3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【アークナイツ】世界観考察:トランスポーターって何?

 アークナイツの世界観について考える記事です。今回はトランスポーターって何?というお話です。

トランスポーターと天災トランスポーター

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 テラの大地にはトランスポーターと天災トランスポーターという職業があります。2つは隣接する領域にはあるものの、詳しく見てみると異なる役割を持っていることがわかります。
 上図にトランスポーターを名乗っているオペレーターおよびイベントで立ち絵が出てきたキャラを並べてみました。彼らのプロファイルなどを参照しながら、業務内容と雇用形態について整理してみましょう。ストーリーの中で重要な役割を担うこともあるので、彼らがどういう仕事をしているのかは理解しておくと良いのではないかと思います。

トランスポーターの業務

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 トランスポーターの業務内容はクロワッサンのプロファイルに詳しく書いてあります。
 主な業務は2つあります。情報や手紙を伝達することと、荷物を運ぶことです。クロワッサンは怪力なので荷物を運ぶことの方が得意だと書いてあります。
 どちらにも運ぶにしても、我々の生きる現代社会と比べるとずいぶんローテクな印象を受けます。わざわざ人が出向いて運ばなくても、もっと効率的なやり方は無数にあるのではと思ってしまいます。
 しかしそうせざるを得ない事情がテラの大地にはあります。テラの世界の主要な都市は移動都市化されていて、都市そのものが動きます。そのため、都市と都市の間に道路を引いたり、電話線や光ファイバーケーブルを通したりできないのですね。
 移動都市化されているのは天災が来た時に走って逃げるためです。天災の恐ろしいところは源石が降ってくるということです。直撃した地帯は荒野になってしまいます。なので移動都市が滞在をしていない場所というのは、基本的に荒れ果てている危険な地帯です。
 都市と都市の間に情報網や物流網を敷くことが難しい上に、都市間を移動するには危険地帯を抜けなければならないという条件が重なり、トランスポーターという仕事に需要が生まれたのですね。
 「喧騒の掟」でバイソンが国際トランスポーター契約というものを結びたがっている場面がありました。

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 1つの国家内の都市と都市を繋ぐのではなく、国家と国家の間の橋渡しをするトランスポーターはさらに上級職ということでしょう。移動距離も長いでしょうし、各国の情勢の理解や、土地ごとの風土を知る必要があります。
 トランスポーターには受けた依頼をきっちり遂行するだけの生真面目さが必要ですが、都市間を移動するタフさ、強盗などに襲われたときに対処できるだけの戦闘能力なども必要になってきます。現実世界でトランスポーターに近い仕事はなかなか思いつかないですね。

天災トランスポーターの業務

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 天災トランスポーターの業務はトランスポーターとは少し異なってきます。プロヴァンスやツキノギのプロファイルに詳しく書いてあります。
 天災トランスポーターたちの大事な役割の1つが、天災を予知することです。気象予報士のような役割ですね。天災が降り注ぐ地点があらかじめわかっているからこそ、移動都市という概念が成り立ちます。予測不能で突然襲われてしまうものなら、都市が移動できても意味ないですからね。
 発生した天災をあとから調査するのも大事な仕事みたいです。何が起きたのかを記録することで、被害を抑えたり、次の予報へ活かすらしいです。
 天災がやってくることをどのように予知しているか、具体的に語られているところはあまりないです。プロヴァンスは自然現象の変化から読み取るということで、温度や湿度、風や雲の変化などから読み取ったりするのでしょうか。ツキノギはアーツを使っているっぽいことがプロファイルに書かれています。
 メインストーリー0章でチェルノボーグに天災が降り注ぐ直前、風が止んだり、巨大な雲が現れたりしていました。こういう兆候から判断していくのですかね。

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 天災トランスポーターの大事な役割の1つに、自分が予知した天災を人々に信じてもらうことも挙げられます。天災が来るぞ~とアナウンスしたのに、いつまで経っても天災がやってこなかったとなれば、ウソつき扱いされてしまいます。予報を外してばかりだとオオカミ少年になってしまうということですね。信頼は一朝一夕には得られません。じっくりと実績を積み上げていくことが大事なのかなと思います。
 ツキノギのプロファイルには、「天災の正確に予測した総数は、こちらの方々の二倍以上」というような記載があります。この天災オペレーターはどのぐらい信頼に足る人物なのか、ということはオープンな情報になっているのかもしれないですね。多くの人の生死にかかわることですから。
 人々に重要な情報を伝えるのが仕事という点ではトランスポーターも天災トランスポーターも同じです。ここが両者が同根である理由なのかなと思います。


トランスポーターの雇用形態

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 トランスポーターがどのような形で働いているかを考えてみます。
 オペレーターの中で数が多いのは、ペンギン急便の人たちです。ペンギン急便は表向きは運送会社で、社員たちは全員トランスポーターを名乗っています。龍門を拠点にしていて、龍門内の荷物を運ぶこともあれば、龍門の外に出ていくこともあるのでしょうね。
 アンジェリーナはオペレーターと兼業でトランスポーターを続けているとのことでした。そういうオペレーターは何人かいるようで、それぞれの土地勘に合わせて、任務にも行くし荷物も運ぶという兼業生活をしているのだと思います。
 兼業トランスポーターだけだとカバーしきれない土地もあるので、ロドスは専属のトランスポーターも雇用しています。ロドスと世界各地を行ったり来たりして、情報や荷物を運んでいるのでしょう。「在りし日の風を求めて」のエイプリルの回で語られていたことですね。

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 メインストーリーの中で、ウェイがウルサスのヴィッテ議長と連絡を取り合うためにトランスポーターを使っていた場面がありました。ウルサスに潜入していて、極秘で情報を伝達していたのでしょう。もはやスパイですね。元々の業務内容から派生して、こういう仕事をしている人たちもいるのでしょう。
 ケオベの茸狩迷界の中で、トランスポーターをお金で雇おうとする場面もありました。フリーで仕事をしながら、いろいろな人たちからの依頼を随時受けるという働き方もあるのでしょう。多種多様ですね。




天災トランスポーターの雇用形態

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 天災トランスポーターの雇用形態もトランスポーターとは少し異なってきます。
 上画像に載せているオペレーターたちは今は②の働き方をしていますが、昔は違う雇用形態だったという意味で分類しました。
 重要な役割の1つに、移動都市の移動の方針を決めるために天災を予知するというものがあります。国家や都市に所属したり、所属はしないけれど予報を提供したりするのは、天災トランスポーターの主要な働き方の1つでしょう。
 エイヤフィヤトラは火山の研究者、アーススピリットは地質学の研究者です。天災を直接研究しているわけではないのですが、隣接領域ということで天災に関しても知識があるのでしょう。天災トランスポーターとしても働いているとのことでした。
 レオンハルトは昔は鉱山採掘隊に同行して天災に関する助言をしていました。天災が降り注ぐ可能性のある地域や、天災が降り注いだあとの危険地帯に入る人たちの、リスクヘッジのために同行するというのも1つの雇用形態なんですね。


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 というわけでざっくりとトランスポーターとは何かということを整理してみました。オペレーター個々人の体験や、イベントで起きた出来事にフォーカスするともっといろんなことがあるのですが、概論ということでこんなところで終わりにします。


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