は0です。


高難度なツバサのデッキ

 12話のバトルは今までに比べて複雑さが増し、何が起きているのか理解するのが難しくなりました。
 ツバサのデッキはランダムに付与される疾走と守護をコントロールしていくテーマです。補助としてカウントダウンアミュレットを使うので、要素の多いデッキでした。デッキ構築の時点からかなり難しそうだなと思います。
 特に難しいのがランダム付与の疾走。どのフォロワーに疾走がつくかによってもターン中に分岐が発生するので、アドリブ力が問われます。カウントダウンアミュレットのターン数管理、アミュレットで盤面が埋まるので足りなくなりがちな盤面管理も怠ることができません。
 シックスマジック、フィフスソード、フォースウィンドの部長と戦ってきて、サードフェザーのツバサは別格の強さがあると言われていました。プロになりたいと前部長のセイラ先輩に打ち明けているシーンも出てきましたが、デッキの難易度からも説得力があるなと思いました。このデッキを苦も無く扱えるツバサってすごいよね、と。
 輝く宝石の固い守護で身を守るツバサのデッキは、彼女の境遇にシンクロする部分もありました。

ツバサ:「けど、まだ私の場には守護がある!」
ライト:「ああ!それも貫いてみせる!」

 最終ターン、ライトはツバサの展開した守護を突破して勝利を収めました。11話で仲間と一緒にデッキに加えたランスリザードが活躍し、文字通り心のガードごとツバサのシャドバを貫いて、彼女の本心に迫ったのですね。

ツバサの背中を押したもの

 アニメ全体の展開から、12話の結末は最初からわかっていました。ツバサはなんらかの形で心を入れ替えてセブンスフレイムに入ります。しかしそこに至る過程は予測が難しく、いったい何が起きて仲間になってくれるのかワクワクしながら見ていました。ライトが負けるという展開もあり得るのではないかと思うと、バトルの行方も目が離せませんでした。
 ツバサがセブンスフレイムに入る直接的なきっかけを作ってくれたのは、マミとカナとセイラ先輩でした。部を守る責任からの解放です。ツバサが本気でシャドバをやりたがっていることを知っていて、背中を押してくれた彼女たちのファインプレーでした。
 ツバサの心を縛り付けていたのはハルマではなく、彼女自身の責任感だったのでしょうね。サードフェザーを背負っているから、自分のカードは"重い"のだとツバサは言っていました。

ツバサ:「これがアンタとアタシの差だ。違いだ。カードの重さが全く違う!」
ライト:「同じさ。シャドバの上ではみんな変わらない(中略)みんな同じシャドバプレイヤーだ。カードの重さは皆同じ。だから本気でぶつかり合える。だから本音で語り合える。だからシャドバは、面白い!」

 しかし、ツバサが言及した"カードの重さの差"はライトにあっさりと否定されていました。バトルで向かい合った2人は全く同じ条件でシャドバをしている単なるプレイヤーでしかない。良くも悪くも。初心者だからこそ、ライトはその単純な事実をツバサに思い出させることができたのかもしれません。
 経験が増えるほどライトのようには考えられなくなってくるんですよね。ランクマッチと大会ではカードの重さが違うと自分も感じてしまいます。同じシャドバなのに。
 真の意味でツバサが救われるのは、ハルマを倒したときなんだろうなと思いました。「ツバサはバトルしてるときの笑顔が1番可愛いんだからさ」とセイラ先輩に言われたときの回想が意味ありげに再登場しましたが、ツバサは結局ライトとのバトルでは笑顔を見せませんでしたから。





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