2021年12月9日開始の期間限定イベント「灯火序曲」のストーリーを考察します。
テーマ
オムニバスストーリーイベントは複数の小話で構成されます。それぞれは独立した物語ですが、共通となるテーマが設定されていて、横の繋がりを感じられます。今回自分が感じたテーマは2つ、「予兆」と「旅」です。
「予兆」について。英語版のタイトルは「Preluding Lights」、直訳すると「前触れとなる光」というような意味です。日本語タイトルの「序曲」のニュアンスも含めて、何か大きなことが起きる前の前触れとなる物語が多かったなと感じました。
「旅」について。ストーリーの閲覧は「旅行記録」、イベント内で集めるトークンアイテムは「国際旅券」と、旅をモチーフにイベントが設計されていました。オムニバスストーリーの中でも、誰かが旅をするというお話が多かったです。イベントの顔であるカーネリアンが遊学の途中ということもあるのでしょう。
1. 大地粉砕
イベントの主役となるオペレーターが設定されていないお話でした。物語の中にもプレイアブルオペレーターが一切出てこないという、過去のオムニバスストーリーイベントを見渡しても類のない異色のお話でした。
主役はレユニオンを抜けて錆槌(ラスティハンマー)の一員になろうとしているガレスとイラです。彼らを試そうとする錆槌戦士と、ガレスを追いかけてきたウルサス兵士も登場します。
3者は上図のようにラベリングできると自分は考えました。テラの大地の弱者の象徴である感染者の2人、国家や文明の象徴であるウルサス兵士、そして文明に属さずに荒野で力強く生き抜く錆槌の3つです。
錆槌戦士は「文明は弱者たちを恐怖と秩序で支配しようとする」と指摘し、「自分たちは文明への復讐者である」と宣言します。この考え方をウルサス兵士は野蛮だと一蹴するのですが、結局ガレスとイラは錆槌の一員となり反旗を翻すことになりました。
この物語の面白いところは、「錆槌が正義」「文明が悪」という描かれ方をしているところです。テラにおけるロドスの立ち位置は文明側であるはずなのに、錆槌が言っていることが正しいのではないかと思わされるだけの迫力を感じてしまうのですね。
「ケオベの茸狩迷界」で錆槌が初めて登場したときは、彼らはロドスや文明に仇を成す危険で野蛮な組織という描かれ方をしていました。以前と正反対の立ち位置で錆槌が登場していることに驚きました。
また、イラはレユニオンに入った理由を「自分を認めてやれる生き方をしたかったから」と語ります。レユニオンは弱者に生きる希望を与えられる組織だと思っていたのだなということが伺えて、これも面白い視点だなと思いました。
この「大地粉砕」という物語は、文明側にとっては危険なレユニオンや錆槌といった暴徒たちの正義感、そして彼らからみたときの巨悪たる文明という構図で描かれた特殊な物語でした。しかし荒唐無稽なことを言っているとは全く感じないのがお見事なところです。
テラという過酷な大地の上では、1つの景色を見るときも角度を変えれば全く違った物語を見ることができます。自分たちが行っていることは完璧に正しいのだと主張するのは思い上がりにすぎず、何が正しいのか迷い、もがきながら考えていってねとプレイヤーに考える材料を渡してくれたお話なのかなと感じました。
このあとの5つの物語はロドスに希望を感じることのできるお話が続きます。ロドスを神聖視することなく、ニュートラルなポジションから物語を見ていこうねと釘を刺されたような気分にもなりました。
2. 星火燦燦:ヘビーレイン
戦争中のミノスの村とサルゴンの部族の中間地点で倒れてしまったヘビーレインを、ミノス側のパラスとサルカズ傭兵が助けてくれるというお話でした。
サルゴンのお国事情は「帰還!密林の長」「オペレーションオリジニウムダスト」「遺塵の道を」などで立て続けに紹介されて、我々にもだいぶ見えてきたところです。
一方のミノスはまだイベントの舞台になっておらず、どういう国なのか情報がありません。唯一シデロカのプロファイルに記載がありますが、貿易都市コリニア、精神的な庭園アテヌス、武人の聖地ラケダイモンという3つの都市の名前が出てくる程度です。
ヘビーレインを助けたパラスという人物は、この村の指揮官であり信仰の女神であると言われていました。祭司と呼ばれているため宗教的な役割がメインだと思うのですが、軍人としての側面も持っていると思われます。ヘビーレインがパラスの武器を見て抵抗を断念したこと、結末のところでサルカズの殺し屋を倒したっぽいことを考えるとなかなかの実力を持っているようです。ミノスの英雄殿というところにいたというのは気になるキーワードです。
ヘビーレインはサルゴンのとある酋長の軍隊にいたころ、信頼していた親友に騙され、裏切り者として軍を追い出された過去があります。戦場やサルゴンから離れたいと言っていて、目的地もなく逃避を続けているようでした。
兵士の逃走というのは全体の士気にも関わってくることなので、基本的に許してはもらえません。ヘビーレインを始末するために1人のサルカズが雇われました。このサルカズはパラスと対決してやられてしまったようなので、ヘビーレインは二度パラスに命を救われた形になりました。いつかパラスにお礼が言える日が来るといいですね。
「星火燦燦」は灯火序曲のテーマ性をよく表した物語になっていました。旅を続けるヘビーレインを光に例え、ロドスに合流して大きな光の束になるだろうと締めくくられていました。救われない結末を迎える物語が多い中、このようなポジティブなお話は心に染みますね。
このあとヘビーレインはなんらかの形でロドスに拾われることになるのですが、拾われた直後のお話が実は過去のイベントで出てきていました。それが「戦地の逸話」のクロージャの回です。
ケルシーたちが龍門に向かう直前を描いたお話なので、時系列的にはメインストーリー2章の前ぐらいのお話のようでした。
瀕死のヘビーレインを拾ったロドスは、医療チームを結集して彼女の命を救いました。ケルシー先生は72時間連続で手術台に向かっていたそうです。相変わらずの化け物っぷりだなと苦笑いが出ます。それぐらいヘビーレインは危険な状態にあったということでしょうから、パラスと別れたあともほとんど何も食べずに旅を続けていたのでしょうか…。
身体は回復しましたが、親友に裏切られたことが心の傷になっていて、他者との関わり方が上手ではないということがヘビーレインのプロファイルには書かれています。立派な光の一員となり、これからも頑張っていってほしいですね。
3. 真偽怪談:ベナ
ベナのお話は「彼方を望む」のアイリスの回の続きです。今回明らかになったことも含め、アイリスたちが何をしているのか整理するところから始めます。
アイリスはメイベルという子供から預かった宝物のラジオを本人に返すべく、お城からロドスにやってきました。年月を経てメイベルはブリッシュシルバーというコードネームのオペレーターに成長していたのですが、チェルノボーグ奪還作戦の中で殉職してしまっていました。
ベナはアイリスがロドスから帰ってこないことを不審に思い、自らロドスに乗り込んできました。アイリスと話し合って、ベナもロドスの一員になることになりました。
アイリスとベナは子どもたちに声をかけて、保存が難しい宝物を預かり、大人になったらそれを返しにいくという活動を行っています。ベナの力を使うことで宝物は長期の保存が効くようになり、コータスの男性がお城に持って帰って保管をしているとのことです。
宝物を預かる活動はヴィクトリアに根付く童話に関連しているようですが、詳しいことははっきりとはしません。アイリスの回だけでふんわりと幕を閉じるお話なのかなと思っていたのですが、ここでも再び掘り下げがあったので、今後さらなる展開があるのかもしれません。そういう意味ではこのお話も「序曲」的な立ち位置だと考えることもできそうです。
「真偽怪談」のお話に移ります。キララがゲームで遊んでいるところにベナがやってきて、一緒にゲームをしました。
キララが遊んでいたゲームがたまたまそういうテーマだったということもありますが、彼女はベナに対して「怪談とは真相が分かると成り立たないのだ」という趣旨の話をします。この言葉がおそらくベナの琴線に触れたのでしょう。覚えておいてほしいことがあると言って、怪談を披露しました。
子どもを家に連れ込んで、人形のために魂を引き抜いてしまうお婆さんの怪談でした。これはベナがおばあちゃまに拾われたという実話と、ヴィクトリアに伝わる童話を下敷きにしているようですが、ベナの作り話も混じっています。アニーはおばあちゃまの家にあったものではなく、ベナ自身が作りだした人形です。
お城に引き取られたあと、図書館の本に書いてあったことを自身のアーツを用いてアニーを創り出してしまったとプロファイルに書かれています。そのことをお城の住人たちは不思議には思わなかったとも。なんとも不思議な世界観の人たちです。
一方のキララは単にベナの話し相手として登場したような感じでしたが、このタイミングで出てきたことには意味があるのだと思います。彼女は極東出身のエーギル族で、これは「遺塵の道を」で新規実装されたアカフユと同じです。
アカフユとキララのプロファイルを読むと極東の現状がだいぶ見えてきます。極東という国は日本の南北朝時代をモチーフにしていて、血を分けた兄弟が北と南に分かれて争っています。
キララは南側で暮らしていました。南の一部は海に面しているらしく、エーギル族が暮らしているとのことです。イベリアと違ってエーギル族は排斥を受けずに生きていけるようでした。極東の北側にはゲーム会社があるそうで、キララは戦乱によって新作ゲームが届かなくなることを心配しています。
「お城」の話だけでなく、極東の内部事情にも今後への予兆を感じます。極東はロドスから遠いのでイベントの舞台になりにくいのかもしれませんが、いつがイベントがあるといいですね。
4. 遺された灯台:アズリウス
アズリウスのお話はイベリアが舞台でした。「潮汐の下」で深く掘り下げられ、イベリアの内部事情もだいぶ見えてきましたね。この国は「大いなる静謐」という厄災が降りかかる前と後で全く違った国になってしまったということが繰り返し語られています。
「大いなる静謐」が起きる前にエーギル族はイベリアに住み着き、彼らがもたらした科学技術によってイベリアは大いに発展しました。イベリアの黄金時代です。この時代にアズリウスの祖先(アヌーラ族)はイベリアに連れてこられ、エーギル族のために実験台にされていました。エーギル族が海の怪物と戦うための、武器開発のためだと思われます。
「大いなる静謐」はイベリアの海岸線を破壊しつくし、灯台は光を灯さなくなりました。「災い」は禁忌とされ、口に出すことも禁じられてきました。グラウコスはアズリウスと2人きりのときでさえ、「災い」の話をすることができません。
イベリアの発展をリードしてきた様々な技術も「災い」によって失われてしまい、イベリアは国として没落していきました。失われた技術の1つが灯台の光を作るエネルギーシステムの基盤技術でした。潜入した灯台のエネルギーシステムを見て、グラウコスは源石とは異なるエネルギー源を用いているのではないかと言っていました。
イベリアは閉鎖的な国ですが、入国は難しい割りに出国は簡単と言われているため、イベリア出身のオペレーターは意外と多いです。今回のお話に出てきた人をざっと並べてみました。
アヌーラ族は身体に毒素を持つ一族で、毒素に先天的な抗体があるグラウコスはアズリウスの良き理解者です。今回登場したインディゴも毒に免疫があるようだと言われていましたが、単にドジなので何度も毒を受けた結果免疫ができたのではないかと言われていました。フィディア族はヘビモチーフなので、毒には強そうだなとは思いますが…。
グラウコスとウィーディはたまにイベリアの話をするようですが、2人の見ている国の形は全然違っているようです。アズリウスは「災い」の話を人々が口に出さなくなった結果、共通認識が形成されないのだろうと指摘をしていました。そうやって「災い」を忘れることが、エーギル族の望んだこととも。実際、グラウコスはエーギル族の歴史をあまり知らない様子でした。
陸に上がったエーギル族が数百年かけて忘れたかった恐怖とは海の怪物のことでしょう。ということはイベリアに降りかかる「災い」というのは海の怪物の襲撃ということでしょうか。
「遺塵の道を」でウルサスが対峙している氷原の悪魔は、人々が「知る」ことで強さを増すのだと皇帝の利刃が言っていました。海の怪物たちも同じなのかもしれません。「知る」ことで強くなるので、知識の伝承を抑制して、みんなで忘れようとしているのかも。
アズリウスは先祖たちの苦難を知ってなお、前に進もうとしていました。彼女の毒が倒すべき宿敵といつか対峙する未来に想いを馳せていました。海の怪物と直接戦う日がやってきたりするのでしょうか。このセリフも未来の予兆を感じさせるものでした。
インディゴの先生である灯台守りは、インディゴに特殊なアーツユニットのついた杖を渡しました。灯台のエネルギーシステムのようにこのアーツユニットもロストテクノロジーの1種のようで、大きなエネルギーを生み出せるにも関わらず仕組みがよくわからないもののようです。
インディゴの先生は「光の守護者」というキーワードに強く反応したことがあるらしいです。「潮汐の下」でスカジと対峙した審問官たちは「光」や「灯り」を武器にしているようなことを言っていたので、イベリアにおいて「光」というのは特別な意味を持っているように聞こえます。
灯台の光が同質のものなのかはわかりませんが、今後さらに深掘りされるのではないかと思います。全てを奪われたイベリアという国にも、細々と希望が受け継がれているということでしょうか。
「在りし日の風を求めて」のセイリュウの回で、エリジウムは故郷イベリアを退屈で抑圧的な場所だと評していました。いつか戻ることになるのかなあとぼやいていましたが、今回で見事にそのフラグを回収していきました。アズリウスたちが発見した灯台を、ロドスは基地として使うようです。
各地を放浪しているインディゴが仲間に加わり、光をもたらす灯台が新たな活動拠点となるということで、このお話の締めも灯火序曲のテーマに沿ったものになりました。
5. 異類:カーネリアン
カーネリアンがロドスと関わることになったきっかけから見ていきましょう。彼女のプロファイルに書かれています。
カーネリアンとビーズワクスが住むサルゴンの村の部族には、成人の儀式として諸外国を旅することが通過儀礼として設定されているとのことでした。お姉ちゃんであるカーネリアンは一足先に周遊の旅に出かけ、リターニアに至ったところでトラブルに巻き込まれました。
ホーエンローエ伯爵という貴族が感染者であることを偶然知ってしまい、彼の面倒を見ることになったのです。彼は一族の唯一の血脈です。丁重に扱われているのでしょうね。
ホーエンローエ伯爵はヒヤシンス伯爵とも呼ばれます。あだ名みたいなものでしょうか。当初は親子なのかなと思って読んでいたのですが、カーネリアンのボイスを聞いて同一人物のようだと気づきました。
貴族の従者はカーネリアンがいなくなったあとに"ヒヤシンス"と言い直していることから、悪口の一種なのかもしれません。
カーネリアンはホーエンローエ伯爵を助けてくれる企業を探し、最終的にロドスに援助を求めます。複雑な対立構造を持つリターニアの貴族の1つに肩入れをすることがロドスにとって悪影響を及ぼさないかと、ロドスの中では議論が巻き起こりました。結局、カーネリアンとオペレーター契約を結んでリターニアで活動してもらうことにして、ホーエンローエ伯爵の治療を引き受けることにしました。カーネリアンがボイスの中で「契約」とか「ウィンウィン」と言うのはこういう関係性だからですね。
ビーズワクスはカーネリアンに遅れて一族の試練を受けることになり、まずはお姉ちゃんを探してロドスに来ました。カーネリアンはビーズワクスを巻き込みたくないので、秘密の任務で長期不在にしていることにしてあります。ただ、ロドスに帰ってくることはあって、そのときは普通に会えるみたいです。
さて、今回の「異類」というお話は、カーネリアンのリターニアでの活動の一部を描いたものでした。カーネリアンはホーエンローエ伯爵の代行としてフォイエルバッハ伯爵との提携の協議に出向いていました。彼女はフォイエルバッハ伯爵の邸宅に飾られていた固体化源石結晶の精製品に興味を持ち、探りを入れつつ、双子の女帝を軽視しない方が良いと警告を発しました。
カーネリアンが何に対して警告をしていたのかは、その後のストーリーでわかります。フォイエルバッハ伯爵の領土には源石の採掘場があり、そこで起こった事故を労働者ごと消し去ろうとしていたのです。しかも事故のもみ消しだけでなく、彼が抱える術師団は感染者を捕まえて実験台にしようとしていました。
カーネリアンは術師が感染者の奴隷を連れていたのを見て、巫王の残した術を研究しているのではないかと疑っていたのだと思います。
感染者の身体を利用するアーツは、「在りし日の風を求めて」のマドロックの回でも登場しました。「ウォルモンドの薄暮」のあと、マドロックは付近の感染者市民を引き連れてカズデルに向かっていましたが、そこでリターニアの術師の襲撃を受けました。感染者の体内の源石をアーツユニットにするというとんでもない術は、巫王の残した遺産だと言われていました。
マドロックへの襲撃に関して、術師側に深い意図はなかったと言われています。ただ単に実験がしたかっただけなのではないかと。
巫王の支配に終止符が打たれたあとも、彼の持つ凶悪な力に引き寄せられてしまう貴族がリターニアにはいて、術師たちは密かにアーツを研究しているのだと思います。
巫王の暗黒の支配を、現在の統治者たる双子の女帝が打ち倒したという話はリターニアを語る上で必ず触れられることです。イベリアを語る上で大いなる静謐が外せないのと同じ構図でしょう。
巫王が塔に掲げた赤い水晶は夜を照らし、彼の逆鱗に触れると町1つがまるごと死体の山になったと言われていました。それに比べれば、双子の女帝は舞踏会で挨拶が交わせるぐらいには穏やかな人物ということで、貴族たちは生き生きと権力を充実させているとのことです。
絶大な力を誇った巫王を直接倒したのが双子の女帝ですから、普通に考えれば巫王よりもさらに強い人物による統治が行われているはずです。カーネリアンが女帝を軽視しない方がいいと警告していたのは、傍若無人でないからといって力が弱いわけではないということを忘れてはならないということだったのでしょうか。
今回のお話は追われていた感染者少女をロドスが助けて幕切れでした。この感染者少女は怯えながらも、他のみんなを年上でお姉さんである自分が守らねばならないという決意を口にしていました。カーネリアンはその勇気が気に入った様子でした。お姉ちゃん仲間として魂が共鳴したのかもしれません。
カーネリアンのプロファイルには、未来への布石が書かれています。リターニアの内部に深く足を突っ込んでいるカーネリアンから救援要請が届くとなれば、ロドスがリターニアの貴族たちの闘争に関わっていくということです。大きな権力を持つ貴族に睨まれてしまうとロドスも困ったことになってしまいます。今後ロドスはどのような形でリターニアという国に関わっていくことになるでしょうか。
6. 手紙:クリフハート
クリフハートのお話はイェラグの内部事情に突っ込むお話でした。初期から実装されているオペレーターたちの物語なのですが、イベントで本格的に語られるのはこれが初めてで、いよいよ来たかという感じでした。
シルバーアッシュ家はイェラグの三大貴族の1つですが、両親が政敵に殺害され、一時は大きく没落しました。長男であるシルバーアッシュはヴィクトリアで勉学に励み、カランド貿易で現代産業を一挙に手掛けることで巨額の資本を生み、再び三大貴族の座を確固たるものにしました。
長女のプラマニクスがカランドの巫女に選出されたこと、次女のクリフハートが事故で鉱石病に感染したことはいずれも政治的陰謀だと言われています。急進的なやり方で力をつけるシルバーアッシュ家が妬ましいのはわかりますが、陰謀が多すぎますね…。
巫女に選出されたことをシルバーアッシュ本人がストップをかけられるものだったのかどうかはよくわかりませんが、プラマニクスが巫女になったことをきっかけに3人の仲は壊れてしまいました。クリフハートは当時のシルバーアッシュの対応に不満があるようでした。
鉱石病に感染してしまったクリフハートはロドスに送られ、カランド貿易の社員であるクーリエとマッターホルンが護衛に付いています。シルバーアッシュとプラマニクスは初期からオペレーターとして実装されているものの、今回のストーリーの時点ではまだロドスとのかかわりは薄そうな様子でした。
クーリエとマッターホルンの他に、ノーシスとデーゲンブレヒャーという人物の名前も挙がっていました。今後登場してきてくれるでしょうか。
シルバーアッシュのプロファイルで、このイベントの続きに言及されています。クリフハートが受け取った手紙は、シルバーアッシュからドクターに宛てた招待状でした。このときドーベルマンやケルシーはシルバーアッシュを怪しみ、この誘いを受けることに明確に反対をしていました。
この件はアーミヤの意見により、ドクターに任せられることになりました。全責任を丸投げされたような形でドクターには同情しますが、シルバーアッシュはドクターには好感情を持っている様子なので、事態の進展はドクターのやる気次第だということは理解できます。
この事件は「雪山事変」と呼ばれているようです。今後、イベントとして展開してくれるでしょうか。いまから楽しみですね。
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