3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【アークナイツ】ストーリー考察/感想 - 夕景に影ありて 編

 2023年3月31日開始のイベント「夕景に影ありて」のストーリーを整理していきます。

1. ニアール家の過去

1-1. 近年の三国関係

 「夕景に影ありて」のお話の背景には、カジミエーシュ・ウルサス・リターニアの三国関係と、時間経過による関係性の変化があります。
 ウルサスは強大な軍事力で領土を拡張してきた国です。多くの小国が飲み込まれてきたことは想像に難くないのですが、ウルサスと隣接しているにもかかわらず制圧されなかった国が現代に残っています。その代表格がカジミエーシュとリターニア。カジミエーシュは征戦騎士、リターニアは術師たちの活躍によってウルサスの侵攻を退けてきました。
 20~30年前まではこの三国は領土を巡って激しく戦ってきたのですが、近年になると落ち着きをみせています。ウルサスでは皇帝が変わり、対外的な侵略戦争をしなくなりました。リターニアは巫王から双子の女帝へと統治者が変わり、恐怖政治が和らぎました。それに伴いカジミエーシュでも征戦騎士の活躍の場が減り、競技騎士の華やかな活躍の方に注目が集まるようになりました。
 「マリア・ニアール」「赤松林」「ニアーライト」は騎士競技の光と影を描いた物語でした。対して「夕景に影ありて」は出番を失った征戦騎士たちの物語です。


1-2. ニアール家の家系

 次に主役となるニアール家の家系をみていきます。
 マーガレット姉妹の祖父であるキリルは伝説的な征戦騎士でした。対立が激しかったころの戦争の英雄です。
 キリルの子供がスニッツとムリナールです。スニッツは父の後を追いかけて征戦騎士になりましたが、ムリナールは騎士称号を保持したことはありません。スニッツは同じく征戦騎士のヨランタと結婚して子を設けましたが、突然失踪していまも行方不明になっています。
 スニッツ夫妻の子がマーガレットとマリアです。マーガレットも征戦騎士に誘われていたこともありましたが、2人の時代は騎士競技の全盛期。彼女たちは資本の欲望が渦巻く騎士競技の世界に飛び込んでいくことになりました。
 マーガレットとマリアが幼い頃にスニッツ夫妻は失踪してしまったため、2人は両親が死んだものと思って生きてきました。ムリナールは兄夫婦の失踪により自暴自棄になり、マーガレットはキリルの差配でカジミエーシュから追放されます。キリルが亡くなってしまっていよいよニアール家の存続が危ぶまれたところから始まるのが「マリア・ニアール」のお話でした。
 一方で、「夕景に影ありて」はムリナールにスポットライトを当てたお話だったと言えるでしょう。


1-3. 無光騎士の伝説

 騎士称号を持たないムリナールは何をしていたのか。
 彼は遊侠としてカジミエーシュの各地を転々としていました。騎士にならなかったとはいえ、偉大なるニアールの血を引く彼の戦闘能力は見事なもの。悪を倒し、弱きものに手を差し伸べていたようです。
 その中でも強烈なエピソードの1つが語られていました。敵国であるリターニアと裏で繋がっていたパレニスカ家という貴族がいました。監査会にバレて貴族称号を取り消されていたのですが、十数人の上級征戦騎士を集めて陰謀を企てていました。
 そんなパレニスカ家に単身乗り込んで、リターニアからきた術師もろとも全員皆殺しにしてしまったのがムリナールでした。彼の仕業だと知っている人は世間に少ないらしく、無光騎士の伝説として語り継がれています。彼は騎士称号を所持したことはないので、世間が勘違いしているのか、逆にそれを皮肉っているのか。
 パレニスカ家は全滅したかと思われたのですが、寄子の子供だったシチボルだけは見逃されました。カジミエーシュで言う寄子の解釈は難しいですが、血縁関係がないのではと考えられます。ムリナールが情けをかけたのでしょう。
 このあとムリナールとシチボルはともに戦うようになりました。



1-4. 兄弟の共闘

 スニッツとムリナールは戦場で活躍をしていました。
 この時代はまだ征戦騎士が敵国と戦争をしていた時代です。フォーゲルヴァイデもまだ現役でした。
 スニッツはキリルの息子として頭角を現し、この世代で最も優秀な将校と捉えられていました。ムリナールの戦闘能力も認められていたのですが、彼は遊侠として至る所でトラブルを起こすので、世間からはあまり良い目では見られていなかったようです。
 ムリナールは騎士ではないので、騎士ではない仲間とつるんでいました。その筆頭がトーランドでした。彼が率いる一隊は、ニアール家と仲の良い職人たちからはサルカズ騎士団と呼ばれ、ムリナールと一緒に活躍をしていたようです。
 スニッツはムリナールやトーランドのことを好意的に見ていたようで、対外戦争の作戦に組み込もうとしたのですが、他の騎士たちからは反発があったようです。
 このあとスニッツ夫妻が唐突に失踪してしまうまで、彼らの友好関係は続いていました。


1-5. 勤め人ムリナール

 スニッツ夫妻が失踪してしまったあと、ムリナールはサラリーマンになりました。
 当初はムリナールは必死に2人を捜索していたようですが、徐々に自暴自棄になり、遊侠をやめて企業の勤め人になりました。
 ムリナールが勤めていたのは中規模の建材会社でした。そこでの経験が、「夕景に影ありて」のゲイル工業とのパイプとなって活きています。
 いまから3年前、ゲイル工業が病院を建設するプロジェクトを立ち上げました。建材を供給する会社を決める際に入札コンペがあり、ムリナールの会社はウエストランド社と競合しました。
 ムリナールは業界の人間として、ウエストランド社の汚いやり口を知っていました。この会社はのちに建材の品質問題で起訴されるぐらい、手抜きを行う業者だったようです。そんなところに病院の建材を供給させるわけにはいかないとムリナールは義憤に駆られたようです。
 ゲイル工業からの入札を勝ち得るために、ムリナールは必死に営業を行いました。ゲイル工業の担当者一人一人と乾杯をするぐらいワインをがぶ飲みをする様子を、デーシュットが目撃したと言っていました。日本人っぽい泥臭い営業芸に胃が痛くなります。ムリナールはこういうこともできる人なのだなと驚きました。



1-6. セリーナを巡って

 大騎士領で勤め人をしていたムリナールのところに、シチボルが手紙を送ってきたことがありました。
 シチボルは征戦騎士になりました。ムリナールたちと一緒にいた時代に起きたことなのかはわかりませんでしたが、どこかの名のある権力者の恨みを買ってしまっていたらしく、その復讐が行われました。
 シチボルの愛する人だったセリーナが大騎士領に送られて、国民議会による裁判にかけられたのです。直接的な描写はありませんでしたが死刑になってしまったようでした。
 シチボルは征戦騎士として大騎士領からは遠く離れたところにいたので、ムリナールに助けを求めたのですが、ムリナールはその手紙を読んでも行動を起こしませんでした。国民議会の前で無罪を証明しても意味がないのだと。
 セリーナは他に13人と一緒に有罪判決を受けたと言われていました。この事件の詳細はあまり語られなかったので、セリーナがなぜ裁判にかけられたのか、ムリナールがなぜ動かなかったのかは別の真相があるのかもしれないと思ったりしました。
 この件でシチボルは世を恨み、ムリナールのことも個人的に恨むようになりました。無光騎士として自分を救ってくれた姿と、手紙を見て見ぬふりした姿は、あまりにもかけ離れていたことでしょう。


2. ズウォネクの事件

2-1. シチボルたちの企み

 「夕景に影ありて」の本筋は、シチボルの企みが徐々に明らかになっていくというミステリー的な要素のあるお話でした。
 シチボルが率いる征戦騎士団は過激な考えを持っています。三国の戦争が少なくなっていく中、征戦騎士が戦功をあげられる場所は極端に減っていました。自分たちの存在意義を守るため、リターニアとの戦争を起こそうとしていました。
 戦争を起こせる好機が巡ってきました。ズウォネクで行われる両国の友好記念式典に、リターニア側の使者としてディーロルフ伯爵がお目見えすることになったのです。式典の場で彼を殺せば一気に戦争ムードに突入することでしょう。
 ズウォネクはカジミエーシュ南部の国境線上の要塞。カジミエーシュの南にはヴィクトリアがありますが、この街はリターニアに対する防御を担っていたらしく南東寄りにあるものと思われます。ここに騎士の声という平和のためのオブジェを作ったので、落成式が執り行われようとしていました。
 征戦騎士団は戦争兵器です。何もない平和な街には基本的には入れません。ましてやリターニアからの使者がくるタイミングで街に近づくと怪しまれます。
 街に入る口実として使われたのが感染者でした。ゲイル工業に感染者を雇わせ、劣悪な労働環境で働かせます。感染者に暴動を起こさ、メディアが大々的に報じます。それを鎮圧するために仕方なく征戦騎士団がズウォネクに滞在しているという形にしたのですね。
 つまりこの事件のカギは、征戦騎士であるシチボルたちが何故かゲイル工業と繋がっているというところを見抜けるかどうかにありました。


2-2. デーシュット vs ハム

 一見すると関係のないように見えたデーシュットの仕事が実は大きな意味を持っていました。
 デーシュットはゲイル工業から依頼を受けた弁護士です。大騎士領にあるロングレイズという大手弁護士事務所に所属しています。ロックヴィル村の土地を巡った係争の解決を任されました。
 ゲイル工業と争っているのはロックヴィル村の村人たちです。彼らはカジミエーシュ農村紛争調停協会という非政府組織にSOSを出して、そこからハムという弁護士に依頼が出されました。
 なぜロックヴィル村の土地を巡って争いが起きていたのか。この土地は元々マレックという貴族が所持していました。マレックは7年前にゲイル工業にこの土地を担保に供していました。ゲイル工業に対して借金などの債務があり、保持している土地でそれを賄おうとしていたのです。ゲイル工業の認識ではこの土地は自分たちのものでした。
 しかしマレックはそのあとになって、ロックヴィル村の土地を村人たちに売却してしまっていました。村人は土地を購入するために大金を支払ったのです。
 最近になって、ゲイル工業がこの土地を開発して工場を建てようとしたタイミングでこの二重管理が明るみに出ました。マレックは病死しており、息子は征戦騎士として遠くにいるため連絡がつきません。
 順序から判断するに土地を正当に所持しているのはゲイル工業の方です。とはいえ、住人たちは財産も土地も失うことになってしまったら困ってしまいます。村人たちはハムを通して、ゲイル工業に対して立ち退き料を要求しました。その金額がハムとデーシュットの争点となりました。
 ハムは住人一世帯につき8万マルク、デーシュットはその100分の1の800マルクを提示し、双方が根拠を述べ合う展開となりました。ハムは土地の価値を根拠に組み立てていたのですが、デーシュットはそれを粉砕したあと、そもそもゲイル工業が村人にお金を払うのは社会的責任を果たす意味しかないですよというところで決着がつきました。経緯としてはゲイル工業は悪くないのです。
 ロックヴィル村には137世帯あり、それぞれに800マルクを支払うので総額は11万マルクほど。ゲイル工業はデーシュットに100万マルクを用意したので、残りの89万マルクは彼女の懐に入ることになりました。彼女の敏腕っぷりが描かれたエピソードとなりました。
 このお話には続きがあります。ハムは土地の価値を引き合いに出していたのですが、攻めるべきはそこではなく、ゲイル工業とマレックとの契約だったんだよとデーシュットは彼にレクチャーをしてあげていました。実はこの契約はマレックの息子のサインが入っていて、父が息子を代理に立てた証明がありません。父が病死した時点で相続は行われるので不当な所持とはならないのですが、契約の正統性を疑うことはできるのですね。
 この契約書をデーシュットはハムに渡し、これを証拠にして裁判を起こせば実績が手に入るとアドバイスをしました。彼が望むロングレイズ法律事務所への就職の足掛かりになるというわけです。デーシュットは根が優しい人物なのだなというお話でした。
 しかしさらにこの話には続きがあります。カジミエーシュ農村紛争調停協会というのは、トーランドたちが情報収集を行うためのお飾りの組織です。ハムを経由してこの契約書はトーランドのもとへ渡ることになりました。ゲイル工業と征戦騎士のマレックとの繋がりを示すヒントになったのです。


2-3. ゼノの救出

 次にボロが出たのが感染者の暴動でした。
 ゲイル工業に雇われた感染者は、ゼノという労働者を首謀者に暴動を起こしたとされていました。しかしこれはゲイル工業とゼノの間の取引だったのです。報酬を提示されたゼノは、都合のよい生贄として逮捕されました。
 最初にゼノに接触したのはソーナとグレイナティでした。感染者組織への接触の任務でズウォネクに来ていた2人でしたが、ゼノと偶然出会い、真犯人ではないはずだと救出を試みました。ゼノが犯行に及んだとされている時間帯に、2人と話していたのですね。
 ゼノにはゲイル工業との契約があるので逃げ出すわけにはいきません。それをムリナールが現れて解決してくれました。彼はゲイル工業の偉い人とのパイプがあるので、ゼノの告訴を取り下げてもうらように交渉したのです。
 とはいえゼノの安全を保障するのは難しい状態にあるため、ムリナールはトーランドを頼ることにしました。網結と呼ばれる感染者を経由して彼に直接コンタクトを取ろうとしたのです。


2-4. シェブチック親子

 ズウォネクの騒動にはシェブチック親子も巻き込まれてしまいました。
 ディーロルフ伯爵はズウォネクに到着したあと、カジミエーシュ側の手厚いもてなしを受けていました。シチボルたちは伯爵を殺すチャンスを伺っていましたが、街中でそのチャンスはありません。
 伯爵は自分がリターニアの街を治めるにあたっての参考にするために、ズウォネク郊外の貧困区画をお忍びで見に行くことにしました。ここでなら殺せるかもしれないということでシチボルたちは爆弾で襲撃をかけますが失敗。代わりにここで遊んでいた子供たちが巻き込まれてしまいます。その中にシェブチックの息子もいました。
 ディーロルフ伯爵はケガをした子供を見て見ぬふりをしたのですが、ムリナールが助けてくれました。2人が合流したあと、シチボルが仕掛けた2つ目のワナが発動します。カジミエーシュの軍部のウソの機密情報が流れている通信機を仕掛け、伯爵がそれを盗み聞きした構図を作り、カジミエーシュが外交上の主導権を握るための材料にしようとしたのです。
 ディーロルフ伯爵はこれに動揺。さらに現場にはシェブチックも乗り込んできてしまったので、ムリナールは伯爵を逃してしまいました。
 そのあとゼノの引き渡しでトーランドと合流し、何が起きているのかを大体把握した2人は、シチボルを阻止すべく動き出します。


2-5. ムリナール vs シチボル

 ムリナールは直接シチボルに会いに行きました。彼がすべての希望を戦争に賭けるのを見ていられないということで。
 シチボルの企みは監査会にもバレていました。大騎士領からは遠く離れているのに、大騎士長ラッセルの署名入りの帰還命令が届き、事件を起こそうとしていた征戦騎士のメンバーの多くは我に返りました。ムリナールは監査会とのパイプを持っていないので、監査会が動いていることは知りませんでした。
 シチボルは自分に従わなかった部下を殺し、ディーロルフ伯爵の暗殺計画を進めようとします。そんな中でのムリナールの来訪でした。彼は絶望したでしょうね。ムリナールもシチボルが向かってこないなら殺すつもりはなかったと言っていましたが、シチボルが勇敢に立ち向かってきたため、殺さざるをえませんでした。
 シチボルは最期に、スニッツのことを語りました。スニッツがムリナールに最後に手紙を送ってきたのが20年前。彼の失踪後、監査会は15年間に渡って口をつぐんでいるそうですが、シチボルは数年前にリターニアで彼に会ったといっていました。異国の地でスニッツは何年も待っていたのだと。
 スニッツは雪国のことを手紙に書いてきたこともあったらしく、ウルサスに行ってしまったと思われていました。しかしこの証言によるとスニッツ夫妻はリターニアにいたことになります。なんらかの事件や陰謀に巻き込まれ、連絡も取れない状態になっているということなのでしょうか。
 ここまで明確に謎として描かれているわけなので、今後どこかのイベントで真相が語られることがあると思います。どんな事実が我々とムリナールを待ち受けているのか、想像もつきません。



2-6. トーランドの活躍

 ディーロルフ伯爵の命はトーランドによって守られました。
 爆破事件で危険を感じた伯爵は、式典を待たずしてリターニアに帰ろうとしました。しかしズウォネクから出る際の検査場の職員は征戦騎士の手の者が入り込んでいて、射手による襲撃を受けました。
 トーランドは襲撃者を撃退し、街から安全に離れる方法を用意します。それが薬品の輸送車両に載せること。ソーナたちが提供してくれたロドスの通行許可証を使って無事に街の外にでることができました。護衛をしていたアロイシアは優秀な術師なので、敵の注意を引きつつ1人で離脱しました。
 トーランドはムリナールから依頼を受けて伯爵を助けました。ムリナールが報酬を払ってくれるわけではないので、伯爵にお金を要求していました。伯爵側からしてもタダで助けてもらえる理由はわかるわけないので、金づるにするというのはわかりやすい構図だったはず。
 トーランドはサルカズですがツノを削って隠しているため、種族がバレにくい人です。しかしディーロルフ伯爵はすぐにそれを見抜いていて、人を見る目があるのだなという描写になっていました。
 ソーナたちからトーランドはロドスの招待状をもらっていたのですが、それをムリナールに渡したので彼がロドスに来ることになったようです。デーシュットはムリナールもロドスにきたことを知らなかったっぽいので、タイミングは別だった様子。
 というわけでスニッツ夫妻の行方は今回も分からぬままストーリーは終了となりました。「未完の断章」ではクロガネの正体も謎のままでしたし、カジミエーシュを巡るお話は今後も続いてくことになりそうです。




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