3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【アズレン】ストーリー考察:須臾望月抄 編【アズールレーン】

 2023年9月14日開始のイベント「須臾望月抄」のストーリーを整理していきます。

1.過去

1-1. 指揮官の雲遊

 時系列的に一番過去に当たるのは、指揮官が重桜を訪れていたシーンです。
 長門と武蔵は重桜の神木が枯れ始めたことを不審に思っていました。このとき原因を知っていたのは仙哲のみ。大神木に浸食の元凶があるのだと彼女は言っていました。
 仙哲の本体は重桜の聖域にあるため、神木の力を借りて思念体のような形で長門のもとを訪れていました。神木が枯れる異常事態に対処するため、長門は仙哲を引き留め、仙哲はしばらく長門の近くに滞在することになりました。
 このとき指揮官は執務の一環で重桜を訪れていました。KAN-SENを率いる存在として、旅をする機会は多いのだとか。相変わらず仕事に忙殺される様子が描かれていました。長門に誘われた夜宴に息抜きのために出席し、人込みを避けて屋敷を歩き回っているときに仙哲に出会いました。
 仙哲は結界で守られた先にいたため、指揮官が彼女に会えたのは幸運なことでした。仙哲はこの出会いに縁を感じます。破滅の未来を何度も繰り返し見てきた仙哲は、指揮官に言われた「ヒトは未来に希望を抱いた方がいい」という一言が記憶に残ります。指揮官のいる枝の運命が動き始める出会いでした。
 その後、仙哲は信濃の様子を気にしていました。リュウコツの異常でこのころから彼女は眠ってばかりいたそうです。不完全な状態での処女航海で沈んでしまったカンレキが影響しているのでしょう。 

1-2. 仙哲の封印

 長門と武蔵は大神木の異変を止めるべく聖域へ向かいました。
 大神木にはワタツミが封印されていました。北天より落ちた星の破片。北方連合で起きたツングースカ大爆発の隕石の一部です。なぜこれが重桜にあったのかは謎です。
 ワタツミと光と影の対となる存在が「半影のエックス」という化け物でした。半影のエックスはワタツミの力によって封印されていたのですが、力が漏れ出して大神木の力が弱まっていました。これが大神木が枯れた原因。ワタツミとメンタルキューブは同根の存在であり、それらの力が多く使われるほど半影のエックスも強くなってしまうのだそうです。
 仙哲は半影のエックスの暴走によって世界が滅びる様子を何度も夢に見てきました。彼女はセイレーンのように別の枝で起きる出来事を観測することができました。「半影」と言われているのでエックス本体ではないのですが、それでも世界を崩壊させられる力を持っていると考えられます。イベントの最後では「本影」という言葉も出てきていました。
 長門は残存するワタツミの力を行使することで半影のエックスを再び封印しようとするのですが、力が足りません。そこで仙哲が自分の身をワタツミと重ねることでワタツミの力を強化し、半影のエックスをねじ伏せることができました。仙哲の存在はワタツミの概念と重なり、半影のエックスの封印の礎となり、大神木から離れられなくなりました。
 このとき仙哲はリュウコツを修復する手がかりを武蔵に渡していました。信濃のためでしょうか。また、封印を無事執り行うことができれば、力を失ったワタツミも渡せると言っていました。これが後の時系列で、争奪戦を引き起こしていきます。

1-3. 特別演習

 聖域から戻ってきた長門の行動について。
 半影のエックスとの戦いの中で長門の身体は傷つきました。重桜の仲間や他陣営に悟られないように休養をとる必要がありました。
 そこで長門は自らが務めていた連合艦隊の旗艦の座を譲ると言い出します。それが「縹映る深緋の残響」の発端でした。特別演習を行って、天城vs戦艦加賀の勝者に旗艦を譲ろうとしました。
 1回目の演習では天城の勝利でした。しかしその後、上層部はワシントン海軍軍縮条約の再現を実行。天城と赤城は巡洋戦艦から空母へ換装され、戦艦加賀は破棄されることになりました。
 天城のリュウコツは病に侵され、空母への換装に耐えられる状態ではありませんでした。天城は長門に掛け合って2回目の演習を行い、自分を打ち負かした戦艦加賀を空母へ換装し、自分は戦艦加賀の身代わりとなり条約の再現の犠牲になることにしました。
 この一連の出来事は空母になったあとの加賀の回想として描かれ、天城が最終的にどうなってしまったのかははっきりとは描かれていませんでした。今回はその裏側が少し補足された形となりました。
 空母に換装された赤城と加賀は天城の想いを受け継ぎ、重桜の重鎮として活動をしていきます。一方、長門は事件のすべてを見届けたあと、大神木に封印されて自らの傷を癒すことにしました。「墨染まりし鋼の桜」で瑞鶴たちに救出されるまで、眠り続けることになります。

1-4. ワタツミと信濃

 武蔵は仙哲からワタツミを譲り受け、表舞台からはいったん姿を消します。
 ワタツミとメンタルキューブは似ているのですが、性質は異なると言われていました。半影のエックスを封じる力を失ったワタツミですが、仙哲はこれが重桜の未来を変えるものだと言っていました。
 大和が水無月を介して武蔵と喋っているシーンがありました。宝器を使うとこれが実現できるようです。大和もワタツミの力には懐疑的でした。
 また、信濃は仙哲から夢を見る力を受け継ぎました。2人は夢の中で別の枝の出来事や、離れた地点に現れた鏡面海域の様子を覗き見ることができます。信濃はこの力に慣れていないせいか、夢と現実の区別が曖昧になってしまったと言われていました。
 信濃とワタツミの存在は重桜にとって非常に重要なものです。大和はその2つを祭儀の島で守ることにしました。これが「刹那觀る胡蝶の夢」に繋がっていきます。
 

2. 現在

2-1. 再び枯れた大神木

 ここから時系列が現在になります。
 大神木が再び枯れ始めました。重桜にある神木は根が繋がっており、神木が枯れ始めたことで大神木に何かが起きているとわかります。長門と武蔵は夢でも神木が枯れる様子を見ました。
 半影のエックスの封印が弱まったのが直接の原因と考えられますが、具体的には語られませんでした。エウロパマルコ・ポーロがエックスを降臨させたのと同時刻だったという記載があるため、関係があったのかもしれません。
 長門と武蔵は前回の異変の残響のせいかもしれないと、すぐさま事態の収拾へと動き始めます。四万十を連れて聖域へと向かいました。武蔵は大神木を守っているはずの仙哲が夢に出てこなかったため、彼女の安否も気にしていました。
 四万十は酒匂から昔の話を聞いていました。情報収集をしたそうな雰囲気でもあり、単におしゃべりがしたそうな雰囲気でもありました。
 長門は自分たちが聖域から戻らなかったときのために陸奥に伝言を残しました。半影のエックスとの戦いに苦戦したときの備えをしていたのです。

2-2. 聖域の詰所

 聖域には詰所があり、重桜のKAN-SENたちが警護に当たっていました。
 詰所が作られた理由は、半影のエックスの封印が破られる可能性があると長門が危惧したからです。かといってその理由を包み隠さず話すのは難しく、詰所に駐在するKAN-SENたちは過去の出来事を知りません。
 尾張は1人で詰所を抜け出し、大神木に直接触れ、過去の長門たちの戦いを幻として見ます。時系列が分からない彼女は動揺を覚えます。秘密の回線で紀伊に連絡し、紀伊から武蔵に情報が届けられていました。
 長門と武蔵は大神木が枯れたという報告で、半影のエックスの封印が解けてしまうだろうと予期していました。封印のための術式の準備を行います。

2-3. 半影のエックス

 予想通り大神木の封印が解けて半影のエックスが飛び出てきました。
 詰所にいたKAN-SENたちは懸命に戦ったのですが無尽蔵の戦力に押されます。名取の信号弾と瑞鳳の艦載機を目印にして、仙哲と武蔵が助けてくれました。仙哲は安全の庭という空間にKAN-SENたちを避難させます。
 仙哲は半影のエックスを封じるためにワタツミの概念と同化しています。しかし封印が解けてしまった以上、このままでは現状維持もままならない戦況でした。安全の庭にも半影のエックスが入り込んできて、いよいよピンチになります。
 

2-4. 仙哲と雲仙

 仙哲がヒトとしての自分を取り戻すというのが逆転のきっかけでした。
 仙哲は別の枝で世界の結末をたくさん見てきました。自分が己を捨てて半影のエックスと対消滅することで、その枝は生き永らえることができます。
 しかし指揮官のいる枝の仙哲は他とは一味違います。指揮官にもう一度会いたいというヒトとしての感情が、自分の存在を思い出させたのです。ワタツミと同化した仙哲ではなく、この世界の一員、重桜のKAN-SEN雲仙なのだということを。
 自分を雲仙と認識することで艤装が現れ、彼女は半影のエックスと戦えるようになりました。四万十と伊吹が助太刀をしてくれ、雲仙はついに半影のエックスを一刀両断しました。
 術式を準備していた長門が間に合い、半影のエックスは再び封印されました。陸奥長門からの伝言を読み、灯籠を通じて人々の願いが神木に力を与えていました。

2-5. 未来へ

 戦いの後の出来事です。
 雲仙は聖域で目覚めました。長門や武蔵は重桜に戻ったようで、聖域で伊吹がお世話をしてくれていました。伊吹も半影のエックスとの戦いでケガを負っていたのかもしれません。
 半影のエックスは封印されましたが、大神木は消滅してしまいました。しかし雲仙が倒れていた場所には新しい苗木が生えてきていました。
 苗木を見守る人影が1つ。赤い重桜傘を持ったその人物は天城と呼ばれていました。昔亡くなった彼女が復活したのか、もしくはそもそも亡くなっていなかったのか、何が起きたのかはわかりません。雲仙もわかっていなかったような反応をしていました。
 物語から退場したと思われていた天城が戻ってくることになるでしょうか。赤城と加賀の行動にも影響がありそうですね。重桜の物語は他陣営とは独立していることが多かったですが、エックスとの決戦フェーズに徐々に移ってきた雰囲気があり、他陣営のストーリーとも足並みがそろってきた印象です。





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