2022年2月24日開始のイベント「鳴動せし星霜の淵」のストーリーを考察していきます。
- 時系列整理
- 1. 隕石落下
- 2. 隕石調査隊
- 3. 隕石への「接続」
- 4. 対META化ロック機能
- 5. 調査隊の消失
- 6. ソユーズのブラフ
- ※ロイヤルとユニオンの秘密
- ※ボノム・リシャールとは何者なのか
時系列整理
「鳴動せし星霜の淵」というイベントは時系列がとにかく複雑なお話でした。「接続」で異なる世界線に飛ばされてしまったことと、非常に広範に渡る時期をまたいで行ったり来たりすることで迷子になりやすいです。今見ているシーンはいつなのかをしっかり把握して読んでいくことが大事でした。
この記事では上図のような形で古い順にストーリーを整理をしていきます。
1. 隕石落下
北方連合の領土内に隕石が落下したことをはじまりと置いて解説を始めていきます。この隕石落下はツングースカ大爆発という史実上の事件を元にしているので、興味がある方はWikipedia等で見てみると理解が深まると思います。隕石が落下したような大爆発が起きたのに、肝心の隕石そのものが見つからなかったため、爆発が起きた理由が解明されず仕舞いになってしまったという事件です。
アズールレーンの世界ではこの隕石をセイレーンが回収したのではないかと言われていました。隕石落下の前後でセイレーンが活動している様子が目撃されていたのですが、このときはまだセイレーンの大規模侵攻が起きる前だったので、人類はセイレーンのことをほとんど認知しておらず、関係性も見出されませんでした。
時は流れ、隕石の破片が北方連合の領海に落ちているのが見つかりました。周囲の生物の生態に異変が出ていることが発見のきっかけでした。この隕石の破片が発見されたことにより、近辺にセイレーンの基地があった理由も解明されました。セイレーンもこの隕石に目をつけていたのですね。
隕石落下の経緯については、セイレーン作戦の「特殊情報記録」にも同じようなことが書いてあります。しかしあのお話はアンジュ博士がいた世界線の出来事であり、今回語られたお話とは世界線が異なります。
アンジュ博士がいた世界線では、隕石からエナジーキューブを作り出す技術が開発され、キューブが生み出す無尽蔵のエネルギーにより産業構造が根本から変化していったと「特殊情報記録」に書かれています。アンジュ博士はエナジーキューブの本質を探る過程でCV-6エンタープライズの錨を用いてKAN-SENのエンタープライズを生み出すに至りました。いまのコードGですね。
「鳴動せし星霜の淵」ではプレイヤーが見ている世界線にも同じように隕石が落ちてきていたことが判明しました。しかしアンジュ博士のいた世界線のように隕石からキューブが生み出されることはありませんでした。アンジュ博士のいた世界線で起きた出来事を全て知っているセイレーンは、隕石が落ちる前から人類にキューブを与えていたようですし、隕石そのものは人類にとって不要と考えて回収したようでした。
2. 隕石調査隊
のちに隕石とセイレーンの関係性が疑われ出し、ソユーズは深海に落ちた隕石を調査することでセイレーン技術がさらに発展できるかもしれないと考え、クロンシュタットたちを派遣することにしました。成果を挙げたとしても、北方連合の上層部に見つかってしまうと全て没収されてしまう恐れがあります。上層部の目を欺くために、クロンシュタットたちは調査基地に資材を搬入する任務を遂行しにきたということにしてありました。
隕石は深海にあるのですが、謎の救難信号のようなものを発しているため、レーダー探知を使って位置を探ることができます。ソユーズはスリコという調査用の潜水艦を開発し、クロンシュタットたちがこれに乗り込んで隕石の謎を探る調査へと出かけました。
深海に至る前に、物語の鍵を握る砕氷船ミコヤンが登場します。ミコヤンはいたって普通のフネなのですが、クロンシュタットたちの案内役を務めていたがゆえに、隕石が発する救難信号をキャッチしていました。ミコヤンに残っていた救難信号の履歴が後々に活かされるわけですね。
隕石は動かしてしまうと性質が変化するので、回収するのではなくその場で調査を行う必要がありました。スリコに乗り込んだクロンシュタットたちは、隕石のもとへと向かい、その場で「接続」と呼ばれる調査を行いました。
3. 隕石への「接続」
「接続」は全部で4回行われました。「接続」を行うとクロンシュタットたちの意識は異なる世界線に飛ばされ、夢を見ているような状態になりました。
3-1. 1回目「接続」
クロンシュタットたちは「接続」で飛ばされた先でボノム・リシャールというKAN-SENに出会いました。その場所はサモス島というところだったらしく、名前だけを聞くとギリシャのエーゲ海にある島と同じ名前をしています。しかしリシャールはここがバミューダ海域、つまり北アメリカ大陸の東側だと言っていました。この食い違いがなんだったのかは分からず仕舞いでした。
サモスはエックスの侵攻を受けたアンジュ博士のいた世界線の最後の場面で出てきた地名でもあります。
サモス島の近くには「演習海域」と「海洋生物研究所」という2つのスポットがありました。このうち「海洋生物研究所」の方は、怪しい噂が立っている割には警備が手薄であり、大したものはないだろうということでスルーされていました。意味ありげにでてきましたが本当に何もないのでしょうか。
クロンシュタットたちが「演習海域」に近づくと、「連邦」と呼ばれる組織から連絡が入りました。自分たちが北方連合所属だと明かすと、突然攻撃を受けてしまいました。ボノム・リシャールの発言にもあるように「連邦」はユニオンに関連する組織のようですが、同じアズールレーン陣営のはずの北方連合に敵意を剥き出しにしてきました。
黒い竜巻が引き起こす大波に飲まれると意識が現実に戻されてしまいました。
3-2. 2回目「接続」
クロンシュタットはすぐさま2回目の「接続」を行いました。ボノム・リシャールは変わらずそこにいましたが、本当の「力」を知りたければ演習を見るといいと、1回目とは違った発言をしていました。
「連邦」に近づくと攻撃されてしまうため、クロンシュタットたちは「連邦」の演習相手である「戦線」の方へと近づいていきました。「戦線」が使う量産型は北方連合のものであるようでしたが、武装やシルエットは異なると言われていました。
北方連合っぽいけど北方連合とは違うフネというのは過去何度か登場しました。「闇靄払う銀翼」でエンタープライズが見せられた謎の記憶、そして「刹那觀る胡蝶の夢」で信濃が観測した夢の中です。
「特殊情報記録」の端々からも読み取れるように、アンジュ博士のいた世界線では北方連合の立ち位置がいまと異なるようです。北方連合の領海内に落ちた隕石の周辺には巨大な海上工事現場が建設されたと書かれており、北方連合は隕石技術によって他陣営をリードする存在になったのではないかと想像できます。
2回目も黒い竜巻がやってきて「接続」は終わるのですが、クロンシュタットは竜巻の中心にボノム・リシャールがいることに気づきました。
3-3. 3回目「接続」
クロンシュタットは気を取り直して3回目の「接続」に挑みます。演習海域にいると黒い竜巻に飲み込まれてしまうので、演習海域とは逆方向に進み、ユニオンの東海岸を目指すことにしました。
海霧が発生してボノム・リシャールが目の前に現れますが、クロンシュタットの目にはボノム・リシャールがいままでとは違った姿で見えています。META化のような変化でした。
クロンシュタットたちは演習海域とは逆方向へ航行したはずなのに、対峙する「連邦」と「戦線」の量産型が目の前に現れ、黒い竜巻も再び発生しました。「接続」の中断を覚悟したクロンシュタットでしたが、黒い竜巻が自分にぶつかってきても意識が飛びませんでした。身体が破壊衝動に支配され、仲間に砲口を向けました。
クロンシュタット以外のメンバーは「接続」が中断されて現実に戻ってきますが、クロンシュタットだけは「接続」が続いたまま眠り続けていました。
4. 対META化ロック機能
クロンシュタットに起きた変化はMETA化だったと思われます。スリコの特殊機器を使って直接的に隕石に「接続」していたのは彼女だけだったので、隕石に干渉され続けた結果なのではないかと思います。
夢の中で1人きりでボノム・リシャールと対峙したクロンシュタットは、ついにMETA化に抗えなくなりました。その瞬間、クロンシュタットの中に宿るロック機能が発動しました。このロック機能にはKAN-SENが覚醒したりMETA化したりするのを抑える働きがあり、ついでに映像を見せるイースターエッグが仕込まれていました。
4-1. 1枚目の扉
ロック機能によって、クロンシュタットの意識はまた別の世界へと飛ばされました。アンジュ博士たちのいた世界線の様子を垣間見ることになりました。
1枚目の扉の先はアンジュ博士の研究室でした。ボノム・リシャールがMETA化して暴走してしまい、現場の権限を剝奪されたようでした。しかし彼女は諦めていませんでした。自分自身を鼓舞し、状況を打開しようとしていました。また、オースタ博士にも頑張ってもらわねばならないと言っていました。
4-2. 2枚目の扉
2枚目の扉の先はオースタ博士の研究室でした。傍らにはTBのようなシルエットが見えました。彼らはシミュレーションの末にロック機能の仕様策定に成功したようでした。クロンシュタットをMETA化の寸前のところで踏みとどまらせたこのロック機能は、オースタ博士が開発してくれたもののようでした。
ボノム・リシャールの身に起きたことは「覚醒」とは真逆の事象で、彼らのオリジナルに近づいていたのだと言っていました。アンジュ博士がこの現象の名前を命名してくれるだろうと言っていて、これがのちにMETA化と名付けられたのだと思います。オリジナルに近づくとなぜ暴走してしまうのかは謎ですが、破壊のために生み出された兵器の性質が、ヒトとしての心を凌駕してしまうのかなと想像しています。
アンジュ博士が生み出したKAN-SENは「覚醒」によってさらに強くなると思われていたようで、オースタ博士もそれを見てみたいと言っていました。一方でオースタ博士が生み出したアンチエックス、つまりのちのセイレーンはKAN-SENのスペアになるだろうと言っていました。
「うちの助っ人に話を聞きたい」とオースタ博士は言っていて、これが3枚目の扉の先にいる指揮官の分身のことを指しているのだろうなと思います。私は便宜上この人のことをanother指揮官と呼ぶことにしていますので、今回もその呼び方をします。
4-3. 3枚目の扉
3枚目の扉がラストです。ここでアンジュ博士はこの映像のことをロック機能に仕込んだイースターエッグだと言っていました。オースタ博士が開発したものに対して、いたずらのような形で仕込んだものだったのでしょう。
KAN-SENが覚醒またはMETA化状態に到達しないように制限をかけるのがこのロック機能の役割だったようです。おそらくすべてのKAN-SENに秘密裏に仕掛けられているのではないかと思います。
クロンシュタットが隕石に「接続」するたびにロック解除の数値が高まっていきました。100%解除されるとロックが外れ、METAクロンシュタットへと変貌してしまっていたのだと思います。
この映像を見ている段階でKAN-SENが非常に危うい状態であるということはアンジュ博士とanother指揮官も認識していて、励ましのメッセージを仕込んでおこうと思い至ったようでした。
すべてのKAN-SENの祖であるコードGを生み出したアンジュ博士は「ソウゾウシュ」と呼ばれていますが、それは彼女自身も認識しているようで、「創造主の子ども」と呼びかけていました。
another指揮官のメッセージはプレイヤーが選べるようになっていました。選んだ選択肢によってクロンシュタットの反応は微妙に変化しますが、どれを選んだとしても彼女は2人のメッセージに励まされ、北方連合の仲間の存在を思い出し、METAになることなく意識を取り戻します。
時空を超えたメッセージによってクロンシュタットが闇堕ちを回避するというなかなか感動的な場面でした。アンジュ博士は心からKAN-SENを愛する良い人だったのでしょうね。
5. 調査隊の消失
3回目の「接続」のあと、クロンシュタットはMETA化寸前の状態になって夢から覚めることができませんでした。一方クロンシュタット以外のメンバーは現実に戻ってきて、これからどうするかを話し合っていました。
まずは救助を求めなければなりません。自分たちは隕石が出す謎の救難信号を辿ってここまでやってきたので、この信号を増幅して海上に向けて発することで、北方連合の仲間が気づいてくれるかもしれないと一縷の望みに託すことにしました。
また、スリコの周りには潜水艦タイプのセイレーンがうようよしています。自動運転にルーチンを設定して、なるべく見つからないように動かすことにしました。
そして最後に4人で隕石に「接続」して、クロンシュタットを助けにいくことにしました。絶対に仲間を見捨てない結束力の表れで、このシーンも読んでいて胸が熱くなりました。
4回目の「接続」の中で、ロック機能のおかげでMETA化せずにすんだクロンシュタットもちょうど意識を取り戻し、5人全員でボノム・リシャールに立ち向かうことができました。この戦闘の結果は明示されていませんが、隕石との「接続」が解除されなければ助からないので、夢の中でボノム・リシャールに勝利し、「接続」の解除に成功したのではないかなと思います。
のちに仲間が助けに来てくれたとき、クロンシュタットたちは眠っていて、時間がまるで経過していないようだったと言われていました。これはもはや隕石の持つ不思議なパワーとしか言いようがありませんね。
ここから時系列がものすごく飛びます。クロンシュタットたちがスリコの中で眠ってしまったあと、領土内に「王冠」と呼ばれる特異点が出現し、北方連合はセイレーンの対処に追われました。様々な準備を整えることで、ソユーズはようやくクロンシュタットたちを救出するチャンスを得ることができました。
6. ソユーズのブラフ
クロンシュタットたちの救出作戦へのハードルは3つありました。「1. 救難信号のキャッチ」「2. セイレーンの抑え込み」「3. 北方連合上層部の対処」です。このうち2については最初の北方連合イベント「凍絶の北海」の中で、指揮官がソビエツカヤ・ロシアたちと一緒に氷山要塞を攻略したことで突破口が開かれました。
そして1と3は北方連合と鉄血の関係の中でチャンスが生まれました。「極夜照らす幻光」の中で鉄血は北方連合の輸送艦隊を襲撃しました。これにより北方連合は実害を被ったため、ソユーズは北方連合へ報復するのだと宣言をしていました。
しかしこの宣言はあくまでブラフであり、本当に戦争をしかけるつもりはありませんでした。狙いは2つあります。
1つは鉄血から秘密裏にミコヤンの情報を提供されていたことを隠すためです。輸送艦隊が襲撃されたことは北方連合にとっては素直に痛手であり、鉄血はその補償として情報を提供してきました。キーロフを通じて行われたこの交渉は、「信頼できる情報提供者」としてぼかされていた鉄血のKAN-SENの誰かと行われたのでしょう。敵方である鉄血と内通していることを他陣営から隠したかったのですね。
ブラフのもう1つの狙いは、北方連合の上層部の目を欺くことです。隕石調査隊を救出するにはKAN-SENの部隊を出撃させることが必要ですが、適当な理由を作らないと上層部に怪しまれてしまいます。隕石の情報を上層部に渡したくないと考えたソユーズは、鉄血への報復作戦というもっともらしい理由をでっち上げて、ベラルーシア・タシュケント・アヴローラを出撃させたのですね。
ブラフが威力を発揮するには自身の行動が本気なのだと周りを信じ込ませることが大切です。ソユーズは味方であるアズールレーンの他陣営を強引に押し切り、指揮官まで巻き込んで大掛かりなブラフをかけました。ものすごい策士ですよね。
一方でクーちゃんとアヴローラはソユーズが弱気になっていることを心配していました。仲間にはソユーズの不安も見えていたということでしょうか。
少々強引なやり方だったため、今後に禍根が残る結果になったのかもしれません。しかし北方連合はクロンシュタットたち5人を無事に救出することができ、隕石への「接続」で得た膨大なデータとともに今後の戦力増強へと役立てることができます。KAN-SEN会議の中では北方連合も特別開発艦を持っているのではという疑いも出てきました。4大陣営からは外れていて、地理的にも影響力の低い陣営ではありますが、今後ますます存在感を増してきそうな予感がします。
※ロイヤルとユニオンの秘密
さて今後に繋がる次回予告のような形で2つ情報が出てきました。
1つはクイーン・エリザベスがロイヤル王宮の改築を急ピッチで進めているということです。
サフォークが迷い込んだ部屋は骨董品の陳列室になる予定とのことでした。骨董品というシェフィールドの言葉には棘があるものの、CV-6エンタープライズの錨からコードGが作られたように、古いものにも価値があるのがアズレン世界です。一体陛下は何をしようとしているのでしょう。
ユニオン側も奥の手を出そうとしているようでした。サラトガは「星の海」という場所にいるアラスカに連絡を取っていました。
「星の海」というのは初めて登場した言葉です。
アラスカというのはアラスカ級大型巡洋艦のネームシップのことでしょうか。巡洋艦という種別でありながら、巡洋戦艦にも分類されることがあるぐらいには大きな船でした。アズレンでプレイアブルキャラとして実装された場合、艦種が何になるか気になるところです。
アラスカは1943年に進水しているので比較的新しい船であり、他の船との繋がりが薄いため、「星の海」というところで独立して動いているのかなと思いました。楽しみですね。
※ボノム・リシャールとは何者なのか
ボノム・リシャールの正体については「鳴動せし星霜の淵」の中では深く語られませんでした。同時期にセイレーン作戦に追加された「特殊情報記録」の「リシャールについて」で語られた内容なのですが、このイベントと関わりが強いため、ここで一緒に見ていくことにします。
「特殊情報記録」はプレイヤーが見ている世界線ではなく、アンジュ博士のいた世界線の出来事を描いた一連の記録です。とある写真がきっかけとなり、ボノム・リシャールはコードGの次に世間に存在が知らされることになったKAN-SENとなったようでした。KAN-SENは他にもたくさんいるという記述があるため、2番目に誕生したKAN-SENというわけではなさそうでした。本当にたまたま世間に露出してしまったようです。
ボノム・リシャールという名前の軍船はいくつかあるのですが、艤装にCV-31と記されていることから、元になったのはエセックス級航空母艦のボノム・リシャールだと分かります。エセックス級の中では14番目に就役した空母でした。この船は何度も改装が行われ、1965年のベトナム戦争まで戦い抜き、退役後も長らく保管され1992年にスクラップにされました。
アンジュ博士のいた世界線の話に戻ります。ボノム・リシャールはユニオン海軍に正式加入し、スポークスマンにもなったと言われていました。コードGとは異なり一般大衆の目の触れるところで活躍し、人気者になっていく様子が「特殊情報記録」に記されています。
転機となったのはバミューダ海域でユニオンと北方連合の艦隊が対峙状態になったことです。日に日に対立が激化する中、ボノム・リシャールもユニオン海軍の一員としてこの海域に派遣されることになりました。
彼女がバミューダに来たあと、この対立は突然解消されました。黒い竜巻がユニオン艦隊を破壊し、撤退を余儀なくされたようだということでした。それ以上のことは書かれておらず、ボノム・リシャールとの関係性には一切触れられていません。
しかし我々はこの黒い竜巻がボノム・リシャールに関係ある事象であることを知っています。「鳴動せし星霜の淵」で隕石に「接続」した先は、おそらくこの時間軸を見せられていたものと考えられるからです。ユニオンと北方連合がなぜ「連邦」と「戦線」というふうに名前を変えていたのかは謎ですが…。
ボノム・リシャールがクロンシュタットに言っていた「強くなってほしいと願われたのに、いざ強くなったら恐れられる」という言葉の意味、そして彼女が背負った悲劇の背景はなんとなく察することができるので悲しい気分になります…。
問題はなぜ隕石に「接続」するとこの時間軸に繋がったか、そしてボノム・リシャールはいまも生きているのか、ということでしょうか。
隕石の一部と考えられるワタツミの力を使って、信濃は異なる世界線を「観測」することができます。隕石の力には世界線を飛び越える力があるのだ仮定するとしても、では一体なぜボノム・リシャールの出来事が選ばれたのかは謎です。
ボノム・リシャールはいまも生きていて、コードGと同じように世界線を飛び回っており、隕石へと干渉を行っているというのが1つの仮説。ボノム・リシャールはこの事件を経てユニオンの手で処分されてしまって、彼女の強い思念が隕石を通して観測できるのだというのがもう1つの仮説です。
ボノム・リシャールは今まで戦ってきたセイレーンとは別の雰囲気を持つ、非常に魅力的な敵キャラとして登場しました。願わくば今後もどこかで登場してほしいものですね。
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