3度目のサザンドラ

元々ポケモンブログでしたがいまはゲーム全般について書いています

【原作勢目線】アニメアズレン9話感想-【希望】暗闇に光が差し込み

ネタバレ有です!!



 9話は日常回でした。残り話数が少なくなってきたので、緩いお話はこれでラストでしょうか?満を持してアークロイヤルさんが登場して盛り上げてくれました。

捕虜になった綾波(前編)

 綾波アズールレーン基地で目覚めるシーンからスタート。覚醒エンタープライズに吹き飛ばされたあの謎の海域からは脱出できたようですね。あの海域が一体何だったのかは説明してくれないのでしょうね。
 アークロイヤルが満を持して登場します。アズレンでも1,2を争うネタキャラなのに、いままで画面の端にしかいなかったこの人がついにセリフをもらいました。もったいぶり方が上手いですよね。画面の端にいるだけでインパクトがあるので、わざわざ喋らせなくても良かったということですよね。

 クリーブランドが「捕虜は丁寧に扱うのが決まりだからね」と言っていました。1864年に締結されたジュネーブ条約ですね。綾波アズールレーンの捕虜になりましたが、ラフィーとジャベリンが名ばかりの監視役になっただけで、ほとんど何の拘束もなく基地にいることになりました。
 リトルビーバーズとの絡みのあと、ラフィーが「誰も綾波のことを悪く思ってない」と言っていますが、コイツら本当に戦争をしているのかとツッコミたくなるぐらい平和です。ある意味、我々の世界で起きた大戦とは違うのでしょう。

ボロボロの重桜

 瑞鶴、時雨、夕立、雪風が捕虜となった綾波を思うシーン。綾波は捕まったのに、瑞鶴と翔鶴はあの状態から逃げることができたんですね。ちょっと信じられません。エンタープライズの覚醒が切れたとはいえ、相当な戦力があの場に集まっていたのに。
 瑞鶴は松葉づえをつき、翔鶴は腕を吊っていました。ボロボロですね。エンタープライズは艤装と船が傷だらけになっても本人に傷はありませんでしたが、この二人は本人にダメージがいっているようです。
 赤城は戻らず、加賀がひとりでオロチ計画を進めようとしているようです。オブザーバーが「あらゆる海を渡り想いを集めてきた」と言っていましたが、これは時空を超えて黒キューブを育ててきたということでしょうか。そうなのであれば、オロチはけっこう強烈な存在になりそうですね。

団子を食べる鉄血

 久しぶりに鉄血の皆様が登場。プリンツ・オイゲンの姉のアドミラル・ヒッパーが初登場ですね。同盟である重桜が揺れている中、出方をうかがっている様子。
 Z1(レーベ)が「妙に仲良かったもんな、おまえたち」とZ23(ニーミ)に言っていて、Z23が初期艦たちの輪に入るルートがまだ残されているんだろうかとびっくりしてしまいました。まさかフラグだけ立てておいて放置なんてしないでしょうね?
 ここで鉄血を出したということは、さすがにラスト3話では話に絡んでくるのでしょうか。実際扱いづらい立ち位置になってしまったとは思いますが、ここまでの扱いは不遇でしたからね。

ゴルフをやるロイヤルお偉いさんたち

 唐突にゴルフをし始めるクイーン・エリザベス、ウォースパイト、フッド、そしてメイド隊のみなさん。さすが優雅です。アニメ世界線のクイーン・エリザベスは本当に有能で、「なぜセイレーンは人類に干渉するのか。人類を滅ぼすことだけが目的ならこんなに回りくどいことはしない。カギとなるのはオロチ計画。」なんて言葉をゴルフしながらさらっと言ってしまう。フッドさんも流石についてこれているものの。
 セイレーンの目的という話題に触れてしまうとなると、人類の真の敵のお話をしなくてはいけなくなると思うのですが、どこまで突っ込む覚悟があるんでしょうね。あと3話しかないのに。
 イラストリアスは「恐れていたことが起きてしまいました」と言っていましたが、心の弱いKAN-SENが闇落ちする事象は頻繁に観測されるものなんですかね。はじめからこうなってしまう可能性が見えていたかのような口ぶりなので、過去にもそういう事例を見てきたのかと聞いてみたくなります。

捕虜になった綾波(後編)

 基地を離れて綾波とわちゃわちゃするシーン。いろんなキャラが出てきていましたが、ラフィーがベンソン級の姉たちと絡むのはアニメだと初めてだったかもしれないですね。パンケーキネタはエンディングに繋がっていたのがキレイだなと思いました。
 ジャベリンが綾波に「重桜のご飯はどんな感じ?」と聞いたとき、ジャベリンはご飯の内容を聞いたと思うんですよね。でも綾波コミュ力が低くて、回答が噛み合いません。「大人の人も、小さな子も、みんな仲良く、おいしく食べて、みんな同じなのです」。重桜もアズールレーンも同じようにKAN-SENが仲良く暮らしているんだなあという綾波の認識が、思わず言葉に出てしまったシーンですね。
 ちなみにアークロイヤルに迫られたグローウォームが頭突きで撃退するのは原作再現ですね。元を辿れば史実で砲撃ができなくなってしまったのでアドミラル・ヒッパーにわざとぶつかりにいったところから来ているスキルです。

荒んでいくエンタープライズ

 エンタープライズは念のため検査を受けたとのことでしたが異常はなし。覚醒とは何だったのかはわからず仕舞いです。自分でも制御不能な力なのに、「今は戦うしかない」とか言っちゃうあたりが本当にダメ。戦うことしか頭にないんだなあと。
 せっかくベルファストと一緒にご飯をとるようになっていたのに、夜はレーションだけの生活に逆戻り。
 ただ、綾波に対しては、自分も戦うのが好きじゃないと言っていました。海が怖いのと同じような意味ですかね。
 9話の副題になっている「暗闇に光が差し込み」ですが、エンタープライズは割と負の側に堕ちているので、光は綾波なんでしょうね。初期艦たちの絆がエンタープライズを更生できるのかがポイントになりそうです。

1話の再現

 最後は1話の再現をみんなで行うというシーンでした。エモいですね。ここが区切りだよという線引きに見えるので、ここから3話を使って最終決戦に入っていくのでしょう。わかりやすくて良いですね。


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【原作勢目線】アニメアズレン8話感想-【交錯】抱きしめて離さない

ネタバレします!!

 8話で描かれるテーマが、アニメ全体を貫く主題なのかなと思いました。戦うために作られたKAN-SENたちは、セイレーンという絶対悪に対しては躊躇なく戦えますが、KAN-SEN同士の戦いには疑問を持ちます。なぜ戦わなければいけないのかと悩みます。ですが、その悩みは兵器である自分たちの存在意義を揺るがす問いなんですよね。

KAN-SENたちの葛藤

 OP明け。ジャベリンとラフィーが綾波と遭遇したところから始まるエンタープライズの一人語りで、アズールレーンの世界観についての言及がありました。
 エンタープライズ:「かつて世界は単純だった。私たちは戦うための存在で、敵は外からの侵略者。そして、人類は追いつめられていた。」ここはいままでの説明に沿った内容で、人類は制海権を9割失ったと言われている時代のことを指しています。人類にとっては地獄ですが、KAN-SENたちは逆にいきいきとしていたのでしょう。兵器ですからね。皮肉なことです。
 エンタープライズ:「世界は過酷だったが、戦いに迷いはなかった。戦うことと守ること、その二つは矛盾なく、等しいものだった」。ヨークタウン姉妹はみな笑っています。
 綾波:「敵同士で何を言っているんですか!」「綾波たちはフネだから、敵と戦うのは当たり前なのです。」ジャベリン:「違うよ、私たち、そんな単純じゃない」。エンタープライズの語りと、対峙している状況が重なります。この場は夕立、雪風、時雨が現れ、重桜が引いていきました。
 KAN-SENは、目の前のものをひたすらなぎ倒す単純な兵器にはなれないのですよね。心があるから。

天城とつながるエンタープライズの精神世界

 エンタープライズ:「私たちを取り巻く世界は、いつからこんなにも複雑になってしまったのだろう。共通の敵を前に、なぜか私たちは互いに銃を向けあって。私は…なぜ…」。ここからエンタープライズが画面に登場し、真っ黒い世界で一本の桜の木を見ています。
 幼い赤城と加賀。仮面で顔を隠しています。エンタープライズが近づくと姿を消してしまいます。KAN-SENに成長はないはずなのですが...。

 そして天城が登場します。今度はちゃんと顔があるし、声も出せます。赤城が黒いメンタルキューブを使って天城を復活させようとしていたので、黒キューブの力を通じてエンタープライズと天城の精神が接触をしているのでしょう。
 天城:「あの子たちはまた思い詰めているのね。いつも二人一緒なのに、泣くときは独りぼっちで、不器用なのです、二人とも。」天城が元気だったころから、赤城と加賀はよく思い詰めていたとのこと。そのころから重桜の未来を憂いていたのか。なぜ泣くときは独りぼっちになるのか。見えているものがそのころから違っていたということでしょうか。
 天城:「あなたと似ています」と言われても、エンタープライズは天城のことを知らない様子。エンタープライズも不器用で、すぐに考え込んでしまう。
 天城:「でもつながっている。私たちはフネの記憶を宿して生まれてきた。時のかなたの遠い海、あまたの想いを紡いで」。私たちが生きている世界線であった大戦の記憶が、KAN-SENには一部流れ込んでいるという設定がゲームにもあります。ラフィーが比叡に執着するのもそれだと考えられています。
 天城:「どうか忘れないで、あなたに宿る、ヒトの祈りを。」ヨークタウンと同じようなことを言います。ヨークタウンはエンタープライズという名前に込めた想いについて話していましたが、結局は同じでしょう。エンタープライズというフネに対して、人々は平和を祈ったはずです。
 仮面が1つ沈んでいき、加賀はひとりでエンタープライズの後ろにたたずんでいます。赤城が倒れてしまったことを示していますね。

重桜の亀裂

 五十鈴、長良、陽炎、白露が登場。陽炎がけっこうしゃべりますね。幻でも見ているようじゃ。時雨は白露と姉妹なので手を取り合っています。
 暁、雷、電の暁型駆逐艦もそろって登場。吹雪もいますね。量産型セイレーンがすべて動きを止めてしまったようです。8話の至るところで海に沈んでいっている描写もあります。オロチとの接続が途切れたのかもしれないと推測する蒼龍。黒キューブがあれば動かせたのかも。
 翔鶴が一航戦のやり方に対して疑問を口にします。翔鶴らしい。これを堂々と言えるのは翔鶴だけですね。
 ベルファストたちの会話を挟んで、赤城の捜索終了を蒼龍が告げます。旗艦は赤城だったとのことですが、指揮系統の次点は蒼龍だったようですね。加賀ではなく。

ベルファストの哲学

 ベルファスト綾波と戦おうとしないジャベリン・ラフィーの様子を見ていました。
ベルファスト:「大いに悩むべきかと。悩むのです。状況に流されるまま、引き金を引いてはなりません。我々の力はそんな軽いものではないのです。私たちは戦うために生まれてきました。滅ぼすためではありません。」ベルファストはKAN-SENとは何かという一歩引いた視点からよく説教をしているように思います。すごく達観しています。

重桜撤退戦

 アズールレーン側が重桜の主力艦隊の位置を特定。士気は全然ないですが、間違いなく好機なので、戦闘の決断をします。ホーネット:「仕方ないさ、戦いだもの」。
 一方、翔鶴・瑞鶴をしんがりにして、重桜艦隊は撤退を決断します。出撃前に瑞鶴の後姿をみつめる翔鶴がエモいですね。
 綾波:「どうすればいいか綾波にもわからないです、でも...」。たぶん「でも」に続くのは、仲間が傷つくのは見たくないってことかなと思いました。このアニメだととびぬけて仲間想いなんですよね、綾波は。

セイレーンの狙い

 セイレーンもこの海域に来ていて、KAN-SENたちの様子を観察しています。暗黒海域にいたのはオブザーバーだけに見えましたが、テスターも来ているのですね。
 テスター:「つくづく面白いわね、人類って」KAN-SENって人類にカウントしてよいんでしょうか。どちらかというと作られた存在なのでセイレーンに近いような気もしますが。
 テスター:「争いを恐れながら、戦うことを選ぶ。度し難いほどに矛盾してるわ」オブザーバー:「彼女たちは、ヒトの想いの歴史を映し出す鏡。闘争こそが人類の本質よ」KAN-SENがヒトであろうとヒトでなかろうと、ヒトの想いを反映していることに変わりはないという見方ですかね。
 オブザーバー:「戦いはいつの世も、変わることはない」いままでエンタープライズやPoWが繰り返してきたセリフを、セイレーンも口にします。
 オブザーバー:「この子にはまだ役割があるわ」「エンタープライズのおかげで黒いメンタルキューブは膨大なデータを獲得したわ。計画には十分なエネルギーよ」「オロチが目覚めるわ」エンタープライズに撃たれた赤城の役割ってなんだろうと考えると、オロチ(=天城?)を復活させるいけにえにさせるということですかね?

翔鶴・瑞鶴 vs PoW・クリーブランド・サンディエゴ

 翔鶴型空母はかなりスピードが出る船だったのを活かしてるのか、高速で動き回り相手を翻弄する二人。コンビネーションもぴったりですね。PoWは冷静に砲撃をしていますが、クリーブランドはあまり戦いたくなさそうな顔をしています。
 数的不利のため広いところにいると狙い撃ちにされるので、氷山の間に逃げ込む二人。そこに待ち構えていたのは再び覚醒したエンタープライズ。ノータイムですさまじい数の艦載機を呼び出し、爆撃と機銃で一気に攻撃します。
 瑞鶴をかばう翔鶴。翔鶴の方が守るスキルを持っているので、きっとこういうことになってしまうのだろうなという予感はありましたが。。

ヨークタウンの負傷

 戦いの最中、エンタープライズの回想シーンに飛びます。ボロボロで沈みかけているヨークタウン。相手はセイレーンの大艦隊。過去の話のようです。
 エンタープライズ:「誰か教えてくれ、争いのない世は、はたして来るのだろうか」ゲームでのエンタープライズの勝利ボイスを彷彿とさせるセリフですね。ただ、アニメの世界線で答えてくれるのは指揮官ではなくセイレーンになってしまっています。

 オブザーバー:「その答えは、あなたが一番よく知っているでしょう?」エンタープライズ:「戦いはいつもかわることはない」何度も繰り返されるこの言葉。序盤のシーンでKAN-SENの取り巻く環境が変わっていったことが示唆されていても、結局戦いは変わらない。
 4つの旗が燃えて倒れます。一時は四大陣営がボロボロになるまで追い詰められたということでしょうか。

綾波救出劇

 艦載機をエンタープライズに突撃させる瑞鶴。機銃の発砲音がしなかったので、日本らしく神風特攻をさせたのでしょう。ですが、帽子が吹き飛ぶだけでエンタープライズ自身は無傷でした。
 背中から発艦させた艦載機で爆撃を狙うエンタープライズ。氷山をぶち破って現れた綾波が、艦載機をぶった切ります。本当に鬼神。このシーンのアクションは本当にすごくて見るたびに鳥肌が立ちます。
 正気に戻るエンタープライズ。運悪く次元の裂け目に飲み込まれそうになる綾波。ジャベリンとラフィーは助けるか躊躇するのですが、ベルファストが「行きなさい!」と背中を押してくれます。
 ラフィーが叫ぶ「自己リミッター解除!」はゲームで戦闘開始時に言うセリフなのですが、本来はもっとぼそっとテンション低く言うんですよね。あえてこんなに切羽詰まった叫び方にしているのがぐっときます。そもそも、ラフィーの戦闘シーンで聴けるのかなと期待していたセリフだったのですが、戦いではなく綾波を守るために聴けるなんて、本当にエモいことをしてくれますね。

 ジャベリンが氷山に錨を打ち込んでストッパーにするわけですが、この錨は突然出てきたわけではなく、ゲームの立ち絵に描かれているものを応用した形になっています。船なのですべてのKAN-SENが錨を持っているような気もしますが、ちゃんと原作を活かしているところに好感が持てます。特に改造後の立ち絵がわかりやすいですかね。


 膝から崩れ落ちるエンタープライズ。覚醒した反動が体に来たのか、自分がやってしまったことに対して精神的なショックを受けたのか。
 綾波は艦載機をぶった切って爆発に巻き込まれて、本当に危ない状況だったのにも関わらず、まず最初にふたりに「ありがとう、なのです」とお礼を言うんですよね。じーんときます。



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【原作勢目線】アニメアズレン7話感想-【死線】決意と、愛のために

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ネタバレします!!

 6話とはうってかわってシリアス展開となった7話。話についていけなくなる人も多そうだったので、頑張って気になる点をピックアップしました。わからないことはわからないですが、ゲームにヒントがあるものもあります。ゲームと一緒かはわかりませんが、自分なりに書いてみます。
 もちろん、全てがわからなくても楽しめるアニメになると思います。こういうのが好きな方は考えてみてください。

出撃の意図

 オープニング前は中盤で繰り返されるので、大きな情報はありません。
 オープニング後のパートではいきなりアズールレーンの大艦隊が出撃しているシーンから始まります。ユニオンとロイヤルの主力たちが集結しています。会話からは背景が計り知れません。
 一方、重桜の艦隊も出撃をしています。高雄:「時期尚早ではないか?」「オロチ計画も進まないうちにこれほどの対規模作戦」と言っているので、いずれは戦いが起きることは予期しているものの、いまはまだ早いと感じています。
 高雄:「赤城様は何を考えている」とも発言しているので、出撃の命を下したのは赤城で、その真意は伝えられていないということになります。愛宕:「黒いメンタルキューブを取り戻せなかったから焦っているのかもね」。愛宕も推論を言うしかありません。瑞鶴・翔鶴も分かっていない様子。
 黒キューブを取り返すつもりで赤城はアズールレーン基地を目標に出撃し、アズールレーン側がその動きを掴んだのでどこかで迎撃をしようとしていると考えるのが自然でしょうか。

黒海

 暗い雲に覆われたあと、謎の赤い光に包まれ、アズールレーンの艦隊は暗黒海域(と予告で呼ばれていた海域)に突入します。ゲームに合わせて鏡面海域にしなかったわけですが、鏡面海域では現実の海域とは違う人格が現れるので、その設定とちょっと合わなかったのかもしれませんね。


 オブザーバー:「お膳立てはしてあげたわ。あとはあなた次第よ、赤城」という言葉。赤城に届いているかはわかりません。
 海面に立った赤城は和歌の詠唱を始めます。

天つ風 雲の通い路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 僧正遍照古今和歌集
現代語訳「天を吹く風よ、天女たちが帰っていく雲の中の通り道を吹き閉ざしてくれ。乙女たちの美しい舞姿を、もうしばらく地上に留めておきたいのだ」

ちょっと差がつく百人一首講座 | 小倉山荘より
 KAN-SENたちを暗黒海域へと幽閉するシーンにぴったりの歌ですね。あくまで能力を発動するためのキーワードのようなものだと思うので、深い意味はないでしょう。
 クリーブランド:「何なんだよ、ここは」と言っていますが、ゲーム世界のKAN-SENたちはみんな鏡面海域を知っているので、ここが鏡面海域ではないのか、アニメの世界線では鏡面海域が知られていないのかどちらかですね。
 赤城:「私の海へようこそアズールレーン」。詠唱もしてましたし、赤城が意図的に作り出した海域のようです。

アズールレーンvsセイレーン&重桜

 フッド、エディンバラ、シェフィールド、ケント、リアンダー、ニューカッスルが前方へ出撃。後方で対空砲撃するのはノーフォーク、サフォーク、エルドリッジ。クリーブランド、モントピリア、デンバー、コロンビアがセイレーン艦を撃破したのち、伊勢と日向が襲ってきます。
 重桜艦隊もワープしてきて決戦の火ぶたが切って落とされます。飛龍:「この海域は何なのですか?赤城先輩は何をしたんですか?」蒼龍:「わからないわ」と答えているので、重桜のKAN-SENたちも平然としているようで実は何も知らずに戦っているのかもしれません。
 エンタープライズは完全復活といったご様子。加賀の飛行甲板に爆撃をしますが、甲板がキューブになり、そしてさらに艦載機へと変化して空中戦が始まります。エンタープライズ:「お前と赤城は裏切ったのだ、我々ではなく、重桜の同胞を!」加賀:「貴様に姉様の何がわかる!」アズールレーン側は赤城たちがセイレーンと内通していることを知っているのに、重桜の他の子たちは何も知らないという皮肉な状況なわけです。元気なエンタープライズと互角にやりあっているので、やはり加賀さんは強いですね。
 加賀を助太刀しようとした赤城に迫るのはベルファストFGOギルガメッシュみたいに背後の空間から副砲を出現させてしまう赤城。史実では副砲を積んでいたようですが、ゲームでは装備できないので新鮮ですね。
 ベルファストに気を取られて、まともに銃撃を浴びるエンタープライズベルファストと仲良くなっていなければこの不覚はとらなかったかと思うとちょっと皮肉ですね。艦載機の爆発に巻き込まれて海へと沈んでいきます。

エンタープライズの覚醒

 エンタープライズ:「私にとって海は…」と言ったのち、黒いキューブに幻影を見せられます。沈みゆく残骸の中、セイレーンの亡骸を横たえるコードGには、一瞬青い翼が宿って消えます。単に艤装を解いただけでしょうか。昨年のイベント「闇に堕ちた青き翼」を彷彿とさせます。
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 コードGと目が合って、自らの瞳が黄色く光り出すエンタープライズ。ちなみにコードGの目は黄色くありません。どちらかというと目が黄色いのはセイレーンたちの方。
 赤城:「あなたの想いは黒箱に宿り、大いなる力の一部となるのよ」。沈みゆくエンタープライズに放ったこの発言も謎で、黒箱はいま赤城の手の中にはないのに、なぜ黒箱に力が宿るのでしょうか。
 オブザーバー:「覚醒したわね。やはりあなたなのね。この世界でもあなたがカギとなるのね。エンタープライズ」。ここで「覚醒」という言葉を使っているのが重要で、ゲームで語られる「覚醒」とおそらく同じ事象が発生しています。まさかここまで言及するとは思いませんでした。

覚醒と素体

 「覚醒」はアズールレーンの世界観の根幹にかかわるので少し説明が長くなってしまいます。
 もともと、メンタルキューブをもとに作りだされたKAN-SENたちには、「素体」と呼ばれるオリジナルがいることになっています。オリジナルである「素体」に対してコピーは「駒」と呼ばれることもあります。
 ゲームでプレイヤーの仲間になるKAN-SENは「駒」です。「駒」はキューブをつぎ込めば量産が可能なので、ガチャで同じKAN-SENが複数被ることも、海域に敵役として同じKAN-SENが出てくることも、説明がつくわけです。
 セイレーンの目的の1つが、「駒」を「覚醒」させることです。「覚醒」すると「駒」は「素体」の持つ力を引き出すことができるようになります。言い換えると、「駒」の状態ではまだまだ弱いKAN-SENたちを、さらなる高みへと昇華させることができるのです。

 ゲームでは明言されてこなかったですが、コードGはエンタープライズの「素体」なのではと推察されてきました。もしかしたらアニメでそれが公式の設定に変わるかもしれません。世界観考察勢としてはとても熱い展開です。
 そしてさらに、セイレーンたちはコードGをもとにして作られたという設定があります。「この世界でもあなたがカギとなる」というのはそれをふまえての発言でしょうか。
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覚醒エンタープライズvs赤城

 エンタープライズは黄色の光柱とともに現れ、加賀を一瞬で打ち抜きます。光柱はあたりを飲み込みますが、よく見ると赤城だけは光から逃れています。暗黒海域は破壊されたようですが、光に飲み込まれたKAN-SENたちがどうなったかはわかりません。
 赤城:「あなたは何者なの?」と問うているので、今までのエンタープライズとは全く別人に見えるのでしょうね。赤城:「邪魔はさせないわ」と言っているので、何か目的があって暗黒海域を作りだしたのだと思うのですが、その真意はやはり読めません。
 赤城:「私の愛は時を超え、カミですら凌駕して、重桜を、そして姉様を!」最後何を言おうとしたのかわかりませんが、「守る」と言いたかったのでしょうかね。「カミですら凌駕する」はしれっと原作セリフで熱いですね。
 彼岸花は赤城というキャラの象徴としてよく登場します。彼岸に行ってしまったというニュアンスもあるでしょうが。傘をさしているのは天城姉様ですね。
 覚醒が解けるエンタープライズエンタープライズ:「そうか、そうだったんだ。私は海が怖いんだ」エンタープライズが海を怖がっていた理由は、ヨークタウン姉さんが負傷をしたからだという見せ方がされていました。しかし、このシーンで逆だと悟ります。相手を壊すことが怖いから、エンタープライズは海が怖い。

ゴースト天城

 7話にして初めてエンディング後のパートが作られました。天城に抱き着いた赤城の表情は、どこか幼げに見えます。昔にタイムスリップしたかのよう。そして振り向いた天城はのっぺらぼうで、オブザーバーの声で語り掛けます。「まだ終わってないわよ、赤城」。
 上手いつなぎ方だなと思いました。赤城は終わっていないということなので、おそらくセイレーンの力を借りて復活を遂げるでしょう。さらに言えば、天城を復活させるという願いは叶っていません。あの天城に魂は宿っていないのです。
 エンタープライズが覚醒したので、ここからセイレーン本体が動き出すかもしれませんし、赤城を使ってアズールレーン側に攻撃を仕掛けてくるかもしれません。展開が読めなくなってきましたね。


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リトルタウンヒーロー攻略:おすすめのヒラメキ解放

個人的なおすすめを紹介します。

ガッツ

 1ポイントで解放できるので迷ったらとりあえずこれを取っておくのが良いと思います。

アドリブ

 これだけちょっと特別扱いのアイディアです。ランダムなので使うのは難しいですが、最大強化すると出てくるアイディアが非常に強力になるので、上手く刺されば劣勢を一気に逆転できます。

なげつける

 最大まで強化すると1コスト3/2で、「ガチットしたときに相手のすべてのガチットに1ダメージ」を持ちます。全体攻撃は「いしつぶて」しかない主人公ですが、こちらも全体攻撃として機能するようになり、しかも1コストでガチットした瞬間にダメージが出るので、より使い勝手がよくなっています。ラスボスでかなり活躍するのでラスボスまでには強化することをおすすめします。

ぶっこわす

 1回強化するだけで、2コスト5/1で、「ガチットしたターン無敵」を持ちます。相手の中型ガチットを破壊しつつ、次のターンに残るというのが優秀です。「無敵」はあらゆる効果に優先するため、相手の「絶対ブレイク」に当たってもブレイクされません。

にんたい

 最大まで強化すると1コストで「自分のすべてのガチットを+0/+2して、黄色ガチットはこのターン無敵になる」となります。ぶっこわすのところでも書きましたがこのゲームの「無敵」は非常に強い効果です。しかも黄色ガチットは1ターンに何回でも使えるため、実質的な全体攻撃になります。

きあい

  最大まで強化すると1コストで「自分のすべてのガチットを+2/+0して、赤色ガチットはこのターン貫通を持つ」となります。「貫通」という効果は、オールブレイクすることなく相手にダメージを与えられる点が優秀です。決着をつけるターンがぐっと早くなるので、このゲームの敗因の1つである長期戦によるリソース切れを防ぎます。

たいあたり

 1回強化すると「ガチットしたターンに貫通を持つ」を得ます。「きあい」と同様に貫通が活躍する場面は多いです。

ばくちく

 1回強化しないとまともに機能しないアイディアです。未強化の場合、相手のガチットかガッツにランダムに3点なので、どこに飛ぶかコントロール不能です。1回強化するとガチットとガッツにそれぞれ3点になり、相手のガチットが1つしかなければ確定で3点出せます。


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ラスボス攻略のポイントをこちらに書きました。ネタバレしますので注意してください。
リトルタウンヒーロー攻略:9章ラスボス戦 - 3度目のサザンドラ

リトルタウンヒーロー攻略:9章ラスボス戦

 リトルタウンヒーローのラスボスの攻略です。9章のドラゴンになったトレン(デカトレン)の攻略です。カギとなる点をいくつか列挙していきます。

無限ガッツと自由移動

 相手のガッツは攻撃しても破れません。3人の別々の村人がいるマスにとまると自動で破壊されます。それぞれの村人は4マス以上離れたところにいるので、1回の移動では次のマスにたどり着けません。
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 無限ガッツをいかに早く壊せるかが勝負の分かれ目なので、「自由移動」を持つアイディアが非常に重要です。1人の村人のマスに止まったら、1回はサイコロで移動して、次は必ず「自由移動」を獲得するぐらいの心意気で臨みたいところです。
 ボスは主人公の移動を阻害するガチットを使うので、その対処も非常に重要です。移動で動けるのは4マスまでなので、行きたいマスが4圏内にあって、「自由移動」が獲得できていないなら、"あえて動かない"という選択も視野に入ります。
 無限ガッツが破壊されるとハートはむき出しなので、「貫通」のスリップダメージで破壊できます。オールブレイクを狙う必要はありません。「たいあたり」や「きあい」を活用しましょう。ただし最後の1個はガッツ9で守られています。

全体の流れ

 牧場→商業区→居住区の周りの順番に、マップそのものを移動して戦います。一度使ったマップには二度と戻ってこないため、そこにいる住人の力はすべて使ってしまって大丈夫です。そもそも同じマスに2回止まる余裕はないと思います。
 相手のハートを破壊したら強制的に次のマップに移動になり、そのときのガチットはすべてブレイクされてしまいます。しかし、「頭の中」やBPはリセットされません。移動のときはかなりリソースを削られるということを頭に入れておきましょう。
 牧場にはマトック、ティー、ソバがいます。商業区にはウオラ、ナッテ、ウィットがいます。居住区にはシプー、ネズ、ユウがいます。居住区では、この3人のマスにとまるとオヤカタやウィットなど他の村人も現れました(法則はよくわからなかったですが)

BPの使い方

 「ガッツに攻撃をしても意味がない」という新ルールが導入されるため、戦い方が根本的に変わります。オールブレイクをしてもアタックチャンスがないので、必ずBPが増えます。BPが異様に多いという経験を初めてすることになるのではないかと思います。
 しかしBPは6までしか貯まりません。頭の中をリセットするために必要なBPは2, 4, 6と増えていくので、BPがたくさんもらえると思って油断していると、リソースが切れて負けに繋がってしまいます。
 感覚的には早め早めの勝負を意識した方が良いと思います。カウンターや貫通持ちのガチットを使ってくるため、スリップダメージだけでこちらの体力が削られていきます。BPを使って、「自由移動」を獲得するためのガチットを頭の中で交換することも視野に入れましょう。

注意すべき敵のガチット

1.れんぞくかみつき
 6/4という大型スタッツで、ブレイクされると3/1が3枚出てきます。3/1のなかの1枚は、ブレイクされない限り主人公が移動できなくなる「くらいつく」が含まれます。6/4を処理したうえで、くらいつくまで処理をしないと移動ができません。対処を間違えると、移動ができなくなり、体力も削られるということになりかねません。
 どうしても移動がしたいターンであれば、攻撃力3以下のガチットでぶつかって、6/4を破壊しないという手もあります。
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2.やみのあぎと
 スタッツは0/3で、「カウンター(ブレイクされたら3ダメージ)」か、「絶対ブレイク」のどちらかを持っています。どちらを持っているか忘れずに確認しましょう。
 ぶつかって破壊されなかったら「くらいつく」に変化します。「やみのあぎと」から「くらいつく」に変化したターンは、「くらいつく」は攻撃に使われません。いいかえると、こちらから破壊するチャンスが限られてしまうため、移動を制限されてしまう可能性が高くなります。
 「わるあがき」でぶつかって「くらいつく」に変化させたあと、全体攻撃を放てば楽に処理できます。「くらいつく」に変化するとカウンターや絶対ブレイクは消えるので、カウンターのダメージを受けたくないという場合も、わるあがきでぶつかると良いと思います。
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3.かなしばり
 ターンの開始時に発動する効果です。主人公が所持しているガチットの中から、赤ガチット・黄ガチット・青ガチットが1つずつ使用不能になります。凶悪な効果で、ガチットを手元にためこみ、アドバンテージを稼いでいるときにこれがくると一気に劣勢になりかねません。かといって、「かなりばり」をケアするためにコストを余らせるのも悪手になりがちなので、ある程度割り切って戦うしかないと思います。
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有効なガチット

 「自由移動」が獲得できるガチットの管理は最優先です。
 上であげた「くらいつく」の処理のために、全体攻撃も重要です。「いしつぶて」と「なげつける」も意識して管理していきましょう。
 前述の通りアタックチャンスがないのと、タル・大砲・ニワトリが設置されていないこともあり、赤ガチットの価値が全体的に低いです。
 相手のガチットにダメージを与える「ばくちく」は、無限ガチットには効果がないため活躍が限られます。

ヒラメキについて書きました。
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リトルタウンヒーロー攻略:9章vsトレン1回目

9章の攻略です。簡単にポイントを書いていきます。

1.移動なし

 移動がないので「自由移動」関係のアイディアは効果なしと同等です。捨て牌として使いましょう。

2.村人なし

 村人はシプーしかいないので純粋に盤面だけを見ましょう。

3.リソース管理が一番重要

 アイディアを足してくれる村人がいないので、リソース切れが起こりやすいです。相手のガチットは無茶苦茶強いというわけではないので、あえて攻撃を受けてハートを削るという考えが必要になる場面が出てきます。
 ただ、後半は「阿鼻叫喚」というガチットでこちらのアイディアすべてにペナルティ(ブレイクされたら3ダメージ)がついたりするので、油断していると一気に体力を持っていかれます。シプーはアイディアを補充するだけでなく体力を3回復する効果もあるので、ここぞというときに使えると有利になると思います。
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4.無敵への対応

 「獅子奮迅」というガチットで、すべての相手ガチットが+2/+2され、1つが無敵になります。無敵を崩す手段が今回はないので、このターンは確実に受けに回ることになります。オールブレイクがとれないのでBPが貯まらず、リソース切れに繋がる要因になります。
 無敵がついたガチットが残るので、次のターンは相手のガチットが多くなりがちです。「いしつぶて」や「なげつける」など、全体攻撃を意識的に手元に残し、1ターン先の自分の動きをイメージしながら動いていくことが重要です。
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おすすめのヒラメキについて書きました。
yterapokemon.hatenablog.com


ラスボスの攻略はこちらに書きました。
yterapokemon.hatenablog.com

【原作勢目線】アニメアズレン6話感想 - 【羈絆】絆を繋ぐ、心を縛る

ネタバレ有です!!


 折り返しにしてお風呂回の6話。基本的に箸休めではありましたが、重要な情報を2つ入れることで、戦闘なしでも緩急をつけた回になっていました。ここからラストに向けてどのように風呂敷を畳んでいくか、とっても楽しみですね。

アズールレーン基地内にて

 エンタープライズがちゃんと食堂で朝ご飯を食べるようになっていました。ネバダアリゾナノーザンプトンエンタープライズに声をかけていましたが、ユニオンKAN-SENからエンタープライズは割と慕われているんですよね。エンタープライズ側からはあまり近づこうとしないのに。仲間から手は差し伸べられているのかも。
 初登場のキャラクターが何人か。レナウン、ロドニー、ネルソンというロイヤル主力3人組もこちらの基地にきているようです。クイーン・エリザベスとは一緒にいなかったので後発で追ってきたのでしょうか。
 「一人では食べきれない」とベルファストに言っていましたが、頑張れば食べきれるけど一緒に食べたいということだったらエモいですね。
 その後は新キャラがたくさん登場。コンコード、リッチモンドサセックスシュロップシャー、ラングレー。特別強い子はいませんが、戦力が増強されています。一方、コロンビア、モントピリア、デンバーは頼りになりますね~。史実では4人でソロモン近海の制海権を守り抜いた武勲艦たちです。

黒いメンタルキューブ

 わざわざ黒キューブが装備箱に入っているのは原作ファンへのサービスでした。

 量産型セイレーンはオロチに操られていて、この黒キューブは補助に過ぎないとのこと。オロチは巨大軍艦と呼ばれていたので、普通の艦船よりも大きいらしいですね。
 「重桜自体が騙されていることになる」「赤城、何を考えているにゃ~」というセリフから、赤城ひとりが黒幕として疑われる場面でした。
 黒キューブに呼ばれたように感じて手を伸ばすエンタープライズ。気づくと見知らぬ海に一人。水面が鏡のようになっているので鏡面海域のようなものと捉えるのが自然そうですが、背景がやたらと綺麗なので、ゲームとはちょっと違いましたね。そして水面が反転してエンタープライズの姿が変わります。原作をやっていれば御馴染み、謎の存在コードGですね。ゲームと同じ構図での登場です。

 コードGについてはこちらに簡単にまとめています。
yterapokemon.hatenablog.com

重桜

 こちら側も初登場キャラがたくさん。初春、雷、電、神風、松風、谷風、磯風。そして榛名、朝潮、霧島。加賀に髪飾りを買ってあげる赤城は、優しいお姉さんそのもの。先ほどまで疑われていたのを否定するかのような演出です。
 睦月型駆逐艦、実装されている分は全員ですかね?睦月、如月、卯月、水無月、文月、長月、三日月。長月のビーコン(ブザー)まで原作を拾うとは感服です。

 ここでも赤城は完璧なお姉さん。これは本性なのか演技なのか。「あの子たち、ずっと一緒にいられるといいわね」も、意味深すぎますね。

明石商店

 マッチレス、ポートランド、オーロラは初登場。そして赤、青、黄のスキル上げアイテム「教科書」が赤だけ少ないのも原作再現。赤スキルを持っているKAN-SENが異様に多いので、常に赤だけ足りなくなります。
 そしてエンタープライズベルファストの会話が始まります。
 「まるでヒトの街みたいだ」「私たちはヒトですよ」。言い切っちゃうベルファスト
 「エンタープライズ様に必要なのは、ココロの優雅さでございますね」。エンタープライズはわけがわからないなと言っていましたが、僕にもわけがわかりません
 「メイドはともかくとして、新しいことを始めてみるのは良い考えだと思います。趣味でも、なんらかの仕事でも、戦い以外の何かを」「私にとっては、難題だな」「何事も挑戦ですよ。人生はいつだって冒険なのですから」。ここは割と核心に近いセリフ。enterpriseには冒険心という意味もあるので、ヨークタウン姉さんが言っていた「あなたの名前にヒトが込めた想い」に繋がるセリフですね。
 「多いにお悩みください、そのために私たちは、ヒトの形を得たのですから」。これも面白い発言ですね。悩むためにヒトの形を得た、と。たしかにフネのままでは悩めません。KAN-SENは殺戮兵器ではないということですよね。
 そしてこの言葉がそのまま思い悩むジャベリンの姿へと繋がっていくのも良い構成でした。

お風呂

 シェフィールドのところ、BGMすら止まるの面白かったですね。コロンビアが立ち絵再現してるのも笑いました。
 顔周辺のアクセサリー類をなくしてしまうと本当に誰が誰かわからなくなるので、違和感満載ですが外せないんですよね。ただ、KAN-SENとしての力を操る部分だと強引に解釈するならば、外したくても外れない子もいるのかもと思ったりしました。
 あと、明石の頭に乗っていたのは4話ではぐれたオフニャでしょうか。いつの間についてきていたのか。チャールズ・オースバーンの頭に乗っていたビーバー(?)も謎でした。あとアークロイヤルさんは徹底的にしゃべらないのですね。声優さんいるのに。
 サービス回ではあるのですがラフィーの「みんな違うの当たり前、へんな人なんていない」が言いたかったのでしょうね。「ヒトの形を得たのですから」にもつながっているのかも。
 お風呂の後のシーンも含めて、サウスダコタ、エレバス、テラー、デューク・オブ・ヨーク、フィジー、ジャマイカ、シリアスが初登場でしたね。ロイヤルの主力はほとんどこちらに来ているようですが鉄血への備えは本当に大丈夫なのか。まあ重桜が宣戦布告をしてきた以上、まずはこちらに注力をせざるを得ないのかもしれません。

夜の海

 「海に呼ばれたような気がしてな」という冗談を言うようになったエンタープライズ、本当に少しずつですが変わってきていますね。ベルファストが出した飲み物、最初は何かとおもったのですがコーヒーにウイスキーを入れるホットカクテルですかね。その前のシーンでホーネットがヴェスタルに取り上げられていたのもこれでしょうか。
 「静かな海は嫌いじゃない」のシーン、エンタープライズが微妙に笑っているような描き方でした。6話にしてようやくここまで来たかと感慨深いですね。
 一方、重桜では加賀も海に想いを馳せています。赤城にもらった髪飾りを持って。「あなたと赤城、本当に同じものを見ているのかしら」「片思いって辛いわよね」。オイゲンはおそらく核心をついているので、加賀は動揺を隠しきれません。お酒は二人分あるのに、赤城はそこにいない。。
 「もうすぐ、もうすぐ会えるわ、天城姉さま」。折り返し地点にしてついに赤城の目的が明かされました。天城に会うこと。史実では関東大震災で竜骨が折れて建造中止になってしまった、赤城の姉になるはずだった存在。ゲームでは病気により他界している設定になっていますが、アニメでも一度亡くなってしまった彼女を復活させようとしているのでしょうか。

 また、ここまでくると1話や2話で赤城が加賀の体をやたらと気遣う発言をしていたのも伏線に感じます。誰かを復活させるにはそれなりの代償が必要になるはずで、加賀の体で肩代わりさせようとしているのではないかと。加賀はそれを知っているのかもしれませんし、騙されているのかもしれません。
 赤城の野望、エンタープライズの闇落ち、初期艦ズの友情の3つをエンジンにして、後半戦に突入ですね。