3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【アークナイツ】ストーリー考察/感想 - 生存航路 編

 2024年12月3日開始のイベント「生存航路」のストーリーを整理していきます。

1. 先史文明とエーギルの過去

1-1. 過去時系列の概観

 ストーリーの大まかな時系列把握から。
 「生存航路」は先史文明の崩壊から、エーギルが発展していく過程まで、相当に広い年月に言及されるお話でした。ざっと並べると上図のようになります。
 先史文明は避けられぬ滅びを迎えました。とある中年男性の嘆きが音声記録として遺跡に残り、エーギル人の先史研究者がそれを解読して出版したおかげで、我々もその時代を垣間見ることができました。
 先史文明がテラの海底に残した施設が、エーギルの発展の始まりであり、シーボーンの脅威を生むことにもなります。大いなる静謐、アビサルハンターの誕生、アビサルハンターの最後の戦いなどを時系列順に追いかけていきます。

1-2. 映像記録その1 - ヴァレリアの帰還

 先史文明の映像記録について。
 この記録の語り手は中年男性だったとされていますが、名前が出てきません。ここでは
「記録の主人公」と呼んでおくことにします。
 記録の主人公はヴァレリアという女性と深い関係にあります。10年遅れで結婚式を挙げるのはどうだろうかと思案するシーンがあったため、夫婦なのだろうと考えられます。しかし2人は長らく別居していました。運輸宇宙船が主人公の暮らす星に降り立ち、ヴァレリアと久しぶりに再会するところから記録が始まります。
 ヴァレリアは研究者だったようで、スターゲートの改造プロジェクトに関わっています。彼女はプロジェクトを壮大な使命と捉え、与えられた仕事に熱中しているようでした。
 宇宙船がまだ星々を行き来できる状態だったものの、宇宙は徐々に扉を閉ざすようになっていました。無数の星を統一していた体制が崩壊し、人々は孤立していくようになりました。スターゲートはそんな時代の希望とみなされていたのでしょう。
 記録の主人公の母は、生命維持装置で眠っています。「ターミナルが星の海を覆っていた時代」を見ているのだろうと言われており、先史文明の崩壊前の最盛期を知っているのかもしれません。
 主人公はシミュレーションシステム上で母に別れを告げてから生命維持装置を停止させたいと願っていました。それを実現するために、タロ連合工業から製品を購入します。前時代のシミュレーション技術を使ってしまうと、母に見破られてしまうかもしれないため、最新のものを使いたいのだと言っていました。どんな技術なのかはよくわかりませんが、親孝行な人なのだなというのが伝わってきます。
 しかし宇宙の状況悪化に伴い、注文した荷物は届きません。こんなことになるなんてと主人公は嘆いていました。

1-3. 映像記録その2 - 閉ざされていく宇宙

 映像記録の後半を見ていきます。
 スターゲートの改造プロジェクトが成功し、2年ぶりに記録の主人公がいる星とタロスとの通信が確立されました。おそらくヴァレリアは主人公のもとを去っており、スターゲートの改造に邁進していたのだと思います。
 タロスと通信が途絶えている間、記録の主人公は宇宙で起きていることを把握する手段がありませんでした。スターゲートを介して2年分のニュースが彼の元に届きますが、それらは恐ろしいニュースばかりだったとのこと。
 先史文明が広がっていたエリアは、どんどんと連絡が途絶えていったらしいです。最初に連絡が取れなくなったのは小惑星外帯の観測ステーション。次は星系全体の星間ターミナル、ハビタブルゾーンの軌道上の艦隊、さらには古い植民艦隊。おそらくは文明の外側の領域にある遠い地点から順に連絡が途絶したのではと考えられます。
 いまや記録の主人公が連絡をとれるのは、スターゲートで繋がっているタロスのみ。それは閉ざされた2つの小さい部屋を繋ぐ扉のよう。先史文明が崩壊していく様を、静かに受け入れるしかなかったと彼は言っていました。
 「バベル」で語られたように、源石計画の一環でテラとタロⅡの間にもスターゲートが繋げられ、生命がテラへ送られたという記述がありました。記録の主人公が住んでいたのはテラだったのかもしれませんし、別のスターゲートを介して繋がっている別の星だったのかも。
 先史文明の滅びは突然やってきたものではなく、ゆっくりと徐々に崩壊していったようだと考えられます。だからこそ、オラクルのような研究者たちには文明を存続させるにはどうすればよいかを必死に考える時間があったのかもしれません。

1-4. マントル施設とイシャームラ

 先史文明が残した希望がテラの海底に埋まっています。
 テラの海の下のマントルに、先史文明は巨大な施設を残しました。なぜこんな場所にあるかというと、星の核の熱エネルギーを使っているからです。オラクルの痕跡も残されており、建設に関わった可能性が示唆されていました。
 複合施設の中にはイシャームラという巨獣がいました。この巨獣は体内で独立した生態系を育むことができ、その特性を活かして生きた方舟へ改造するというプロジェクトが計画されました。これはタロスで実証済みの技術を用いており、やけっぱちな作戦ではありませんでした。
 しかし結果的にはイシャームラはプロジェクトの思い通りにはならなかったとされています。本能に書き込まれた「存続」のため、巨獣は養分を求めました。
 この計画は「バベル」で語られた「紺碧の樹計画」だと思うのですが、紺碧の樹がどのような役割を持っていたのかはよくわかりませんでした。イシャームラの暴走により、紺碧の樹も計画通りの役割を果たせていないのでしょうか。

1-5. エーギルと陸上文明の差

 テラの文明の興りを見ていきます。
 先史文明は崩壊してしまいました。どのぐらいの時間が経過したかは不明ですが、いまから数千年前にテラに文明が立ち上がってきました。
 陸上文明は源石の影響を受けて育ちます。源石からはエネルギーを取り出すことができ、人類はその恩恵に預かりますが、鉱石病に苦しめられることになります。
 一方で、海の中の文明は陸とは全く異なる形で発展していきます。マントルに埋められた遺跡を発見した彼らは、そこから先史文明の技術を吸収していきます。エーギルのアイデンティティは先史文明から継承したものになっています。しかし遺跡の最深部で眠るイシャームラは長い間発見されませんでした。
 ここで人類はどこから現れたのだろうかという疑問が残ります。地球上の人類はサルから進化していったというのが定説ですが、テラの人類は何者だったのだろうかと。
 「生存航路」では、太古のエーギルの祖先は、河の中で付属肢を揺り動かしていた生き物だったという記述がありました。これは人ではなく、エーギル人たちのモチーフである海生生物の祖先のような言い方です。陸上文明の人類も然りですが、動物をモチーフとして取り込んだ先民たちはどのように誕生したのか、解明されぬ謎が残っています。

1-6. マルトゥスの発見

 時は進み、アークナイツ歴900年頃のお話。
 エーギルは先史文明の技術を取り込み、陸上文明を置き去りにして圧倒的なスピードで発展していきました。遺跡を調査する能力も上がっていきました。
 先史文明の研究者であるマルトゥスは、第四次観測隊の一員としてマントル遺跡に入りました。彼はたまたま隊員とはぐれてしまい、遺跡の最深部へと足を踏み入れ、イシャームラを見つけます。それは紺碧の樹の近くで夢を見ており、「存続」と呟いていたそうです。
 イシャームラはマルトゥスに先史文明の滅亡の光景を見せます。滅亡したこと自体は記録でわかっていたと思うのですが、実際に目で見ると衝撃が大きかったことでしょう。テラの文明もいずれ同じ運命を辿るということも彼は理解しました。
 イシャームラは体内でシーボーンを育んでいました。本来、生み出したシーボーンは母体のために栄養を獲得し、イシャームラはそれを取り込んでいくことを期待されていました。しかし生み出したシーボーンはあまりにも弱く、進化も遅い生命体でした。
 マルトゥスはイシャームラの能力や使命についてもその場で把握したのではないかと思います。どうすればよいか悩んだ挙句、足元を這ってきたシーボーンを食べてしまいました。何もせずにエーギルに戻って報告するという選択肢もあった中で、彼は自分がイシャームラのために行動するのだという使命を背負ったのです。
 当時のか弱いシーボーンは、人類の助けを必要としていました。マルトゥスは先史文明の研究者として社会的地位を築いていたので、一部の人間をそそのかしてシーボーンを育てさせます。
 のちに深海教会と呼ばれるその集団は、組織構造も信仰も持ち合わせていません。エーギルは先史文明の結末を知っているため、自分たちの生存のために行動しなくてはいけないのではないかという漠然とした不安を抱えている人々がいます。そういう人たちに対して、マルトゥスはシーボーンこそが答えなのだという考えを広めました。エーギル人たちは賢いため、シーボーンの生命力をこの時点で理解していたのだと思います。

1-7. ファーストボーンたち

 ファーストボーンと呼ばれる存在について。
 シーボーンの中にはファーストボーンと呼ばれる特別な個体がいます。シーボーンの親玉的な存在で、進化の鍵を握っていると思われるのですが、何をもってファーストボーンと定義するのかはよくわかっていません。
 ミヅキの統合戦略の中で、4種類のファーストボーンの名が出てきます。「腐蝕された心」「不溶の氷山」「蔓延の枝」「始源の命脈」です。サイドストーリーではこれらの名前が一切出てこないのが不思議なところです。統合戦略はIFの世界線を描くため、本筋とは異なる未来が描かれている点には注意が必要です。記載も曖昧で解釈が難しい部分があります。
 スカジの体内には「腐蝕された心」というファーストボーンが宿っているという記述があります。サイドストーリーではスカジに宿る存在がイシャームラだと言われているため、両者は同じ存在であると考えることができそうです。
 「不溶の氷山」はまだ眠っているとされています。ウルピアヌスのプロファイルには、「氷山」が目覚めつつあるという記載もあります。
 一方で「蔓延の枝」はすでに死んでいるそうです。統合戦略の3つ目のエンディングでは、「腐蝕された心」が覚醒し、ミヅキが「蔓延の枝」を取り込んで撃退するという世界線が描かれています。
 「始源の命脈」は統合戦略だと「大いなる静謐」を引き起こした元凶と言われていました。これ以来、エーギルとシーボーンの戦いは激化し、イベリアの海岸線は崩壊して黄金時代に終焉がやってきました。「始源の命脈」はいまはどこで何をやっているのかはわかりません。
 「生存航路」の中では「大いなる静謐」を引き起こしたのは「始源の命脈」ではなくイシャームラだったというような記載がありました。養分を集めて覚醒し、その後ハンターたちに倒されるというストーリーが組めるので、こちらの方が自然な流れに見えます。「大いなる静謐」とは何だったのかもそもそもわかっていないので、まだ結論を下すには早いように思います。
 4体のファーストボーンにはそれぞれ固有の使命と能力があるようです。真相はもっと複雑なものなのかもしれません。

1-8. 断念された宇宙開拓

 エーギルは宇宙開拓を計画していました。
 「生存航路」のストーリーの鍵を握る装置たちは、昔の計画の名残でした。この計画は宇宙を開拓して星間遠征を実現しようとするものです。
 海中都市に建造した発射サイロから星図上の特性座標にビーコンを撃ちこみ、それを目印にします。最初に宇宙に到達した都市がマイクロホバーマシンをばら撒きます。自己増殖と自己修復を繰り返し、宇宙に航路網を築きます。エーギルの都市と艦隊はスクイーズド状態に移行することができ、航路網の中を瞬時に移動できるらしいです。量子力学の高度な技術に見えます。
 先史文明は宇宙の脅威に晒されて滅亡しました。エーギルも宇宙からの脅威に備えるべく、宇宙を監視する体制と、宇宙へ逃げられる体制を作ろうとしていたのでしょう。
 しかしこの計画はシーボーンによって断絶されました。エーギルは持ちうるリソースをすべてシーボーンへの対処へと回さざるを得なくなったのです。マイクロホバーマシンに供給する生物エネルギー供給システムも切り離さざるを得ず、マシンはサイロの中で死んでしまいました。

1-9. アビサルハンターの誕生

 シーボーン対策の切り札としてアビサルハンターが生み出されました。
 アビサルハンターの概念自体は大昔からあったようですが、実際に計画を動かしたのはウルピアヌスでした。彼は研究仲間だったブランドゥスに声を掛けます。倫理にもとるとしてブランドゥスは反対していたのですが、実際に動き出すとなったら計画の技術顧問として協力してくれました。
 セクンダはウルピアヌスを研究の師とする研究員でした。彼女は非常に優秀で、アビサルハンターの資質は十分にありました。しかしセクンダは師匠のようになりたいと強く願いすぎており、そこに危うさを感じたウルピアヌスとブランドゥスは申請を却下しました。
 アビサルハンターの心臓部は接部自動調節点と呼ばれています。シーボーン遺伝子は人間の体内に入ると強い侵略性を見せ、一方で人体はそれに抗うべく強い拒絶反応を示します。遺伝子の嵌合部に接部自動調節点を導入することで、シーボーン遺伝子の監視をサポートすることができます。シーボーン側が異常な侵略性を見せたときは、人間の身体に抵抗を促します。
 上手くいけばグレイディーアたちのように、人間としての身体をキープしたまま強大な戦闘能力を持つようになります。失敗するとシーボーンに取り込まれ、正気を失ってしまいます。そういう個体は他のハンターたちに即刻処分されます。
 ウルピアヌスの接部自動調節点には事故が起きました。シーボーン遺伝子が攻撃性を失い、それと同時に人間の遺伝子も拒絶反応を停止。両者がまるで何らかの合意に達したかのように、均衡状態に入ったそうです。

1-10. ハンター最後の戦い

 アビサルハンターが全滅した戦いについて。
 シーボーンたちの侵略は激しさを増していきました。エーギルはファーストボーンを殺せばシーボーンの進化が止まるのではないかと考え、ファーストボーンを殺す作戦を計画します。
 この作戦にはエーギル軍の戦力の他に、アビサルハンターの全軍が投入されました。特に、ファーストボーン本体を叩くところはアビサルハンターたちに託されました。
 第一隊と第四体が命がけで道を切り開き、第二隊がシーボーンたちを食い止めている間に、第三隊がイシャームラに肉薄しました。元々はウルピアヌスがイシャームラを殺す予定だったのですが、彼の信号が突然途絶えてしまったため、代わりにスカジがとどめをさしました。
 ファーストボーンが倒れてもシーボーンたちの抵抗は止まらず、アビサルハンターたちはほぼ全滅しました。スカジとグレイディーアは別々に陸に上がり、深海教会に囚われたローレンティーナは鉱石病になってしまいました。イシャームラが倒れた遺跡はシーボーンがいまも封鎖をしています。
 ウルピアヌスはイシャームラの体内にエーギル製の水脈探知機を発見して衝撃を受けていました。アビサルハンターたちの前にイシャームラに接触したエーギル人がいることをここで知ります。エーギルの重大な闇を感じた彼は、イシャームラが倒された遺跡にとどまり、独自に調査を開始します。先にロドスに来ていた3人に比べると、ウルピアヌスは様々な情報を把握しています。 


2. イベント時系列

2-1. 航路計画の始動


 
 「生存航路」のイベントの時系列に入っていきます。
 エーギルは航路計画を発動させました。エーギルの首都(?)である本つ域(もとついき)から、イベリアを結ぶ航路を開通させるというプロジェクトです。本つ域の科学展望研究所の執政官ホラーティアは、ミリアリウムという都市に航路計画の実行を任せます。
 シーボーンの巣穴が航路を通す障害になっていました。ミリアリウムは開戦命令を受け、巣穴を除去する作戦を始めます。巣穴にビーコンを撃ちこみ、第Ⅳ級兵器でシーボーンを殲滅します。
 シーボーンは進化による適応と深海教徒たちの支援を得て、エーギル製の兵器に適応してきました。不用意にシーボーンの進化を早めないように、エーギルは使用する武器を厳格に制限してきました。アビサルハンターたちが銃火器を使わないのもそのためです。
 現在使用許可が下りているのは第Ⅲ級兵器までです。重力をコントロールして疑似的な真空を作り出して攻撃します。シーボーンたちはこの兵器に徐々に適応を見せており、航路計画ではミリアリウムに第Ⅳ級兵器が配備されました。シーボーンの細胞に働きかけ、アポトーシス(細胞の自殺)を導いて殲滅する兵器です。
 シーボーンたちは現在、深海から陸地へと急激に近づいています。大陸棚が巣穴で一杯になっていると言われていました。もう少しでイベリアへ上陸していくと考えられています。どんな目的があるのかはわかりません。
 シーボーンはウルピアヌスを巣穴に引き込み、シーボーンへの同化を促します。「初源」とやらが目覚めようとしていると彼に伝えました。いままで眠っていたファーストボーンのことを指しているのでしょうか。
 ウルピアヌスは急に陸地を目指すようになったシーボーンと、突然航路計画を発動させたエーギルの両方を怪しんでいます。何か裏があるのではないかと。

2-2. エーギルの接触とイベリア使節

 イベリアは航路計画を突然聞かされて驚きます。
 ミリアリウムが海岸線近くまでやってきて、イベリアへ連絡を行います。イベリアにとってはいままでずっと存在だけ認知していたエーギルが突然話しかけてきたのでビックリします。海の中の動きは外からは見えないですからね。
 エーギルが連絡してきた内容が、直通の航路を築くことだったのも心証が悪いです。隣国が航路を作り、軍隊が自在に移動できるとなると、侵略戦争を計画していると考えるのが普通だからです。
 クレメンティアはバイオドローンを打ち上げてカルメンと対話しました。航路計画の事情の説明をしたい、そのためにはミリアリウムに来てもらった方が早いので、使節を派遣してほしいという内容でした。聖徒カルメンもエーギルは傲慢だと憤慨していました。
 幸いなことにエーギルに行きたがっている人がいました。まず、ケルシーは裁判所と直々に交渉して正式な使節になりました。テラを守る使命を帯びているケルシーですが、エーギルには彼女1人の力で辿り着くことができなかったのです。待ちに待った機会でした。
 ケルシーはドクターを呼びました。ドクターは一部の記憶を取り戻しつつあるとはいえ、自分が海と関りがあることを知りません。
 裁判所を代表してジョディとアイリーニも加わります。特に、ジョディにとっては自身のルーツを探る旅となります。
 アビサルハンターたちは近海に潜って調査をしており、シーボーンの異常な動きが気になっていました。総戦略設計士だったグレイディーアも航路計画は聞いたことがなかったため、エーギルには何か変化が起きたのだろうということで帰郷を決めます。

2-3. トゥリアの失踪

 使節団がやってくる直前にミリアリウムで事件が起きていました。
 航路計画のデータエンジニアであるトゥリアが失踪するという事件が起きました。彼女は最近転職してきた技術者で、前は生態芸術創作所というところで深海藻類の培養を担当していました。
 トゥリアは航路とビーコンの信号システムに異常を発見し、ビーコン制御塔からデータをダウンロードしたあと、同僚のカシアに報告しました。しかしカシアは実は深海教会と関わりがある人物で、信号の異常は航路計画への工作によって生まれたものでした。
 カシアはエーギルという国に広がる絶望に国の弱さを見て、警鐘を鳴らさねばと考えています。深海教徒たちはそんな考えに賛同して協力していました。
 知ってはいけない情報を知ってしまったトゥリアは、循環システムの排出口におびき出されて突き落とされてしまいました。ちょうどそのときミリアリウムはイベリアの使節団を出迎えるために移動を開始しました。
 アビサルハンターたちは水中を自由自在に移動しますが、普通のエーギル人にそんなことはできません。トゥリアは絶望したでしょうが、諦めませんでした。目の前にいたシーボーンを食べることで水中に適応し、なんとか都市に戻ろうとしました。

2-4. アビサルハンターの帰還

 使節団がミリアリウムで歓迎を受けます。
 アビサルハンターたちは最後の戦いで全滅したと思われていました。それが突然3人も帰還してきたので、エーギル人たちはびっくりしたでしょう。嬉しい誤算ではあるのですが、信用できるかどうかわかりません。そこでグレイディーアを招いて闘智場で評議が行われました。
 評議はお互いの考えをぶつけ合い、ロジックで答えを導き出す知的な生産行為です。その中で、アビサルハンターたちはシーボーンになってしまうのではないかという質問があった際、ブランドゥスが助け舟を出してくれました。アビサルハンターはシーボーンにならないと、計画の第一人者として回答していました。
 ドクターはこの場を見学している際に、こっそりと忍び込んできたウルピアヌスと会話します。ドクターは自分がハンターたちの助けになれると伝え、初対面のウルピアヌスからの信用を得ます。航路計画とスカジには注意をしておけとウルピアヌスは警告します。
 ウルピアヌスは狂人号でグレイディーアとも接触しており、ファーストボーンは複数いるのだという情報共有を行っていました。彼はなんだかんだアビサルハンターたちを気にかけています。
 ケルシーはクレメンティアに正式に接触し、エーギルと陸上文明の協力の合意を取り付けようとします。クレメンティアはこの場でもウルピアヌスに対する懸念を示していました。彼を見つけて、何のために行動しているのか質疑応答を受けてもらわねばと。

2-5. トゥリア事件の捜査

 トゥリアの行方について。
 アビサルハンターになれなかったセクンダは、いまは海巡隊の指揮官の立場についています。海巡隊は軍の下部組織で、治安維持に努めています。アイリーニはエーギルのことをもっと理解するために、この事件の捜査に同行することにしました。
 セクンダが最初にカシアに接触した際、カシアはトゥリアを怪しむような発言をして、疑いの目を逸らそうとしました。ビーコン制御塔からデータをダウンロードしていたことが怪しく映ったため、調査は難航します。
 カシアの裏切りに気付いていた人がいました。アウィトゥスです。彼は先史研究所の研究者で、先史文明の映像記録を解読して「生活の死」という作品を出版しました。これがミリアリウムで大流行し、エーギル人たちは文明の滅亡を待つ先史文明の人たちの絶望に想いを馳せました。
 アウィトゥスは「知己」と呼んでいた友人が死んでしまったことをきっかけに人生に絶望しており、カシアが深海教徒と関わっていても見て見ぬふりをしていました。カシアは人々がシーボーンの脅威にさらされ、生存欲求が呼び覚まされれば絶望はなくなるだろうと考えています。
 セクンダがトゥリアを見つけるヒントをもらたしたのはルシーラでした。トゥリアと同時期に転職してきた彼女は、深海藻類のお世話に一生懸命なトゥリアのことを尊敬していました。トゥリアは困難な状態に陥っても諦めるような人ではないと指摘し、セクンダは海藻を育てていた場所を捜索して彼女を発見します。
 トゥリアはミリアリウムに戻ってくることができましたが、シーボーン化が進んでいました。意識はまだ残っていましたが、自分の姿がこんなにシーボーンになっているとは思っていなかった彼女は、自分の姿を見て驚いていました。セクンダは自らの手でトゥリアの命を終わらせてあげました。

2-6. ブランドゥスの計略

 ブランドゥスの暗躍について。
 グレイディーアたちは第37号営巣地の攻略に向かった艦隊の救援を行い、その後ブランドゥスに接部自動調節点をチェックしてもらおうとします。
 アビサルハンターが寝ている間に深海教徒が押しかけてきて、アビサルハンターたちを殺し、第Ⅳ級兵器を止めろと脅してきます。しかしグレイディーアは初めからブランドゥスを怪しんでいたため、眠ったフリをしていました。起きてきたハンターたちに深海教徒は退治されました。
 ブランドゥスは深海教徒と協力していたことを認めたものの、結果的にこの襲撃は彼への疑いを薄めます。ブランドゥスは1人でより大きな企みをしており、それはバレませんでした。
 ブランドゥスはグレイディーアたちの接部自動調節点をアップグレードしてくれました。ウルピアヌスの身に起きた偶然の事故を再現できるようになったのです。シーボーン遺伝子と人間の遺伝子はお互いを攻撃するのをストップして均衡するようになります。
 ブランドゥスは航路計画を利用して自分の研究成果を試そうと企んでいました。接部自動調節点の技術は人間の身体の内部だけでなく、マクロでシーボーンの侵攻を抑えることができるのではないかという仮説です。第Ⅳ級兵器はシーボーンに対する生物兵器のため、設定を書き換えて人間を敵とみなさいようにできるのではと考えたのです。
 ブランドゥスはこの研究を自分の身体を実験台にして試していました。そのため彼の身体はすでにボロボロで、死が迫っていることを理解していました。彼と一緒に細胞の研究をしていたウルピアヌスに自分の事業を引き継いでほしいと願っていました。
 しかしウルピアヌスはブランドゥスの頼みを即断ります。シーボーンには解明されない部分が多すぎて、奴らと共存共栄を目指すなど無理だと言っていました。ブランドゥスはウルピアヌスの錨で処断されました。

2-7. 第37号営巣地の異常

 ブランドゥスの起こした異常について。
 グレイディーアたちが営巣地にビーコンを投げ込みました。本当はこれを目印にアポトーシス兵器が撃ち込まれる予定だったのですが、ブランドゥスはこれを改造してしまいました。巣穴のシーボーンは人間やビーコンのことを味方とみなします。
 シーボーンたちはビーコンに取りついて増殖。ビーコン塔から異常な信号が送られ、シーボーンはミリアリウムの位置と防衛システムを把握してしまいます。上陸の足がかりを求めていたシーボーンはミリアリウムへと押し寄せていきます。
 接部自動調節点に細工がなされたグレイディーアたちは営巣地の中で眠くなってしまいます。最後の騎士がたまたま助けに来てくれて助かりました。
 ミリアリウムへ押し寄せたシーボーンは、ビーコン塔を営巣化します。ここが信号の発信地だったからでしょうか。ウルピアヌスは塔だけを都市から切り離せば、ミリアリウムはまだ助かると見込みます。深海教徒はこれを妨害しようとしますが、ジョディが奮闘して切り離しが行われます。
 第37号営巣地だけでなく、周りの巣穴も膨張しだして、周囲の巣穴はすべて繋がってしまいました。

2-8. マルトゥスとの問答

 シーボーンと一緒にマルトゥスもミリアリウムにやってきました。
 マルトゥスは約200年前にマントル遺跡を調査し、そこで失踪したことになっています。完全にシーボーン化した彼は人間の意識を保ちつつ、シーボーンを導く存在になっています。先史文明の滅びを知っているマルトゥスは、ケルシーと同じ目線で物事を見ています。
 ケルシーが一番知りたがったのは、なぜマルトゥスは人間を諦めてシーボーンに魂を売ったのかです。彼は人類が決断を前に憂慮してしまうせいで運命に後れをとるのだと言っていました。しかしその憂慮こそが人類の最も得難いところだとケルシーは反論。
 いずれ来たる文明の崩壊に際して、シーボーンこそが万物が滅びたあとも存続しうる強靭な生命だとマルトゥスは言います。眠れるファーストボーンを目覚めさせ、シーボーンたちをもっと進化させて月へ向かうのが彼の野望です。一方でケルシーは、シーボーンが文明を滅ぼしてしまっては意味がないとし、排除するしかないのだと言います。
 マルトゥスは源石のことも把握しているようでした。あらゆる命を保護するものだと。しかしケルシーとしては紺碧の樹も源石も何らかの変化をしてしまって破滅をもたらす厄災になったと考えています。
 シーボーンは元を正せば先史文明の計画の延長にあるため、ドクターが蒔いた火種を自分が守っているのだと言っていました。
 マルトゥスやシーボーンたちが急に陸地を目指しだした理由は、クリステンが阻隔層に穴を空けたからです。阻隔層が破られたため、先史文明を崩壊させた脅威がテラに降りかかることを懸念しています。
 マルトゥスはMon3trやクレメンティアに追い払われて逃げていきました。

2-9. 航路の開通

 意図せず航路が開通することになりました。
 ミリアリウムはシーボーンの攻勢に耐え兼ね、海面へと浮上することにしました。艦隊が交代で出撃してシーボーンに対抗します。イベリアの懲罰軍も助けてくれました。
 切り離したビーコン塔は海へと沈んでいきました。シーボーンが営巣地化して塔にエネルギーを注いだ結果、ビーコン塔に収められていたマイクロホバーマシンが起動します。マシンは何億台にも自己増殖し、シーボーンの巣穴の繋がりも利用して深海へと広がり、航路網を形成しました。
 シーボーンはマイクロホバーマシンを仲間とみなしているため、この航路網は攻撃されません。よってエーギルは当初の目的を達したと言えますが、マシンのエネルギー源はシーボーンのため、シーボーンを殲滅させることができなくなってしまいました。
 これは元々エーギルが想定していた通りの結果だったのか、偶然の産物だったのかはわかりませんでした。ブランドゥスの個人的な企みが影響を及ぼしていますが、彼の行動は補足されていたのでしょうか。

2-10. マルトゥスの狙い

 マルトゥスはスカジとウルピアヌスに接触して帰っていきました。
 マルトゥスはスカジの進化を待っていると言っていました。イシャームラはスカジの体内に宿ることを選んだわけですが、何を狙っているのでしょう。
 マルトゥスもスカジもイシャームラの血肉を取り込んだ仲間です。スカジは図らずもマルトゥスに親しみを感じてしまいます。彼女は動揺していましたが、ドクターが勇気づけていました。スカジはアビサルハンターであり、ロドスのオペレーターだと。
 この会話を街角のリトル・ハンディが見ており、クレメンティアが盗み聞きしていました。スカジの中にイシャームラが宿っていることはアビサルハンターとケルシー・ドクターしか知らないため、重要な秘密を知られたことになりました。
 マルトゥスはウルピアヌスの前にも現れました。ウルピアヌスはシーボーンの狙いを知りたいと思っているため、マルトゥスの信用を得て真相を聞き出したいと思っています。大群の一員になればすべてを教えてやろうと言うマルトゥスの言葉に従い、彼の後を追いかけていきました。果たして彼は正気を保ったまま真相に近づくことができるでしょうか。

2-11. ホラーティアとの会談

 ホラーティアとの会談が行われました。
 シーボーンの力を借りて航路が開通し、ミリアリウムと本つ域が通信で繋がりました。本つ域にいるホラーティアと、ホログラムを使って会談が行われました。
 ミリアリウムはシーボーンの攻勢に半月は耐えられます。その間に本つ域で艦隊が準備し、航路を使って駆け付けてくるまでに1週間ぐらいで済みそうだと言われていました。ミリアリウムは救われることになりそうです。
 ホラーティアは陸上文明に接触しようとしています。先史文明が滅亡した厄災を取り除くには、テラの本質を解き明かす必要があり、陸上文明に残る痕跡も調べなくてはいけません。しかし技術力に大きな差があるエーギルが接触すると、陸上文明にとっては脅威になってしまう可能性があります。ケルシーは慎重な接触を推奨していました。
 ホラーティアはグレイディーアの実の母です。一般的なエーギル国民は自分の子ども公共養育施設に預けますが、ホラーティアは珍しく自分の手で愛娘を育てました。グレイディーアが5歳のときにホラーティアにつけた傷が、いまも右耳付近に残っていると言っていました。
 ケルシーたちを人払いしたあと、ホラーティアはクレメンティアと密談をしていました。クレメンティアは航路計画が失敗してしまったと悔いていましたが、ホラーティアは必ず成功するのだと圧をかけていました。こういう人が一番怖いですね。隠し事はないかとホラーティアは尋ねるのですが、クレメンティアはスカジの正体を隠しました。
 本つ域でホラーティアは深海教徒の調査を徹底的に行うと言っていました。ブランドゥスを支援した人がいるだろうということで。

2-12. 次の行動

 エーギルの次の動きについて。
 ケルシーはホラーティアに慎重な行動を促していましたが、エーギルは直接陸上文明に語り掛けてしまいました。エーギルが収集してきたテラのデータを送りつけ、エーギルのもとの団結を呼びかけました。各国がどのように反応するかは、今後のイベントで描かれそうです。
 念願の航路が開通したので、エーギルは中断していた事業を再開しようとしています。そのうちの1つがテラの裏側の探索です。地図にないエリアは海が広がっているらしく、艦隊を組んで冒険しようとしています。
 アウィトゥスはカシアを見逃した件では罪に問われませんでした。しかし自責の念を感じた彼は、エーギルのために冒険に出ることにしました。ミリアリウムを守る戦いでジョディの活躍が印象に残ったアウィトゥスは、彼も冒険に誘いました。
 ジョディは返答に迷っていました。長旅に出てもOKと聖徒カルメンからは許諾が出ましたが、ジョディは冒険に出るでしょうか。
 クレメンティアはアビサルハンターの研究を接収しました。ハンターたちが全滅して計画は終わったかと思われていたのですが、実は秘密裏に続けられていたのです。ただ、その後新たなハンターが生まれることはなかったようです。
 クレメンティアはスカジとドクターが謎を解くカギだと言っていました。スカジはファーストボーンの謎に、そしてドクターは万物の滅びの謎に繋がります。ケルシーはそれを否定はしませんでしたが、2つが自分で選んだ道でなくてはいけないと言っていました。
 ケルシーはまだまだ海で知りたいことがあるようで、本つ域を訪問したいと言っていました。そのときはクレメンティアが案内人を務めますよと言ってくれていました。いつかは本つ域を訪れるイベントが展開されるでしょうか。楽しみですね。



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