2025年2月7日開始のイベント「溶炉『還魂』譚」のストーリーを整理していきます。
1. 時系列整理

まずは時系列を見ていきます。
「溶炉『還魂』譚」はいつ起きた出来事だったのか。これを掴むことがまずは大事。
イベントの中で登場人物たちも語っていますが、このイベントの時点ではロンディニウムの戦争が終結しています。メインストーリーは現在14章まで解放されていますが、それ以降で描かれると思われるロドスとテレシスの決着後のお話。
ロンディニウム戦争が終わったあとの時系列は、すでに「ツヴィリングトゥルムの黄金」でも描かれていました。「溶炉『還魂』譚」はそれよりもさらに後ろです。リッチたちの動きをみると分かります。
ロンディニウムで戦争が起きているとき、エルマンガルドも戦場にいました。ヘドリーたちと出会った際に、彼女は戦争終結後の展望を語っていました。テレシスが敗れたとき、軍事委員会を失ったカズデルは無防備になってしまいます。諸外国に攻め込まれないように準備する必要があると語っていました。
「ツヴィリングトゥルムの黄金」では、リッチ王庭の主であるフレモントが、巫王と交わした個人的な約束にケリをつけます。リッチたちがアクセスできる異世界「千糸万弦の終始(荒域)」に、巫王は自らの意識を保存していました。女帝の祭典での事件を経て、双子の女帝は巫王を再び撃破しました。リッチたちはリターニアに留まる理由がなくなり、カズデルへと帰還しました。
さて「溶炉『還魂』譚」でエルマンガルドは、カズデルの暮らしを整備するために奔走しています。様々な雑務に追われていました。
一方、フレモントはカズデルの中心にそびえる溶炉にいました。溶炉の中にいるレヴァナントの安魂の儀式を行おうとしていました。
2. 溶炉の爆発

レヴァナント同士のケンカで溶炉が爆発します。
リッチたちが安魂の儀式を行おうとしていた理由は、カズデルの溶炉のエネルギー源を切り替えるためです。200年前にテレジアがカズデルを再建して以来、この溶炉ではレヴァナントを燃やして都市にエネルギーを供給していました。切り替え後のエネルギー源が何かは明示されませんでしたが、統合戦略#5のエンディングでアナンナだと明かされていました。十分なエネルギーは得られそうですが、危なくないのでしょうか…。
溶炉内にはレヴァナントが200年閉じ込められています。これが良い状態ではないと考えているのだと思います。レヴァナントは死ねない身体のため数万年を生きていると言われており、憎しみが募っています。フレモントにも素直に協力してくれず、儀式は難航していました。
ウィシャデルが溶炉へやってきました。彼女が持っている大砲の中には、もともと飛行船の中にいたレヴァナントが入っています。14章で飛行船のコアを破壊したときに移ったのですね。
溶炉内のレヴァナントたちが閉じ込められているのは、大昔に飛行船のレヴァナントが捕まえたからでした。テレジアのおかげで理性が戻り、飛行船のレヴァナントは溶炉内のレヴァナントたちにいまのカズデルを見せたいとポジティブなことを言っていました。
しかしいざ両者が対面すると喧嘩が起きます。大砲に閉じ込められていることを笑い者にされた飛行船のレヴァナントは、飛行船コアに残る自分の断片を使い、艦砲で溶炉を砲撃してしまいます。飛行船にはマンフレッドが乗っていたのですが、制御しきれませんでした。
溶炉自体は頑丈なので無事だったのですが、砲撃で溶炉内のスラグが飛び散ってしまいました。一部のレヴァナントはスラグに付着して飛んでいってしまいました。住民に危険が及ぶ可能性もありますし、儀式を再開するためにもすべて集めなくてはいけません。
フレモントはエルマンガルドに「レヴァナントの欠片を集めろ」と命ずるのですが、彼女は仕事をいっぱい抱えていてそれどころではありません。そこで友達であるニンフに頼むことにしました。お人好しのニンフは引き受けてくれたので、カバンにレヴァナントを入れられるようにエルマンガルドに改造してもらい、探知機を作ってもらって欠片集めに出かけました。
イベント内では描かれませんでしたが、ニンフのプロファイルに1つ重要なことが書かれています。ニンフのお姉さんの話です。
ロドスの人事部には「■■■」と伏字で記載される謎の人物がいます。これがニンフのお姉さんなのだとか。お姉さんはバベル時代からジャールの力を使って人事を司っています。名前が伏せられているのもジャールの力に関係があり、他人には認識できないようになっているのだとか。お姉さんの話はいずれどこかで出てくるでしょう。
3. 顧問ペールの活躍

ペールの活躍を見ていきましょう。
ロンディニウムの戦場から帰ってきたサルカズ傭兵の家に大きな異鉄の塊が落ちてきました。溶炉から飛んできたものです。
角折れ組というギャングがこの異鉄の塊を持って行ってしまいました。サルカズ傭兵の家は組のシマにあるため、塊は自分らのものだと言い張ったのです。レヴァナントに憑りつかれ、本来の思考ではなかったようでした。傭兵は納得できず、言い争いになっていました。
この争いをペールが収めました。異鉄の塊には源石が付着しているため扱いが難しい状態です。角折れ組に譲るものの、何か問題が起きたら責任を取ることを条件とします。一方でサルカズ傭兵には、溶炉から飛び散った破片を集めてくれば食料と交換しようということで手打ちとしました。双方に一定の利を与えつつ、ペール自身も損しない落としどころに妥結したのです。
ペールは腕っぷしはあまり強くありませんが、スラムで生きていくにあたってこのような役回りをこなし続けてきた結果、"顧問"と呼ばれるようになりました。頭が良くて口が回るだけでなく、本質的に良い人だからできる立ち回りという感じです。
ニンフも異鉄の塊の表面からレヴァナントを回収できました。
4. マドロックの旅路

マドロックが登場したのでここまでの歩みを振り返っておきます。
彼女は土石を操るアンズーリシック族の末裔。サルカズ傭兵の一員としてレユニオンに加わりました。そこでビッグボブと仲良くなるのですが、レユニオンの方針に疑問を感じて一緒に脱退。マドロック小隊を名乗って放浪していました。
「ウォルモンドの薄暮」では、街の感染者に助けを求められたため争いに介入せざるを得なくなりました。感染者に多少寛容なリターニアでさえ、自分たちの居場所はないと悟り、カズデルに戻ることにします。
「在りし日の風を求めて」のマドロックの回「振り返る」では、リターニアからカズデルへ向かう途中の様子が描かれました。巫王の残した残酷なアーツを使う術師に見つかり、マドロック小隊は大きな被害を受けます。たまたま任務で通りかかったLogosに助けられ、ロドスとの繋がりができます。部隊の感染者たちの治療を受けることもできました。
マドロックの回想秘録「カズデルにて」では、ついにカズデルの郊外までたどり着いた際の様子が描かれています。安魂祭にはビールがないと始まらないぜ、ということでビッグボブがビールを届けてくれるお話。マドロックはカズデル都市内に入るかどうか躊躇していたのですが、ボブのおかげで踏ん切りがついたようでした。
「溶炉『還魂』譚」ではマドロックたちはカズデルの工事現場で働いて生計を立てていました。レヴァナントの破片が飛び散ってどうなったかを見ていきます。
5. サルカズ以外の人々

マドロックが巻き込まれたトラブルについて。
マドロックは土石のアーツを使い、自立的に動く巨像を作ることができます。その巨像が急に制御不能になり、彼女のもとを飛び出していってしまいました。レヴァナントの欠片が巨像の亀裂に挟まったためです。
このレヴァナントはサルカズ以外の種族に対して排他的な思想を持っていました。サルカズには手を出さないのですが、それ以外の人に対しては手当たり次第に殴り掛かります。マドロック小隊にはいろいろな種族の人がいるので被害が出ていました。
ニンフとペールはマドロックが巨像を抑え込むのを手伝おうとします。結局アーツを解いてバラバラにしてしまったようでしたが、無事レヴァナントを捕獲することができました。
その後、マドロックとニンフはカズデルについて意見交換をします。マドロックについてきた人々は、現状はカズデルの中に入らずに郊外で暮らしています。しかし、はるばるカズデルに来たのは単に食べ物と寝床を得るためだけでなく、しっかりとした生活を築くためです。そのためには、カズデルの都市内に家を持つことが必要です。
ニンフはサルカズ以外の人がカズデルに入るべきではないと考えています。受け入れられないサルカズもいるだろうと思っているのです。バベルがあったころは様々な種族の人が都市内にいましたが、それは夢のような時代だったと振り返っていました。
しかしマドロックは前を向いていました。小隊のメンバーは彼女のことを良く信頼してくれていますし、彼女に言わせれば今のカズデルも弱くはありません。絆を築いていけるはずだと考えているのです。ロドスの駐在事務所もあるようで、騒動が収まるとマドロックは事務所に向かっていきました。ニンフもロドスに興味が出てきたようでした。
6. クラウニーの服製作

クラウニーという服飾デザイナーが登場しました。
彼女はカズデルにいたころ、みんなの注意を引こうとして追い出されてしまいました。ここで何をしたのかは語られていないので不明です。カズデルを出たクラウニーはウルサスに向かいました。
クラウニーはウルサスでコーデブランドのMARTHEから単純作業の仕事をもらいました。それがきっかけで彼女は服のデザイナーになり、手先が器用な彼女は才能を開花させていきます。
ウルサスは規制が厳しいので自由に生地を購入できなかったため、クラウニーはペンギン急便を使っていました。モスティマとはそのころからの付き合いです。常連の顧客となりました。
MARTHEはサルカズが立ち上げたブランドなのですが、ウルサス国内で流行りすぎたため、ウルサス人は現地ブランドだと思っているのだとか。その誤解がトラブルを生み、クラウニーは再びカズデルに戻ってきたそうです。
彼女の服の制作に対する情熱を生み出している手稿があります。この手稿には感じたことのない感情が残されており、クラウニーはそれを理解したいと考えています。そのために、手稿に書き残された構造図から服を制作しています。
この手稿はおそらくテレジアが書いたもの。カズデル出身のサルカズデザイナーと言えば彼女ですから。"For AM"という書きかけの文字列が残っており、アーミヤのためにデザインした服だったと考えられます。
クラウニーが持っているブローチにレヴァナントが宿っていました。ニンフは彼女を追いかけ、モスティマから生地を受け取る場面に出くわします。クラウニーは追加で生地を買おうとするのですが、カズデルにはもうすぐ輸入品の販売所ができると思うから、わざわざペンギン急便に頼む必要がなくなるよと言っていました。物流網も発達してきているのですね。
一般的なサルカズはサンクタのことを目の敵にしています。そのため監視のため同行しているフィアメッタは「気は確かか?」と突っ込んでいました。サンクタがカズデルに来るなんて、普通はありえないのです。モスティマなら大丈夫でしょうが。
ニンフはモスティマと会話して、カズデルにも観光客がやってくる未来の可能性を初めて描きます。もしそうなれば、クラウニーが作っているお土産も需要が生まれるかもしれません。
クラウニーは作りかけの服を試着してほしいとニンフに頼みました。背の低いニンフにはぴったりのようでした。ただ、術師アーミヤの身長が142cmに対してニンフは156cmあり、テレジアは少し背が伸びたアーミヤを想像していたのかもしれません。
ブローチは服に合わなくなったということで、クラウニーはあっさりと譲ってくれました。これでまた1つレヴァナント回収が進みました。
7. カライシャの夢

カライシャの家での出来事です。
ニンフは休憩がてらカライシャの家に寄りました。カライシャは統合戦略#4「探索者と銀氷の果て」の「思わぬ遭遇」の中の「北風の魔女」というイベントに出てくるナハツェーラーです。招かれたサーミの探検隊が家の中を見て回ると、家がナハツェーラーの枯れ枝に変貌して襲ってくるというイベントでした。
統合戦略と同じように、ニンフを置いてカライシャは外へ出かけてしまいます。レヴァナントが小屋の中に潜んでおり、ニンフはカライシャが作った花冠を被らされてしまいます。
花冠を被るとニンフは夢をみました。この夢はカライシャの記憶から作られたもの。戦争の中で生きるナハツェーラーという種族は、戦場を離れて暮らすと苦しんでしまいます。夢を見せることで、戦場帰りのナハツェーラーを癒すことができないか。カライシャは同族のために試作を行っているのです。
夢は3つの場面から成ります。1つ目は戦線を放棄して逃げてきたナハツェーラーの脱走兵とカライシャが会話する場面。ニンフはカライシャの目線になりました。恩寵を求めてくるボロボロの脱走兵に対して、カライシャは武器を捨てて戦場を出ていけと告げます。
脱走兵は宗主ネツァレムにイレーシュの死を伝えようとしていました。つまりこの戦場は約200年前に先代魔王イレーシュが亡くなったときのもの。カライシャもずいぶん長生きであることがわかります。
場面が転換します。ニンフはまた違うボロボロのナハツェーラー兵士の目線になり、氷原でカライシャに出会います。ナハツェーラー族は戦場を離れると力を失うため、ニンフは非常に苦しい思いを体験します。このナハツェーラー兵士はネツァレムの方針に従いたくなくて戦場を離れてきました。
氷の下の泉に身体を浸すようにカライシャは促します。痛みを抑えるためのようにも見えますし、穏やかに逝けるようにしているようにも見えました。ここでニンフは夢の中だと認識するのですが、まだ起きることができません。
3つ目の場面ではネツァレムと対面することになりました。カライシャの記憶の中の人格ではありますが、ニンフと色々なことをしゃべります。
カライシャは軍事委員会から階級を授けられるぐらいには力のあるナハツェーラーでした。しかし彼女はそれを拒みます。そのころからリッチのアーツで作られた小屋に住んでおり、小屋の特殊性に何度も言及されていました。とても頑丈なのだとか。
ネツァレムはロンディニウムの戦争が終わったのかどうかニンフに尋ねます。望む結果にはならなかったとニンフが返すと、であれば自分は消えているだろうとネツァレムは呟きます。戦争の化身ですからきっとそうなるだろうなと思いつつ、メイン15章以降でどのような結末が待っているのか恐ろしくもなります。
最後は食べ物の話をしているうちにニンフは夢から覚め、カライシャが小屋に帰ってきました。2人でレヴァナントをやっつけようとするのですが、ニンフはアーツに気合を入れすぎてしまって小屋を破壊し、カライシャに怒られます。
これで外に飛んで行ったレヴァナントはすべて回収することができました。
8. 安魂の儀式から統合戦略へ

安魂の儀式を行う場面が、統合戦略#5「サルカズの炉辺奇談」へと続いていきます。
エルマンガルドは約束通りニンフに報酬をくれました。秘密にしていたサプライズの報酬は、溶炉の中を案内するというもの。普段はリッチしか入れないため、かなりレアな機会です。
ニンフはレヴァナントの欠片回収を手伝ってくれたペール、マドロック、クラウニー、カライシャも呼びます。また、ブリキも儀式を手伝ってくれるということで一緒にやってきました。
ブリキはレヴァナントの1人です。飛行船のレヴァナントがテラ各地のレヴァナントを集めて回っているときには協力を拒んだそうです。同族たちの今の様子に興味が湧き、マイレンダー基金の仕事に休暇をもらってやってきました。
エルマンガルドは集まった人たちにも安魂の儀式を手伝ってほしいと願います。ニンフ以外の面々は最初は及び腰でしたが、ニンフの言葉にほだされて手伝うことにしました。クラウニーはテレジアのことを知れるかもしれない、マドロックは溶炉に繋がる秘密の通路を知れるかもしれないということで。
儀式を成功させるには、炉内のレヴァナントの興味を引かねばなりません。万年を生きるレヴァナントたちは、これまでとは違う話を聞きたがっています。レヴァナントに話したいカズデルの話をそれぞれがノートに書き、それを燃やすことでコミュニケーションをとります。
誰が何を書いたのかはブリキが把握しているようでしたが、少し曖昧にされました。クラウニーは地下に沈んだかつてのカズデルの話を書きました。ニンフやマドロックは、種族の隔たりや王庭のない未来のカズデルの話を書きました。ペールも真剣に未来の話を書いたそうですが、具体は分かりません。ブリキの総括では空の上まで飛んだカズデルの話があったので、これがカライシャの書いた内容だったのでしょうか。
レヴァナントたちはこれらの話に興味を持ち、作った物語の中へと入っていきます。統合戦略#5のプロローグは、ニンフが夢の中に入るところからスタートしていました。生み出された物語の数だけ世界線が分岐するという形で、統合戦略のストーリーが描かれていきます。道中は無茶苦茶なイベントが多いのですが、それも全部夢の中の出来事という形で解釈されているようです。
統合戦略#5でどんなエンディングが描かれているか、楽しみにしながら攻略していきたいと思います。
更新はTwitterでお知らせします。
アズレンとアークナイツのストーリーはいいぞ
— YT22@サンディエゴ (@YT22_azurlane) 2024年6月16日
---最新お品書き---
アズレン:「赫輝のマルティリウム」編https://t.co/Ma4ThLJVKB
アークナイツ:「ツヴィリングトゥルムの黄金」編https://t.co/9RvVp97U2Ahttps://t.co/8csbX9C5yw

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